大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

February 2017

少年「ギターがさわってみたい。」

なぬ、なぬ、なぬ!

行ってみよう!楽器屋NICCOLAIさんへ。

我が家から見えるPisaピサの山の麓まで来たぞ。

店内は、ワオ~が続く。

「大人用を購入されますと、体に合わなくて、やらなくなるかもしれませんよ。」というアドバイス。ふむ。

Chitarra per ragazzo

マキちゃんも10歳の頃、小学校のオーケストラクラブに所属したっけ。

「マキちゃんはコントラバスをやってたのよ。」

少年、ノーコメント。

日本は、学校が授業外でやってくれるから、一人で選択できて一人で通える。

イタリアの小学生はそうはいかない。

一人で通えないから、本人の意志は半減していくかもしれない。

でもギターだったら一人でできるかも?!

Disegno & Lettera

少年は、10歳の節目を迎えている。

そっとしておこう。

ポロン、ポロン、ジャカジャカジャン。

おっ、さわってる。


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時間


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春がウインクする。

Wink

上を見ると、私もウインクする。

Germogliati Salici

Vinciのお庭でランチをしようか。

Pranzo in Giardino

お日様見ながら、夏を食べようか。

Salsa di Pomodoro

タンポポサラダを食べようか。

Insalata di Tarassaco

朝だって、春を待ち遠しく、夏を食べる。

Torta con Marmellata di Fichi

でも、まだ二月なんだ。空気が冷たい。

2017

春のいたずら。

Margherita

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夏を食べる・・からCocciorinodi Tamami Azumaさんの土鍋を思い出す。

トマトを保存するConservare i Pomodori

イチジク Fichi

Tamapisanのピンクの土鍋の春シリーズ流に小洒落てみよう。

タンポポの若葉と鳥のササミ、煎り擂り白ゴマとお塩と我が家のオリーブオイルで。


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タンポポを噛みしめるTarassaco

Vinciのお庭ディナー


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オリーブ剪定士をイタリア語で

男性Potinoポティーノ(フツーな光景)

女性Potinaポティーナ(ワオ)

男女・男男Potiniポティーニ(ご家族揃って?)

オンナたちPotineポティーネ(ありえない)

小学館の伊和辞典で調べてみると・・・アレ?載ってない!

io son potina

「木を剪定する」Potareポターレ

剪定士は動詞が変形してつくられた呼び方であろう。

とりわけオリーブを剪定する人のことを呼ぶ・・呼んでいるような。

Io sono potina.”イオ ソノ ポティーナ

「私はオリーブの剪定士です。」

なんて言うと、イタリア人でさえ目が点になる。

女性が自分の体より大きい樹を相手に剪定することは珍しいことである。

Campo dopo la Potatura

そんな樹、こんな樹、オリーブの樹の剪定を、二月の*Luna Discendenteルーナ ディシェンデンテから開始した。地下にエネルギーがいくため傷を伴う地上の作業は、この期間にやる。(バイオダイナミック農法より)

A PrimaA Dopo

Prima  Dopo

三ヶ所オリーブ畑を管理する中、ここは日当たりが良いこと、オリーブの実の熟度が他と比べて早かったこと、さらに2014年の巨大雹の大打撃で樹の体は傷だらけでむしろ剪定を控え目にしたことから、今年はキチンと整えてあげようと、丁寧にそして時間をかけて彼らと向き合いたかった畑から始めた。

Ferita dalla Grandine

このドラマチックなオリーブたちが一生懸命に実をつけようとすると、BravoBravoと一本一本撫でたくなる気持ちで一杯になる。

Pulito

今年は、その痛んだ枝が生きようとしているか尽き果てたかを見極め、生まれた新しい枝たちが元気に育つよう空間をつくる剪定をしている。

corpo pulito

私もガンバル。

君たちもガンバレ。

アメニモマケズ、カゼニモマケズ

みたいな気分で剪定に精進いたしまする。


*Luna Discendenteルーナ ディシェンデンテ

天球上の経度=黄経こうけいの秋分点180度から冬至点270度の期間。西洋占星術トロピカル方式回帰運動27.3日サイクル中、半分の期間

Wikipedia黄道座標サイン(占星術)

