大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

August 2016

Associazione Montalbano Domaniアッソチャッツィオーネ モンタルバーノ ドマーニ(モンタルバーノ山を守る会)が企画する夏のハイキング・・・

『暗闇ハイキングPasseggiata Notturnaパッセッジャータ ノットゥールナ』。
Dal Montalbano
これは見逃せない。

どんなに知っている道でも、暗闇にハイキング・トレッキングする者はいない。・・はず。

Amato

集合は、夕食後の時間。2115分。

早夕食を目指し・・ワインの量を控え・・水を多めに持って、出発!
Seguire il Sentiero

Pistoiaピストイア県に入ったMontalbanoモンタルバーノの高台に位置するPorcianoポルチャーノ(Comune di Lamporecchioコムーネ ディ ランポレッキオランポレッキオ地方自治体)から坂道を上っていく。

Rana

カエルを発見。

Gruppo Torcia
暗闇の中の懐中電灯。

Pausa Passeggiata

ちょっと休憩。一口デザートや甘酸っぱいSusineスジーネ(プラム)、水が用意されていた。

Giorno Dopo di Luna Piena

満月の翌日。

Vista Notturna dal Montalbano

標高640Mに辿り着く。見渡す限りの夜景。

Casa Abbandonata Light Up

暗闇の廃屋は懐中電灯でライトアップ。


到着は、Porcianoポルチャーノの隣の村Fornelloフォルネッロだった。

シメのPizzaピッツァSchiacciata Croccantina Fine Fineスキアッチャータ クロッカンティーナ フィーネ フィーネ(極薄カリカリフォカッチャ)が次々出てきたPizzeriaピッツェリアの前が終点。

冷えた水、ワイン、シュワシュワドリンク。

今回のハイキングツアーのタイトル:

Brindisi Sotto le Stelleブリンディジ ソット レ ステッレ

(星空の下で乾杯!)


参考ブログ『Vinciヴィンチの山、Montalbanoモンタルバーノ』もどうぞ。



我が家の1株のラベンダーは・・・4年前の夫と少年からの誕生日プレゼント。
le Cavolaie dintorno alla Lavanda

翌春、大地に植え付け、今や想像以上に大きく成長し、隣のミントやチャイブまで入り込んでいる。直径1m以上の間隔は必要だった。
Dormono sulla Lavanda

ハチたち、ラベンダーに抱きついて寝てるんです!(早朝の写真)

花を糧にする虫が集まるラベンダー。
un Macaone sulla Lavanda 

ラベンダーは、7月の完全に花が閉じ終わらない頃が花摘み時期だそうだ。(が、用途による。例えば、エッセンシャルオイルはフレッシュフラワーを使うそう。)

樹形を整える思いっきり剪定は、やはり他の植物と同様春前頃にやるのがベストだそう。

花を摘んだら、2週間下向きに日陰干し。
Seccare

実をほぐす。

Lavanda 25g

さてさて、ラベンダーはいろんなところで活躍しているように、様々な効能を持っている。

緩和作用→充血・炎症・防腐・殺菌・傷口治癒・防寄生虫・抗リュウマチ・偏頭痛

浄化作用→利尿・強壮

エッセンシャルオイルやローション、ラベンダーオイル、クリームそして煎じ薬、ポプリ・・と色々な方法で保存され、利用する。

私にもできそうな方法で、スーッとするラベンダーの香りと効果で、生活に役立てたいと思う。



【ラベンダーオイルOlio alla Lavanda

ボディオイル→筋肉をほぐす

虫除け

虫刺され→腫れ、傷口の治癒

やけど→日焼け後もイイかもしれない

湿疹・皮膚炎・乾癬(Psoliasiプソリアジ)


分量の目安

ドライフラワー・・・25g もしくは フレッシュフラワー・・・50

アーモンドオイルOlio di Mandorla Dolci もしくは オリーブオイルOlio di Oliva Extravergine もしくは ホホバオイルOlio di Jojoba・・・500ml


