早々と突然に現れた猛暑は
九月に入り予知する間もなく
さっさと駆け足で過ぎ去っていった。
20度前後の外気温。
日照りでほてったカラダには寒すぎる。
雨粒で大地は濡れる。
季節の変わり目、空の姿は様々だ。
ひんやりした風だって吹く。
日はもう秋へと傾いている。
私たちがわがままなのか、天気がわがままなのか。
私のオリーブたちは
色付き始め、膨らみ、目立つようになってきた。
この時期のオリーブの色は、うっすらとパステル調だ。
色とイイ、出来具合とイイ、私は胸がキュンキュンした。
オリーブ畑から見渡すパノラマを見て、少年は走り出した。
ようやく夏休みが終わった少年は
馴染み過ぎた家と親子の空間から
離れるのが寂しそうに登校した。
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