大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

カテゴリ: 住アレンジ

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ある日、インスタのリールを次から次へとみていたら、エコロジー生活をしているというイタリア人女性(Elisa Nicoli)のリールがでてきて、彼女のプロフィールページにとんでみた。

イマらしくどれも編集動画でリール投稿だ。
どうやらそれに関する本も出版されているようである。

たくさんの方が似たような投稿をしていても、私の場合はイタリア在住なので、イタリアという国の組織の中で、生きていかなくてはいけない。
だから、この手の情報フィードは、日本での日本語の投稿より興味深々、私のSNSアルゴリズムはこの手に集中する。

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名はエコ・エッセイストとあり
グリーンクリエイターとも称し
地球と人類を尊重したいそうだ。

タイムラインをざっとみると...
メインは
ゴミにまだまださせないモノ
ゴミをつくらない方法
ゴミを分けるなら

そして
環境汚染を自らつくらない方法
つまり
ナチュラル洗剤などのつくり方
生活スタイル

ビーガンではないでしょうけど
ベジタリアンレシピ
などを紹介していた。

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興味があるからどんどんみるけど
どれもこれも
私の生活だった。

私はトスカーナの丘に魅了され
ヴィンチの丘で、今生きている。
ハッシュタグは、田舎暮らしだ。
イタリア語だとvivere in campagnaにしている。

でも、森の奥地で自給自足をするような根性はない。
息子はヴィンチの幼稚園から中学校まで通い、私は今まで近所の農家を手伝ったりして、地域の方たちと暮らし世話になっている。

だから田舎暮らしでも、ちょっと外を歩けば、ヴィンチの住民たちと、手を振って挨拶できる
集落と村を結ぶ丘の上を走る主要通りに住んでいる。

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その投稿の例をあげてみようとおもう。
例えば、ゴミの分別だ。

ここ数年気がつけば、イタリアきっと南北全国的に、ゴミの分別やゴミの出し方が規制強化されている。

≪ la raccolta differenziata 回収分類≫
vetro ガラス類
plastica プラスチック類
alluminio e metalli アルミや金属類
carta e cartone 紙や段ボール類
frazione umida o organica 生ゴミ類
secco indifferenziato 分類できないリサイクル不可なゴミ
rifiuti ingombranti 粗大ゴミ
rifiuti elettrici 電化系ゴミ
rifiuti speciali 特殊なゴミ


PLASTICAとカテゴリーされているプラスチックは、リサイクル可能なプラスチックをメインに、商品の表示にPLASTICAへとあればそちらへ、かといって全てリサイクル可ではなかったりする。

小物系おもちゃ的なプラスチックは、ほぼINDIFFERENZIATA(リサイクル不可なゴミ)
プラスチックだからといってPLASTICAにどんどんぶち込まない。

特に食品などの商品には、ゴミの分別表示が載っているのでわかりやすいだろう。という投稿。

表プラスチックでも裏アルミなんていう複素材は、リサイクル不可なのでINDIFFERENZIATAとなったりする。表示があるものは表示に従う。

例えば、牛乳パック系は
キャップ→PLASTICA
紙っぽい容器→紙(CARTA)

歯磨き粉のチューブってPLASTICAへとあるけど、実際のところリサイクルできないそう。
だったらアルミのチューブの方がリサイクルできるよ!とエコ・エッセイスト推薦。

歯ブラシだって、竹製品がナチュラル!と思いがちだけど、ブラシの部分がプラスチックだから結局どこにも捨てられず一般ごみのINDIFFERENZIATAへ。
最近だと、ブラシの部分だけ交換できる歯ブラシがあるので、それを薦めている。

色々あるけど、わからない人や間違える人が多いので、ゴミ処理場で作業員たちが分別しているレポート投稿もある。
私はだいぶ前に、テレビのレポート番組でみたことがあるので、人の手で分別されていることは知っていた。
それを知ると、思いやりの気持ちがうまれる。汚れたゴミを洗って捨てたり。

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着なくなった服の処分は、ネットで売ったり
イタリアでは、道端にある黄色い古着回収ボックス(宗教団体が運営しているCARITAS)の他に、ミラノなどの大都市では、HUMANAと書かれた古着回収ボックスにもね!と、団体の活動内容なども紹介していた。

もしくは、雑巾にしたり布巾にして、最後まで布を活用する

シミがついてていくらなんでもまた別のどなたが着るのはちょっと...というようなものは、千切って雑巾、なんていう古着の箱が我が家には常備。
パンツだって最後は雑巾となって役目が終わるのだ。役目が終わるとリサイクル不可なINDIFERNZIATAへ。

