大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

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少年が通う中学校でも携帯電話使用の禁止令が発足された。

イタリアの中学生は1114歳に当たる。

日本の中学生より若干小さい。

それは小学校が5年制ということもある。

中学校は3年制で、高校が5年制なんだそうだ。

今では、小学生も携帯電話(・・スマフォか)を持っている。

少年が小学5年生の遠足では

お友だちがスマフォで写真を撮ったり

親と連絡を取り合っている姿を少年は黙って見ていた。

彼は、すぐに電池が切れてしまう4歳の頃のクリスマスプレゼントの

カメラを小学低学年時代持ち歩いていたが

それも早々に時代が終わってしまった。

彼は時代を追いだがり、自分の貯金でSIMフリータブレットを

ネットで購入。激安だった為、何日もかかって

はるばる中国からイタリアへ運ばれてきた。

届けばいい。何よりも嬉しそうだった。

あの表情はなんだか忘れられない。

今までぐっと堪えていたものが弾けた様子だった。

これでみんなとチャットができる!

しかしそれはなかなか叶わなかった。

自分で購入した物だから、自分の保有物で

自分の名前で登録すること。

彼は未成年どころか小学校卒業したてである。

正直に生年月日を登録させた。

するとGoogleから、未成年はそれなりの規制の中で

ネットを使うようアドバイスが届いた。

ファミリーリンクというGoogleのアプリでは

保護者にもお知らせがきて

保護者が管理できるように設定されている。

そして、チャットは16歳まで登録できない

もしくは学校や学校のメールアドレスかなんかも

登録することになっていて容易ではない。

この16歳まで厳しく規則をつくっているということは

それまでの年齢の子どもたちにチャットいじめ問題が

著しく起きているからであると私は思った。

ニュースでもよく目にとまる話題であった。

いじめているシーンを野次馬が動画を撮り

SNSやグループチャットに流すというような事件を。

いくら他人事のニュースとはいえ

涙が出るほど悲しいニュースである。

私はそんな辛いニュースでも小さな少年と一緒に見てきた。

こういう事件に母は何を想うか伝えておきたい。

暗いニュースが日々流れる中、一つ一つの話題に取り組みたい。

世の中の知らないところで苦しんでいる人々がいることを

私たちは気に留めて気を付けることに

ニュースの意味があるのではないかと思う。


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どうやって開設したのかわからないけど

チャットアプリがある時開通した。

こんな小さな子どもにチャットの必要性は無いのではないかと

私は思うが、クラスの中にいる安心感は

私が思う以上にあるようだ。


しかし、この初夏、タブレットを自分のおしりで壊してしまった。

絶望したに違いないが、これで大切にしなくてはいけないことが

わかってくれたのではないかと私は冷静であった。

あんなに雑に扱うからだ。

私が何故PCスペースでタブレットもやっているか

これでわかっただろう。メリハリをつけるためである。


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だが、夏の日本の旅でスマフォをゲット。

また親子のスマフォ戦争が始まった・・。

ネットの便利さとネットの面白さを知ると限がない。

どんどん興味が広がってそれは繋がっている。

少年たちは、チャットの他にゲームがドラッグのようにハマってしまう。

もう一回、もう一回、と終わりはあるのに限が無いのである。

よくニュースで話題になっている

スロットマシーン中毒になるのではないかとハラハラする。


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言葉は、人を躍動させる力もあれば救う力もある。

それとは反対に人との距離をつくる力もあれば

人を追い詰める力もある。

言葉で気持ち以上に表現してしまうこともあれば

説明が足りないとこもあったりする。

正直でストレートな言い方もあれば

謙虚で遠回しな言い方もある。

言葉は、個人を対象にしているときもあれば

複数を相手に、一般的に読む人側に立って書いたりする。

一方的になることが多い相手への手紙は

テーマと説明と解決とポジティブな未来を語ることが

好感的な手紙やメッセージだと私は想う。

これが、テーマと説明と責任と課題とネガティブな未来だと

避けて通りたく距離をつくってしまう。

一言で発信できるSNSなんかは、長い説明はない。

コメントも一言で済ませることが多い。

だから余計に言葉選びが重要になってくる。

それに写真を加えると

たちまち言わんとすることが伝わってくるときがある。

写真だけで語るならば、私はステキな被写体を通して

良いことも悪いことも伝えたい。

もしくはドキュメンタリーチックに。

例えば農薬やゴミを訴える場合も、私は農薬の写真は撮らない。

ゴミもゴミの散乱よりもゴミの人生を写し出したいぐらいだ。

そして、言葉をストレートに言ったほうが良いときは

褒める時だと思う。

自分の感情を声に発する、シンプルに言葉で表現する仕草は

イタリアに来て覚えた。

感情に素直な人種といると、嬉しいときには嬉しそうだし

怒っているときは言いたいことは言わなきゃダメだ!の世界に

ついついたじろぐが、書いて送る方法より

本人がいる前で解決した方が、断然良いに決まっている。


チャットが16歳まで簡単にアカウントが作れないのは

言葉や人間関係のコントロール力が不足しているからだ。

大人だってコントロール力が欠けちゃったりする場合があるんだから

子どもは仕方ないのである。

人生経験が浅く親と友だちと先生の三角の中でしか生きていない。

丸に近づいてきたら、言葉の世界にようこそ、なんだろう。

私は少年に、いつの間にかチャット設立に成功しちゃってるから

もう仕方がない、グループ内の会話は控えるように

個人のお友だちとも悪口をいわない、汚い言葉を使わない

問題が発生したときには、必ず警察はお見通しだし

親だってチェックに入る。それからでは遅い。

チャットの内容を見れば、性格だってわかる。

「誰でも見れるスマフォ作りをしなさい。」


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私だって嫌な思い出がある。

気が合わないなぁと思いながら役員をやっていた頃・・・

やっぱり気が合わないメールが届いた。

他人から見れば私は抜けた人間かもしれない。

その他人は私の人生の課題を提案してきたのである。

私は驚いた。

他人が私の人生を左右させようと命令するなんて。

