大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

September 2018


十五夜を迎えた途端、秋風が。


予報通り
10度下がり、手や足が寒そうに痩せて()見える。


カサついて、ついこの間までの膨張したベト感が嘘のよう。


乾いた風は、山火事までも引き起こした。

我が家からも、大きな煙が、雲一つない空のピサの方で

ゆっくり動いてるのが見えた。


DSCN0593

その満月を少年と眺めた。


眩しい。


あぁ、輝いているね。


親子は、満月を見た瞬間、何故か安堵する。


月光で、大地が暗闇でない。


昼も快晴、夜も快晴。




早朝、外に出た瞬間、驚いた。


あの満月が、まだそこにいる。


ピンク色の空に、輝きを薄めた白い月。


私が、喜んでいる姿を見て、少年も眺めに来た。

やっぱり同じことを感じたようだ。




あっちに、十五夜を送った薄くなった満月と


こっちに、眩しさが襲ってくる日の出に挟まれながら


ヴィンチの丘の一日が始まった。


DSCN0650

少年は、イタリアの中学生となった。


私たちの生活が変わる。


何が変わるって


親が拘束されていたスクールバスの送迎がなくなることである。


810分頃と午後の1640分頃に

絶対に居合わせてなくてはいけない規則に

身動きが取れないことが多々多々あった。


朝は
8時半入り、午後1615分までか30分後に戻って

仕事をすることが常だった。


この拘束から逃れられることをどんなに待ち望んだことか。


家の目の前にスクールバスが停まるのに

必ず、引き取り人として提出された人に引き渡すことが

スクールバスの義務だっていうんだから仕方がない。


おじいちゃんおばあちゃん、身内が近所、クラスメートが近所

そういった環境に恵まれていたら、もう少し自由だっただろうな。


田舎暮らしの欠点は、近所に誰もいないことである。


DSCN0635

「目つぶって!」


え!何々?!


いいから。


手、出して。




はい。


わーい!ボク、一人でおウチ入れるの?!!


失くさないでよ。


うん!




複雑な鍵を使った我が家の玄関の鍵のコピーがやたら高かった。


だから、これはもうプレゼントである。


高級な鍵と、自由に出入り。




日本では、考えられないことだが

イタリアでは、校舎や教育、先生のシステム、情報の配布、教科書配布は

ひっちゃかめっちゃかなのに

親を使って子を守るシステム、親を使って教育するシステム

が、文化となっている。

あぁぁぁぁ。




私が家にいるのに、嬉しそうに自分の鍵を使って帰宅する少年。


新中学生からは、給食がない。


今は、ひっちゃかめっちゃかシステムの中、一時間早く帰宅するが

10月から、14時頃帰宅して、お昼ご飯をとり

午後は、家庭学習の生活を送ることであろう。


この新生活、
11歳の少年が一人で対応できるのであろうか?


午後、一人ぽっちで家庭学習???


やはり、しばらくは親が時間ややることの管理をして慣れさせていかないと

一人で新生活なんて送れないのではないかと疑問だらけである。


親が子を守り、親が教育するシステム・・・。


DSCN0638

もうお誕生日のプレゼントやクリスマスのプレゼントはモノではなく

お年玉にして、自由な選択をプレゼントしている。


初めは、お年玉プレゼントにがっかりしていたが

今や、楽しみにしている。


そこで、何回かあったお年玉プレゼントを貯めて

どうしても欲しかった自分だけのタブレットを購入。


スマフォじゃなくてタブレットがいいんだそう。

7インチの小型タブレット。

で、ゲームをするわけ。

スマフォじゃ小さいんですって。

小さいには、私も賛成ですが。




念願のゲーム。


ずーっと禁止だったゲーム。


お友だちがやってる横で眺めてたゲーム。


この念願のタブレットを監視するのは、やっぱり私。


この新生活の午後がとっても危険!