私のボロ布習慣は、幼少期おばあちゃんと暮らしていた頃からずっとだ。
こういう習慣は幼少期に身につくものだ。

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エコな洗剤は

PERCARBONATO(過炭酸ナトリウム)
漂白、除菌、消臭ときて、40℃以上(もっと。ほぼ熱湯でも)の湯に混ぜて(湯に混ざるとAcqua Ossigenata(過酸化水素)とCarbonato(炭酸ナトリウム)に分解されるのだそう)、ジュワ~としてる液体に汚れ物を浸す。
それに、Sapone di Marsiglia(マルセイユ石鹼=オリーブオイル石鹸)をさらにちょっと加えて洗濯すると、エコ・エッセイストはいう。

私は、ecoと書かれた洗濯洗剤か食器洗剤を加えている。
現在、自作オリーブオイル石鹸は勿体ないので頭から足まで使えるボディ石鹸に。

ACIDO CITRICO(クエン酸)
イタリアの硬水、石灰だって溶かしてしまう、キッチンや風呂場、トイレなどの水回り必需!
洗濯機に加えることで(柔軟剤のとこ)柔軟効果と洗濯機につく汚れ落とし効果。
臭いがないので、水筒やポットも洗える優れもの。

BICARBONATO(重曹)
漂白・除菌・消臭効果は無いんだって!ずっと除菌と消臭効果はあると信じてた。
重曹は研磨効果があるらしいので、洗剤的には、それらと混ぜて使うのだそうだ。
あとは、私は柑橘系が入る焼き菓子つくりに入れる。
歯磨き粉がきれたぐらいの間隔の歯磨き粉に。

私はついでに紹介させてもらうと
単品のCARBONATO(炭酸ナトリウム)と湯(ほぼ熱湯)で、油っこいキッチン用品やキッチン周りの油汚れや焦げ、めっちゃ落ちるので、試してほしい。

ちなみに、オリーブを搾油する所(フラントイオ)では、Carbonatoで洗浄し、Acido Citricoで、ステンレスの機械やタンクをこすらずピカピカにする。なぜなら、両方、効果抜群の上に無臭。

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私が何故、エコ洗剤にこだわるかというと

我が家は、元ワインセラーを一旦解体して、外観の雰囲気は残しつつ住宅に改築したので、住宅用の水道・ガス・排水などを設置するなど、敷地も大工事であった。

我が家はそういうわけでヴィンチの丘にある。
このように田舎で新築的な工事を行う場合、従来の野放し的排水法ではなく、現代の自然問題を生かした排水法を適用しなくてはいけない。

その排水設備を、イタリア語でFitodepurazioneという。
ググってみると、直訳ではないが、人口湿地と呼ぶようだ。

改築した我が家の下水は、一旦地面に埋まってるトイレ用廃水槽とキッチン用廃水槽に流れ、どれも汚水のみ人口湿地に辿り着き、人口湿地に植えてあるダンチクの栄養となり、そのダンチクたちが我が家の下水を浄化して、大地に放つという仕組みなのである。ちなみにトイレの液体ではない汚物は、バキューム業者に依頼する。

最近では、トイレットペーパーも別で捨てていたりする。

この排水システムを人口湿地で処理していると、下水を含む水道代がほんの少し免除される。

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それと、庭をもつ田舎暮らしをしていると、市で回収してくれる生ゴミORGANICAの他に、臭いが発生する動物系の生ゴミ以外の、野菜や果物の皮、庭の枯れ葉などは、自分でコンポストして自分で活用させるようコンポストキットが無料で(?税金の一部だね)市から配られる。

コンポストをしている家庭のゴミ税金は、ほんの少し免除される。

ゴミの税金は、住居人の人数と住居の面積数で計算される。

企業などはすごいだろうし、小さな会社たちだって割に合わないぐらいすごいのだろう。。。

田舎や自然にぼっとり捨てにくる人がいる。
小さなゴミだって歩いていれば見つけるよ。

ヴィンチの丘に捨てに来る人はたくさんいる。。。
ある日夫はそれをひとつずつ拾って回収場に持っていったら、困られたそう。市役所に届を出して、掃除会社に依頼するのだそう。

ゴミの回収は、各自の責任と税金の割り出しなので、個人名が登録される。やたらに自分のゴミ以外のものは持っていけない変な仕組みがあるので、助けられない場合もある。

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まだまだたくさん細かくあるのだが、インスタのリールで出会った彼女の投稿と私のヴィンチの丘エコ生活も混ぜて一部を紹介してみた。

イタリアでは、なかなかゴミを燃やす習慣はなく、むしろ焼却場は地域の住民は断固反対、大気汚染の心配をしているからである。

現在の日本の状況は知らないが、何十年も前から日本はゴミを燃やしている。ゴミ焼却場にはたいてい温水プールが併設されていた。
どんなにフィルターで煙が濾過されても、EUの人たちは納得いかないのだ。地球を温めることもいけないし、燃えることで出るCO2の排出も抑えなくてはいけない。

