大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

mai 2017

4枚あるよ!いいことあるんでしょっ??!」

「お~~スゴイ!いいことあるよ!」

「お母さんの手術が上手くいきますように。」

「そうだねー。ありがとう。」

QuadriFoglio

私は白い箱の部屋で、白い天井と白い壁を見つめながら、白いシーツに包まれてゴロゴロ過ごした五月。

ちょうどその頃、季節は初夏へと入ったようだ。訪問者の服装でわかる。

白い箱の部屋では、テレビやITによる世の中の情報を断捨離し、精神統一に努めた。

後半、気力が戻ってきた頃、読書がゴロゴロ時間を助けた。


手術の要因は、八年前の卵管にできた大きな塊=腫瘍の除去手術の時、管の癒着が確実ではなかったことが原因だろうといわれ、そこから炎症という名で、新たなる腫瘍が管から外に飛び出し、私の体を探索していたようだ。

開腹することによって、探索の度合いが明確になった。探索するアメーバは、私の臓器に掴みながら進んでいた。

その探索中のアメーバを取り除くのに、時間を要し出血も伴ったそうだ。

医師たちは「痛みはなかったのか?」と驚いていた。

八年前のような緊急ではなく、今回は希望手術で予約して行われた。

手術は堅実に行われたようで、医師の様子から伺える。


白い箱の部屋で、ゴロゴロしながら思い出す。

少年がまだ二歳にもならない頃、急にママがいなくなり慌てたチビ。

翌日昼寝をしに、白い箱の部屋の白いシーツの細いベットで、母子二人で寝たっけ。

様子がわかったチビは、安心したようだ。

それから・・・

「マンマ、マンマ(ママ、ママ)」とパタパタ、向うからチビの声と足音が聞こえてくる。私を見るや否や抱きつき、安心すると、「ボッコッティ(ビスコッティ)」と、私の残りの朝食のビスケットを探し食べるチビ。


そして今、十歳の少年は、クールに対応する。

それでも私がベットから立ち上がって、彼らの訪問を迎えると、私に抱きつき少年の目から涙がこぼれた。

これを≪うれし泣き≫っていうんだよ、少年。

初めて体験したのではないかと思う。


私はその時堪え、彼らを見送った後、涙が溢れ出た。

もうあの頃には戻らない。

私は同じシーンを体験しているのに、マンマ・マンマ・・とパタパタ歩くチビは、あの扉からは絶対に現れない。

日々の生活だとそう気付かないことだが、その同じシーンに、二人の人物を見ているようでフシギだった。

Lettera Festa della Mamma

五月の二週目の日曜日、イタリアでも母の日という日がある。

少年は冊子になった手紙を私にくれた。

「今までたくさんのことを教えてくれてありがとう。

ボクのことを守ってくれてありがとう。」・・・と。

Fine Fiori

私は、ついに白い箱の部屋を去った。

Vinciの空は眩しく、すっかり季節は変わっていた。

甘酸っぱいオリーブの花の香りがする。

花びらが地面にたくさん落ちている。

ちょうど結実の頃のようだ。

たくさん実ることを祈る。

そして私たちも、気持ちの実、思い出の実、健康の実がもっともっと実ることを祈った。

Allegagione

その夜、新月だった。
真っ暗な空には、星たちが各々に輝く。
真っ暗な大地では、夜空を反射しているかのように、ホタルたちが各々に輝いていた。
「まだホタルいたんだね。」
「ボク、一人でも見てたよ。」


少年の見つけた四つ葉のクローバー
Quadrifoglioクワドリフォリオは、私たちに≪いいこと≫を教えてくれた。


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最後までご拝読して頂きありがとうございました。



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少年からの贈り物

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祖母とマキちゃん
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大地の住人は、Vinciの丘で風に晒されながら住んでいる。

すると、目の下なんか乾いてくる。

Vinciの春は、風が吹くと鼻の中に花粉が溜まる。

すると、鼻の周りは荒れてくる。(ティッシュで)

Vinciの風は、息もできないほど吹き荒れることがある。

すると、唇はカサカサになる。

Cold Cream

オリーブオイル石鹸Saponeall' Olio di Oliva』と同じく近所(gas millepiedi)の『G.A.S.ローカル興しのBIO商品』で、Cold Cream di Galenoレッスンが開催され興味深く参加した。