いいよ、ゲームしても。


でも、ルールを守ってね。


一つ増えれば、一つ減るからね。


時間は限られているんだから。




私は、放り投げたい気分だし、疲れた気分だけど

まだまだ子育ては続くみたい。


時間の拘束は少なくなっても、見守る拘束は増えるような。


自分の意思と大人の教育が交錯する時期。


今だから、いっぱい話をしたいし話を聞きたいんだけど。




人が口々に、男子は変わる、というけれど

楽しみなような、寂しいような、怖いような。




少年の鍵は、家の扉だけではなさそうだ。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



DSCN0589

Peperoncino Acrataペペロンチーノ アクラータ

私が、好物としている唐辛子。


激辛の辛味が乾いた辛さ。


乾燥させて保存。


ハサミでチョキチョキ切ってそのまま食べるか


オリーブオイルに漬けて、
Olio Piccanteオリオ ピッカンテ(辛味オイル)か。




今年のアクラータは

ペペロンチーノ栽培をしているヴィンチの友が苗を分けてくださった。


お礼に大葉シソを。


丈夫なアクラータは、実をつけた。


やっぱり可愛い。


恥ずかしそうに下向きに咲く白い小さな花の後


ポコっと緑のタマゴをつけて


お花の王冠を被りながら上向きに成長し


緑から黒へ、黒から赤へと変身していくの。


DSCN0628

バイオダイナミック農法のカレンダーはこの日

Luna AscendenteFioreの日。

(一ヶ月に二週間ほどある黄道が春分点の内

花の日に当たる大気の星座、水瓶座・双子座・天秤座がいる日)


この日に収穫すると

実へのエネルギーが強く、美味しく長持ちするんですって。




二株の実じゃあっという間になくなっちゃうよ。

来年もヨロシクね、JerryGrazie




*過去の関連記事はこちら↓*

子ども断捨離 ilmercatino dell'usato

隙間な時間 ipezzi di Montalbano

PEPERONCINOペペロンチーノ



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秋分の日、日陰で29度だったヴィンチの丘。


日陰は心地よく、まだ夏休みのように

藤棚の下で、ランチ後

ゴロゴロサマーベットの上で黙想zzz。




来週、気温が10度下がったり上がったりする予報。


雨は、いつ降るのかなぁ。


雨の日は、憂鬱だけど

大地には必要な生体力の一つ。


水分が足りないと、私たちの肌が乾燥するのと同じで


オリーブの実が、シワシワしてたり

オリーブの葉が、カサカサしたり。


dopo la vendemmia

ブドウの収穫の頃から旬に入るGiuggiolaジュッジョラ(:ナツメ)

木に美味しそうに熟れ始めた。


ちょうど通りかかったときに、収穫仲間とカプリ。


ウホ、美味しいねww


きっと我が少年も食べたがるだろうなぁ。


Ecco!

農主が、残ってるブドウ摘みに行っていいからね

なーんて言ってくれるから、早速お言葉に甘えて

袋とハサミを持って、少年とブドウ畑を散歩した。


農主は、
Femminellaフェンミネッラ(副梢)から生まれる

小さな房は収穫しない。


それをつまみつまみ散歩をする。


摘み残りの房を見つけると、嬉しい気分になる親子。


うわ、甘くて美味しいww


カナイオーロもサンジョベーゼもさらに甘味が増していて

口の中が、甘いお酒でも飲んでいるかのように伝わった。


ultime uva

ブドウの列の通りがかりに、Giuggioleジュッジョレ()も!


