大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

卯月(=苗植月の転)に差し掛かるLuna Discendenteルーナ ディシェンデンテ(28日間のサイクルをする回帰運動中、天体の赤道から見て月が秋分点側の約14日間)Giorno di Fruttoジョルノ ディ フルット(果実の日。地球の周りで恒星運動をしている12の星座中、Arieteアリエーテ(牡羊座)Leoneレオーネ(獅子座)Sagittarioサジッターリオ(射手座)Fruttoフルット(果実)に影響を与えるそうだ。地上の生体力では、Fuocoフオーコ()に値する。)に、ブドウの苗木Barbatellaバルバテッラが植えられた。


Barbatellaバルバテッラ(ブドウの苗木)は、Portainnestoポルタインネスト(根になる部:台木)Filosseraフィロッセラというブドウにしかつかない対敵アブラムシから避けるため、アメリカがオリジナルの台木を使用する。

そして、Innestoインネスト(実がつく部:接穂)は、Sangioveseサンジョヴェーゼなどの品種が接木される。

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苗木を仕立てる専門所では、室内で温度管理されているので、私がBarbatellaバルバテッラ(ブドウの苗木)を手にした時は、まだ眠った赤ちゃんのようであった。


大人のVitiヴィーティ(ブドウの木たち)は、急な春の到来で芽が覚めていた。
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寒さの残った3月から初夏のような気温で春が訪れると、突然寒さがまたやって来るのではないかと近所の農夫達は心配している。この先、収穫まで気が気でない。


Barbatellaバルバテッラ(ブドウの苗木)も芽が覚めれば、根の部分が膨らんで、自力で大地の栄養を吸い込む。
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30cmほどのBarbatellaの根の先を切り落とし・・・・・
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Metodo Biodinamicoメトド ビオディナーミコ(バイオダイナミック農法)Corno Letameコルノ レターメ(雌牛の糞を雌牛の角に詰め込み、土の中で寝かせたちょっとスピリチュアルな肥料)Botteボッテ()3437℃の湯にグルグルと回し混ぜ、その液体にBarbatellaの根を一晩漬けておく。

これをDinamizzareディナミッザーレ(「活力を与える」と辞書にある)と、彼らは呼んでいた。


大地には、Barbatellaの頭をちょこっと出し、根の部分は深々と植え付ける。

我々人生のように何十年も生きるブドウたちは、一度植わったら動かず黙って生きる。

作業のしやすいように、整列して植えられる。
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その後、実がつくのは、4~5年先である。


彼らがすぐに美味しい栄養が吸いつけるように、農主はSovescioソヴェーショ(緑肥:Favetteファヴェッテ(小さいソラマメ)Piselliピゼッリ(エンドウマメ)Orzoオルツォ(大麦)Senapeセナペ(カラシ)を農主は選んだ。実のなる前に刈り込み、細かく土を耕す時に混ぜ込む有機方法。)を秋口に蒔き、大地を肥やしていた。
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時が限定されつつ手間隙かけたバイオダイナミック農法のブドウの苗木の植え付け作業であった。

Potaturaポタトゥーラは、剪定の意。

Olivoオリーヴォは、1本のオリーブの木。Ulivoウリーヴォともいう。
複数で、
Oliviオリーヴィ=Uliviウリーヴィとなる。

ちなみに、Olivaオリーヴァは、オリーブの実のこと。複数で、Oliveオリーヴェとなる。


立春の土用は、冬から春へ向けての18日間をいうそうで、不安定な天候を繰り返しながら少しづつ季節が変わっていくとのこと。

土用の頃は、雨が降りやすく湿気が体の中にまでたまるそうだ・・。(マクロビオティック)

ここイタリアでも日本の四季と同様のことが窺える。


Potatura dell'Olivoポタトゥーラ デッロリーヴォ=オリーブの木の剪定は、そんな土用の頃(2月~3)がベストだそうだ。

元々オリーブの生まれ育った土地は、温暖な地中海性気候。

寒さに弱い植物だから、冬まっしぐらの頃より春の走りの土用の頃から、ぼちぼち始まるトスカーナのオリーブの木の剪定。

春を待ち望む芽たちが目覚める前に、リンパの流動の道標をつくるのが、剪定かもしれない。

しかし、この2月の雨続きには、参った。・・・滅入った。

合間を縫って、剪定の”気”に入るが、なかなか天候が許さない。

3月の今も雨で悩む。夜降って翌日晴れても、樹は濡れている。


オリーブの木にも、過去・現在・未来はあるが、ブドウの木とはまた違う。
(ブログ『ブドウの木の剪定Potatura delle Viti)