私がどこまで抜けているのか友たちに相談したが

ただ単に人は違うんだよという結果に辿り着いた。

そうなのである。

人はみんな違うのである。

私は絶対に正しいと思ってやっていることでも

ある人からみれば、おかしいと思うことがほとんどだったりする。

私もおかしな人だが、あなたも相当おかしな人だね

なんて思うことが多々ある。いや、いつもである。

自分の考えを押し付けることはできないし

人のせいにすることを言葉で表現することではないと思う。

人生を命令した人は

会うと平然としていたが私の目を見なかった。

私は、同レベルにもなりたくないし、子どもじみたこともしたくない。

私が良いだろうと思うこと。

挨拶は決して忘れない。私の一日を台無しにしたくはないから。

話たければ話を聞いて目を見て一緒に解決したい。

それでも私の中では、言葉で表現したあなたの本音は刻まれ

あなたの表現した言葉は時間をかけて忘れても

あなたとの心の距離はもう縮まらないのである。

言葉というのは関係を決定づけさせる力ももっている。


こんなエピソードも人生の内に必ず体験するであろう。

我が少年だってこれからエピソードだらけの人生を歩いていくはずだ。

テクノロジーは先走るがこの言葉だらけの現代に。


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ヴィンチの丘では、木々が黄色に染まった頃

タイミングよく強い風が吹いてきた。

風に任せた葉たちは、空に舞い上がって落ちていった。

あぁ、飛ぶんだ、ふわぁと。

下を見ると、同じようなんだけど一枚一枚どこか違う落ち葉たちが

重なり合っていた。

そして次々に・・同時に、土へ換わるんだ。

みんなそれぞれの形で生まれ、みんなそれぞれの勢いで成長し

みんなそれぞれに身を任せながら眠っていくんだ。

彼らには言葉はない。

しかし、彼らは同様に我々にメッセージを送っている。

無言でも共感を求めている。

記憶を思い起こし未来を待つ冬が来たようだ。



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一日の終わりの姿 FineGiornata

イタリアからの手紙FrancobolliFilatelici 2017

落ち葉の上で



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11月もそろそろ終わりのある晴れた日
ヴィンチの丘は黄色く染まり輝いている。
カメラに収めようといつもの散歩より距離を伸ばした。
金色とは呼べないオレンジ色に近いような黄色。
それは日差しのせいだろうか。
雨続きで大地はぬかる。
真っ直ぐ伸びるアスファルトの道を辿った。
道は丘の上を走る。
道から眺める景色は最高だった。
道のある丘から向こうの丘までの傾斜には
黄色に染まったブドウ畑が土地ごとに向きを変えて並んでいる。
ところどころにある動物たちの小さなオアシス
のような森まで黄色く聳え立ち並んでいる。
春よりも夏よりも秋のこの時期が一番
輝いているのではないかと私は思う。
大地から発散するモヤモヤした白い微粒は木々を包み
まるで丘の・・大地の吐息のようにも見え
その静寂は、私の中の無駄なモヤモヤを静かに
見ていれば見ているだけの間、取り払ってくれた。
あっちの丘にも行ってみたい。
しかし、きっとあっちに行ったらこっちが素敵に見えるのだろう。
我が家から眺める景色も最高だが
あの丘に建つ家もいいなんて、この朝の時間思ったりもする。
またまたカメラの中には同じようなシーンの写真で埋まってしまった。
撮っても撮っても景色はそこに鎮座する輝く黄色い丘だった。

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ヴィンチの丘は黄色に老いていくブドウ畑だけではない
年中緑のオリーブ畑も点在する。
これでもオリーブの四季はあるのだが
なかなかそう目に留まる変化はない。
向こうからカタカタカタと音がする。
この束の間の天気にオリーブの収穫をしているようだ。
12月には、晴れが続きそうな晴れマークが見え隠れしている。
この地域の遅熟のオリーブは辛味や苦味の強い品種だから
12月に収穫したって平気よ!と農民は収穫し続けている。
きっと若手の細心派が収穫を急ぐのかもしれない。
季節と時間と共に生きてきた伝統農民は
自然の恵みの有り難さに、実った賜物を見捨てることはしない。

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1ヶ月前収穫が終る頃、早熟品種のきれいなオリーブと
果肉たっぷりの大きい品種のオリーブを、別に収穫した。
それをよく洗って
乾かして
瓶半分ぐらいのオリーブを入れて
塩をたっぷり入れて
毎日シェイクして
塩が溶け出して
2週間ぐらいした頃味見して
あと3日ぐらい伸ばして
苦味が抜け塩味が染み込んだ頃瓶から出して
軽く洗って
またよく乾かして
瓶に詰めて
オリーブの塩漬けが出来上がった。
トスカーナの友のお母様が
ペットボトルでガシャガシャとそんなことをやっていたそうで
なんともまろやかに美味しくできていたことに感動し
こんなに簡単だったら私もできる!と
今年久々にこのレシピで挑戦してみたのである。

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今年の収穫は天候や時間で強制終了させた畑には
いくつかまだオリーブの実がぶら下がっていた。
そんな頃、プーリアの友家族宅に夕食を招待され
トスカーナオリーブオイルvs本場プーリアの話で盛り上がった。
そこでプーリアの友のお母様も似たようなレシピで
オリーブの塩漬けをこしらえていたのである。
さすがプーリア、シェイクの中にハーブを入れるのだそうだ。
友の話を聞いているだけでおいしそうだ。
早速ぶら下がってるオリーブを収穫し
第二弾、ニンニクとローズマリー入りを試すことにした。
お。ハーブ入りの方がつまみらしい。
これはこれからのパーティーシーズンにイケそうである。
シンプルは、ピッツァにのせてもいいし煮込み料理に忍ばせてもいい。
何年か前につくった同じレシピのオリーブの塩漬けは
1ヶ月ぐらい塩に浸かりっ放しで、塩っぱくなってしまい
使うとしたら、煮込み料理で活躍するぐらいだった。
今回気をつけたことは、シェイク期間である。
まろやかに仕上がると、ついつい手が進んでしまうので
これだけでは全然一年持たなさそうだが
なによりも自慢したくこちらへご紹介した次第である。
来年は、焼塩漬けにも挑戦してみようと思う。
どうやらオリーブの苦味は、振るか焼くかで解消できるようである。
まさしくも無添加のオリーブの塩漬け
これをつくらない手はない。

・・・・・・・・・・
☆追記(2020年1月9日):塩漬けが完了したら
瓶に入れオリーブオイルに漬ける。
もしくは、袋やタッパーに入れ冷凍庫で保存。
・・・・・・・・・・