我が家にも植えたいジュッジョレ。


日本では、食べたことも見たことも聞いたこともなかった。


かじるとリンゴのような味がする。


甘くて酸味があって。


ジュッジョレは、柑橘系果物の
20倍ものビタミンCがあるそう。


ビタミン
B系も豊富で、口内炎ができていた私には

サプリメントの一つとなった。


ミネラルも豊富だし、抗酸化作用もある。


さらに、強壮作用や鎮静作用もあるそうだ。


低カロリーで、消化にも良い。


トスカーナでは、ジュッジョレを植えている家庭が多い。

丸のような形のものあるし、尻でっかちな楕円形のもある。

もう少し降水量があれば、もっと瑞々しく膨らんでいたそうだ。


たまに、お店でも売られているので

この体にとっても良い果物を生でかじって欲しい。


日本では、お隣の国々で乾燥されたものや

甘く漬けられたお茶菓子となって出回っているようだ。


Giuggiole e Uva

我が家で、果物は三日ともたない。


どんなに摘んでも、口の中にポイと食べれるものは

洗わずに手でこすっただけで、ドンドン食べちゃう。


無農薬だからそれでいいけれど。


少年の体は、それでもう慣れちゃったみたい。


Conservare i pomodori

もう、トマトも終わり。


カメムシが吸いまくってるところを横取りして

保存の煮込みソースをつくる秋支度。


お日様はまだ近く感じるほどの暑さだけど

日は短くなり、同じ時間に朝起きてももう暗い。


夕飯、日が落ちた暗い中で、まだ外で

やいのやいの食べている。


かさこそかそこそ。


そんな音を気にしながら、急に無口になるうるさい家族。


22 Set. 2018

秋は、もうそこ。

夏よ、さようなら。



*過去の関連記事はこちら↓*

謎の音 latenda nel giardino

美なブドウの収穫 Vendemmia2017 ②

トマトを保存する Conservarei Pomodori



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オリーブの実に卵を産み付ける寄生虫


Mosca dell'olivo
モスカ デッロリーヴォ


日本語だとオリーブミバエて呼ぶそう。


matà Agosto

記憶を記録の私のブログを読み直しても

今年の夏は、去年より涼しいとか

降水量が少ないとか

湿気が多いとか、綴っている。




三月の寒波で、春のオリーブミバエは衰えたと私は信じている。


しかし、人差し指一本出して気流を計ってみてもわかるように

適度な暑さと湿気は、実は心配どころだったりする。

降水量が少なくても、大気の湿気は充満する。


私は、この夏ずっと心配だった。

もっと暑くなってもいいぐらいだった。

昨年のような40度近い暑さが来ればオリーブミバエも衰えただろう。


私は、絶対モスカは現れるって信じて疑わなかった。




今はもう秋分なのに

ヴィンチの丘は、連日、その適度な暑さが続いている。


今年のブドウの収穫は、暑さの中でどこも収穫している。

数年前は、それこそ秋分の頃から収穫をしていたのに

今や、八月からブドウの収穫が始まる。


温暖化は、植物の寿命を一ヶ月縮めたようだ。


siccità

モスカが出現した。


一個見つけただけで、モスカ騒動は起こらないが

我が家のあるヴィンチの丘沿いは

どこもオリーブ豊作の声が飛び交っている。

農園たちは、モスカのリスクを負いたくない。

せっせとモスカ対策を七月半ば頃にはしていた。


私は、オリーブの収穫まで一回で持たせる対策としては

八月の終わり頃から九月の初めに

Calceカルチェ(石灰)Caolinoカオリーノ(カオリン)