なんとまぁ、こんなに大昔からCold Creamが存在していたとは。

伝授していくことが、どんなに大切か思い知る。


Cold Creamは、ローマ帝国時代のギリシアの医学者Galenoガレノス(129200年頃)が創始者だそうだ。

コールドクリームの特徴は、油分と水分の合成と蜜蝋を使うことにある。

働きバチの蜜蝋が、私たちの荒れた皮膚を埋めていき、栄養までもが浸透し、使えば使うほど必要がなくなる・・ツルッツルになるのだそうだ。

たくさんのサイトで紹介され、いろんな混ぜ方や量の配分など多少変わるが、私はG.A.S.で習ったやり方で。

Cara d'Api Vergine

Olio di Oliva Biologico・・・55gr

 オーガニックオリーブオイル

Cera d'Api Vergine・・・25gr

 ヴァージン蜜蝋

Acqua Distillata o/+ Miele・・・Tot.20gr

 蒸留水もしくは蜂蜜(合計で20grになる配分で。)



鍋にオリーブオイルと蜜蝋を入れて、湯せんで温める。

別に蒸留水・蜂蜜を湯せんで温める。

蜜蝋が溶けたら、すばやく電動泡立て器で混ぜる。

 ②を少しずつ加え、すばやく混ぜ合わせる。



*「材料を温めること」と「すばやさ」が、きちんと混ぜ合うポイント。

ancora un po

こんなに簡単でいいのかと思うほど簡単。

Dopo Filtrato

勿論オリーブオイルは、自家栽培の正真正銘BIOオリーブオイル。

蜜蝋は、漉されてないヴァージンなものを使うことで、プロポリスも入っている。

蒸留水は、無成分なので腐らない。

蜂蜜を加えることで、さらに成分が増す。スイートな香りもつく。



化粧落としやナイトクリーム、手の荒れ・足のひび・・・

自分でつくる無添加クリームをつけて、自分の肌をツルッツルにしませんか。


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オリーブオイル石鹸 Saponeall' Olio di Oliva

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ラベンダーで自家製アロマテラピーLavanda


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風が吹いたり、雨が降ったり、日が出たり。大地は、大気に身を任せる。

Bagnati Finocchi Selvatici

降水量の少なかった春も終わり頃なのかしら・・・雨が降って、ヴィンチは霧で覆れた。

Goccia su Migne

植物たちはゴクゴク水を飲む。

最後の一滴まで。

濡れた大地は、奥深く浸透していく。

それを根たちは追う。

Fiori di Cactus

もう何年も前に拾ってきたサボテン。

身を滅ぼしてまでも瑞々しい大きな花を咲かせ、子までも産む。

Cactus sta esaurendo facendo i fiori e i figli

種からヌクヌクサンルームで育てたトマトたちは、一株ずつ株分けされ定着し成長し、そろそろ独り立ちできるカラダと気候になってきたようだ。

Pomodori pronti

もうそろそろ花も咲きそう。わき芽も出てきた。

強風があっても倒れないように、支え柱に緩く縛ってあげる。

Trapiantato a terra

あ~楽しみ。今年の菜園は、トマトで埋め尽くすぞ。

ヴィンチの粘土質の大地は、トマトが一番適してそうだ。粘土質は水入らず。

Migne Migne!