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ヴィンチから10km程離れた大きな街はエンポリという。

エンポリは、フィレンツェの盆地な街とピサやリヴォルノの海の街

の中間に位置する。

フィレンツェとピサを結ぶ列車は、必ずエンポリで停車する。

エンポリを基点にシエナ方面へ行くこともできる。

フィレンツェの住人がマイホームを購入する際

安価でのどかな住宅街が広がるエンポリの駅付近を狙う

郊外の人気エリアだったりもする。

そんな人が集まるのどかな街で、週一のマーケットが午前中ある。

週の真ん中木曜日だから、主婦が圧倒的に多いが

おじいちゃんおばあちゃんの集いの場ともなって

マーケットのど真ん中で、おしゃべりに花を咲かせている。

もしくは、小さな孫のお散歩中のようで、ベビーカーを押していたりする。

外国人女性が大半を占め、ここでも多言語が飛び交う。


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私がヴィンチからバスに乗って歩いて着く頃

袋いっぱいに詰まったフルーツや野菜を抱えて帰ってくる人もいる。

あの量を見ると、もうないんじゃないかとこっちは焦る。

しかし私はバスと歩きだから、エンポリのマーケットで

大量の食材を買うことは無い。

それでも歩いて見て回るのは好きである。

野菜や果物などの食品コーナーが一番活気があって

野外でも一番マーケット気分になる。


i Tessuti di Mercato


私がエンポリの大きいマーケットに行く目的は

ハーブアロマと無精製ハチミツ関連のハーブ屋さん

端切れ布を置いてる布屋さん

裁縫に必要な材料や道具を並べる裁縫屋さん

たまに下着のパンツ屋さん、靴下屋さん、日用雑貨屋さん

掘り出しアウトレット屋さんなどなどなどなど、歩いて回るが

たいてい必要なものだけしか買わない。

しかし布屋さんでは、ついつい衝動買いをいつもしてしまう。

毎週行くわけではないから

毎回同じ端切れが並ぶことがないからである。

きれいに畳まれていることはなく、布がぐちゃぐちゃに置かれている。

奥にも下にも掘り出し物があるのではないかと

引っ張り出して探す。

たいてい、服が一着分作れる大きさのサイズで売られている。

だから私は、アイデアがあって洋服やカバンを作っているのではなく

ぐちゃぐちゃの中から引っ張り出した素敵な布との出会いで

想像が膨らみ、私の創作服が生まれるのである。

布との出会い、想像・瞑想、制作、お披露目のお出かけ、ご自慢
節約と、ワクワクが生まれるなんてなんと幸せな趣味であろう。

私の一つのストレスの発散でもあり

一つの時間の過ごし方でもある。


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そこで、両面使えちゃうフェルト素材が2ユーロで売ってるなら

買わない手はない。カバンにも良さそう、帽子にも良さそう

継接ぎしてクッションカバーにも良さそう、余りは鍋敷きにもなりそう

少年に、また'80年代とか'60年代とか言われちゃう。


フェルト系の生地は、切った部分を処理しなくていいから

まるで小学生の図工みたいに作れる。

自分では満足してるのに、家族の男子はぬいぐるみみたいだとか

ごちゃごちゃ言ってからかう。

だからやつらの服は作らないのだ。


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Panino al Lampredotto Fatto da Me

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マーケットに一人で行ったときはさっさと帰ってくるけれど

誰かと行ったときは、牛のモツ煮サンド=ランプレドットを食べる。

家で食べるより、外で食べると

やたらと美味しい大好物のランプレドット。

ブタちゃんの丸焼きポルケッタも美味しいけど

私はやっぱりランプレドットを食べる。

赤ワインを飲みながら、ギトギトにかぶりついて食べるのが

このシーズン最高に美味しく感じるのである。



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シミ抜きシワ埋めスキンケアla mia erboristeria

フィレンツェシスターズAmica come Sorella vol.2

 『目指せ!フィオレンティーニ流 Lampredotto



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最近SNSで「毒親」という言葉をみかけることがある。

自分が現在親だけにはっとさせられる言葉である。

wikipedia参考より“ 毒になる親の略。

子どもに悪影響を及ぼす親、子どもが厄介と感じる親。

親の「自己愛」問題が主な共通点

過干渉、ネグレクト、ケダモノ、病んでいるの4タイプ ”


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虐待系のケダモノと精神的に病んでいる以外

過干渉と無関心は普通の親からも

知らない内に顕となってしまっているのではないだろうか。

社会的なことも関係してくるだろうし

身の回りの生活なことも大いに関係してくるであろう。

過か無でケダモノ化し病んでいくような気がする。


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私も過度になりすぎず放ってはおかないよう気をつけているが・・・