ほんの少しRameラーメ()を混ぜた液体を散布することがベストだと思う。


カルチェよりカオリンの方が高いらしいが

カオリンの方が、白く付着しやすい上に

水に溶けやすく散布しやすいそうだ。


カルチェを大量に使うと、ポンプの先が詰まるそうだ。


Rame e Calce

そういうわけで、今年の早いブドウの収穫だったこともあって

私がいない収穫中にトラクターで散布してもらった。


トラクターも依頼すると高い・高い。


生産者がお金をかければかけるほど

どんどんオリーブオイルの値段が上がってしまう。




ブドウもそうだが

消費者が消費しやすい値段を基準に食物を生産すると


どこかで節約しなきゃならないこと


どこかで無償で作業していること


ってことが農業にはある。


特にオリーブなんて作業量とオリーブオイルの市場がマッチしていない。


オリーブオイルで食べていくには

1万本以上はないと元が取れないらしい。


1
万本を一人の熱心な人間ができるわけないのだから

多くなれば多くなるほど、作業が雑になるのは容易に想像つく。


だから少なく副業としているし


一年で売り切れなくても大丈夫なワインに精を出し


現地で消費できるよう
B&Bを運営し


残ったオリーブオイルでコスメをやったり


農園もいろんなことをして経営しているのではないかと思う。


invaiatura

モスカは、卵を産み付けてから三週間

ぬくぬくオリーブの実の中で成長する。

オリーブの実を食べて。


あぁ、思い出す。


なーんにも知らない頃

近所のオリーブ畑にオリーブを摘みに行って

籠の中の収穫したオリーブの実から

幼虫がいっぱい下に落っこちていたの。


もぎ取られて、オリーブの栄養が届かないことがわかるんだね。


実と樹と根は、繋がっていることが良くわかる。




モスカ率がわかるサイトを検索したところ

平均20%ほどのモスカ率が報告されている。


地域によっては、
10%以下だったりするので一概には言えないが

あと一ヶ月、軽くカルチェを吹き付けておいてもいいかもしれない。


Bio
でやるには予防すること。


そうでない場合は、オイルにも検出されている殺虫剤が使われている。


それか、放ってプロテイン入りオリーブオイルか。




もうすでに、オリーブの頬に色がついてきた。


もう少し雨が降ってくれれば、もう少し膨らむのになぁ。


あと一ヶ月をめどに、無事に収穫できることを祈るばかりである。




*過去の関連記事はこちら↓*

オリーブを囲む大地を守るその②モスカ対処法

オリーブの木のハエ除け作業 Moscadell'Olivo

プチプチタマゴ Mignee Germogli



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もう時代は変わってしまったんだ。


ボクたちだって、みんなと収穫することが楽しかった。


冗談言って、食事して、乾杯して

ワイワイ、ガヤガヤして。


いつものメンバーが一年に一回集まって

それぞれのことを語り合って

ブドウの豊富さを一緒に喜んで。




イタリアは、法律が変わるのが早いだろ。


雇う収穫者にあれもこれも用意しなきゃいけないことが増えたんだ。


計算したら、派遣会社を使ったほうが

割が良いってことがわかったんだよ。




ボクたちだって、寂しいよ。


buona

近所のブドウ農園たちは


派遣会社を呼んで手摘みか


収穫マシーンで吸い込むか


の二つのパターンとなってしまった。


Capo

農主から連絡があった。


農主の友人のバイオダイナミックブドウ農園の収穫が終わったら

手伝いに来て欲しいとのことだった。


嬉しい!


行く行く!


農主も派遣会社を呼んでいる。


それもどんな仕事振りか知りたかった。




農主は、数日困っていた。


派遣会社を呼んだはいいものの

彼らは畑の構造がわかっていない。


主は、ブドウを品種ごとに収穫する。


しかし、あっちにカナイオーロがあったり

こっちにサンジョベーゼがあったりする。


どこに品種があるか、どれがどの品種なのか

まずそこから説明が始まったそうだ。


Giovani!

農主が呼んだ派遣会社はアルバニア人グループであった。


まるで昨日イタリアに来たかのように

イタリア語が話せない。


リーダーともう一人ぐらいしかわからないようだ。


割と無口にせっせこはたらく彼らは

時に彼らの言語が飛び交い、イタリア語を教えているようだった。


ブドウを摘んだ籠がいっぱいになると


Pieno
ピエーノ(バケツいっぱいだよー)とか


Vuoto
ヴオート(空のバケツちょうだーい)とか


Secchio
セッキオ(バケツー)とか叫ぶ。


早く籠を交換してもらうよう知らせ、手を休ませてはいけない。


そんな言葉とか、そんな動作を教えているようだった。


ここ数日どうしてたんだ?




しかし、覚えると速い速い。


すごくスムーズ。


しかも若者が、丘の上りを走って籠を交換してくれるの!


汗びっしょりよ、彼ら。


しかも無口に!


しかもね、いっぱいになった籠二つを右手にもう一つを左手に持って

トラクターの方に持って行ってるのww


なんて頼りがいのある若者たちなの!


言葉じゃない、見た目じゃない

機転の良さとやる気だなと

改めて確信した。


このスピード感は

申し訳ない

今までイタリア人に見たことがない。




農主は、派遣会社と近所の人と友人も呼んでいた。


近所の人と友人は、経験上畑の構造がほんの少しわかる。


ファミリーと派遣会社のコンビが一番良いと思った。


農主は、満足していた。


無口な若者たちのおかげで、早く収穫が終わって。


per la merenda

私は、いわゆるファミリーとして

恒例の農主のママのランチをいただいた。


あぁ、美味しい。


良かった、伝統の収穫ランチが味わえて。


ドルチェがちょっと焦げちゃってね。


90
歳のお母様、そんなことに謝るの。


la torta è fatta da mamma

我が家のすぐ目の前のブドウ畑では

パキスタン人のグループを雇っていた。


彼らも初めて派遣会社を使ったようだ。


どうだった?


