田舎暮らしの大地の住人は、最寄のメイン都市の便利な大型スーパーで、一週間に一度くらいのペースで買い物をする。
大地の住人は、全部オーガニック生活だと思われているようだが、残念ながらそうもいかない。
Bio商品(イタリアではオーガニックなどの商品をビオと呼んでいる)が無いものもあれば、経済的な面で、No
BioとBioの差が何倍にも跳ね上がる場合は、時を置きながら検討していく。
私はスーパーに行くと、特に袋にパックされた乾物や菓子類等、じっくりパッケージや後ろを読む。
時間がかかって仕方がないのだが、新しく質のより良い商品であれば、値段に応じてはそちらを選ぶ。
私の選ぶ基準は、添加物を含む使用材料の少ない商品、ピュアに近いもの。
ここ最近、Bio商品が増えてきたことに気が付く。
Bioを意識している人が増えてきた証拠であろう。
お惣菜屋やカフェスタイルなレストランもBioを謳うところが増えてきた。
嬉しいことである。
なぜBioの方がいいのか。
私が言うまでもない。
いわゆる「普通」といわれる商品は、遺伝子組み換えかもしれない、化学品種改良などから始まり、除草剤・殺虫剤・結実剤・化学肥料(速効性or遅効性、土壌or葉面など多様)で植物を化学化させて栽培し、その後、着色・保存・味調整をしているもの。
質より量生産で、毎年同じ味の同じ量を産出させ、生産者も消費者も安定する。
それに対してイタリアでいうBio商品は、無肥料もしくは有機肥料、成長は自然に任せ、害虫からは天然素材で寄せつけない工夫をし虫を殺さないよう栽培、その後も添加物が無い分、色も様々で保存期間が短い。
量より質生産で、天からの恵の濃厚な味を提供し、地球も体も守り一石二鳥。
生産者は化学に当てる費用は無いが、毎年味が違い毎年生産量が違う不安定な生活をせざる得ない。
私の考える私の言葉で二つの違いを述べてみた。
農業士養成講座で植物や剪定を学び・・・
オリーブをBioで栽培し純なBioのオリーブオイルを生産し・・・
ブドウをバイオダイナミックというBioよりもっともっと厳しく天体の動きにも従いながらワインを造る農園を手伝い・・・
小さな我が菜園にはカチカチの土壌でカンカンの太陽に当たりながら濃厚なトマトを育て・・・
さらに、除草剤・殺虫剤反対運動を起こしているローカルグループの情報が飛び交い・・・
知れば知るほど恐ろしくなり・・・
思い当たって考えると、戦後60~70年代の経済成長期に農薬の進化が恐ろしくあり、その後の被害者が80~90年代に続出し、植物も人間も病気を治す薬が競争で開発される現在。
その80~90年代、私の家族がバラバラに次々とこの世を経ったのは、栽培方法と食品添加物がかなり所以しているのではないかと強く考える。
関連記事『地球と体を守ろう会:農薬の危険性』で、農薬を触り・吸い・食べ続けているとどうなるか記述した記事があるので参考にして欲しい。
Dove c'è B*****a c'è casaでお馴染みのパスタ製造会社は、農薬検出量がナンバーワンであったことが報告された。
日本でもイタリアパスタでごく普通に手に入るであろう。
一昨年イタリアの記念切手にもなっていたD*****o社のパスタも農薬検出ナンバースリー。
残念だがトップテンに有名どころがズラッと並んでいた。
それに対してBioパスタでは、農薬検出量ゼロを記録した大手スーパーCoopのオリジナルBioブランドViviverdeヴィヴィヴェルデがナンバーワンであった。
その他のBioパスタからも農薬検出はゼロ、もしくは微量という結果。
頼もしい。
私が週に一度Coopに行って、割と安価に提供してくれるViviverde商品を選択していただけに嬉しい。
BioマークがないBio農家からの仕入れは農民を信用し
ローカル興しG.A.S.(Gruppod'Acquisto Solidale)などでBio商品を手頃な値段で買う工夫をし
スーパーでもなるべくBio商品を手に取るように心がけ
家ではできるだけ自家製に努め
さらに言うならば
病気にならないよう日頃から気をつけ
小さな病気はまず薬に頼らず薬草のチカラを借りるのも一つの手にして生活していけば
植物同様Resistenza Naturaleレジステンツァ ナツラーレ(自然な抵抗力)を持つ地球と体になるではないかと信じているし期待する。
それは、次世代への子を想うと、大人の私たちが教えていかなくてはいけないことの一つだと大いに信じている。
ママの買い物も教えていこうと思う。
*関連記事はこちら↓*
『日本人女剪定士の生み親 Corsodi Agriformazione』
『オリーブを囲む大地を守る その①農薬の危険性 OlivicolturaBIO』
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ありがとうございました。