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暑い、暑い。毎日暑い。
乾燥してても空気が熱い。
刺さるような直射日光は焦げるようでもっと熱い。

家でじっとしてるのが一番かもしれない。
暑い夏がまるで私のロックダウンのようだ。

午前、窓を全開する。
しかし、北東側の鎧戸は閉めっぱなし。
朝日が移動したら、思春期部屋だけ鎧戸を開けて
光をそそぎ、LED電球も電気はつけさせない!

猛烈に暑いときは11時頃には日陰で32℃を
センタラルヒーティングの温度計が示している。
私には限界気温で、外気温を遮断する目安温度だ。
猛暑・酷暑に達する40℃になる前に
32℃で手を打つのが田舎暮らしのエコ生活のの知恵でもある。
ちなみに去年までは31℃が限界気温。
だんだん体は慣れてくるのであろうか。

午後、窓を締め切っている間は、扇風機が一台ずっと回っている。
エアコンは設置予定の場所は確保してあるが取り付けていない。
きっと取り付けることはないだろう。
外気温がきっと38~40℃あっても
室内は30℃に保たれている。
我が家には十分である。お客さん来ないし。
それでも暑いけど、料理をしない限りまだいける。
8度も差があれば、やっぱりその差は感じるのである。
猛暑から帰宅する夫は、ものすごく差を感じるようだ。
玄関のドアを開けた瞬間、ただいまより
あぁぁぁと感嘆しながら入ってくるw

我が家は立て直しのリフォームをしてるけど
居間とキッチンがオープンスペースになっていて
通常いるこの空間の上は、隣のおウチのテラスで屋根がない。
だから直射日光が叩きつけ、熱くなる。
屋根の役割を学ぶ一つである。
寝室は、隣のおウチの下になるから、居間部とは異なる。

この暑いオープンスペースには、サンルームのように
いくつもの大きい窓に囲まれ、本当だったら開放感とか現代的とか
素敵感でいっぱいなところが、デメリットはそういうわけで
午後からの熱い日差しがメリメリと差し込むことである...。
そして、なにしろ現代的な鎧戸ナシ設計w
南側は、通りからも見える側だから遮光カーテンをつけたものの
西側は、他人が通らない位置からしてそれこそ開放感を求め
カーテンも何もつけてない無防備な丸出しw

しかし、直射日光を受け入れるのはあまりにも酷だったので
築2年目か3年目には、未来の藤棚をDIYったのである。
藤が成長するまで、藁シートを置いて日陰をつくった。
その藁シートをシーズンだけ敷いて
冬場は西側のメリットを有効にした。
取り外しが面倒だけど、、藁シートは何年も使えて経済的である。
そして、藁シートがあるとないでは、明るさも視覚も全然違う。

その藁シートを敷くだけで室内が3℃下がった。
今こそ、藤棚の三分の一藤が順調に成長したことで
またさらに1℃下がった。
緑効果って素晴らしい。
アリとか落ちてくるけど。

しかし、日本風にヘチマとかではダメなのだ。
湿気の多い気候のアジアの植物は、やっぱりアジア特有で
カンカン、カリカリの土地には全然合わないのである。
毎日水やりで手間が掛かる、暑すぎて成長がストップ
葉が小さい 、だから日陰にならない.....。
灌漑不要な木になる植物、フジやブドウなどが
イタリアには、そういうわけで適しているというわけなのである。
だからよくみかける。

猛暑の一日は長い。
18時になっても19時になっても
その32℃から下がらないことがよくある。
しかし、日が傾いてくると直射日光という点だけで暑さが減少し
窓を開けたってへっちゃらになってくるし
今度は風が通るだけで一息つける雰囲気なのである。

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たまに襲う雨は狂った雨が多く
恵みの雨なんだけど怒りの雨のような。
雨が降ってる最中は自由が奪われたようで
喜ぶことはあまりないけれど
雨が降った後には安堵が込み上げるのは私も植物も本音である。

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さて、とにかく暑いんだ!と言いたかったところが、藤棚の話へw
本題の、ギラギラと照っている自然農法の畑に植わってる
ワタシのトマトたちは、小さなほっぺを真っ赤に熱ほてらして
ぎゅっと木にくっついている。
このトマトたちは、果皮がパリパリと厚い。
そして、果汁はキューッと濃い。
しかし、プチっと小ぶりで、人は心配になる。
だって、見慣れてないんですもの。

自然農法は藁をいっぱい敷くから灌漑不要らしいけれど
ヴィンチの自然農法は、ある程度の水分は必要と判断。
それと、脇芽を除去する作業はもっと減らしてもいいかもしれない。
来年は、いつ降るかわからない天からの水だけに頼らず
貯めてある雨水を適度に与えようと思う。
なぜなら、トマトの実は小ぶりでも
どこにも負けないぐらい美味しいからいいのだけれど
木が枯れ始めちゃったことと
日差しが強すぎて花が焼けちゃったからである。
トマトに日陰用シートをかけてる畑をよくみかけるけど、あれだ。
そんな濃縮小ぶりトマトを摘みながら、来年の構想を練った。

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面積的に量的に少ないトマトたちだけど
本当に味だけは、濃厚で美味しい。
この濃厚トマトを食べたら、他が食べられなくなっちゃうほど
愛しいトマトたち。

暑さに耐えた熱くなった厚いトマトw
そんなトマトを猛暑には生で食べる。
火は使わない。・・ことが多い。
我が家の定番、パンにこすりつけて塩とオリーブオイルで食べる
Pane e Pomodoroパーネエポモドーロ
もしくは、ヒヨコ豆サラダに入れてもいいし
モッツァレラチーズと食べてもいい。

そんな食べ方を、もう少し前もって用意しておくととっても便利な
Sugo di Pomodoro Crudoスーゴディポモドーロクルード
生トマトソースは、火を使わずに簡単にソースとして使えちゃう。
トマトを細かく切って
ニンニクのみじん切りを入れて
バジルを千切りぐらいに切って
塩をふって
しばらく冷蔵庫で置く。
すると、トマトの汁がいっぱいでてきて味が染み込んでて
そのまま茹でたパスタを流水で冷ましてから和えて
オリーブオイルで仕上げるの。

写真は、小粒にしたモッツァレラチーズを入れてプロテインプラス。
このトマトの冷や汁ソースとルーコラサラダもイイ!
そのときは、食べる直前にあわせると、シャキシャキルーコラと
ベチャベチャトマトソースがドレッシングになって美味しい。
そう、生トマトドレッシングだと思えば、活用は増える。

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猛暑にはビタミンたっぷりのトマトはとっても便利。
毎日食べても飽きないし、食べ方が豊富で何しろ便利。
ヴィンチの家の族、トマト大好き!
だから我が家の畑は、トマトだけなのだ。
保存ができないほど食べまくる。
真っ赤なトマトさん、来年はもっと長生きできるよう工夫します。


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