子どもの成長と親の対応は個々に異なり答えがない。

だからどの時代も双方悩むのだと思う。

私の母は、無関心そうに見えた。

母からのアドバイスは何一つ覚えていない。

怒られて家を裸足で飛び出した記憶があるけれど

でも母の怒っている声や顔をを覚えていない。

しかし、父がいなくて叔父さんたちが私を怒ることがすごく嫌だった。

母にしがみついて大泣きしたことはよく覚えている。

祖母もよく怒鳴っていた。

怒られるということは、素直に言うことを聞かなかったのであろう。

からかっているような態度を見せたはずである。

私も今、少年のバカにするような態度には腹が立ち

ぎゃんぎゃん怒る。

人が怒るときって、自分の理想の世界を崩されたときなんだと思う。

人がいなければ怒ることもしない。

ただ自分が理想の世界にいられないとイライラしてあたることも

怒る原因であると私は思う。

だから、なるべく幸せなゆっくりした時間を過ごすと

からかうこともないだろうし、怒ることもないのではないかと

また理想の世界を描く。


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少年の生活態度とこれからの進路に向かって

話さなくてはいけないことがいっぱいある。

しかし、日常の些細な問題と躾、少年も私も活動に励んでいると

時間の狭さに追いつかない。

削って埋めて削って埋めて。

そして、助言や知恵を与えるより

自らの発見の場を与えたいとまた理想を描くと

さらに時間のなさに絶望する。

やはり我に返って日々の生活を豊かにしようと

田舎暮らしでできることを提案すると

「お母さんのスタイルは'80年代。もうそんなこと誰もやってない。」

などというのであるw

服の嗜好もプレゼントの嗜好も、「お母さん古すぎ」。なぬっ。


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時代が急速に変わっていることは

地球温暖化のスピードと同じくらい感じる。

自分が見てきた世間体を

次世代に教えるのはまた違うかもしれない。

かといって私たちがもつ人生経験というのは

個々にあって貴重なもので、でもそれは教えるのではなく

表現することであると私は思う。これを無関心側に設定すると

無関心と捉えてしまった考え方も実は幼いかもしれない。


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先日、職業をテーマにした授業を中学二年生の

日本語補習授業校の子たちが勉強していた。

私は、農業についてインタビューをされたのだが

子どもたちが用意した質問事項がおもしろかった。

職業の説明、一日の仕事の流れ

この職業で困難なことは何か、反対に楽しいことは何か

そして、子どもたちにこの職業は薦めるか、という質問である。

私は、転職していること、大人になってから学んだこと

体力的に辛いけど好きだからできること

もっと将来は多方面に展開させたいこと、などを説明した。

あの勉強もこの勉強も、あのアルバイトもあの仕事も

たくさん歩いた国々も旅行も

どれも人生の中で役に立っていると私は思っている。

あえて細かくいえば、英語をもっと活用させた生活を

しておくべきだった・・とそこだけが一番後悔している

そんなことも未来を想像する小人ことなたちに伝えた。


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子どもの人生は子どもが歩んでいくものだし

失敗しながら学んでいくことも必要だと

そんなこと私たちはわかっている。

しかし、失敗の中でもこれは失敗しちゃいけないことを

人生経験のある大人から学んでいかなくてはいけない。

そこで私たちの教えが毒と感じるのか、毒となるのか

それはもう家族の幸せ度から

生まれてくるのではないかと思ったりもする。

やはり生活の質が根本にあるような気がする。

ぎゃんぎゃん少年に怒った後は

いつでもフォローするよお母さん、の姿に切り替える。

私も母にしか相談できないことがいっぱいあった。

今でも相談したいことがいっぱいある。

しかし今はもう、感情の記憶を掘り出して

現実と向き合わなければならない。

親子で話し合える環境をつくるのが一番なんじゃないかと

やはり原点に戻る。


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ヴィンチの丘が黃葉で輝いている。

色が抜け黄ばんだ葉は

最後の微塵なエネルギーを振り絞っているように見える。

風が吹いているのであろう、カタカタカタと首を振るように動く。

今にもポキンと折れそうに動く。

それも彼らの本能のように動く。

そして大地に舞い落ちていく。

ただただ本能で動ければいいけれど

コミュニケーションをとって動いていく。

それはタイミングもあって、そしてフォローし合って

今というチャンスに向かって動いていく。



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独り占めの幸せ 12°Compleanno

鍵っ子PeperoncinoAcrata

 『走れ、歩め!SetteErbe



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2ヶ月雨が降らないと騒いだ旱魃っぽい夏だったのに

今度は雨降り続きで困ったと嘆きたい秋。

カラカラもダメだし、ビチョビチョもダメ

寒すぎてもダメだし、暑すぎてもダメ

毎年同じように四季が送れればいいなーと

農業を始めてから深刻に想う・・祈るようになった。


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オリーブの収穫に打撃が出たところもあるようだ。

モスカ(オリーブミバエ)予防をしてあって

10月の3週目ぐらいに収穫が終わっちゃってたら

この雨続きと10月の終わり頃のモスカ大発生に間に合ったと思う。

その後、モスカ大発生で収穫を断念したところもあるようだし

この雨続きで収穫ができず、時間ばかりが過ぎ

オリーブの熟度は増すばかり。

降水量が多ければ吸収した水分を蒸発させるために

天気がしばらく続かないと、濃厚なオイルが抽出できない。

それでなくても今年は春の雨続きで気温が低く

オリーブの開花や結実に成功しなかったところが多く

オリーブの収穫量は少ないようで

オリーブオイルの値段も高騰しているニュースを見受ける。


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ここ11月中盤になってイタリア中、川の氾濫や危険そして浸水

あちこちで被害や不安、祈る想いで過ごしている。

フィレンツェを流れるアルノー川も氾濫ギリギリのシーンを

SNSで見かける。

ヴィンチ村へ行くにはエンポリという街を通るが

エンポリもアルノー川が流れている。

氾濫ギリギリどころか、川沿いの畑なんかは跡形もなく

川の幅が広がった状態になった。

ヴィンチとエンポリを繋ぐ橋には

SNS用の動画と写真を収めるために人だかりができていた。

エンポリの街はとうとう浸水してしまった。


この橋をなるべく使わないよう、ヴィンチの村長さんからの告知が

出回り始めた。やはりSNSやグループチャットで回ってきた。

イベントなどは控えるようにそして学校は閉鎖

イベント同様スポーツクラブも全て閉鎖する指令を出したのである。

昨日も今日も雨は降ってないが、通行を避けることで

いつ崩れるかわからない事故的自然災害は免れる。

また今日の午後から明日、明後日も大雨注意予報が出ている。


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川の氾濫ギリギリなのに、私たちは家族で

少年が毎週土曜日に通う日本語補習授業校の文化祭に

参加してきた。まだイベント中止指令が出てない頃である。

この文化祭は、借用校付近の地域の皆様へ

感謝の意を込めた催し物である。

子どもたちやママたちがコーラスで歌う。

少年もいつか子どもらしい頃歌っていた。

我が子が童謡やリメイク曲を日本語で歌っている姿に涙したっけ。

そう願いを込めた小さな子のママたちがたくさんいて

子どもコーラス部入部が後を絶たない様子だ。

子どもたちも思い出に残る発表会の場があって

やりがいもあるのではないだろうか。

毎度私も屋台から楽しませて頂いてる。


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この文化祭ならではに

ママたちの愛を込めた熱~い日本茶、手作り本格的お菓子や

今年は漬物・発酵食品が登場し、和風アクセサリー、日本雑貨

子どもたちの中古おもちゃなどのマーケットが

超~~~コスパで開かれるのである。

これを見逃す手はない!

と、気付いた地域の住人は楽しみにやって来る。

ママ同士だってショッピングに大忙しw

自分のできることを披露することで、面識は広がり

且つアピールとなって素晴らしいことだと私は思う。

ママ業の人、本業で忙しくても好きなことは実はコレ!という人

こういう機会でマーケットでもコーラス活動でも

自分を表現する場があることは、地域の住人のため以上に

生活の中の全てのコミュニティーは広がって

個々に楽しさが増すのではないだろうか。


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私も、ビオディナミワイン、オーガニックリンゴジュース

おつまみのカリカリスキアッチャータ

オリーブオイルとリンデンハチミツのコールドクリームを並べた。

地球と体に優しいオーガニック屋さんである。

今年はオリーブオイル石鹸が間に合わなかった。

リンデンハチミツ入りヴァージンオリーブオイル石鹸だったのに・・・

固形石鹸は、熟成期間が必要なので

一ヶ月前から作らなくてはならない。

無臭で肌に優しいと石鹸リピーターが立ち寄ってくれた。

特に男性のリピーターは、嬉しいじゃないか。

泡立ちの悪い無臭の石鹸だが、肌に優しいと感じてくれたことに

私のメッセージが石鹸を通して伝わっていることに感動を覚える。

家でも作れるよう世界の伝統レシピを投稿しているが

無農薬のオリーブオイルや無精製のハチミツを手にすることが

困難で、なかなか自分では作ろうとしないことが多いようだ。

私が作る石鹸やクリームは、何といっても素材が決め手なのである。


Cold Cream con Miele di Tiglio

リンデンハチミツ入りコールドクリームは、古来の製法でつくっている。

リンデンは、鎮静作用があることから

お茶やハチミツは咳や痰などの気管支、イライラの抑制などに効く。

この鎮静作用を利用して、私はリンデンハチミツを選ぶ。

肌の荒れをオリーブオイルとハチミツで抑えるのである。

薬が無かった頃、この製法のオリーブオイルと蜜蝋クリームで

傷口を塞いでいたのだから

小さな傷や荒れは効かないわけがないのである。

昔の人の知恵というのは、継承し続けたい。

我々生物がもつ防衛法の一つのように。


Schiacciatina Semiintegrale con Semi di Sesamo

ビオディナミワインを初めて口にされる方が

この無添加の純粋なフルーティ感に感動されていた。

こちらもリピーターに囲まれる。

カリカリスキアッチャータは、白ゴマ味に病みつきw

大人はワインのつまみで、子どもは安心おやつ。

イタリア人にも日本人にも愛される白ゴマは、みんなの大好物。

今年初登場のオーガニックのリンゴジュースは

無添加で砂糖の甘さが無くリンゴそのまんま。

スーパーのリンゴジュースに慣れている人は

酸味がきつく感じたかもしれない。

それでも小さな子どもが「お代わり、お代わり」と

リピートしてくれる姿が微笑ましかった。

子どもの方が本来の味を知っているのかもしれない。

「リンゴジュースは子どもの手で握れる細くて小さなカップにしたんだ」

にやっと少年が嬉しそうに賛成してくれた。


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帰宅際、アルノー川の上を跨ぐ橋を渡った。

暗闇のアルノー川の水面が手に届きそうだった。

流れでできた水の影が、川の強さを表していた。

霞んだ大きな月がどよめく川を照らしていた。

弱い月明かりでもそれは泥の流れだとわかった。

祈るしかない。

災害が起こりませんように。



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コスパなイベント、コスパな暖 in autunno

リンデンハチミツ入り Cold Cream con Miele di Tiglio

 『カリカリスキアッチャータ Schiacciatina


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新オリーブオイルOlio Nuovoオリオヌオーヴォをゲットしたら