そしてリサイクルをしているとはいえその裏でもビジネスがあり、本当にリサイクルされているのかはなかなかに明らかにされていない。EUのゴミは処理されているのかと思いきや、東南アジアでゴミの回収ビジネスが生まれていたり。

毎日毎日必ず一個は出るゴミ。
各自各々にゴミの出どころと行方を認識して、ゴミを減らしたり出さない生活を心がけるべきだとおもう。

細かくて面倒なんだけどさ、ひとりひとりの気持ちと行動が環境保護をしていることになる。
これだって十分、自分にできることのひとつだとおもっている。誰にも見られてなくったって、ひとりだって、どこに行っても、自分にできることのひとつは、ゴミの処分。



* 能登半島地震、心よりお見舞い申し上げます。



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7月(2019年)の半ばだって過ぎていたのに
ムシムシしたグレーの空で覆われていた。

たった一泊二日だけだったのに
なんだか何泊もしているぐらい
この小さな島を知り尽くしたような気分になった。

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私は、直島を、イタリアの友やイタリアの雑誌や
とにかく日本人からの情報ではない、世界の人たちから知った。
日本にアートな島があると。

母国ニッポンのことを聞かれることがあるけれど
ニュースだって観光地だって
イタリアの田舎に住んでいると
フィレンツェの街だって遠く感じることがあるんだから
母国も遠い国に感じることが多々あり
答えられないことなんてしょっちゅうだ。

それでもここだけは次回絶対に訪れてみたいと
この世界の人がいうアートな島に近づく旅を計画した。

岡山の友を訪ねてワイン&オリーブオイル会をしたり
小豆島でオリーブ関係のアルバイトしたいと妄想したり
結局、旅行と2社オリーブ農園の視察ができたけど
海岸沿いだけではなく奥地も素晴らしそうだということがわかって
また訪れたい場所となり、移住者さんと知り合えたり
そして、直島の次は四国に渡り
フィレンツェシスターズの実家周辺の発見をして
ここでもワイン&オリーブオイル会を開いてもらって
最後に、広島へ渡り、イタリアの中学校で学ぶ戦争について
語り続けていかなくてはいけないその大惨劇を
現地にいって親子で学びたかった。

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直島へ渡ったのは、小豆島から高速船で渡った。
国民宿舎で、直島行き船の情報をキャッチしてもらって
出航する港まで送ってもらった。

シチリアのカラフルな馬車の荷台みたいなのがあったバール付き待合所が
バックパーカーが集まってきそうなユースホステルみたいなところで
均一感のないソファーや家具、散らかった感じが
やたらアットホームで、親近感が湧く待合所だったけれども
誰もいなかった。

待てども待てども乗船客とか船さえの動きもない。
しかし、国民宿舎の方と連絡が取れあっていたみたいで
出航する船は、別の港から出るということで
ぷっくりした小さなオジさんが、言葉数少なく
私たちを迎えに来てくれた。
なんだかイタリアを旅してるっぽくて
体が思い出した感じだった。

ジェット系の高速船だから、船内はバスのように狭く密室だった。
波しぶきが窓にあたって、のんびり感は一切なかった。

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直島の港は、さっそくアート化されており、近代的で
島民しか行き来しないような港とは大違いであった。
私は、伝統的な地元感があるほうが好きなんだけど
建築的にも近代化されていることで
都会っぽいシステマチックな雰囲気は信頼感がある。

イベント付きの長旅なので荷物が結構あった。
本当は、島の真ん中あたりの素敵な宿を
紹介してもらっていたのだが、満室だった。
サイトでみる素敵そうな宿を何軒か連絡したけれども
どれも満室であった。焦った。
素敵とか島中心いう条件を外して、港から1分の宿をとった。

島の宿は、ほぼどこも民泊で
おウチを観光客に貸している感じである。
木造(?)3階建ての最上階のお部屋を与えられたはいいが
昔ながらの階段は急傾斜で、歩幅が狭く危なっかしい。
重たい荷物を、宿を営む若カップルのお兄ちゃんが運んでくれた。

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最上階のお部屋の窓から、直島の屋根が見渡せる。
ほとんどが瓦屋根だ。

共同トイレに行ったり、出かける支度をしていると
イタリア語が聞こえてきた。
少年がいち早く「イタリア人がいる」と耳を欹てている。

交代で少年がトイレに行ったとき
廊下でそのイタリア人と出くわして
少年は「CIAO」と挨拶したらしいw
すると想像通り「アレ?!キミ、イタリア語しゃべれんの?!」となる。

イタリアのどこよー?と大人も興奮している。
ボクはフィレンツェから来てます、とヴィンチの田舎を省いた少年。
わざとトスカーナ風な発音を強調する少年。
そういうところがイタリア魂をもったイタリア生まれの子どもである。

で、その後、私もご挨拶したら
ミラノ在住日本人とミラノ出身イタリア人の建築家たちであった。
ミラノ在住日本人も、すっかりミラノ調アクセントである。
きっとこういう建築関係やデザイン、アート関係者が
世界から集まってくるのだろう。

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宿から1分もしないところに、島唯一のセブンイレブンがあった。
そこで飲料水や簡単なものが買えたのは便利である。

島内散策にレンタル自転車という手段もあったが
とりあえずバスに乗ってみることにした。
あの黄色いパンプキンバスに乗ってみよう!

