樹の皮、はがれた皮、生まれ変わろうとした皮。
自分のチカラで代謝したカラダの一部。
還ろうとした姿を私は飾る。
語るアナタをいつまでも見つめていたい。
Art from recycled paper
60 x 60 cm
Natural color and tint with caffè
Cortex of Coconut / Mexico
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『ぬけがら とたまご Spogliee Rinascita』
↓ありがとう↓
地球と体に優しいコト ~イタリアから~
自分のチカラで代謝したカラダの一部。
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Natural color and tint with caffè
Cortex of Coconut / Mexico
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↓ありがとう↓
イタリアの四季は完成した。近年、四季のパズルに欠けてたような。
私は嬉しい。
寒の美しさ、寒の厳しさ、寒で生まれ変わるもの。
寒くてそれはそれで文句は言いたくなるけれど、寒さをしのぐことを忘れてた、私たち生物たち。
暖かい春よ、首を長くして待っている。
ヴィンチの我が家の暖は、薪つくりから始まる暖炉生活。
市街のMetanoメターノ(メタンガス)ではなく、田舎特有のGPL(プロパンガス)宅配ガスは高価な暖。
一刻も早くMetanoが通ることを祈るが、ここはイタリア。お金もなければ時間もかかる。
辛抱するのみ。
辛抱している間に人生だって終わってしまう。
だから工夫して生きていく。
辛抱に感けている内に小さな幸せだって生まれる。辛抱を家族で分け合い、小さな喜びを家族とつかみ合う。
薪は夏に、良い場所の良い樹を選んで購入する年もある。
シーズン中の薪消費量は、50quintaliクインターリ(キンタル5000kg)くらい。
主アルジのストレス発散とか趣味と化している薪つくり。
ガスを使っていれば気が付かないコト。
主の時間が家の暖をつくる。
キチンと並んで我が家の暖を待つ薪たち。
少年も暖をつくる心を学ぶ。
着火の元は、オリーブオイルのフィルターで漉した時のコットン。
ガラス張りの暖炉は、モーターで温風を送り出す。
そのガラス拭きは3~4日に一度する。洗剤なんか使わない。そこにある灰で磨く。ピッカピカに我が家も照らす。
昨年の冬も今年の冬も来年の冬も、主の時間でこうして暖が出来上がる。
ありがとう、薪の主よ。
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↓ありがとう↓
日本でこんな屋台があったら、さぞかし儲かるだろうな・・・と本気で考えたこともあった。
Panino al Lampredottoパニーノ アル ランプレドットとは、茹牛モツのパニーノ。
シンプルなのに美味しい。シンプルなのに病み付きになる。
家でつくってみようじゃないか。
こだわってパンからつくってみる。
牛モツを野菜と一緒に茹でて、自家製パセリソースをかけて、自家製ペペロンチーノオイルをかける。
Fiorentiniフィオレンティーニ(フィレンツェ人)に負けないくらい美味しくできた!
「Sale、Pepe、Salsa Verde、Salsa Piccante e Pane Bagnato!」
サーレ、ペーペ、サルサヴェルデ、サルサピッカンテ エ パーネバッニャート
(塩、胡椒、グリーンソース、ペペロンチーニオイル、パンを出しに浸す)
ツーはTutto!トゥットと言えば、味付けを完了してくれる。
私のお気に入りフィレンツェのランプレドット屋台は
S.Ambrogioサンタンブロージョ教会広場からVia de Macciヴィア デ マッチ通りに入ったPadre e Figlioパードレ エ フィッリヨ(父と息子) ≪Pollini≫ポッリーニ。
私のもう一つの水筒は、バイオダイナミックワインさ。
ランプレドットに水じゃぁ味気ない。
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『PEPERONCINOペペロンチーノ』
『ご褒美とギフトにバイオダイナミックワイン Vini Biodinamici』
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貴重な自家製Lievito Madreリエヴィト マードレ(野生酵母菌を使ったパンの種)を自然派志向の友人からいただいた。(・・二度目である。)
パンを作るときに、この種を加え、こねた後抜き取っておく。その繰り返しだが、ある時抜き取りを忘れてしまう。
彼女も「私もよくあるわ~」と私のお願いを快く聞き入れ、作ってきてくれたのである。
意外と難しいLievito
Madreつくり。私は失敗している。そんなことから依頼することに。
Lievitazione Naturaleリエヴィタッツィオーネ ナトゥラーレ(天然酵母)は、寒い冬一日はじっくり待って膨らませたい。
私は、Semintegraleセミンテグラーレ(全粒粉と小麦粉の半々)。
最近、オーブンでの焼き時間もわかってきた。
ご飯炊き上がりの蒸らす時間ではないけれど、パン焼き上がり休ませる時間も大切なような気がしてならない。
実は、ヴィンチ村に私の口に合うパンが手に入らないことから作る気になった。
栄養価のあるカボチャやヒマワリの種なんか加えて、リッチなパンに仕上げてみるか。
自家製Paninoパニーノは歯ごたえある。
カテゴリー【食アレンジ】
『タマネギリング』
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小さな寝息も大きな寝息も。
水の寝息は円を描いている。
土の寝息も凍る。
生まれたいのちの寝息も凍る。
落ちた実だって寝息は凍る。
静かに冷たく、静かに凍った。
それでも寝息を溶かしに来る。
つかまえた!
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朝、我が家の雨戸のないガラスのELDKの向こうの大地は一面白かった。でも雪ではない。白と大地は、格子になっていた。
あまりの美しさに、顔も洗わず外へ飛び出した。
あそことあそことあそこ・・・と美しく映し出すポイントの場所へ小走りで行く。
なんてキレイなの。
外はご機嫌な朝日で寒くない。
つっかけの・・鏡を見ないで飛び出してきた私は我に返り、髪の毛の乱れに気がついた。
少年が起きだした頃は、もう溶けてたさ。
魅惑的な朝の世界。
この時間が楽しみで早く起きる。
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カテゴリー【Vinciの空】
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