ヴィンチの住人、フィレンツェをしっとり歩く。
VinciヴィンチとEmpoliエンポリ(隣の大きい市)だけの休日(11月30日Sant'Andreaサンタンドレーア)、家族でほんの少しフィレンツェを散歩。
イタリアでは、各市町村に各々休日がある。
(Patronoパトローノ守護聖人が各地を見守ってくれる日なんだそうだ。)
そんな日は、稼動している街へ行こう。
今度あのクーポラの天辺に行こうね。
と少年に約束しながら、雨上がりでキラキラ光った石畳の上を歩いた。
時々フィレンツェを歩くのはいい。
フィレンツェに住んでいた頃を思い出す。
街の発見より、懐かしい気持ちでいっぱいになる。
フィレンツェの街はクリスマスにデコレーションされていた。
このシーズンの楽しみ。
街中がイルミネーション。
我が家もクリスマスデコを少年と製作中。
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ある土曜日の午後、フィレンツェの緑に囲まれた小さなTeatroテアトロ(劇場)でピアノとクラリネットのコンサートがあった。
今やファンである山口詠子さんの語る奏では、今回ピアノで演奏されても伝わってきた。
そして、細くて長い手の指から、あんなにリズミカルで時には静寂を音色で醸し出す町田さゆりさんのピアノ演奏。
クラリネットUgo
Garasso氏との共演、お二人の息の合ったピアノ連弾・・・
少年が「コンサートどうだった?」と聞く。
映画を観ているようだったよ。
映画の中に音楽ってあるでしょ。
木々の中を歩いていたり、会食をしている様子だったり、走っている様子だったり・・・
「うわー。」と少年は嬉しそうに、感想を聞いてくれたことに私も嬉しかった。
とてもリラックスしたフィレンツェの土曜日の午後となった。
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