日本は夏休みにちょうど入ったぐらいだったけど
日本人ではなく、ほぼ全員、中国の若者たちであった。

バスの中は、私たちと同じ顔をした中国の方たちで埋まって
バスの運転手は、シナリオ通りの英語をカタカナで指示していた。
私の日本語に嬉しかったのか
一番前の特等席w運転席の隣に陣とらせていただいた!

バスのオジちゃんに、島は小さいから全然歩けるよ、といわれ
乗り換えとなる地中美術館で降り
その先は、のんびり歩いていくことにした。

地中美術館だけは、オンライン予約のみ入館でき
無計画なアナログ旅人は、せっかくここまできたのに
地中美術館に入ることができなかった...

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親子はジメジメした曇り空の中
点々と存在するアートや美術館に向かって歩いた。

島は起伏があるので上ったり下ったりだ。
自転車では私は無理だったと思う。歩きで十分だ。
ビーチにも立ち寄れるし、自然をじっくり眺めることができる。

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直島は、建築家安藤忠雄氏の作品が立ち並び
ファンにはたまらない。
今こそオリーブを栽培したりしてるけど
そのもっと前は、こんな私も建築系を学んだ身である。
是非とも見学してみたい!

こんな小さな島に、コンクリート打ちっ放しの建物
緑の芝生、その向こうは海。
超ミニマリズムで永遠に続きそうな平面や直線
コンセプト通り、モノにあふれた社会で原点を見つめ
静かに思索する時間と空間と場所は
一瞬、直島にいることを忘れ、すべてがそうであったところ
そうとも思わせるし、直島伝統感のジャングルのような緑が
人工化されたことは、廃墟にならないよう観光を守るべき
そう見守りたくなる気持ちも同時に生まれたりもした。

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誰もいない透き通った海はイタリアの7月では考えられないことだ。
曇りだろうとゴロゴロしている人はいっぱいいるし
泳いでる人だっていっぱいいる。
どちらかというと一年中誰かがビーチにいるイタリア。
ヨーロッパの人だったら、2週間は同じ宿で
同じビーチと同じ道を歩いて、まるで地元民の休暇のように
滞在するだろう。
この島は誰一人そういう目的の旅行者はいないようにみえた。

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その家プロジェクトというアートプロジェクトは
空き家の古民家を改修して作品化させた家々で
ご案内してくれるのは島民たちであった。
誘導している若者もいたし、大人もいたしもっと大人もいた。

上手にリフォームされているので清潔感があった。
しかし、プロジェクト地区以外の住居区には
古民家を飲食店にしたりオシャレに活用されていたりもするが
やはり廃屋もみられ、現実っぽさも垣間見られ
ジャングル化した緑は、放置された時間が計れたものだった。

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親子は、セブンイレブンでビールとジュースと
この辺限定ぽいスナックを買って、漁船が停泊してるハーバーで
アペリティフをした。

私はギリシャでもそうやってビールとつまみをもって
アぺりをしていたことを思い出す。
あ、アペリだけじゃない、バックパーカーは
レストランなんかでご飯食べることは少なかったから
お惣菜を広げて、夕日を眺めながら呑んで伸びてたんだw

少年はいう。
漁船ハーバーでのアペリは思い出深いそうだ。
またあのパターンで旅行したいと何度懇願されたことか。

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直島に、銭湯があった。
そこもアートプロジェクトされているそうなので
男女分かれてひとっ風呂浴びに行った。
愉快な外装とインテリアは、銭湯の主まで愉快にさせるようだ。
弾んだご夫婦にお会いすることができ
一日が楽しく終えることができたとおもう。

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翌日、昨日バスで来たところを歩いて
見きれなかったところをみたけれど
歩いているところは昨日も今日も同じところであった。

これから私も世界の人のように
アートな島に行ったよ!
と建築家たちに伝言していこうとおもう。

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オリーブオイルとオリーブ栽培の専門家たちが立ち上げた
Olive Wellness社のウェビナー≪Olive Wellness社大学≫が毎月
オリーブを通して私たちの生活がウェルネスになるよう
役立つ知識・知恵・情報・価値観をシェアしよう...
なんともありがたやすばらしき趣旨で始まりました。