実をつけ果てた枝、実が成る枝、この枝から実をつけさせようと意図して残す未来の枝。


オリーブの木の場合、一本一本の細い枝が下へ伸びていき、たいてい2年目以降からの部に実が成る。

先っぽの葉がくっついている部分が2年目だったら、今年以降実が成る。落葉した部分にも芽が生まれると、そこからだって実が成る。

葉と枝の間にある芽は、実かもしれないし、枝かもしれない、あるいは眠り続ける怠け者かもしれない・・そうだ。
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まず、Polloneポッローネ(根の辺りから出る若枝)を剪定。

私は、農業講座の講師の教えに従い、この時期に剪定。

オリーブの木の剪定は、いろいろ考え方や方法があり、農園・剪定士に依っては、かなり違ってくる。

Polloneポッローネを残すといつの日か木になる。

そう、オリーブの木を放ったらかしにしておくと、オリーブの森ができあがる。

そのPolloneポッローネは、オリーブの木の状態や空間をみて、独り立ちさせることがある。
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オリーブの木の剪定は、上から始めるのがコツだそうだ。

Succhioneスッキオーネという若枝は、幹や枝のアチコチから生まれ上へ上へと伸び、栄養素を吸い取ってしまう若枝。その若僧の枝を剪定する。

幹の天辺のSucchioneスッキオーネを短めに残し、リンパの方向を位置づける。

Succhioneスッキオーネも2年目には実をつける。

状況(形や空間)をみて、ある若僧を残し、実の成る一人前に育てあげることもある。
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幹の辺りの空間は風通しが良くなるように。

夏のオリーブの木の下は、調度良いパラソルとなる。まさに地中海のイメージではなかろうか。


オリーブの葉は、たくさんの光を浴びて、オイルとなる実の葉緑素をつくる。葉が残るように剪定する。

たまにバッサリ剪定されている木を見かけることがあるであろう。病気になった木などの治療剪定であろうかと思う。


私は、剪定の”気”が、芽の目覚める前に完了できることを祈る。
今月の
Luna DiscendenteDSCN1902 picasa ldルーナ ディシェンデンテは31630日の15日間。(バイオダイナミック)


そして、この滅入る雨続きの湿気と暖冬で、オリーブに対敵の虫たちがぬくぬくと眠っているのではないかと心配である・・・・・・・・・。



二月の満月、少年は満9歳になった。

一年の間のボクが生まれた日。

少年は、9年目のボクが生まれた日に『時間』を望んだ。

この『時間』とは、少年がプログラムした父と母と共にする時間であった。

「ボクたちの村、VINCIヴィンチに行こう!

家から村まで・・そして村中を散歩した。

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その後、マウンテンバイクでブドウ畑をクロス。

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夜、母と一緒に床に着く。少年の頭を手櫛のように撫でる。

少年は、うとうと寝入る。

彼の『時間』は過ぎていく。

今日こそ一日が短く感じたのではなかろうか。

9年の人生を追う少年は、『大切な時間』の意義がわかったかもしれない。

いや、知っていたのかもしれない。大人の私が忘れていたのかもしれない。

私も少年と新たに『時間』を学んだ。

ありがとう、少年。
おめでとう、少年。

イタリアは・・・トスカーナは(にしておこう)、暖冬。

3月8日のFesta della donnaフェスタ デッラ ドンナ(女子の日とでも呼ぼうか)の頃、Mimosaミモーザ(ミモザ。黄色い小さなボンボンの花がつく樹)が満開となり、季節を感じるはずなのに、1月にはあちらこちらで見かけられた。2月半ばの今、枯れがちのMimosa


ブドウの木は、12月に落葉が完了する。

地下の根がエネルギーを蓄え、地上の木は休眠する。(ブログ『ブドウの木の紅葉』にて。)

