1985年、イタリアに大寒波が来た。

夫は、15歳だったから記憶があるそうだ。

日本だと中三とかだから、覚えているであろう。

とにかく寒い日が続いたと記憶しているそうだ。

今から、33年前の話である。

sagoma di Olivo


その
1985年の大寒波は、記録的な模様だったそうだ。


農業養成講座でも、授業の中で触れた話題。


大寒波で、トスカーナのオリーブは

大打撃を受け、枯れてしまった。


その後、植え替えられたり、接木されたり。

だから、世紀的に生きているオリーブの樹は

生き残った・・ともいえるであろう。


私が管理しているオリーブたちも

若かったり、接木されたり。


オリーブに限って調べると

ー8/10℃までは耐えられるそうだ。

・・・・・・・・・。


1985年の大寒波は

1984年の十二月から寒波は始まり

一月の年明け早々、マイナス日が三週間弱続いたそうだ。

山の方ではー33℃

フィレンツェでもー22℃

なんていう数字を記録している。

Cielo sinificativo


そして
2018年二月・・・

春の気配だらけの大地では

春支度に向けて、剪定の真っ最中であった。


ところが、1985年を思わせる寒波が到来!

なんていうニュースが連日、報道された。

この寒波は、シベリアの方から流れてくる大気だそうだ。


日曜日、各地で雪が降った様子。

ヴィンチでは、雨混じりの霙は、風と共に横に吹いていた。


最近なかなか当たらない天気予報でも

マイナス日は、一週間の辛抱らしい。

ヴィンチの最低気温はー9℃、最高ー2℃

と予報されている。

Nevischio


お日様かまわぬ強風は、私たちに鞭を打っているようだ。


そんな強風を
Vento Buranヴェント ブーランと呼ぶそうだ。

ロシアのウラル山脈からの冷たい強風のことらしい。


天の恵みの農作物が

天の仕業で台無しにならぬことだけを祈るばかりである。

それは、天の仕業なのか、知恵の発達の仕業なのか。

pan di spagna, panna e fragola


イタリアという地は

冬はシベリアから、夏はアフリカから大気が流れ

温暖な地中海性気候のイタリアは

グルングルンと大気の渦は

あっという間にシベリア風に

あっという間にアフリカ風な大地と化する。

Camino


もともと大陸は繋がっていたんだから、ありえることだ。

トスカーナがトロピカル気候だったなんて

想像付かない。


少年と夏休みに行った

フィレンツェにある自然博物館では

イタリアからの目線で語られていた。

日本の自然博物館だったら

きっと日本を中心に物事が語られていくであろう。

per il Camino


というわけで、薪が追いつかずに

慌てて薪割りに精を出す夫である。



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Grazie di cuore per il compleanno di mio figlio

che ha ricevuto tanti pensieri dagli amici!


先日の少年の誕生日では

たくさんのお祝いの言葉を頂き

どうもありがとうございました。

Bistecca alla Fiorentina


ケーキのプレゼントまでサプライズで頂き

照れ屋な少年は、感無量に喜びを噛みしめていたようです。

Sorpresa!


一年また、親子共々成長したいと思います。

ありがとうございました。


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 Grazie di aver visitato!

最後まで拝読していただきまして

ありがとうございました。

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