私は第一回目の「オリーブの剪定」に登壇させていただきました。
なぜかトップバッターがヴィンチより生中継でしたので
オリーブ文化のヴィンチの風景や生活などを
盛りだくさんにお話しさせていただきました。

オリーブの剪定では、トスカーナのオリーブの主な品種
トスカーナの主な収穫方法、トスカーナの樹形の歴史と理由
そしてズバリ枝の数や剪定の目的と順番などを
シンプルに伝えさせていただきました。


第二回の「オリーブの道①」では爽やか若社長様自ら登壇し
コロナ禍前のイスラエル訪問での資料をお見せしながら
まさしくも世界史(もちろんオリーブにまつわる)の授業のように
年表や地図を使ってご説明されており
メソポタミア文明だのローマ帝国だの忘れちゃってた私なんかでも
覚えてられるかは別としてw
とても分かりやすく進行されていたと思います。


次回のテーマは、オリーブのルーツを探る第二弾!
オリーブの道②」
~オリーブは"地中海"から"いよいよ日本"へ~
再び爽やか若社長が登壇されます!
どうぞ、お楽しみに。

Webinar開催日は、8月21日(土)日本時間16時~
詳細とお申し込みは下のリンクをクリック↓





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ブルーな島、清い島 Setouchi Region - Shòdoshima vol.1
親切な島、甘辛い島 Setouchi Region - Shòdoshima vol.2
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暑い、暑い。毎日暑い。
乾燥してても空気が熱い。
刺さるような直射日光は焦げるようでもっと熱い。

家でじっとしてるのが一番かもしれない。
暑い夏がまるで私のロックダウンのようだ。

午前、窓を全開する。
しかし、北東側の鎧戸は閉めっぱなし。
朝日が移動したら、思春期部屋だけ鎧戸を開けて
光をそそぎ、LED電球も電気はつけさせない!

猛烈に暑いときは11時頃には日陰で32℃を
センタラルヒーティングの温度計が示している。
私には限界気温で、外気温を遮断する目安温度だ。
猛暑・酷暑に達する40℃になる前に
32℃で手を打つのが田舎暮らしのエコ生活のの知恵でもある。
ちなみに去年までは31℃が限界気温。
だんだん体は慣れてくるのであろうか。

午後、窓を締め切っている間は、扇風機が一台ずっと回っている。
エアコンは設置予定の場所は確保してあるが取り付けていない。
きっと取り付けることはないだろう。
外気温がきっと38~40℃あっても
室内は30℃に保たれている。
我が家には十分である。お客さん来ないし。
それでも暑いけど、料理をしない限りまだいける。
8度も差があれば、やっぱりその差は感じるのである。
猛暑から帰宅する夫は、ものすごく差を感じるようだ。
玄関のドアを開けた瞬間、ただいまより
あぁぁぁと感嘆しながら入ってくるw

我が家は立て直しのリフォームをしてるけど
居間とキッチンがオープンスペースになっていて
通常いるこの空間の上は、隣のおウチのテラスで屋根がない。
だから直射日光が叩きつけ、熱くなる。
屋根の役割を学ぶ一つである。
寝室は、隣のおウチの下になるから、居間部とは異なる。

この暑いオープンスペースには、サンルームのように
いくつもの大きい窓に囲まれ、本当だったら開放感とか現代的とか
素敵感でいっぱいなところが、デメリットはそういうわけで
午後からの熱い日差しがメリメリと差し込むことである...。
そして、なにしろ現代的な鎧戸ナシ設計w
南側は、通りからも見える側だから遮光カーテンをつけたものの
西側は、他人が通らない位置からしてそれこそ開放感を求め
カーテンも何もつけてない無防備な丸出しw

しかし、直射日光を受け入れるのはあまりにも酷だったので
築2年目か3年目には、未来の藤棚をDIYったのである。
藤が成長するまで、藁シートを置いて日陰をつくった。
その藁シートをシーズンだけ敷いて
冬場は西側のメリットを有効にした。
取り外しが面倒だけど、、藁シートは何年も使えて経済的である。
そして、藁シートがあるとないでは、明るさも視覚も全然違う。

その藁シートを敷くだけで室内が3℃下がった。
今こそ、藤棚の三分の一藤が順調に成長したことで
またさらに1℃下がった。
緑効果って素晴らしい。
アリとか落ちてくるけど。

しかし、日本風にヘチマとかではダメなのだ。
湿気の多い気候のアジアの植物は、やっぱりアジア特有で
カンカン、カリカリの土地には全然合わないのである。
毎日水やりで手間が掛かる、暑すぎて成長がストップ
葉が小さい 、だから日陰にならない.....。
灌漑不要な木になる植物、フジやブドウなどが
イタリアには、そういうわけで適しているというわけなのである。
だからよくみかける。