オリーブオイルを選ぶとしたら Ecco L'Olio Nuovo

オリーブオイルを含味して『生オリーブオイルの魔法 Olio Crudo

料理のコクと旨味を引き出すキラキラオリーブオイルで

一品を仕上げようと提案した。

その次は『オリーブオイルの保存』である。


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オリーブオイル・・

特に今ゲットした今年のエキストラヴァージンオリーブオイルは

とってもデリケートで風味が一変しやすい。

そうならないよう生産者も『オリーブオイルを美味しくさせる 』よう

情熱を込めて、美味なオリーブオイルを産み出し

消費者の手に渡るまで細心を払う。

その生産者の元から離れ消費者に手渡るまでの間も

保管・運送・陳列など気を配る必要がある。

運送もワイン同様オリーブオイル相応の対応をしなくてはいけない。


Olio di Oliva Extravergine 2017 Filtrato con cielo fine autunno


あるイタリアのサイトでも紹介されているように

日本語でオリーブオイルの保存と管理の仕方を紹介するとしたら


徹底的に遮光する。

遮光瓶の場合、瓶にも依るが最近の結果だと

30%の遮光ぐらいしかされていないこともあるそうなので

遮光瓶の上からでもアルミホイルで巻いてガッチリ遮光する。

最近では瓶の表面に完全遮光加工された瓶が登場している。
きっと熟学の細心派であろう。

しかしコストが。オリーブオイルの10%が瓶で占めるのはどうだろう。

農家直売の5Lの透明瓶もすぐにアルミホイルで遮光する。

缶のメリットは遮光だが、使い勝手の悪さと見た目の悪さ

(素材的に缶の匂いが移るのではないかと個人的に好まない)

500ml以上で購入した場合、瓶に移し替えなくてはならない。

運送時軽量というメリットがあり、簡単に凹むというデメリットがある。

プラスティック容器は論外。

プラスティックの原料が溶け出す場合もあるから絶対に選ばない。

イタリアのオリーブオイル文化で3L以上は

Bag in boxという真空バックも最近では選択の一つだが

オリーブオイルに触れている素材はプラスチックで

その上にアルミニウムが覆ってある状態なので

オリーブオイル対応のBag in boxかどうかチェックする必要がある。

ワインもBag in boxでテーブルワインなんかよく利用されるが

ワインとオリーブオイルでは素材が違うそうだ。

昔むかしTerracotta(素焼き陶器)での保存が一般的であったが

呼吸する素材のようで

オリーブオイルの保存には不向きという結果が出ている。

保存というよりお持て成し感覚で使うのはいかが。


空気の流れがある暗室に置く。

頻繁に使う小瓶も棚にしまう。アルミホイルで覆われててもしまう。


15℃前後の室温が適度。

一年間あまり温度差(±5℃)が激しくならないところで管理。

キッチンのガスコンロの近くに出しっ放しはしない。

冷蔵庫にしまうのもNG


空気に触れないよう心がける。

キャップの開けっ放しや

容器から容器への移し替え作業を少なくする。

細心派のオリーブ農園でのオリーブオイルは瓶詰めしやすいように

蛇口付きの大きなステンレスタンクで

酸素を抜く真空機を装着して保存されている。

ということは、瓶の中のオリーブオイルも消費中の空き空間には

酸素が入り混じって酸化していくのである。

小瓶で購入して早めに使い切るのがベスト。

個人でマイオリーブオイルを造ってる人は、フィルター後(!)

いくつもの小さな瓶(最高5L)にいっぱいに詰める。

真空機の無い50L ステンレスタンクでの保存はあまり勧めない。


イタリアのサイトで賞味期限も書いてあるので日本語にすると

例えば、大量に5リットルを入手して小瓶に分けたら5ヶ月以内

一度開けたら6ヶ月以内

新エキストラヴァージンオリーブオイルとしては18ヶ月以内、とある。

あくまでも味が保つだろう賞味期間で、消費期限ではない。

18ヶ月以降も生のフレッシュ感を期待しなければ全然食べれる。

イタリアのマイオリーブ産出家は、豊作な年のオリーブオイルなんか

いつまでも消費しきれなかったりする。

幸いなのか翌年は不作の年だからそれはそれでよかったりする。

その不作の年に去年のオリーブオイルを分け合ったりするんだから

自然もうまくできている。

イタリアのオリーブオイル文化の国で暮らす我が家は

250ml瓶で食べる直前の仕上げに使っても

2週間以内に使い切ってしまう。

我が家の消費量は一年間35リットル以上。

それ以上に生産しないと、フライにも使えないしコスメにも使えない。

一度、家族の消費量を知っておくと

新オリーブオイル時に予約したり購入したりする量がわかる。


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最後に、搾油後すぐにフィルターで濾してない場合

Travasareトラヴァザーレ(容器を移し替える作業)をする。

伝統的農民は、Psquaパスクア(イースター/復活祭)

第一回目のトラヴァザーレをする。

年に二回はトラヴァザーレすると農民はいう。

底に残る茶色いニュルっとする沈殿物(Morchiaモルキア

酵素成分含む)は、不純物で劣化を急ぐだけである。

フィルターにくっついている不純物は数日には異臭を放つ。

使用後のフィルターをさらにフィルターにかけて

さらに絞り出したオリーブオイルをOlio Sansaという。

そのオリーブオイルも加熱料理やコスメに使える。

せっかくだからマイオリーブオイルをフィルターで濾して

長期保存と余計な作業を減らすメリットを

加味するのはいかがであろう。


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暗~いところでじっと待つオリーブオイル。

美味しさを保つということは

生産者の努力を長引かせていることと同じである。

少しでも長く美しい味のオリーブオイルを玩味してほしい。



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嗅覚と味覚 Profumo di Primavera

我がオリーブオイルのヒミツFrantoiod'Oro di Vinci

 『オリーブオイルの美しい味laRaccolta delle Olive 2017 ②



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オリーブオイルを選ぶとしたら Ecco L'Olio Nuovo』読後

良質なエキストラヴァージンオリーブオイルと出会ったら

まず試飲してみる。

オリーブオイルを試飲する』をどうぞ。


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きっと香りは、キャップを開けた瞬間

プア~と鼻に飛び込んでくるだろうから

香りが合格だったら次に進んで

一杯の小さじに並々注いで、口の中に含んでみる。

様々な角度で刺激が異なる舌の構造を利用して

最後にイの口の形にして左右からほんの少し空気を吸い

オリーブオイルを喉の方へ送ると

喉の方まで辛味という味を感じることができる。

加減しないとむせることもある。

プロたちはグラスに入れて手のひらで温めてから香りをかいだりする

が、全部ペロリと一滴も残さず舐められる方法は

素人だったらスプーンだっていいと思う。

もちろん小さなグラスだと香りという嗅覚も体験できる。

できたら異なるオリーブオイルを複数同時に

試飲してみるとおもいろいかもしれない。


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口に含むとマイルド感が広がり後で辛味がくるタイプが早摘み

