大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

カテゴリ:衣アレンジ Hand Made Fashon > 冬 Inverno

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近頃、一人ちびちびワインを舐める。

アペリティフからはじまる。

それは夕飯の一部でもある。

1月の終わり頃から日が長くなったのを感じるのは

アペリの時間が狂いはじめるからだ。

たまに豪華なクロスティーニを用意する。

それは、パンを軽く焼いて熱いうちに

薄切りにした熟成チーズをのせたり

あるときは自家製リコッタチーズにオリーブオイルだったり。

あるときはツナに、梅干しやニラ(Erba Cipollina)の微塵切り

マヨネーズちょっとにオリーブオイル

梅干しは塩味と酸味だから甘味にハチミツやキビ砂糖を足す。

このツナペースト(?)、おにぎりのツナおにぎりからひらめいた。

少年が日本滞在でツナおにぎりが大好きになってしまったことから

再現しようとアレンジしてみたのである。

お昼にツナおにぎりの余りがアペリのおつまみになるのである。

もちろん毎日つくってられない。

ピーナッツのときもあるし、カリカリスキアッチャータの日だってある。

オリーブの塩漬けをかじるときもある。

スナックを買うことは無いに等しい分

バリエーションの手作りアペリで

日々、第一発目の一日の”おつかれさま”に

胃に染み込ませるのである。



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夫は禁酒はじめちゃって、Bioのリンゴジュースを少年と飲んでいる。

