October 2016
水汲み Fontana
Faltognanoファルトニャーノという土地。
イタタタ・・。
バッグに入れて持ち運び。
しばらくしたらまた水を汲みに行く。
ハーブで瓶を洗う Vetriola
オイルで使用した瓶を洗う。
細口の瓶をピカピカにしたい。
オリーブオイルを入れたい。
一つに
Soda Solveyソーダ ソルヴェイ=Carbonato di Sodioカルボナート ディ ソーディオ
炭酸ナトリウム=別名炭酸ソーダを使う方法。
熱い湯でSoda
Solveyを溶かし
瓶の中に5分の1くらい入れてよく振る。
もう一つに、ハーブを使う方法。
Parietariaパリエターリア
Officialis=別名Vetriolaヴェトリオーラ
と呼ばれるハーブ。
Vetroヴェトロ(ガラス)+Olioオリオ(オイル)
その名の通りオイルの保存瓶などの洗浄に使われていたそうなのだ。
コンクリート好きな草で
建物があるところに生えるようなので
見つけやすいかもしれない。
Vinciヴィンチのお庭では
お隣の家の北側の歩道沿いに生えていた。
先の方の大きい葉を摘むようにする。
瓶に葉を入れて、熱い湯を5分の1くらい入れてよく振る。
このVetriola、手にまでくっつくほどの粘着力。
ガラスに付いているオイルをきれーいに取り除いてくれるのだ。
このVetriolaのハーブパワーの粘着力は
ガラスを磨いてくれる。
Soda
Solveyは無臭。
Frantoioフラントイオ(オリーブオイル搾油場)の
機械洗浄でも使われている。
このVetriolaも無臭。
化学の力と同じなら、自然の力を活用したい。
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☆オイルを使い切ったら瓶を放置せず
なるべくすぐに洗うようにする。
☆特にオリーブオイルを入れるための容器や瓶は
酢や食器用洗剤で洗わない。
オリーブオイルの香りや味にダメージを与えてしまう可能性大。
☆洗ったらよく乾かす。
☆オリーブオイルで再び利用する場合
数日前に蓋を開けておく。
↓ありがとう↓
天空と気流
天を見上げると、気が流れる空がある。
ヴィンチの窓から見えるのは、大地半分・天空半分。
これは田舎暮らしの特権かもしれない。
でも、天空の気流が乱れると、大地に居座るちっぽけな住人は、とても怖い思いをする。
静寂な気流は、大地を濡らす。
天には朝日に染まった気があった。
怖い時もあるけれど、天と気は、私たち生物に活力を与える。
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巷で空写真を撮る人が増えたような気がする。
賛同。私も、私が見たヴィンチの空を紹介したい。
「うわっ、キレイ!」とカメラをとりに行っている間に、変わっていることもある。
そんな一瞬を魅了させる空。
空によって私たちの気分だって左右される。
無言な空は、おしゃべりな私たちと繋がっている。
天を見上げると、私たちを無言にさせるほど気を流す空がある。
↓ありがとう↓
一肌脱いだ果皮たち Svinatura
夏の降水量が少なかったおかげで、丈夫でキレイなブドウが大量に収穫できた。(『ブドウの収穫その1Vendemmia2016』、『ブドウの収穫その2ノ1Vendemmia2016』、『ブドウの収穫その2ノ2Vendemmia2016』、『ブドウの収穫その2ノ3Vendemmia2016』)
その丈夫なブドウたちの果皮をよーく浸し、果皮のちからを十分に引き出す。(『ブドウの果皮のちからRimontaggio』)
Mostoモスト(ブドウの搾り汁)は発酵し、糖分がアルコールに変身したら、果皮を圧搾する。果皮の栄養分と液体を、最後の一滴まで搾り出す作業をイタリア語でSvinaturaズヴィナトゥーラという。
何種も造っている農園は、醸造タンク内のMosto状態で決めるから、一気にはできない。
Mostoは別のタンクに移され(=Travasareトラヴァザーレ)、果皮だけが残ったタンクを覗くと「お疲れさま」と言いたくなるほどクタクタになっていた。
StrettoioストレットイオもしくはTorchioトルキオ(圧搾機)内は、果皮を二層に分ける。層間にわら座布団を一枚。
ギュゥゥゥゥゥ。
圧搾後のブドウの果皮は、Grappaグラッパ(アルコール度45°~50°のブドウの蒸留酒)造酒業者(=Distillatoreディスティッラトーレ蒸留酒製造業者)が引き取り、最後のお役目をする。
以前はこのグラッパ造酒業者がブドウの搾りかすを買い取っていたが、現在ワイン造酒業者は有機物廃棄処分の申告の義務化に伴い、お金を払って持っていってもらうのだそうだ。
すっかり秋らしい空気のVinciヴィンチの空。
↓ありがとう↓