猛暑の一日は長い。
18時になっても19時になっても
その32℃から下がらないことがよくある。
しかし、日が傾いてくると直射日光という点だけで暑さが減少し
窓を開けたってへっちゃらになってくるし
今度は風が通るだけで一息つける雰囲気なのである。

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たまに襲う雨は狂った雨が多く
恵みの雨なんだけど怒りの雨のような。
雨が降ってる最中は自由が奪われたようで
喜ぶことはあまりないけれど
雨が降った後には安堵が込み上げるのは私も植物も本音である。

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さて、とにかく暑いんだ!と言いたかったところが、藤棚の話へw
本題の、ギラギラと照っている自然農法の畑に植わってる
ワタシのトマトたちは、小さなほっぺを真っ赤に熱ほてらして
ぎゅっと木にくっついている。
このトマトたちは、果皮がパリパリと厚い。
そして、果汁はキューッと濃い。
しかし、プチっと小ぶりで、人は心配になる。
だって、見慣れてないんですもの。

自然農法は藁をいっぱい敷くから灌漑不要らしいけれど
ヴィンチの自然農法は、ある程度の水分は必要と判断。
それと、脇芽を除去する作業はもっと減らしてもいいかもしれない。
来年は、いつ降るかわからない天からの水だけに頼らず
貯めてある雨水を適度に与えようと思う。
なぜなら、トマトの実は小ぶりでも
どこにも負けないぐらい美味しいからいいのだけれど
木が枯れ始めちゃったことと
日差しが強すぎて花が焼けちゃったからである。
トマトに日陰用シートをかけてる畑をよくみかけるけど、あれだ。
そんな濃縮小ぶりトマトを摘みながら、来年の構想を練った。

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面積的に量的に少ないトマトたちだけど
本当に味だけは、濃厚で美味しい。
この濃厚トマトを食べたら、他が食べられなくなっちゃうほど
愛しいトマトたち。

暑さに耐えた熱くなった厚いトマトw
そんなトマトを猛暑には生で食べる。
火は使わない。・・ことが多い。
我が家の定番、パンにこすりつけて塩とオリーブオイルで食べる
Pane e Pomodoroパーネエポモドーロ
もしくは、ヒヨコ豆サラダに入れてもいいし
モッツァレラチーズと食べてもいい。

そんな食べ方を、もう少し前もって用意しておくととっても便利な
Sugo di Pomodoro Crudoスーゴディポモドーロクルード
生トマトソースは、火を使わずに簡単にソースとして使えちゃう。
トマトを細かく切って
ニンニクのみじん切りを入れて
バジルを千切りぐらいに切って
塩をふって
しばらく冷蔵庫で置く。
すると、トマトの汁がいっぱいでてきて味が染み込んでて
そのまま茹でたパスタを流水で冷ましてから和えて
オリーブオイルで仕上げるの。

写真は、小粒にしたモッツァレラチーズを入れてプロテインプラス。
このトマトの冷や汁ソースとルーコラサラダもイイ!
そのときは、食べる直前にあわせると、シャキシャキルーコラと
ベチャベチャトマトソースがドレッシングになって美味しい。
そう、生トマトドレッシングだと思えば、活用は増える。

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猛暑にはビタミンたっぷりのトマトはとっても便利。
毎日食べても飽きないし、食べ方が豊富で何しろ便利。
ヴィンチの家の族、トマト大好き!
だから我が家の畑は、トマトだけなのだ。
保存ができないほど食べまくる。
真っ赤なトマトさん、来年はもっと長生きできるよう工夫します。


