少年と夕飯後、ヴィンチ村へ行く。
あれー、ひっそりだねー。
あの入場料を払ってヴィンチ村に入場した
ユニコーン祭とは大違い!
ここにも、あそこにも、人・人・人だったのに。
歩きながら、お祭りの・・七月のことを
親子は思い出していた。
今宵は、ヴィンチ村のミュージアムのある広場でコンサートがある。
コンサート会場は、早めに行っても、既に満席であった。
席は大人たちで埋め尽くされていた。
仕方が無い。邪魔にならないところで立ち見をしよう。
歌手Peppe Servillo氏の紳士な声は
年齢にもかかわらず迫力があった。
ピアノのNatalio Mangalavitte氏は
ジャジーな・・思い起こすような、そしてモダーンな
彼の演奏は、彼の創り出す空間に飛び込むようだった。
ソプラノ&バリトンサックス、笛の演奏者
Javier Girotto氏は、何だろう・・・
すごく優しく、頼りにしたくなる
気を任せられる演奏は
紳士な歌手とジャジーなピアニストと意気投合し
全ての曲に物語を生み出した。
歌手はイタリア人だが
ピアニストとサックスフォニストはイタロアルジェンティーノ。
トリオになることもアルゼンチンのコンビとなることもあるようだ。
アルゼンチンには行ったことがないけれど
ラテンフォークミュージックと重なって
ラテンの情勢や文化をも想像した。
まだ早いかもしれない少年にだって
大人の想像を駆り立てる音楽は是非聴いて欲しい。
二人で、夏の夕食後のコンサートは
ここヴィンチの地で
静かに精神統一をして聴くのであった。
*過去の関連記事はこちら↓*
『熱いヴィンチに月染まる Festa dell'Unicorno』
『田舎道でBello e Brutto ・ STARMAN』
Grazie di aver visitato!
最後まで拝読していただきまして、ありがとうございました。
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