そんな12月の半ば頃から、ぼちぼちと剪定が始まる。

イタリア語で剪定をPotaturaポタトゥーラという。ブドウの木をViteヴィーテ、複数はVitiヴィーティという。

バイオダイナミック農法だとLuna Discendenteルーナ ディシェンデンテDSCN1902 picasa ld(28日間のサイクルをする回帰運動中、天体の赤道から見て月が秋分点側の約14日間)に剪定を行う。なぜなら、この期間は地下にエネルギーが集中するようで、地上で行われている剪定による傷の影響が少ないからだそうだ。

しかし、大きな農園では、1ヶ月中約2週間ポッキリの期間なぞ従ってはいられない。人間の予定でザックザック剪定していく。そして病気になったら薬で治す。経済のサイクルとでもいいたい。


ブドウの木も私たちの体のようにリンパが流れている。

木がカーブしたところや先端にリンパが溜まりやすいようで、元気な枝が生まれやすい。

全体を元気にさせるには、リンパの溜まりやすい所を、スムーズに通るようにしてあげる。

ブドウの木は、上へ上へ伸びる性質があるので、枝を支える3本のひもの一番下(H.6080cm)に合わせるように調整する。(この低い形は、トスカーナに多い形だそうだ。)

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昨年ブドウを実らせた枝、今年ブドウを実らせる枝、来年ブドウを実らせるだろうつぼみ、そして再来年ブドウを実らせるかもしれないつぼみを見定めていく。

私は、この過去・現在・未来を考えながら進めていく剪定は好きだ。どこか人生と似ているような。

弱ってきた木からヒョッコリ生まれてきた枝を親にして、長老を剪定する。


剪定は、常に枝を更新し、病気になりにくい位置や形に仕上げるためにする。

枝と枝が近過ぎると、枝・葉・実が込み合って、空気の通りが悪くなる。

一本の枝から2房実が成る。できたら一本の木には、8~10房の実が成るようにする。

しかし、どのつぼみからも芽が出るわけではではない。

芽が出てきたら、今度は間引き作業をして、実が育ちやすい環境をつくってあげるのである。


ブドウの木は、必ず接木をされた苗木を植えつける。根の部分からも次第に芽が出て成長してしまう。長い枝となり、本来のブドウの木の邪魔となる。それも私たちの手で切り除いていく。


生まれたての枝の間引き作業の時は、ポキポキと手で折れるほど柔らかいが、実をつけ一仕事終えた枝は固い。

スイス製のFelcoフェルコというメーカーのハサミでも、私の握力では長く続かない。手が痛くなる。

今回はラッキーにも電動のハサミをお借りすることができた。多少重いが、力を入れないで切れると、私の手は長続きする。

剪定で起こりやすい上腕腱鞘炎にも気を付けなくてはいけない。

そこでバイオダイナミック農法に従ってやると、Luna Ascendenteルーナ アシェンデンテ(前述のLuna Discendenteルーナ ディシェンデンテの反対で、月が春分点側の約14日間)では、別の作業となり腕が休まる。自然のサイクルで体も労わりたい。


春の陽気に近づく芽の出る23週間前、ブドウの木は、リンパの流動が活発となり、溢れんばかりの樹液が流れ出す。

これをPiantoピアント(植物の意は「樹液の滴」だが、「涙/泣くこと」が本来の意)とイタリア語で呼ぶ。

私もそんなことを知るまで、そんなタイミングに近づいて観察することもなかったが、剪定を習って身近となり観察してみると、本当に涙を流しているようにポタポタと垂れている。

春を喜んでいるような。


樹液の流動が活発となり、樹体が潤った頃、キュッキュッと滑らかなカーブをつくりながらひもに縛りつけ固定する作業が始まる。これをLegaturaレガトゥーラ(縛ること)という。

私は、Leonardo Da Vinciレオナルド・ダ・ヴィンチが生まれ育ったVinciヴィンチ村から2Kmもしない丘の上に住んでいる。

我が家から見渡す景色は最高だ。ブドウ畑、オリーブ畑、小さな街々、Pistoiaピストイア(トスカーナ州の一県名)の山、Luccaルッカ(トスカーナ州の一県名)の山、そしてVinciヴィンチの山Montalbanoモンタルバーノ(山の名称、ピストイア県とフィレンツェ県の境界の山)が見渡せる。


