コレクションしたかったけど、唯一眺めることしかできないコレクション
記念切手集め。
一通につき2.40ユーロする国際郵便を
残念ながら節約することにした。
そして時代に乗って、チャットに添付することにしてしまった。
理由は、節約だけではない。
一年後に戻ってきてしまうことが、今も発生するからである。はぁ。
メリークリスマスとか良いお年をと挨拶しても
その日までに届くことは期待してなくても一年後とは。
戻ってきてしまうことが一番残念である。
私は、そういうわけで、ずっとクリスマスカードを年賀状のように
お歳暮のように、友や親戚、お世話になってる人なった人に
送り続けている。
今やリアルタイムなSNSやチャットがあるから
タイムとコストをみれば割の合わないことであろう。
受け取る側は、どう思うかわからないが
私はやっぱり紙となって世界を渡ってくる方が嬉しい。
友からの手紙もある意味私のコレクションだったりする。
写真を印刷しないと写真とは呼べないんじゃないかと思うように
手紙も紙に書かないと
手紙とは呼べないんじゃないかと思ったりする。
そう想うと、切手の値上がりは、私には悲しいことなのである。
少しでもたくさんの友に送った気分
受け取った気分を味わってもらおうと
2019年の12月1日にSanto Natale(クリスマス)の
記念切手が発売された頃
ネットで気に入った切手をチェックしておき
街の郵便局に出向いてチョイスした切手を紹介したいと思う。
記念切手の内容やグラフィックに興味の沸くものは
毎年たくさんあるから、選ぶのも一苦労なのだが
送る方の人数に合わせて、合計金額に合わせて調達する。
ほとんど日本行きは記念切手2枚では足りないことが多いから
すぐにポストに投函できない。
しかも、細かい切手はもう存在しないそうだ。
20セント足りないと、窓口で封筒に20セントと
記念切手を邪魔するように印刷される。そこも残念。
だから記念切手は送る用ではなくコレクション用みたいだ。
切手にも、もう値段は記されていない。
ランク付けでAとかBとか記されている。これも残念。
2019年はさすがレオナルド・ダ・ヴィンチの没後500年
ということもあって、レオナルドやメディチ家に関わるもの
フィレンツェの美術館などもあった。
これらはコレクションし甲斐がありそうだ。
もし旅行に来たら、記念切手を買うか
自分宛てにイタリアから送るのも思い出に残るかもしれない。
自分から自分へ。
メキシコやオーストラリアに行った時自分に送った思い出がある。
ヴィンチから最寄りの街は、渋滞で全然すすまなかった。
スーパーは人でごったがえしていた。
家族が集って親戚が集まって盛大にクリスマスを祝うイタリアは
食べることに関しても贈ることに関しても
伝統のクリスマスは、キリストの誕生とともに
とりわけ平和を願うのである。
私たち小さな家族は、クリスチャンではないけれど
なんちゃってクリスマスだけど、平和だけは願いたいから
この日は小さなテーブルで大きく平和と新年を願いたいと想う。
お歳暮のようなコレクション切手のクリスマスカードは
翌年来る年に届くことを予想するが
気持ちは平和の祈りであるから
四季のどこかで受け取れば私は十分である。
イタリアの郵便事情をこんな気持ちで構えるといいだろう。
世界の平和を祈って、Merry Christmas!
Buon Natale a tutti!!!!!
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『母のクリスマス les chanson de ma mère』
『イタリアからの手紙 Francobolli Filatelici 2017』
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