それと、すぐに苦味感が伝わり

それが今度は辛味に変換されてパンチのあるタイプが遅摘み

と、私のオリーブオイルは品種や畑の違いで

今年はこのような結果となったのだが

毎年同じわけではない。

例えば去年なんかは

早摘みの方がマイルド感のあとの辛味がほどよく効いていて

遅摘みの方は特徴であるパンチが抑えられてしまったのだ。

それは何を隠そう気候が原因でそういう結果が出たのである。

毎年気候が違うと成長も異なれば出来も違う。

同じオリーブオイルというわけにはいかないところが

自然の賜物なのである。

だから同じ生産者のものを毎年買い続けるのも違いがわかって

生産者の一年の想いまでもが

伝わってくるのではないかと想像する。


Ricotta con Olio Extravergine di Oliva

Tòfu di Ceci con Olio di Oliva


オリーブオイルを生で含味すると

苦味とか辛味があるのがオリーブオイルである。

これを美味しいと思うか、ぅわっマズッと思うか

それはどんなオリーブオイルを試しているのかに相当寄るけれど

オリーブオイルが美味に感じれば

良質なオリーブオイルに出会えたことになるであろう。

オリーブオイルの鑑定士やソムリエさんたちは

複雑な表現で細かい味を分析していき

彼らの、青リンゴの・・とか、ナッツのような・・とか

アーティチョークの・・とか、青いトマトのよう・・とか

これはもう経験が積み重なって味を認識していくしかない。

好みの範囲を超えて判断していく熟練の彼らには

これまたパッションとしかいいようがない。

しかし素人は、料理のマッチングが

想像できればよいのではないかと思う。


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Bistecca alla Fiorentina


結局のところ、オリーブオイルは食事で使うのだけど

味の試しは生で、せめてマイルドか苦味辛味の効いたストロングか

舌で感知しておいてから

食材に合わせていくとよいのではないだろうか。

イタリアでは、シンプルなパンと食べる。

もうパンという食材が入っただけで

オリーブオイルの味はさらなるマイルドが広がっていく。

スープに入れるとコクがでるだけでなく隠し味まで演出する。

サラダにかけるとオリーブオイルのスパイシー感が引き立ち

お肉やお魚にダイレクトにかけると柔らかみが増す。

料理はまるでオリーブオイルに魔法をかけられたかのように

さらに魅力のある一品に変化する。

このオリーブオイルの魔法を知ってしまうと

どれもこれもかけてみたくなる。

できたらお塩だけをお供に。

私はわざわざドレッシングをつくらなくても

料理に調味料やハーブが使われていれば

新オリーブオイルは常に新鮮の生の状態で一番最後の

食べる直前にかけることをオススメしたい。

食べ終わったら、お皿に残ってるオリーブオイルと

食材から出てきた旨味液をパンに吸い込ませて食べるのが

最高のドレッシングなのだと私は言い切る!

これを正しくも完食というw

洗い終わったようなきれいに拭き取られたお皿をみると

料理人は大満足なことこの上ない。

Buon Appetito Piatto Pulito !


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Olio Extra Vergine di Oliva = Olio EVO

オリオ エクストラ ヴェルジネ ディ オリーヴァ = オリオエーヴォ

Olio vergine di Oliva

Olio di Oliva


Olio EVOはエキストラヴァージンオリーブオイルの略。

オリーブの実が健康で、収穫時地面に触れること無く

機械的処理によって搾油され、酸度が0.8以下

精製されておらず無添加なオリーブオイルをいう。

これにSpremitura a freddo(Estratto a freddo)

呼ばれるコールドプレスは27℃以下であるとなおさら良く

さらに不純物による劣化を早急に抑えたフィルター済みだと

もっともっと本来のオリーブオイルの成分がダイレクトに発揮する

という、一番買い求めて欲しいタイプ。


ヴァージンオイルは、きっと実が健康でなかったのでしょう

モスカ(オリーブミバエ)に産み付かれてしまったのも原因の一つです

収穫から搾油までの時間があきすぎてしまったのかもしれません

エキストラヴァージンと同様に機械的処理によって搾油されても

酸度が0.8を超えてしまったが2.0以下のオリーブオイルを指す。


シンプルよみオリーブオイルは

日本だとピュアオイルとか精製オイルと呼ぶのであろうか。

悪質ヴァージンオイルなどを精製して添加物を配合して

酸度0.3以下に仕上げた、有効成分が極端に減ってしまった

一番買い求めて欲しくないタイプ。


と、イタリアでは3つのレベルに分かれる。

私は、地球と体に優しいオリーブオイルを世に勧めることで

地球の温暖化対策の一つだと思っているし

健康を維持できる方法の一つだとも思っているので

のエキストラヴァージンオリーブオイルを断然的にお勧めしたい。


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現在オリーブオイル文化の国イタリアは

収穫期後半に入ってきた頃であろう。

店頭にもOlio NuovoオリオヌオーヴォとかNovelloノヴェッロ(新油)