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きっと私がいいたいのはこのことかもしれない。

エシカル消費。

Ethicalエシカル(倫理的)、イタリア語だとEticoとなる。

環境や社会に配慮することを表す形容詞として

近年使われるようになったそうだ。

どちらかというと消費者に向けた言い方だが

生産者だってほんの一つのことを生産しているだけで

すべては消費者なのだと思う。

私たちが消費しているすべてのものは

どこかで誰かが生産しているもので

魔法でポッと産まれてくるものではない。

どんなに安くてもそこには人の手が絶対に添えられているし

自然とは切っても離せない中で私たちの手に届く。

それは、過酷な労働背景、無残な生産方法、無駄な大量生産

膨大に出るゴミ、オゾン層を破壊するほどのエネルギー排出力。

安価な商品の裏を知れば知るほど

そのエシカル精神に恐ろしく欠けていて

その場の貧民や例えばオラウータン、虫でなくても

心が痛すぎて気が狂いそうである。

オーストラリアの火事も、野焼きや石炭つくりの想定内の火事が

その気候変動であんなに広がってしまって

コアラの悲鳴を聞いているだけで

たじろぐ幼い子どもを見ているようで目頭が熱くなった。

その石炭の輸出先は、日本だなんて・・・

そんな傷つけあって殺しあって産まれ溢れる産物で

私たちの衣食住は満たされているのである。

どの仕事も生み出すどこかの過程であると思う。

私は、食のほんの一つを生産するという世界に入るようになり

ますます生産することの厳しさという現実も知った。

その農業界が常に同じ量の同じ質の生産を

望む気持ちもわからなくもない。

それは、消費者がそう望むからである。

消費者がいないと生産者は生きていけない。

大量に産み出せば裕福にもっと快適に暮らすことができるのである。

過酷な労働をする人と現場にいないボスに分かれ

節約節約で労働環境や人権的保証はされないし

農薬や添加物を制限以内であれば使いたい放題だし

気候変動になって自分がやっていることがおかしくっても

政府がいいって言ってるから、というし。

そんなことをいう農民はまだまだいっぱいいる。

要はお金なんだ。

生産者はより儲け、消費者はより安く。


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先日少年が珍しくセールに行ってみたいというので

大きなショッピングセンターに親子で行ってきた。

少し前までは、幼い少年の服を買いに何度かセールを頼りに

チャンスを逃すまいと走ったが、最近ではもうここ何年も

その浪費家農民の子どもの古着が手に入るようになってから

セールに駆けつけなくても済むようになった。

サイズが子どもサイズを超え、私にも合うようになったw

だからセールは行かなくてもいいのだが、知っておくのはいいであろう。

これも一つの体験として、連れて行くことにした。

すごかった。ホント、すごかった。

何がすごいって、人ではなく服の量・・・。

「これ全部売り切れるのかなぁ。」

失礼だけど、この時代にこのデザイン?という商品も

かなりな安価で棚に無造作に置かれている。

少年は、お年玉を握りしめてきたけれど

限られた持ち金の中で無駄になりそうな

所謂無駄遣いに恐縮し始めた。

本当は、サッカーシューズが欲しかったようだけど

一年ももたなかったナイキのサッカーシューズを思い出し

現在使用中のサッカーシューズに留まることに決めた。

その代わり、どうしても欲しかった私はもう懲り懲りの

セールとは無関係のサッカーボールをお年玉で買った。

そして、私はセールになっていた夫のパンツを買ったw

「こんなに遠くまで来て、これだけだったね。」

しかし、吟味した時間は価値があったと思う。


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私は洋服やカバンなんかも手作りを試みるから

どれだけ時間がかかるか、どれだけ端切れが出るか

本職ではなくてもなんとなくわかる。

イタリアは布も服もつくる国だから

ヴィンチのそこらでもいっぱい工場がある。

しかし、その工場ではアジアンが住み込みでやっていて

ほぼ24時間稼働していて、人里離れた田舎でカタカタやっている。

そして節約したいのであろう、端切れを黒い塊にし

道端や畑に捨てていくことが多々ある。


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どうしたらエシカル消費精神をもつことができるのか。

その答えはただ一つ。

エシカル精神でつくられたものは、それなりの値段であることであり

その価値は人権と共存を守っている

と認識するしかないのではないかと私は思う。

エシカル精神が生産者にも消費者にもあれば

それは持続可能なサスティナブル能力に繋がるのではないかと想う。

自分ばかり利益に考えてはいけないということなのではないだろうか。


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この師走、路上に大量の粗大ゴミが山積みになっていた。

目に飛び込んできたイケるヴィンテージじゃないか!

まるでクリスマスのプレゼントのようであった。

我が家の椅子は、どれも粗大ゴミ。デコレーションも粗大ゴミ!

今こそヴィンテージが流行っているけど

'90年代のイタリアの粗大ゴミはヴィンテージだらけであった。

フィレンツェの街のゴミステーションが宝に見えたこともあった。


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物を大切にする精神、吟味する精神、選択の精神

優先順位をつける精神、アイデアをもつ精神、優しい精神

どれもこれもエシカル精神に繋がるはずだし

サスティナブル能力が発揮できる生活スタイルなんじゃないか

と私は想う。

この精神と能力は実は

とても節約しているしきちんと浪費だってしている。

どこかの本で読んだのか、下町に住む友が言っていたのか

江戸時代が一番すべてにあてはまっているって言っていた。

素朴で平和で。

江戸時代に暮らしてみたい!