息子の成長を思い出しながら逆算すると、2011年の夏、特に8月後半、猛暑だったイタリア。人込みの海を避け、我々は、我が家から見渡せる山の頂上へ行こう!と、その年から家族で散歩を上回るトレッキングが始まった。少年も自分の足で大地を歩き始めた。


トレッキングは、歩きながら自然を観察し、歩きに歩いたその先はガラッと景色が変わる楽しさ。耳を欹て、音を聞く。光にも敏感になる。


2014年、雨降りばかりで山にも海にも行く気の起こらない夏、Vinciヴィンチの山、Montalbanoモンタルバーノ(山の名称)Sentieroセンティエーロ(山野内の小道)を試すことにした。

3分で行ける森。3分で着く山。

こんな近くにPistoiaピストイア級の森があるなんて。

小川もあればPiccolo Mulinoピッコロ ムリーノ(むか~し昔の洞窟のような水車小屋)までもある。古そうだ。

Vinciヴィンチの新たな発見をし、家族で魅了した。
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またしても雨が降り、Mulinoムリーノで雨宿り。雫でキラキラ光る森を眺める家族。
≪スケッチ
:オバタマキ≫


そして2016年に入り、AssociazioneMontalbanoDomaniアッソチャッチオーネ モンタルバーノ ドマーニ(モンタルバーノ山を守る会)が企画したPasseggiataパッセッジャータ(ハイキング)Pranzoプランツォ(ランチ)に家族で参加した。

想像を絶する我々のような目的の人々がゾロゾロと集まった。

Comune di Vinciコムーネ ディ ヴィンチ(ヴィンチ地方自治体)からも直々に応援されている為、自治体役員らも参加していた。

道標のない道をAssociazioneアッソチャッチオーネ(協会)のリーダーを先頭に歩いていく。

オリーブ畑を横切ったと思ったら森へ入り、森を抜けると山から見渡す景色。また木々の間へ行き下っていくと、小川にぶつかる。その小川の石の上を歩き渡っていく。

その光景の変化が実に楽しい。
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時に、マウンテンバイクのグループとすれ違う。

ふわぁ~んと鼻に、覚えのあるような香りが入ってくる。Mortellaモルテッラ(セイヨウツゲもしくはボックスウッド)というそうだ。Erboristeriaエルボリステリア(薬草専門店)の独特な香りに似ている。
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Pranzoプランツォ(ランチ)したところもまた眺めのいいところに立地し、地域の畑で収穫された旬の野菜を使ったメニューが並んだ。
 AziendaAgricolaアジエンダ アグリーコラ【IlCerretino】イル チェッレティーノ*Ristorazioneリストラッツィオーネ【L'ORTOA TAVOLA】オルト ア ターヴォラ


Associazioneアッソチャッチオーネ(協会)のグループは、Montalbanoモンタルバーノ(山の名称)をキレイに保ち、たくさんの人々に歴史あるVinciヴィンチの山を紹介していくことが目的だそうだ。

私たちも会員となり、Vinciの山、Montalbanoを発見したいと思う。

秋が終わる冬のはしり、イタリアは霧で覆われた。

先が見えず、希望を失うかのような光景だ。毎日続くと不満な気分に駆られる。風が少しでも吹けば、フ~と取り払うのに。

霧が取れ始めた先の見える景色がこんなに嬉しいなんて。


雨が一ヶ月降らず、スモッグ注意報が街では出ていた。

地上と表面は湿気ていても、地下の水分が足りない植物は元気がない。水を与えた鉢植え植物もあったほどだ。


暖冬。北風が吹かない。北の雪も無いそうだ。


そして急に来る冷たい空気。

それでも太陽さえ顔を出していれば、外気温と裏腹に陽気になる。


四季のある土地は、四季の自然と共存している。

四季が乱れると、自然も我々もサイクルが狂う。

それでも旬で冬を過ごす。

私たちの意識で自然のサイクルを守ろう。


体を温め、老廃物の排泄を助ける根菜。

粘膜を強くするビタミンA、緑黄色野菜。

免疫力を高めるレクチン、豆類。

抵抗力を高めるビタミンC、みかん類。

腎を労わる塩系食材、味噌や醤油・わかめやカキの海産物(マクロビオティック理論)


