大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

janvier 2016

私は、Leonardo Da Vinciレオナルド・ダ・ヴィンチが生まれ育ったVinciヴィンチ村から2Kmもしない丘の上に住んでいる。

我が家から見渡す景色は最高だ。ブドウ畑、オリーブ畑、小さな街々、Pistoiaピストイア(トスカーナ州の一県名)の山、Luccaルッカ(トスカーナ州の一県名)の山、そしてVinciヴィンチの山Montalbanoモンタルバーノ(山の名称、ピストイア県とフィレンツェ県の境界の山)が見渡せる。


息子の成長を思い出しながら逆算すると、2011年の夏、特に8月後半、猛暑だったイタリア。人込みの海を避け、我々は、我が家から見渡せる山の頂上へ行こう!と、その年から家族で散歩を上回るトレッキングが始まった。少年も自分の足で大地を歩き始めた。


トレッキングは、歩きながら自然を観察し、歩きに歩いたその先はガラッと景色が変わる楽しさ。耳を欹て、音を聞く。光にも敏感になる。


2014年、雨降りばかりで山にも海にも行く気の起こらない夏、Vinciヴィンチの山、Montalbanoモンタルバーノ(山の名称)Sentieroセンティエーロ(山野内の小道)を試すことにした。

3分で行ける森。3分で着く山。

こんな近くにPistoiaピストイア級の森があるなんて。

小川もあればPiccolo Mulinoピッコロ ムリーノ(むか~し昔の洞窟のような水車小屋)までもある。古そうだ。

Vinciヴィンチの新たな発見をし、家族で魅了した。
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またしても雨が降り、Mulinoムリーノで雨宿り。雫でキラキラ光る森を眺める家族。
≪スケッチ
:オバタマキ≫


そして2016年に入り、AssociazioneMontalbanoDomaniアッソチャッチオーネ モンタルバーノ ドマーニ(モンタルバーノ山を守る会)が企画したPasseggiataパッセッジャータ(ハイキング)Pranzoプランツォ(ランチ)に家族で参加した。

想像を絶する我々のような目的の人々がゾロゾロと集まった。

Comune di Vinciコムーネ ディ ヴィンチ(ヴィンチ地方自治体)からも直々に応援されている為、自治体役員らも参加していた。

道標のない道をAssociazioneアッソチャッチオーネ(協会)のリーダーを先頭に歩いていく。

オリーブ畑を横切ったと思ったら森へ入り、森を抜けると山から見渡す景色。また木々の間へ行き下っていくと、小川にぶつかる。その小川の石の上を歩き渡っていく。

その光景の変化が実に楽しい。
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時に、マウンテンバイクのグループとすれ違う。

ふわぁ~んと鼻に、覚えのあるような香りが入ってくる。Mortellaモルテッラ(セイヨウツゲもしくはボックスウッド)というそうだ。Erboristeriaエルボリステリア(薬草専門店)の独特な香りに似ている。
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Pranzoプランツォ(ランチ)したところもまた眺めのいいところに立地し、地域の畑で収穫された旬の野菜を使ったメニューが並んだ。
 AziendaAgricolaアジエンダ アグリーコラ【IlCerretino】イル チェッレティーノ*Ristorazioneリストラッツィオーネ【L'ORTOA TAVOLA】オルト ア ターヴォラ


Associazioneアッソチャッチオーネ(協会)のグループは、Montalbanoモンタルバーノ(山の名称)をキレイに保ち、たくさんの人々に歴史あるVinciヴィンチの山を紹介していくことが目的だそうだ。

私たちも会員となり、Vinciの山、Montalbanoを発見したいと思う。

秋が終わる冬のはしり、イタリアは霧で覆われた。

先が見えず、希望を失うかのような光景だ。毎日続くと不満な気分に駆られる。風が少しでも吹けば、フ~と取り払うのに。

霧が取れ始めた先の見える景色がこんなに嬉しいなんて。


雨が一ヶ月降らず、スモッグ注意報が街では出ていた。

地上と表面は湿気ていても、地下の水分が足りない植物は元気がない。水を与えた鉢植え植物もあったほどだ。


暖冬。北風が吹かない。北の雪も無いそうだ。


そして急に来る冷たい空気。

それでも太陽さえ顔を出していれば、外気温と裏腹に陽気になる。


四季のある土地は、四季の自然と共存している。

四季が乱れると、自然も我々もサイクルが狂う。

それでも旬で冬を過ごす。

私たちの意識で自然のサイクルを守ろう。


体を温め、老廃物の排泄を助ける根菜。

粘膜を強くするビタミンA、緑黄色野菜。

免疫力を高めるレクチン、豆類。

抵抗力を高めるビタミンC、みかん類。

腎を労わる塩系食材、味噌や醤油・わかめやカキの海産物(マクロビオティック理論)