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私の生活もかなりオーガニックやリサイクル、手作りが増えてきた。

農主がある時言っていた。

「オーガニック栽培ってお金はあまりいらないんだよ。」

その分パッションと労力と時間は必要だが。

道具なんかは少し値が張るが

修理をしてでも長く使えそうな物を買うようになった。

産物を手掛ける人たちの労力に感謝し生活を守り

私たちの暮らしも持続可能なエシカル精神で

素朴に公平で豊かになればいいなと

私はその江戸時代を想像しながら現代を想った。



*私がセレクトした過去の関連記事Best 3 Archivi Selezionati

サスティナビリティ力 Rifiuti Zero in Kamikatz

原始作造 Passato ed Oggi

ボクらは赤いトマトを摘みに Italian Tomatoes



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聞こえる?動いてる音。


え、どこどこ?


ほら、あそこから!

うわっ、見てー


ネズミが通った!


壁をはってたよー

ネズミじゃなくって、もっと大きい動物の音がする。


えー、何がいるのよー。


tenda nel giardino

我が家の目の前の土地は一つに見えて、所有者が三人もいる。

我が家の自然農法畑から始まって、他二人。


空き地となっているから、草ぼうぼうとなっている。


丘の上からの眺めると、空き地は自然を尊重しているようで

時に、お花畑になったり、蛍でいっぱいになったりする。


しかしやはり、住宅が近くにある場合、草ぼうぼうだと

ネズミなど困った小動物が集まってくるし

夏はちょっとした風で火が起こってしまったりする。




我が家の畑の隣の主が、ようやく草を刈ってくれた。


しかし、毎晩、庭で夕食をしていると

カサカサ・・カサカサ・・とまだ音がする。


夫と少年は、私より敏感で

音が聞こえるたびに、ウサギのように耳を欹てている。


Pane e Pomodoro

田舎暮らしの田舎の住居の田舎の排水は

プールのような槽の中に砂利を敷き

そこに池などに生えているようなアシやパピルスなどを植え

排水を浄化するエコシステムになっている。


イタリア語で
Fito Depurazioneフィート デプラツィオーネという。


水を必要とする植物たちは

田舎暮らしの住人の排水を吸って育ち排水を漉す。

そして漉された余分な排水だけ、大地に流れるのである。

だから我が家では、エコロジーな洗剤を使っている。




そのワサワサしたアシの中に

気になる音が聞こえてくるというのである。


何がいるのかなー。


22 ago 2018

ヴィンチの山、モンタルバーノにはイノシシがいっぱいいるそうだ。


夜活動するから、日中見かけることはない。

広大なブドウ畑を通りかかった足跡はよく見かける。


一晩に何十キロもイノシシは歩くそうだ。




先日、夜中の帰宅中、車の中から少年が

主のブドウ畑で大きなイノシシがブドウ食べていた!

と噂の暗闇のイノシシを目撃できたことに喜んでいた。


ボクがこの間ブドウを摘みに行ったところだ!という。




またしても先日、午前中水を汲みに行ったとき。


わーっ!

イノシシが倒れてるー!


きっと、水を飲みに来たところ、車に引かれてしまった様子。


おっぱいがいっぱいくっついてるメスイノシシだった。


大抵だと、イノシシの狩人なんか

しめしめと持って帰って食べちゃうらしいけど


今回は、粗大ゴミ屋さんがわざわざ収集に来た。


重そうだなー。


私より重そうだなー
(?!)


BBQ le verdure BIO

そんなヴィンチの丘にある我が家の庭で

テント体験をすることにした。


あの音は、いったい何なんだろう。


Rosticciana photo by YK
Photo by YK


友人家族もヴィンチの丘でテント体験をしにやってきた。

テント体験の前は、恒例のBBQで夏の夜に乾杯。


アントネッラのビオの野菜をオリーブの枝の炭火で炙って皮を剥いて

オリーブオイルと塩とニンニクで。


ニッポンジンは、焼きナスにはショウガとシソとお醤油だよね!


夫の得意の豚のスペアリブ、毎度完璧。


自然農法のトマトでパーネ エ ポモドーロ。


ワインは、主のバイオダイナミックワイン。


お肉以外は、ヴィンチ産。


brindisi photo by YK
Photo by YK


テントで朝まで爆睡できることはあまりない。


薄っぺらのナイロンは、夜の気流を中まで通す。


暑く感じたり、涼しく感じたり、蚊か虫がいるように感じたり。




清涼なヴィンチの丘の朝

テント体験の友人たちと

自家製洋ナシジャムのタルトで朝食。


la torta di marmellata di pera etrusca

遭遇するのかと期待していた音の主とは

テントで寝ても近寄ってくる気配は無かった。


未だ謎を残した夜の音。


ウサギファミリーではないはずよ


大きなネズミかな


ハリネズミかな


イタチかな


キツネかな


イノシシかな



謎のままとなった夏休みの自由研究

それでも思い出となった庭のテント体験であった。



*過去の関連記事はこちら↓*

夏至に Verde Crudo

男のBBQ Rosticciana

Vinciヴィンチの山、Montalbanoモンタルバーノ



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