どれも冬のメニューに欠かせない。

夏には厳しいホカホカのスープものが我が家の食卓によく並ぶ。

そして、ビタミンC たっぷり旬なフルーツ、オレンジは、毎朝のSpremuta d'Aranciaスプレムータ ダランチャ(フレッシュオレンジジュース)で摂取。

少年にも教え込む。
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押せばグルグル回って簡単に絞れる機械は、少年にも楽しい。


身体の予防ケア。

口を開けて睡眠をした後と外出後の帰宅時のうがい。

私は予防に、毎朝塩水で口の中とのどをゆすぐ。
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グラス:Makici=オバタマキ作、陶スプーン:Tamami Azuma作≫


何をしても手を洗うことは日本人の習慣であるが、イタリア人で手を洗う習慣を持つ人は少ない。

公共の場に出向いた日には、シャワーで体も頭も洗って菌を取り払う。イタリア人で体を洗う習慣を持つ人は無いに等しい。一週間に12度程度。


鼻をかむ。

粘膜に着いた菌を取ってあげる。

子供がなかなか覚えない。塩水スプレーで鼻の中を消毒する。

鼻水や咳・たんが出てきたら、膜を張ってしまう乳製品は避ける。

イタリア人は物凄い音を立てて鼻をかんでいる。これは真似できない。が!、音が出ると、私もイタリア体質になってきたか・・と思ってみる。


換気をする。

室内は私たちの体内と同じ。外の質の良い空気を取り入れ循環させる。

室内は、暖房機から発する気体や湿度で空気の質が悪化する。乾燥した家なのにポツポツとカビのようなシミまで壁に出てくる。

外は植物や動物の呼吸の循環で質の良い空気を保っているが、私たちの手でつくり上げる家は、私たちの手で管理をしないと、私たちの体にまで影響してくる。

室内も体内も旬の深呼吸をしよう。


冬は閉蔵の時期で春に備える季節。汗をかかないほどほどの動きにして、おとなしく過ごした方が良さそうだ。旬に逆らい冬に無理をすると、せっかく暖かくなって活動したい春に調子が崩れるそうだ。(マクロビオティック理論)


寿命の長い植物の冬は、根にエネルギーを蓄える。ブログ『ブドウの木の紅葉』にて。≫

春に近づく冬のなごり、月に左右されるリンパの流れを見計らって剪定する。(バイオダイナミック法)

私たちの体も植物と同じようだ。

欲張らず、旬に従おう。

2016年も正月を迎えた。

大晦日と元旦を境とする零時は、唯一世界が一つとなって祝うひとときではなかろうか。私も世界の人々のように新年を祝った。


ここイタリアにいたって正月気分を味わいたい。

友人から、もち米や根菜を分けてもらい、我が家も「お雑煮」でお正月。

もち米を洗って浸して普通に炊き、ステンレスのボールの中で濡らしたすりこき棒でペッタンペッタン。
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この手の作業は少年にもできる。

餅を丸める作業だって少年にもできる。しかし、その場で醤油をつけて食べている。つまみ食いが少年には幸せそうである。
 

時間の経った風味の抜けた海苔だが、あればいい。贅沢は言わない、ソフト削りの鰹節と合わせる。

あ~~~美味しっ。肩の力が抜ける。イタリアだって日本の味がつくれる。私次第だ。
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自家製の餅は、歯でち切れるしのび過ぎず、子供も日本人以外でもイケる。少年は、餅に負け一緒に野菜や根菜も食べていた。

多めにつくった餅は、おやつにとっておく。

くっつかないようにFecola di Patateフェーコラ ディ パターテ(片栗粉)をまぶし、乾燥しないようラップ保存。(冷凍保存も可能)

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餅があるなら餡をつくる。

小豆を洗って浸して茹でてこぼし、再度茹で、砂糖(私はZucchero di Cannaズッケロ ディ カンナ(キビ砂糖)を使用。)を加え、いいところまで煮詰めていく。

餅をちょっと焼いて、なんと贅沢なおやつ「ぜんざい」の出来上がり。
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器:工房Coccirino/TamamiAzuma作≫


多めにつくった餡も、おやつとなる。
(冷凍保存可能)

正月中、「大福」もこしらえ、福を迎える。
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日本にいたら大福をつくるなんて考えもしないが、こちらにいると自分が食べたいがうえに何でも挑戦する。自家製は、とても柔らかく軽い大福が出来上がるものだ。何個でもイケる
(!)
 