(バイオダイナミック農法用カレンダー参考)



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タンポポを食べる。

自生しているタンポポを食べる。

アチラコチラのタンポポを食べる。

Grazie

彼らの生きる本能は、彼らの生きるための知恵である。

Alzato

背伸びをすることもできるし、飛ぶことだってできる。

地に馴染むこともできるし、気流に合わせることもできる。

一休みすることさえ知っている。

踏まれても切られてもまた生えてくる。

Venatura di Foglie di Tarassaco

生きるためのチカラを持つタンポポを食べる。

Tarassacoタラッサコ/Denti di Leoneデンティ ディ レオーネ(セイヨウタンポポ)全草にビタミンAB1B2CEK、鉄分・カリウム・カルシウム・リンなどが含まれ、健胃・利尿・便秘・貧血・強壮、胆汁分泌促進、血液の浄化、食欲増進などに効果が期待。>

Fiori e Foglie e Compagni

花も。(フライはカリカリ大人も子供も。)

Trassaco UP

葉も。(まだ花をつけない若葉はサラダにもってこい。)

Ottimo per Insalata

根っこも。(コーヒーでお馴染み。土の味がチカラを奮わせる。)

Libro di 2°Elementare

タンポポのチカラの話は、子の本に登場する。

タンポポの生き様を、人間が学ぶ。

Belli anche da dietro

タンポポの湧き出る本能を、生きる知恵としてお借りする。




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ボリジBorragine

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白の時間Oradi Bianco


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少女時代をマキちゃん。

長い青春時代をMakiciマキチ

子を産んだ頃からかマキさんと呼ばれるようになった。

それぞれにハッスルした時代である。

少年には、マキちゃんの頃・・・マキチの頃・・・お母さん・・・と三つに分けて語る。少年は、愉快に時代を選び、思い出を聞きたがる。

Ingresso di Mostra

そう、それはMakiciの時代のSanValentinoサンヴァレンティーノ(バレンタインデー)の日、私はFirenzeフィレンツェのとあるBorgoボルゴ(古い地区のある通り)で個展を開催していた。

あの時代、リサイクルペーパーとリサイクルフラワーでリサイクルアート制作に夢中だった。

Catalogo fatto da me

今は直々に植物の剪定で現在・過去・未来に向き合うが、当時はモノとコトの現在・過去・未来をグルグル考えていた。

今も変わらない。

あの青春時代のMakiciが一生懸命考えて考えて狂おしいほど考えたコトは、時間が過ぎた今でも変わっていない・・・と作品を見て想う。

そんな作品たちを一気に並べた個展では、時と出会いと作品を祝ってSanValentinoの日、チョコレートを頬張ってもらった。

Regalavo un cioccolato

日本のバレンタインデーはアレンジな風習を思い出すが、出会いに感謝を込めてチョコを食べる日でもいいかもしれない。

Mostra in Loft

あの日、ちょっとセンチメンタルな曲(あるトルコ映画のサントラ)を会場で流していた。

曲にそそられて立ち寄ってくれた人もいた。

「ここはいったいどこ~??」

私の部屋のように招待し、紹介したっけ。

「どうしてもアナタの作品が欲しい!」 

「サインを作品の表にして。」

Makici sta firmando

今やSNSで自分と似ているヒトや好きなモノを探せるIT社会。

Makiciの頃は「出会い」に出会うのに、考えて作品をつくって個展をして、出会いのチャンスをつかんでいた。本当のところは、現在もそうなのかもしれない。

Stampata su Carta Riciclata Fabbricata

手でつくる出会い。

2017

そんなきっかけと思い出に、チョコでも食べよっか、少年。

ぽっと空は紅く染まる。


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自然の皮Pelledi Natura


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