ラベンダーを擂りこき棒で軽くつぶす。
Lavanda nel Mortaio

透明のガラス瓶を使い、オイルの中に埋まるように入れ、蓋をする。
 dell'Olio di Lavanda

我が家は、自家栽培の極上オリーブオイル使用。
日当たりの良いところに置き、3週間。毎日振る。

フィルターで漉し、絞って、濃い色のガラス瓶に移す。
Conservare in Vetro Scuro
 


〈!〉一日でできる方法 Infusione in Olio

今回、ピーナッツ油Olio di Arachidiを使用。ピーナッツ油もオリーブオイル同様ポリフェノールを含み抗酸化作用をもつ。

Durante Infusione in Olio
オイルの中にラベンダーが埋まるように入れた容器を、弱火で2時間蒸す。 

フィルターで漉す。
Filtrare-Durante-Infusione in Olio

蒸す・漉す2回繰り返し、最後はよく絞る。

Infusione in Olio-Cambia Colore

蒸されたラベンダー入りオイルは、緑色になっていた。

濃い色のガラス瓶に移す。


【ラベンダー
・煎じ薬 Infuso / Decotto

飲む→頭痛、利尿、咳止め

うがい→消臭・消毒

つける→ニキビ、フレグモーネ、脇の下(防臭・防菌)

浸ける→足冷え


分量の目安

水1L

ドライフラワー 5060


Infusoインフーゾ

沸騰した湯にドライフラワーを10分煎じ、漉す。


Decottoデコット

水からドライフラワーを入れ沸騰させ、弱火で10分煮、漉す。

強めの出来上がり。


私の場合・・InfusoDecotto法。水からドライフラワーを入れ沸騰させ、弱火で5分煮、火を止め蓋をして5分煎じ、漉す。

どのTisanaティザーナ(ハーブティ)でもこの方法でやっている。

が、市販のフィルター付きハーブティは、なぜかInfusoで行っている。



【ポプリ】

洋服の防虫・防臭。
Pot-Pourri

枕元に置く。
目の疲れを癒す。
Relax per OcchiDentro

友人からのプレゼント。中には麻の種とラベンダーが入ってる。 

本当にウトウト眠くなる!!!用途に注意!

世界中が夏休みかもしれない8月半ば。

カンカン日和が続くVinciヴィンチ

空気は澄み、雲さえもない。
Siamo partiti
陽に当たると熱いが、帽子をかぶってお弁当を持って水を持って(飲むだけではない。洗う水。緊急時の水。常に外出時は多めに持参。)涼みを求め森の中まで歩いていこう。


我が家からヴィンチ村まで、赤白の道標を辿るコースがある。
un'Indicazione verso Vinci

少年は≪ウサギの道≫と呼んでいる。このコースで23回野ウサギと遭遇。

ちょっとドキドキの廃屋を通ると、バタバタバタ~~~と鳥たちが飛び立つ。毎度ヒヤヒヤする地点である。
una casolare abbandonato

ブドウ畑やオリーブ畑を通って行く。
Nella Vigna

道中、Moreモーレ(クワイチゴ)をつまむ。
More in Agostoun pochino di More

Stuzzichino di More
目の前はヴィンチ村なのにこんな木の葉が揺れる道がある。

Vicinissimo a Vinci

少年ったら快調に歩き出したせいか突然モヨオしてきた。

野外トイレは、汚い公衆トイレより気持ちがイイ。

が!

止むを得ない野外トイレの使用済みティッシュは絶対に置いてこない!(鉄則!)

ブツは葉で隠す。

ゴミを平気で落とす・捨てるこちらの民は、こんなことのマナーに驚くほど欠ける。

Bianco e Rosso verso Vinci

さてスッキリ身軽となった少年、お昼も近くなりお腹が空いてきた。早いとこ、涼みの目的地へ着こうじゃないか。


ヴィンチ村へ出てみると、アレ~~こんなところにインフォメーションオフィス!
Ufficio Informazione di Vinci Nuovo!

ミュージアムの側から引越ししていた。


私と少年が目指すところは、春、Associazione Montalbano Domaniアッソチャツィオーネ モンタルバーノ ドマーニというモンタルバーノ山を守ろう会が企画するハイキングツアーに参加した時に行ったところである。(ブログ『Vinciヴィンチの山、Montalbanoモンタルバーノ)


ヴィンチ村からレオナルド・ダ・ヴィンチの生家へオリーブ畑の中を通って歩いていけるコースがある。
 Starada Verde

赤白の道標14番を追っていこう。
Vista Vinci dalla Strada Verde

傾斜の激しいアスファルトを上り、≪Starada Verdeストラーダ ヴェルデ≫と名付けられた砂利道コースに入った最初の分岐点に、Madonninaマドンニーナ(聖母マリアの小像)がある。
Madonnina dove c'è vivio 