そして、七草粥・・・実家では、お雑煮の最終日で、餅と七草の「ハーブ雑煮」で正月を閉める。

大地の七草・・・Bietolaビエトラ(ふだん草)Borragineボッラージネ(ボラジ)Cima di Rapeチーマ ディ ラーペ(カブの葉)Rucolaルーコラ、わさび菜、みず菜、白菜、ネギ・・・と庭のハーブを摘む。
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自家製の餅で消化に良く、自生のハーブで体を労わる。
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こうして我が家のまったり餅正月は過ぎていった。
 

Italo-Giapponeseイタロ・ジャッポネーゼ(イタリアと日本のハーフ)の少年も正月に餅を食べる習慣が見につくであろうか。
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・・・全て母次第である・・・。


今年も一年をまとめる頃が来た。私は、12月となると一年を振り返る。


文章にすると・・・人に伝えようとすると、とてもよく考えるしよくまとまる。人に伝えるには、ポジティブな考え方や言い回しでなくてはいけない。そうすると、日々の生活も必然的にポジティブとなる。とても効果的だ。

イタリアに住む私は、新年の年賀状というより年末のクリスマスカードを一年のまとめとして送っている。


イタリアの郵便事情は相変わらず時間にルーズ。クリスマスの2週間前には投函するように心がけているが、いつ届いているかはわからない。


切手代が値上がりして数年経つ。

201512月現在、封筒に入ったカード一枚日本まで2.20ユーロ(1ユーロ=140円換算だと、なんと308!)、ヨーロッパまで1ユーロ、イタリア国内で0.95ユーロである。


どんなに値上がりしても手元に届く手紙の良さは続けたい。

写真とまとめ文章がカードとなっていると、自分でも手にとって眺めることがある。カードが立てられるように、A5サイズを二つに折って一枚にしている。
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電子メールが発達して手紙を送ることが少なくなっている中、こだわりの切手はまだまだ楽しさを魅了する。
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ネットで2015年版の記念切手をチェックし、地域の大きい郵便局に行って購入する。選ぶ側も楽しいし、きっと受け取る側も嬉しいだろうと期待する。切手代が高い分、複数の切手が貼れる。


私はある時からずっと、日本行きの封筒にはGIAPPONEジャッポーネ(日本)とイタリアの郵便局員が仕分けし易いように宛先の国名だけイタリア語で書き、日本の郵便局員が仕分けし易いように宛先の住所と名前は日本語で書いている。
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それでも毎年届いている。

いつだか中国人がそう投函しているのを見たことがあるからである。

確かに、日本に着いてしまえば、ローマ字より漢字の方がいいに決まっている。差出人私の住むイタリアの住所は勿論イタリア語で記入。


私の日本には、家族もなければ実家もない、帰国する理由も減っていき、なかなかふるさとへ行くこともなくなってしまったが、それでも数年振りに帰ると皆が私を迎えてくれる。息子までも迎えてくれる。きっと、毎年届く手紙(カード)が距離を結んでいるのかもしれない・・と私は想う。


2015年も遠くにいる友を想いながら一年を振り返る。

おととし鉢でいただいたPEPERONCINO ACRATAペペロンチーノ アクラータ。料理では、乾燥させた実を使うタイプ。日本の唐辛子の鷹の爪に似たような。

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昨年は大きな雹でやられ、数本生き残った実の種を残し、今年の2月の終わり頃、種を蒔いた。