いやー、超満足!速いのなんのって。


Cacciatori d'epoca

どんどんグローバル化が進んでいく。


どんどん伝統から遠くなっていく。



狩人の農主は、狩の宴が一つ減ってしまった。




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ボクらは赤いトマトを摘みに ItalianTomatoes

美なブドウの収穫 Vendemmia2017②

世代交代ブドウの収穫 Vendemmia2017 ④



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暑いなー。


私、日陰側行くわ。


Buon giorno

ブドウの棚一列を、あっちとこっちで収穫するのだが

あっちが日向側でこっちが日陰側である。


一つのトラクターだけだったら、たいてい四列を二人ずつ組み

その内一人は、バケツをトラクターの荷台に放り込む作業をする。


両端には、女性がくる。

その次に男性がいて、端のバケツをトラクターの方まで運ぶ。




しかし、日向側は暑いから

もういいよ、二人で日陰側やろうよ。


背中に汗が流れるのがわかる。




私は、安全第一のために長袖長ズボンが作業着である。


葉などに隠れている虫予防や日焼け防止のために。

肌の汗で、いろんなものがくっつくのも防いでいる。


ブラウスは、長袖
Tシャツより通気性があるので

メンズでも何でも古着のブラウスを着る。


体中、服で覆われて暑いけど

不快な思いをするくらいなら、予防を選択する。


traccia di ape o vespa

チクッ。


痛っ。


蜂が刺した!




出てきた蜂は、目の釣り上がった小さなスズメバチであった。


あ、ゴメンね、蜂。




軍手の上から、刺した。


急いで軍手を取り、刺されたところをぎゅーっと押して

針や毒などを押し出した。


痛い。


私は、日本人よ。

冷たい水の入った水筒を持ちながら作業をしていた。


水ですばやく洗い流した。


実は、初めて蜂に刺された。


もっとクラクラになるかと思ったが、五分もしない内に治まった。


あー、水を持ってて良かった。


仲間たちは、水より葡萄酒で洗え!なんて言ってたわ。


cabernet

軍手をしていても手を切ることはしばしばある。


葉っぱで見えない茎を切ろうとして

やっぱりおしゃべりしているときに、小指をほんのちょっと切った。


でも、軍手をしてなかったら、もっと切っていたかもしれない。


集中することも安全の一つである。


ブドウの収穫用のハサミは、先が尖っている。


軍手は安全第一のトップワン装着具である。


手をグッサリ切ってる人だって見ている。


たいてい、列のあっちとこっちで作業しているときに起こったりする。


こういうときは、阿吽の呼吸を要したりする。


lunga fila

あー腰が痛い。


なるべく姿勢を正しくしながらやっていても

やはりかがみ気味に知らず知らず作業をしているようだ。


ブドウがそこにあるんだから仕方がない。


作業中は、あまり気にならないけど

休憩したときに、キーっと痛みが走る。


少年から母の日に頂いたクーポンを使って

夜のマッサージ。


ちょっと短いんだけど、ありがとね。


ブドウの収穫が終わったら

またジャグジーだらけの温泉プールに行こう!




クルルルー、クルルルー

と鳩が鳴いている。


日中に鳩が鳴くって暑いってことなんですって。


compagni

ここの農園のブドウの収穫が終わった!


知り合ってみれば、半分は外国人。


モロッコ人、日本人、アルゼンチン人、キューバ人。


お互いの国の習慣や文化を語り合う。


このグローバルワールドブドウの収穫。


ワイワイ、ガヤガヤ、楽しかった!



さぁ、次へ行こう!



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まだ夏のブドウの収穫 Vendemmia 2018 vol.1

早々ブドウの収穫 Vendemmia 2017①

量より質だ!その2 Scacchiatura continua



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