並び始め、オイル文化の民衆はいち早く味わいたく

挙って買っていくように伺える。


あるイタリアのサイトでも紹介されていたように

私も日本語で簡単にオリーブオイルの選び方を紹介するとしたら


スーパーに売られているローコストオイルは避ける。

どんなに大きい農園でも、一年間の作業と人件費と

細心な収穫と搾油と税金をひっくるめたら

あの値段はありえない。

オリーブオイル文化の国イタリアで

最低でも1L12ユーロはするべき価格だと農園たちは訴える。

細心派は最低18ユーロいくかもしれない。

オリーブオイルは決して安いものではない・安くできることではない

ということをオリーブオイル文化の民衆も価値を改めるべきだと思う。


自然の味で酸度が抑えられたエキストラヴァージンオイルを選ぶ。

上に述べたことと同じ。


Biologicoビオロージコ(有機栽培・オーガニック)を選ぶ。

私はココ重要ポイントだと思うのだが

除草剤を使うことで、大地は汚染します

殺虫剤を使うということは、樹に毒を浸透させます

そんな農薬は、オリーブオイルに検出されているそうなのだ。

だから私はBioを推薦する。


コールドプレスで搾油されたオイル

熱を加えて搾油すると、抽出量がものすごくいい。

しかし、せっかくの成分が減ってしまうし風味も落ちる。

質より量という農園や企業は、抽出量命だが

量より質の細心派農園は抽出量減っても

コールドプレスの搾油所へ持っていく。

コールドプレスは27℃以下と規制があるが

低温なほどオイルの成分と旨味は抽出される。


Filtratoフィルトラート(フィルター済み)のススメ

Non Filtrato = Grezzoをフィルターにかけていない

搾油されっ放し状態をいうのだが

搾油してから1〜7日間ぐらいはアリかもしれない。

しかし、搾油機で水分とオイルを分けることは精密にできるが

その後全く必要の無くなる劣化を急ぐ不純物というのは

どうしても搾られたオイルに含まれて出てくる。

新鮮さを求めそれがイイと思う人もいるかもしれないが

搾油してから使い切るまでの時間を考えると

味を保つという意味の賞味期限だとしたら少な過ぎる。

細心派は、搾油後直後まだ温かい状態の内に

フィルター掛けをしてしまう。


遮光瓶に入っている、とにかく遮光されている

オリーブオイルの葉緑素クロロフィルは光に当たると酸化を早くする。

酸化をすると、風味が落ちる他成分までもが減少してしまう。

酸化しにくいオリーブオイルとはいえ使い手に渡るまでは

生産者は細心の注意を気配りたいものだ。


olio DOPとかIGPマークのあるもの。

イタリア産にとらわれず、さらに土地を限定することで

オリーブの実がその土地で収穫されたということは

搾油までに短時間で済んだこと

そして南から北までいろーんな種類もあれば気候だって多少違う

病気だって違うだろうし、土地も違う

同じ土地のオリーブが集合した方が土地の味が出るのである。

それは、オリーブオイルだけではなくいろんな食品全て。

土地を指すことで、土地興しの意味もあるのである。


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最後に、スーパーで選ぶより

11月だったらイタリア中オリーブオイル祭が各地で行われていたり

年中あるマーケットや特産物祭で生産者の屋台は並ぶ。

そこで味見させてもらったり話したり生産者に近づくチャンスである。

信用と信頼のある生産者と出会ったら訪問したっていい。

彼らのパッションは、人柄に出る、畑に出る、味に出る。

世界中にビジネスで工作されたオリーブオイルが出回るのではなく

ホンモノの、需要者供給者同じ人間同士

パッションで与え合える世の中になることを夢描く。


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私はオリーブオイルを搾油所から引き取ると

自宅でフィルター掛けをする。

オイルをフィルターに移動させて床についた。

しかしタンクの蛇口が閉まっているか確認するのを忘れた。

フィルターで濾されたキラキラしたオリーブオイルは

床一面に流れ出し、使い物にならなくなってしまった。

そんな悪夢で飛び起き、確認しに行くと、栓は閉まっていた。

殺される夢よりお金が無くなる夢より青ざめるほど焦った夢である。


瓶詰め中、瓶の中に流れていき栓の一滴まで確認した

オリーブオイルを眺めていると
あの粒からこんなキラキラのオイルが出来上がり
一年間の証が液体になっていくと思うと

もっともっとできてもいいんじゃないかと思ったりもした。

でもこれがオリーブオイルなんだ。

部屋はオリーブオイルの香りで充満する。

瓶詰めの前は、他の匂いを出さないように気を配る。

暖房もつけない。常温を保つ。

私も一人の細心派のようで、最後まで気を抜くことはない。


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オリーブオイルの欠点は、一年のサイクルであること。

ワインのように熟成して何年もというわけにはいかない。

たいていの賞味期限は18ヶ月のようだし、数年食べれるが

翌年には新しいオイルが産まれてくる。

去年のオイルがどれも☆項目のオリーブオイルだったら

まだまだ香りも風味も豊かだが

やっぱり新しいオイルと去年のオイルじゃ全然違う。

新鮮さがまず違う。

これは誰にでもわかると思う。

新しいオイルは生で使うようにして
去年のオイルは調理用にしたり
石鹸やクリームなどのコスメに変身させるのはどうかと思う。


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パッションのあるオリーブオイルと出会えますように。

Buon incontro, Buon aquisto e Buon appetito!



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11月にもなっていないのに、オリーブの収穫が終わってしまった。
「以前は11月1日のognissanti(諸聖人の日)から
始めることがお約束だったのにねぇ。」と農主のお母様。
「あそこにはMignolo Cerretanoミニョロチェッレターノ
(チェッレートグイディオリジナル品種)が植えてあって
遅摘みの辛口だから12月ぐらいまで収穫してたよ。」
「あ、それ、私が管理してる畑にもあります。美味しいですよね。」
パンチがありすぎだから、住人はマイルドに落ち着いた頃
収穫していたのである。
しかし現在は、そのパンチが遅摘み品種の特徴であったりもし
あえて好んで早めに収穫するのである。

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早摘み品種が植えてある竜巻を被った劇的な畑は
3分ノ1の収穫だった。
しかしそこは昨年豊作で生き返ったかのようだった。
ドッキングしたもう一件のオリーブの森のような畑は
今年は去年より豊作だった。
そして、遅摘み品種が多めに植えてある緑のオリーブ畑は
やはり去年より豊作だ。
しかしバラついて、こっち側はいっぱい成っててあっち側は少ないとか。
それでもこちらの畑、美しいオリーブを実らせ
収穫してる私たちは、歓喜と満足で、収穫が幸福だった。
あまりにも美しくてそのまま木にくっつけておきたかったぐらい。

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今年は遅い春だった。
開花を見ずに故郷へ飛んでしまい、心配で仕方がなかった。
出発後それでも数日後に開花したようだ。
オリーブにもどの果実の木でも、早めに活動し始める品種と
遅めに活動する品種がある。
私は、その先に活動する早摘みと総称した品種が
今年の遅い春に間に合わなかったのではないかと考えた。
後で活動する遅摘みと総称する品種が
この季節に好都合な条件に満たしたと考えたのだが。
しかしトスカーナだけではなくイタリア全般
2019年はオリーブの少量生産とニュースで取り上げられていた。

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開花の時期、結実の時期、実をつけるには
じつにその時期の気候は重要である。
味をよくするには、成長期も気候は重要になってくる。
そして収穫時期も。
オリーブも果実の木にも、去年不作で今年豊作といった
交互性が起こってしまうことがある。
イタリア語でAlternanzaアルテルナンツァというのだが
一番の原因は、気候の打撃だそうだ。
雹の激打とか、激寒の冬とか、激猛暑とか、降水量の有無とか。
毎年同じように豊作というわけにはいかないのである。
だから人はせっせと化学肥料とか有機でも肥料にこだわる。
この交互性はもう、この加速する地球温暖化で
どの樹木の神経に障らせてしまったのではないかと私は見受ける。

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私は、オリーブ栽培の中で一つやめたことがある。
それは、先にふれた肥料を与えることだ。
なぜなら、木は交互性に侵されてしまい
去年不作で、今年は豊作とわかったからだ。
ここ数年有機栽培用の肥料さえも与えていない。
それでも気候に合った美しい姿のオリーブで美しい味を産む。
肥やして旨味を造るのではなく
自力の抗体力とエネルギーで
自然と調和した成長と旨みを産み出させることにしたのである。
私が手を貸すことは、剪定と
オリーブミバエ(Mosca dell'olivo)の予防をすることだ。
それと草刈りも。
今年のオリーブをみて確信した。
一番参考になった考えは、自然農法である。
藁を敷くことで、地下はバクテリアが生まれ活動し始め
土を良い状態で保つ仕組みである。
だから草を刈った後、そのまま放置する。