どれも冬のメニューに欠かせない。

夏には厳しいホカホカのスープものが我が家の食卓によく並ぶ。

そして、ビタミンC たっぷり旬なフルーツ、オレンジは、毎朝のSpremuta d'Aranciaスプレムータ ダランチャ(フレッシュオレンジジュース)で摂取。

少年にも教え込む。
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押せばグルグル回って簡単に絞れる機械は、少年にも楽しい。


身体の予防ケア。

口を開けて睡眠をした後と外出後の帰宅時のうがい。

私は予防に、毎朝塩水で口の中とのどをゆすぐ。
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グラス:Makici=オバタマキ作、陶スプーン:Tamami Azuma作≫


何をしても手を洗うことは日本人の習慣であるが、イタリア人で手を洗う習慣を持つ人は少ない。

公共の場に出向いた日には、シャワーで体も頭も洗って菌を取り払う。イタリア人で体を洗う習慣を持つ人は無いに等しい。一週間に12度程度。


鼻をかむ。

粘膜に着いた菌を取ってあげる。

子供がなかなか覚えない。塩水スプレーで鼻の中を消毒する。

鼻水や咳・たんが出てきたら、膜を張ってしまう乳製品は避ける。

イタリア人は物凄い音を立てて鼻をかんでいる。これは真似できない。が!、音が出ると、私もイタリア体質になってきたか・・と思ってみる。


換気をする。

室内は私たちの体内と同じ。外の質の良い空気を取り入れ循環させる。

室内は、暖房機から発する気体や湿度で空気の質が悪化する。乾燥した家なのにポツポツとカビのようなシミまで壁に出てくる。

外は植物や動物の呼吸の循環で質の良い空気を保っているが、私たちの手でつくり上げる家は、私たちの手で管理をしないと、私たちの体にまで影響してくる。

室内も体内も旬の深呼吸をしよう。


冬は閉蔵の時期で春に備える季節。汗をかかないほどほどの動きにして、おとなしく過ごした方が良さそうだ。旬に逆らい冬に無理をすると、せっかく暖かくなって活動したい春に調子が崩れるそうだ。(マクロビオティック理論)


寿命の長い植物の冬は、根にエネルギーを蓄える。ブログ『ブドウの木の紅葉』にて。≫

春に近づく冬のなごり、月に左右されるリンパの流れを見計らって剪定する。(バイオダイナミック法)

私たちの体も植物と同じようだ。

欲張らず、旬に従おう。

2016年も正月を迎えた。

大晦日と元旦を境とする零時は、唯一世界が一つとなって祝うひとときではなかろうか。私も世界の人々のように新年を祝った。


ここイタリアにいたって正月気分を味わいたい。

友人から、もち米や根菜を分けてもらい、我が家も「お雑煮」でお正月。

もち米を洗って浸して普通に炊き、ステンレスのボールの中で濡らしたすりこき棒でペッタンペッタン。
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この手の作業は少年にもできる。

餅を丸める作業だって少年にもできる。しかし、その場で醤油をつけて食べている。つまみ食いが少年には幸せそうである。
 

時間の経った風味の抜けた海苔だが、あればいい。贅沢は言わない、ソフト削りの鰹節と合わせる。

あ~~~美味しっ。肩の力が抜ける。イタリアだって日本の味がつくれる。私次第だ。
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自家製の餅は、歯でち切れるしのび過ぎず、子供も日本人以外でもイケる。少年は、餅に負け一緒に野菜や根菜も食べていた。

多めにつくった餅は、おやつにとっておく。

くっつかないようにFecola di Patateフェーコラ ディ パターテ(片栗粉)をまぶし、乾燥しないようラップ保存。(冷凍保存も可能)

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餅があるなら餡をつくる。

小豆を洗って浸して茹でてこぼし、再度茹で、砂糖(私はZucchero di Cannaズッケロ ディ カンナ(キビ砂糖)を使用。)を加え、いいところまで煮詰めていく。

餅をちょっと焼いて、なんと贅沢なおやつ「ぜんざい」の出来上がり。
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器:工房Coccirino/TamamiAzuma作≫


多めにつくった餡も、おやつとなる。
(冷凍保存可能)

正月中、「大福」もこしらえ、福を迎える。
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日本にいたら大福をつくるなんて考えもしないが、こちらにいると自分が食べたいがうえに何でも挑戦する。自家製は、とても柔らかく軽い大福が出来上がるものだ。何個でもイケる
(!)
 

そして、七草粥・・・実家では、お雑煮の最終日で、餅と七草の「ハーブ雑煮」で正月を閉める。

大地の七草・・・Bietolaビエトラ(ふだん草)Borragineボッラージネ(ボラジ)Cima di Rapeチーマ ディ ラーペ(カブの葉)Rucolaルーコラ、わさび菜、みず菜、白菜、ネギ・・・と庭のハーブを摘む。
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自家製の餅で消化に良く、自生のハーブで体を労わる。
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こうして我が家のまったり餅正月は過ぎていった。
 

Italo-Giapponeseイタロ・ジャッポネーゼ(イタリアと日本のハーフ)の少年も正月に餅を食べる習慣が見につくであろうか。
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・・・全て母次第である・・・。


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