オリーブも開花間近でオーラを漂わせている。

水分補給して受粉の粘着をよくするのだ。

飲め、飲め、水を。

最後の一滴まで。

Goccia e Migne

私たちも、飲め、飲め、水を。


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オリーブの粒 Migne

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しっとり、しずかに、しゅうちゅうして。

Brindisi

雨が降る・・降らない・・降る・・のフィレンツェの街。

ポツポツとしっとりしたブティックホテルのテラスの横で

AssociazioneCulturale Musicale Calliope

アッソチャッツィオーネ クルトゥラーレ ムジカーレ カッリオペ

音楽協会カリオペ開設記念コンサートが行われた。

sul banco

その音楽協会を立ち上げた二人は、『魅せられたチェンバロ』でご紹介したチェンバリスト山口詠子さんと、声楽家の藤枝由起子さん。

Programma


チェンバロの響きと山口詠子さんの鼓動によるチェンバロの語りは、今回も胸を打たれた。

彼女の緊張さえも伝わってくる。

小さなカラダからチェンバロを通して伝えるチカラ。

毎日練習するだけではないはずだ。

彼女の日々への過ごし方・想いが、鼓動へ代わる。

Cembalista Eiko Yamaguchi


いつも明るい藤枝由起子さんも、本番には一転する。

明るい彼女は、哀しみのPucciniプッチーニの世界へ。

大演技(顔の表情)と大迫力の歌声には、吸い込まれそうになる。

彼女がしかめっ面をすると、私もしかめっ面をして聴いている。

彼女が力を込めると、私も力が入っている。

彼女の熱気が響いてくるのだ。

Canta Yukiko Fujieda

ゲストに若いTenoreテノールが、彼女たちより少ない人生を投げつけた。

Fiori

テクニックの積み重ねは、人生の積み重ねには敵わない。

アナタの人生を追い越すことは決してない。

全ての人が歳を追い、人生を積み重ねる。


そんなコトを想いながら、彼らの響きの余韻に浸った。

Biglietto da visita

音楽協会Calliopeは、2017年5月中Firenze SMNフィレンツェ サンタマリアノヴェッラ駅近くのBoutiqueHotel PalazzoCastriパラッツォ カストリにてOne Drink Concertを皮切りに、今後、音楽的活動の輪を広げていくそうだ。


フィレンツェ日本語補習授業校に通わせる子を通して知り合ったママ友二人。イタリアに住む同じ母として、人生を表現できる舞台への場に前進する姿、厚くご健闘を応援いたします。


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カテゴリー【アーティスト】【音楽

魅せられたチェンバロ

ヴィンチの住人、ミラノでふくらむ


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暑い春と寒い春を過ごすVinciヴィンチの春。

それでも私たちは生きていく。

空を見上げると、すばやく飛び回るツバメたち。

形も飛び方もスマートでカッコイイ。

彼らのホルモンは、今、世代を残すようにできている。

Boccioli di Rose

ふとお庭を見ると、Upupaウプパ(:ヤツガシラ)が大地を突いている。

頭部に鶏冠とさかのような冠羽と長い嘴くちばしが特徴。

身体のベースカラーが黄褐色、翼と尾に黒と白の縞模様。

変わった帽子に細長いタバコをふかしているような姿がニクイ。

ふわんふわんと飛ぶ。

Ginestre

ホホホホ、ホホホホと鳴く者がいる。

Piccioneピッチョーネ(:ハト)かなぁ?

いや、Civettaチヴェッタ(:フクロウ)だよ。

え~、昼間に?

Poianaポイアーナ(:ノスリ)じゃないの?Falcoファルコ(:ハヤブサ)とかさ。

あ~、それかもね。

More

おっ!近くにいた。

ホホホホの正体は、オシャレなUpupaだった。

肩を上下に動かして鳴いていた。キレイな声で。

私が出向くと、間を置いて、向うへふわんふわんと飛んでいく。

まるで妖精のよう。

こっちだよ・・と誘われているような気にさせる。

una pianta strana

オリーブ畑を散歩する。

オリーブばかり見て歩く。

突然、足元の地が動く。

???何だ???

地と同色の野ウサギだった。

こんなに近くにいたの。

お庭にも遊びに来る野ウサギ。

少年の遊具の周りをゆっくり飛び回る。

ウサちゃんも春にしか見かけない。

vista Vinci

母と少年はたま~に、おやつの時間にVinciGelatoジェラートを食べに行く。

少年は、自分の貯金を使う。少ない貯金を使ってでもジェラートが食べたい。

Lui va in bici

少年はチャリ。母は徒歩。

Vinciまで遠回りして畑道を通って行く。

いつも同じ道でも、この道がいい。

Un erba pieno di cuore

少年のホルモン・・自分の好きなようにやりたいホルモン。

母のホルモン・・もう少年の一人サッカーのゴールキーパーには付き合えないホルモン。

Ragazzo in bici


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鳥の写真は、残念ながら撮れませんでした。

植物の写真は、Vinciの山Montalbano、我が家からVinciまでの道のりにて

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芽生える Nascere

落ち葉の上で

レオナルド・ダ・ヴィンチが工夫した堰 Pescaiadel Mulino della Doccia

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