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こちらの緑のオリーブの畑にある遅摘み品種のオリーブたちは
コロコロごろごろブドウのように実り
オリーブはちょうど色付きの頃で
カラフルなアメ玉のように口の中が甘くなった気がしたほどだった。
2年前降水量が少なく小粒だったことを思い出すが
今年の秋のはじまりの多降水量でプックリ膨れ上がり
ミバエの産卵形跡も無く、スベスベのオリーブだった。
ホント、うっとりするぐらい美しい。
人はやはり豊満で綺麗なものを見たり触れたりすると
幸せな気分になるようだ。
夫がめちゃくちゃ嬉しがっていたw

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私は、天気の都合と今までの経験で、搾油所の予約を早めにし
猛ダッシュで収穫して、早く終了させることを心懸けた。
私たちはずいぶん収穫のスピードが上がってきたように思う。
終わらない・・無理だろう・・と思っていて、我がアニマル少年を
ヘルプ1でカウントしてたが、全っ然ダメだった。
5分で、わーっと逃げっていった!
ま、その分私たちががんばっちゃったのかもしれないけれど。

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こちらの緑のオリーブの畑、収穫期が当たりだったのであろう
搾油率が思いの外高く多くのオイルが抽出でき、
ほどよくパンチが効いた美味しいオリーブオイルに出来上がった。
大大満足。
ふーっ、今年のオリーブの収穫、早々に終了!
あまりにも美しいオリーブだったので、塩漬けにも挑戦中。


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暑い・・・

「ちょっと着替えてくる。」

この間まで着ていたブドウの収穫の夏用の作業服に着替えた。

暑くて例年よりやる気を失った。

しかもこの暑さで集団でたかる小さなハエ科のユスリカ(?)

も飛び回ってウザイ。蚊もいるじゃないかっ。かゆい。


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ブドウの収穫よりオリーブの収穫の方が体力を要すると私は思う。

一日中振動機を持って、オリーブと樹を労りなが振い落し

地面の網は、きちんと伸ばして端を折ったり棒で支えたり

オリーブが一粒も転がらないようしっかり敷く。

網と網の間や樹の周りにも隙間がないように

大きい釘を地面に差し込む。

網の作業は立ったりしゃがんだり低い体勢で歩く。

50Mの網で囲まれたオリーブが終われば

一旦籠に入れて網を移動させる。

網が何枚もあれば最初に網を敷く時間にあてればあとは

上の方や表面を振動機で振い落したり

幹や太い枝に隠れているオリーブたちと下の方を手摘みでやる。

私が振動機で、夫が手摘みで行う。

それでも軽量な振動機でもずっとガタガタと持っていれば重いし

それでも傷つけないよう細心の注意を払いながらやってると

汗をかいている自分に気が付く。


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真夜中、早朝のヴィンチは霧に覆われ

まだ薄暗い私たちが目が覚める頃

霧は、丘の谷間へ去っていく。

もしくは、引いたかなと思いきや

また霧に一面包まれてしまうこともある。

気まぐれな霧は、大地や木々に露を残していく。

木々が濡れていると、収穫での傷口が悪化しやすいので

私は収穫を控えている。乾くまで待つ。

地面が濡れているだけなら、決行する。

霧が出る日はたいてい晴れで蒸し暑くなる。

小さい頃母がそう教えてくれた。

霧の日に晴れるのは、世界共通のようだ。

少年が「服、何着てこう。」と夏服か秋服か悩んでいるので

私が母から教わったことを、そのまま教えた。

そして少年は上着を脱いで振り回しながら

真夏のような格好で昼過ぎに帰宅する。


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この10月最終土曜日にはサマータイムが終わり

通常タイムに切り替わる週の月曜日(1021)から

熱る体と地球温暖化加速中のヴィンチで

オリーブの収穫が始まった。

この月曜日の搾油所のオープンと同時に合わせて

収穫を始めたかったが、天気予報のハズレと予約がとれず

見送りとなってしまった。が2日ずれただけである。

しかし、日々日々観察し加速温暖化を感じ

日々日々焦り続けた。

それは何を隠そうオリーブミバエが飛び回っているからである。

Mosca dell'olivoモスカデッロォリーヴォ(オリーブミバエ)

この湿気と25度くらいのほんわり暖かい陽気に

産卵ホルモンがうずくのである。

我が庭にあるボスオリーブには、産卵済みマークを残して

モスカは隠れている。ピンチ!

しかし、全部が全部じゃないからほっとする。

そして、ゾーンによって出現し、そこで産卵する場合もあるし

スルーな場所もあったりする。全く不思議だ。


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モスカが産んでいったボスオリーブを一番先に収穫し

籠に浅く摘んでおいた。

すると、モスカの幼虫が這って出てきた。

その幼虫をよっこらよっこらアリが運んでいた!

昔オリーブのことなんかなーんにも知らない頃

オリーブの収穫を手伝いにいった先で

一週間ぐらい倉庫に摘みっ放しにされていたオリーブの実。

その年モスカが出現した年なのであろう

幼虫が床へ落ちていたのを目撃。

幼虫は、オリーブの栄養が届かなくなると

栄養があるところを探し求めて移動するようだが

そこが愚かなところ、オリーブの実が収穫されてしまったとは。

その経験を思い出し、一番に収穫して時間を置いたのである。

時間を置いている間、無事なオリーブを私たちは収穫したのである。

つまり幼虫の行動からもわかるように

収穫後のオリーブの実は樹から栄養はストップされ酸化が始まる。

いかに収穫後早く搾油した方が良いか納得する。


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収穫しているこの日、モスカ産卵に最高な気候で

収穫しているそばから、収穫後のオリーブにも

モスカがたかっていて驚いた。

搾油所にもモスカが大量に飛び回っている。

モスカの産卵欲てスゴイw

この地球温暖化の加速進行では

予防のタイミングを変えなくてはいけない。

8月の半ばにモスカ予防をしたところは

9~10月の収穫まで予防ケアが持たない。

一ヶ月に1度ペースで9月の半ばにも予防した方が良さそうだ。

収穫ギリギリの今もモスカ騒動に焦った農園は

殺虫剤を撒いてしまっている様子だ。

そうなると、収穫を遅くしないといけない。


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もう少し収穫が遅めでもよかった畑のまだ緑

(つまりポリフェノール多)の豊作オリーブ(Pendolinoペンドリーノ)

この春と初夏のこれまた異常気象で開花期が遅れた

今年は全く実らなかった畑の熟度高オリーブ(Leccinoレッチーノ)

早摘み品種ということで、畑ドッキングすることにした。


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焦った早めの収穫では搾油率は少ないが

なかなかのマッチングとなり一安心。

マイルド感に辛味がくるのは早摘みオリーブの特徴。よしよし。

味わうまで出来が報告できない年度のオリーブオイル。

早々と早摘みオリーブの収穫終了。ほっ。

ホント、ヒヤヒヤさせるオリーブの収穫である。

早速フィルターで濾してキラキラオリーブオイルの待機中。



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