芽の出る確率は高い。間引きをしたり、本葉の出た根を分けたりして、鉢には一本に。

鉢植えも大地植えも、2015年の夏の猛暑にも耐えた。高温に強く低温に弱い植物だそうだ。

根は浅く張るようなので、乾燥に注意し水遣りを怠らない。水が足りないとすぐわかる。そしてすぐ蘇る。
 

害虫や病気にも割と強いようで、簡単にオーガニック栽培ができる。
 

調べてみると、発生しやすい害虫の一つに「テントウムシ」なんていうのもあった。テントウムシは害虫なのか?!テントウムシは、植物に着くアブラムシをムシャムシャ食べまくる役に立つ虫で、私は養殖したいくらいだ。しかし、カメムシも発生しやすいそうなので、要注意。
 

どの植物も空気の通りを良くするために混み合っているところを間引きすることを勧める。その間引き作業中の若葉は煮ると美味しい、なんていう情報もある。お試しあれ。


このPEPERONCINO ACRATAペペロンチーノ アクラータ、白い花は恥ずかし気に下を向いて咲き、実は自慢気に上へ向かって実る。その実は、小さい緑から始まり黒へと変わり、最後にはイメージ通り赤と成るのである。
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赤く色付いたものから収穫し、乾燥させる。枝は折れやすいので、手で千切らずハサミを使うことを勧める。


PEPERONCINOペペロンチーノは、発汗及び強心作用、胃腸を刺激し食欲増進。食欲が落ちる夏にはより効果がありそうだ。暑い国の人は、汗をかいてでも食べるんだから生きていく上での一つの手段なのであろう。今後の世界は暑くなる傾向にあるのだから、彼らを見習っていこう。

体脂肪を燃焼させる辛味成分カプサイシン。ひとふりふたふりして肥満予防!


辛いモノ好きの私は、自分のお皿に直接ハサミでチョキチョキ細く切って乾いた辛味を味わうか、しばらくオリーブオイルに漬けてOLIO PICCANTEオリオ ピッカンテ(唐辛子で辛くしたオリーブオイル)をつくってしっとりした辛味を味わうか。


じつは友人の肩身となってしまったこのPEPERONCINOペペロンチーノ。

来年も再来年も子孫を残し栽培し続けようと想う。

2015年、師走。

日本もイタリアも、お歳暮・クリスマス+プレゼント・忘年会と一年の締めくくりをする時期がきた。

そんな締めくくりに、私が住むヴィンチ村付近の・・そして私も時に彼らと大地を歩き回った「たから」の詰ったバイオダイナミックワインを紹介しようと思う。

包みは例。洋風な布に和風な風呂敷包みなんてどうだろう。

私がセレクトした5種、ピュアー100%

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白ワイン 『
Aurea』 2013

Trebbianoトゥレッビアーノ100% 13%vol

とてもフルーティで日本食にピッタリ。お寿司に似合う白ワイン。




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白ワイン 『
Aithera』 2013

Malvasia Bianca マルヴァジーア ビアンカ100% 13.5vol

こちらはすっきりとした辛口白ワインで、魚介とオリーブオイルが似合いそう。




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赤ワイン 『
Il Cavaliere』 2011

Sangiovese サンジョヴェーゼ100% 14vol

厚みのあるしっかりした味。煮込みの肉料理やチーズに似合う。もちろんパスタにも。




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赤ワイン 『
Merlot』 2012

Merlot メルロー100% 13.5vol

木の樽(In legnoインレーニョとかBarricatoバッリカートとイタリア語で呼ばれている)で熟成されたワイン。木の樽の風味と舌に残る余韻を楽しみたい。




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赤ワイン 『
Tindilloro』 2013

Canaiolo Neroカナイオーロ ネーロ100% 13vol

しっかりとした味に渋みが効いた飲み応えのある一本。メインメニューのTボーンステーキにでも合いそうだ。




5種全てバイオダイナミック法で造られている。オーガニックよりさらに厳しく自然に従った有機栽培の一つである。

年間の栽培は、農主の植物と大地、自然への想いから丁寧な作業が行われていく。私は栽培に関わり、この目で見ている。そして彼らと語り合う。彼らにはウソがない。自然に対する想いが伝わってくる。

これらのワインには、大地の「たから」が詰っている。

2015年の自分へのご褒美に、そして愛しい方へのプレゼントへ、地球と体に優しいワインで私も一年を締めくくろうと思う。

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