しばらくすると

「あ、お母さん酔っぱらってるー!」なんて言われることもあるけどさ

何が違うっていうんだ。いつもと同じじゃないか。

毎日毎日、家族揃ってのこの時間が楽しみで朝がはじまるような。

何を話すわけではないけれど

バラバラに一日活動して、アペリ頃に家族が集合して

すぐにお腹になんかいれて、喉を潤したい。

ワインだってジュースだって

家族が揃うことが体に沁みるひとときなんじゃないかと私は思う。



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そんな体に沁みるタンニンと酸味の調和のとれた

フルーティーでジェヌインな農主のビオディナミワインは虜になる。

その虜ワインをホームパーティに持っていって、虜友をつくる。

グビグビ沁みるジェヌインさは友もすぐ虜となる。

二本じゃ少ない、三本じゃ奇数だ。

四本必要なときもあるし、六本必要なぐらい人がくるときがもある。

ホームパーティだけではない

外で乾杯するぜ!っていうお花見みたいなときもあるし

顔馴染みのレストランでは持ち込みワインOKなところもある。

2本用のバッグは持っていたが、それ以上の本数の場合

ダサダサで持ち歩くのにオサレ感が全く無いプラスチックの籠。

だからずーっと欲しいなと思っていた一品だったのである。



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どれも端切れで、厚めの生地を選んだ。

それでも重ねると私の古いミシンではなかなか先に進まなかった。

底の部分がもっともっとカチカチの素材でもよかったようだ。

あとから結局厚紙を敷くことにした。

そして、頭を捻ったのは、中の仕切り。

仕切るのはいいのだが、ヨレヨレの仕切りをバッグに縫い付けないと

じっとしなていないことである。

簡単に上と下の方を手縫いでみえるように縫った。

それと遊び心に、このはめ込まれたポーチは栓抜き入れ。

そして揺れ防止に、ひとかたまりに縛る紐を搭載。

端切れを集めた割にはなかなかの上出来で

家人らに何度もコメントをせがんだものである。

「い~んじゃな~い。」 チッ。



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それではこれから虜友と乾杯してこようと思う。

じゃんじゃんいこう。



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ヴィンチから10km程離れた大きな街はエンポリという。

エンポリは、フィレンツェの盆地な街とピサやリヴォルノの海の街

の中間に位置する。

フィレンツェとピサを結ぶ列車は、必ずエンポリで停車する。

エンポリを基点にシエナ方面へ行くこともできる。

フィレンツェの住人がマイホームを購入する際

安価でのどかな住宅街が広がるエンポリの駅付近を狙う

郊外の人気エリアだったりもする。

そんな人が集まるのどかな街で、週一のマーケットが午前中ある。

週の真ん中木曜日だから、主婦が圧倒的に多いが

おじいちゃんおばあちゃんの集いの場ともなって

マーケットのど真ん中で、おしゃべりに花を咲かせている。

もしくは、小さな孫のお散歩中のようで、ベビーカーを押していたりする。

外国人女性が大半を占め、ここでも多言語が飛び交う。


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私がヴィンチからバスに乗って歩いて着く頃

袋いっぱいに詰まったフルーツや野菜を抱えて帰ってくる人もいる。

あの量を見ると、もうないんじゃないかとこっちは焦る。

しかし私はバスと歩きだから、エンポリのマーケットで

大量の食材を買うことは無い。

それでも歩いて見て回るのは好きである。

野菜や果物などの食品コーナーが一番活気があって

野外でも一番マーケット気分になる。


i Tessuti di Mercato


私がエンポリの大きいマーケットに行く目的は

ハーブアロマと無精製ハチミツ関連のハーブ屋さん

端切れ布を置いてる布屋さん

裁縫に必要な材料や道具を並べる裁縫屋さん

たまに下着のパンツ屋さん、靴下屋さん、日用雑貨屋さん

掘り出しアウトレット屋さんなどなどなどなど、歩いて回るが

たいてい必要なものだけしか買わない。

しかし布屋さんでは、ついつい衝動買いをいつもしてしまう。

毎週行くわけではないから

毎回同じ端切れが並ぶことがないからである。

きれいに畳まれていることはなく、布がぐちゃぐちゃに置かれている。

奥にも下にも掘り出し物があるのではないかと

引っ張り出して探す。

たいてい、服が一着分作れる大きさのサイズで売られている。

だから私は、アイデアがあって洋服やカバンを作っているのではなく

ぐちゃぐちゃの中から引っ張り出した素敵な布との出会いで

想像が膨らみ、私の創作服が生まれるのである。

布との出会い、想像・瞑想、制作、お披露目のお出かけ、ご自慢
節約と、ワクワクが生まれるなんてなんと幸せな趣味であろう。

私の一つのストレスの発散でもあり

一つの時間の過ごし方でもある。


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そこで、両面使えちゃうフェルト素材が2ユーロで売ってるなら

買わない手はない。カバンにも良さそう、帽子にも良さそう

継接ぎしてクッションカバーにも良さそう、余りは鍋敷きにもなりそう

少年に、また'80年代とか'60年代とか言われちゃう。


フェルト系の生地は、切った部分を処理しなくていいから

まるで小学生の図工みたいに作れる。

自分では満足してるのに、家族の男子はぬいぐるみみたいだとか

ごちゃごちゃ言ってからかう。

だからやつらの服は作らないのだ。


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Panino al Lampredotto Fatto da Me

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マーケットに一人で行ったときはさっさと帰ってくるけれど

誰かと行ったときは、牛のモツ煮サンド=ランプレドットを食べる。

家で食べるより、外で食べると

やたらと美味しい大好物のランプレドット。

ブタちゃんの丸焼きポルケッタも美味しいけど

私はやっぱりランプレドットを食べる。

赤ワインを飲みながら、ギトギトにかぶりついて食べるのが

このシーズン最高に美味しく感じるのである。



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『節約 ・ 創作 ・ 満足』

Chiuso


首にグルグル巻きつけて

脇がたっぷり隠れる袖付き

を創ることが好き。

laterale


でもその形に合わせたジャケットがないと

冬を越せない。

Ghiaccio del pozzetto


生地を二枚にした。

私、大雑把だから

仕上がりをキレイに見せるためにねw

Retro


二枚生地の間に細い布を入れて遊んだ。

黄色系を入れるとパッとする気がする。

黄色系は私の好きな色。

光ってても濁ってても好き。

でも、単色で使うと

パッとしなくなる気がする。

Tasca 3D


このジャケット制作で一番費用がかかったのは

なんと、ボタン。

正規のお店で買ったから。

i Tessuti di Mercato


冬の生地も

何でも売ってるMercatoメルカート(市場)

生地屋さんで。

切り売りされてて

端っこの布と汚れている布と流行ではない布は

とっても格安に。

私は、流行ではない無地が好きなので

この格安コーナーで十分見つかる。

生地の質が違えば

同じ色でもイイ。



シンプルって

着るのも創るのも選ぶのも

簡単でイイ。



シンプルなのにオシャレに魅せるコツは

色の組み合わせ。

たったそれだけの感性で

シンプルに生きることができる。

Bambino Semplice

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『節約 ・ 創作 ・ 満足』

Colletto


このパターンが一番好きなんだ。

manica e orlo


襟が高くて

お腹が隠れて

脇が隠れるの

OnePiece per Pantaloni


生地を冬に代えて

レギンスに合うワンピ

ロングスカートにも合いそう

ダボダボパンツにも合うかも

冬だから、モコモコスタイル。



***************



Vendemmiaヴェンデンミア(ブドウの収穫)でお世話になった

大家族一家の食はほぼ自給自足で賄う農園のブタちゃんが

クリスマスの近くになるとスライスされる。

Salsiccia


Prosciutto
プロシュットSalameサラーメなどの

Salumiサルーミ(豚肉加工食品)を、自家製でこしらえる。

これがまた美味しい。

添加物や保存料が入っていないホンモノのSalumiである。

Ben 18 Salsicce


もう、彼らのようにブタを
Bioで飼育し

Salumiにする農家は少なくなってきてしまったそうだ。

だから余計に人気で注文が追いつかない。

我が家の分をとっておいてくれた。

tra Salsicce messo un tappo


この
Salscicciaサルシッチャ(ソーセージ)

生でも食べられる。

保存は、冷蔵庫でもOKだが

室内の寒いところに吊るして保存、が農家風。

乾燥して固くなってくるが

それがまたSalameっぽくておいしかったりもする。

焼いても美味しい。

生でも美味しい。

ヴィンチのブタのサルシッチャ。

Brilla la Montagna

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一家の収穫 Vendemmia 2017 ③

ブドウの収穫その1Vendemmia 2016

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『節約・創作・満足』

小さな格子。 

アッシュグレーな髪に合いそうだ。

Béret 

二重にして和風ショールはカッチリと防寒。

Scialle 

便利なサイズのショルダーバックはシックにもカジュアルにも。

Borsa a Tracolla 

バックは肩・肘・手、腕にはまる。

Borsa 

白の合間に見える空。

Tarassaco col Sole d'Inverno
 


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