左の赤白に進めば、レオナルド・ダ・ヴィンチの生家 La Casa Natale di Leonardoラ カーザ ナターレ ディ レオナルド30分程で辿り着く。
Indicazione verso・・・

右の赤白の手書きの≪Pescaia del Mulino della Docciaペスカイア デル ムリーノ デッラ ドッチャ≫に進めば、10分もしないところに、レオナルド・ダ・ヴィンチが設計した≪堰せき≫に辿り着く。
Pescaia del Mulino della Doccia

このPescaia()1418年頃、ヴィンチ村の送水路であった小川Rio Castellanoリオ カステッラーノの途中、階段を設けることで水の腐食を抑える工夫があったそうだ。

Disegno di Leonardo da Vinci

ちなみにこのコースは、まだインフォメーションでオープンされてない秘密の泉。

世界中が夏休みなのに誰もいないヴィンチの森の中でピクニックをしながら自然と歴史の観察をする。

森が暑さから守り、キラキラ入る日差しが心地良いヴィンチの涼み。

Bel tempoChe c'è sopra
Bosco protetto dal CaloreIdorometre sull'Acqua e sull'Cielo
ハイキング後はヴィンチ村でGelatoジェラート!涼みのシメ。

おっ、広場にタッチスクリーンインフォメーションが登場している!!

Touch Screen Information

Hiyayakko!

去年のシソの種から栽培したシソたちに水遣りをしながら・・・
Basilico Giapponese - Shiso
無性に冷奴が食べたくなってきた。


しかし、イタリアのスーパーの豆腐はケミカル豆腐。

オーガニックの豆腐も真空パックの固い豆腐か、一人分あるかないかの量でお肉家族分並みの値段・・・。ため息。


ふるさとの味は自分でつくるしかない。

No OGM大豆とオーガニック店で簡単に見つかるニガリで、体に沁みる豆腐をつくる。

手間はかかるがやり方は簡単。


一晩大豆を水に浸す。

大豆を少しづつミキサーで水を足してゆるくして、よく粉砕する。

粉砕させた分の1.52倍になるよう水を足し、火にかける。

火にかけるとボワボワ出てくる泡を取る。

時々・・いや頻繁に、底が焦げ付かないよう木ベラでゆるりとかき混ぜる。

2030分ぐらいかしら?青臭さが取れ始め、甘味のある匂いに変身したら、火を止める。

ガーゼで漉し、絞る。

豆乳とおからの出来上がり。(豆腐よりおからの方が大量にできる。)

Puro Latte di SoiaOkara
グラス : オバタマキ作

ここからが成功の決め手となるらしい。

【豆乳にニガリを注入】

豆乳は75℃なんて書いてあるが、温度計なんかあるわけない。感と知恵でいく。

沸騰100℃がボコボコなら、フツフツは8590℃だろうか?

それでは75℃は、湯気がホワ~ンと出てくる頃かもしれない。

というわけで、湯気がホワホワ出た頃にニガリを木ベラに伝わせて注入。

(液体ニガリを豆乳の量に対し2%。)

全体に混ざるくらいに木ベラを動かす程度。少しでいい。

10分休憩。

ブニャブニャと固まりだした豆腐のタマゴ(?)を、ガーゼを敷いた豆腐型やザルに入れ、ふたをし重石をする。

Tofu-prima di formaresollevando, formare col peso

それから
2時間。

豆腐の完成!!
Tofu-appena fatto
翌日の分は、水に浸けて冷蔵保存。
 nell'acqua in frigo

それでは、みなさん、いっただっきま~す。

Hiyayakko 
なぬっ、少年も好物・・・。

創作・節約・満足≫


私の好みのスタイルで、私に便利なアクセサリーを作る。

時間があると家事を放ったらかして、カタカタ・チクチクお裁縫。

アイデアとオリジナルでオシャレをする。

型も作って次回はさらにアレンジする。

気に入ったら色違いだって作る。



布ベルト。

布ベルト
夏ポンチョ。

薄々ポンチョ

羽織風ポンチョ。

羽織ポンチョ


お裁縫・夏服・2016

お裁縫・夏カバン・2016

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