大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

September 2018

<お見舞い>

天災が少なく自然豊かな北海道。

イタリアにも地震情報が届きました。

心よりお見舞い申し上げます。

ヴィンチの丘を襲った竜巻を思い出させた関西地区の台風。

SNSでリアルなシーンを拝見し

大変お気の毒に思いました。

心よりお見舞い申し上げます。

この夏、我が母国、日本での天災情報が多く

ニュースを見るたびに、言葉を失っていました。

イタリアでも、あちこちで豪雨や竜巻など被害があるたびに

人事ではない、と受け止めていました。

あっという間に起こる出来事

いつ家を失くすか、いつ命を失くすかわからない天の怒り。

短気な天気は短くても容赦しません。

私たちは、天気と大地と共に生きていかなければなりません。

彼らからの無言のメッセージを

あのようにしか表現できない彼らの実態を

私は素直に答えようと思います。

それは、無言で。

私たちの意志と行動で。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Sbandiratori

少年は、この九月から中学生となる。

まだ十一歳で、日本の学年だと六年生。

日本にいたら、もう一年遅らせていたかもしれない。




夏休み終盤

少年へ断捨離を提案した。




少年は、快く請合った。

ついこの間まで、どれもこれも自分のモノだったのに。

絶対に、何にも捨てられなかったのに。




本人に

いるもの、いらないもの

コレクションにするもの、思い出にするもの

選ばせた。


特に、紙類は、処分しやすい。

お絵描きしたA4サイズのプリントの裏の絵の選択から始まる。


本人は、覚えてない絵だって

選択する絵と、現在のセンスが似ているところなんかおもしろい。


ほー、ソレ取って置くんだ。


Mercato dell'usato

先日、家庭の要らない物ガラクタフリーマーケットが

ヴィンチの隣村、チェッレートグイディで開催された。


ちょうどパリオの開催日で

ここチェッレートグイディもメディチ家時代化していた。

二つのイベント目掛けて、人もそこそこいた。




そのガラクタマーケットへ向け

私と少年は、ガラクタをセレクトした。


少年はトイストーリーのキャラクターフギュアも

DVDと一緒に売るという。

セットであるから、今はコレクションにしたら?

DVDだけにしなよ。

そっか。


少年は、お友だちからいただいたポケモンカードを

これまたいただいたカード用ファイルに詰めている。

ぎっしり埋まった。


Palio di Cerreto Guidi

あの日も暑かった。

半袖で、零時まで過ごせたほどだった。




ガラクタマーケットのお客さんは、子どもだけではなかった。


大人が、少年がセレクトしたアメリカ車のミニカーを買っていった。


そして、ポケモンカードを買いに来る大人も現れた。

一枚いくら?

ファイル全部でいくら?

えーっと・・・・・・・・・・・・・。


少年は、その場にいなかった。

誰も立ち寄らないだろうと信じていた少年。

誰も買わないだろうと信じていた少年。

他のマーケットを見に行っているところだった。




少年の帰りを待てば良かった。


私には紙にしか思えない。

全部売りさばいて家から消えて欲しい。

価値のわからない者が、破格でファイルを売ってしまった。


戻ってきた少年は、平気な顔をしている。


しかし、隣でマーケットをしていた親子が

Nooooooo!なんでそんな破格で売っちゃうのー!

と、焼きもきしながら見ていたらしい。


彼らは、遊戯王カードを一枚の価値を与えて売っていた。


まーね、何回もマーケットするんだったら

ゆっくり一枚ずつ売ってもいいけどさ。

処分と断捨離目的だからね。




カワイイ。小さな子が

少年がセレクトしたオートバイやシャベルカーに目が止まり触りに来る。

何回も戻って来る子。

自分でお金を持ってくる子。




わざと、敷物を敷いて地面に商品を並べたんだ。

子どもの目線で、低ければ低いほうがイイと思った。

少年がセレクトした動くおもちゃを

しゃがんで試して欲しかった。




値段を貼り付けておくと、無言で検討してくれる。

大人だって、子どものために大きな買い物をしてくれた。


少年の想像は大きく外れて

私たちのマーケットは、割と繁盛した方だったと思う。


この売り上げは、少年のお小遣いとなった。


8 sett. 2018

しかし、夜、寝しなに、少年が大泣きをしている。


どうしたんだ?


想像の外れた繁盛マーケットに後悔があったようだ。


特に、ポケモンカード。

それでもまだまだあるポケモンカードなんだけど。


さようなら、ポケモン。


少年は、断捨離を覚え、次へ進む。


Non lo butto

商品としては売れないたーくさんのおもちゃやぬいぐるみ、カバンや洋服は

物々交換する協会に届けることにした。


私は、そういうところで、作業着を見つけたりする。


少年は、セレクトする知恵を学んだようだ。


いつか卒業するおもちゃたち。


一つだけ選んだ。


もう少年が断捨離した物が並んでいた。


小さな子が、嬉しそうに持っていた。


少年も微笑んでいた。


Bambini

大人だって辛い断捨離。


断捨離を覚えることで

物の選択や物を大事にすることを学んで欲しかった。


ゴミのような物だって、必要としている人の手に渡れば

価値が上がるはずだ。


今後も、卒業していく少年の過去に

価値をあげていきたいと想う。



*過去の関連記事はこちら↓*

時に要する断捨離のある暮らし Mignecon le Gocce

隙間な時間 ipezzi di Montalbano

時間 ilmio compleanno



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あさってからVendemmiaヴェンデンミアするから!


ええっ、あさってって・・・


uva nera

ハサミとハサミを入れるケースと手袋とウエストポーチ

毎日の作業着と作業靴と、一応長靴も用意しておこう。

絆創膏と身分証明書

ティッシュ二つぐらい持って


水筒は、一本半分凍らせて水を朝足して午後用

午前の水筒は、冷蔵庫の冷たさでいいや。


ここは、お弁当も持っていかなきゃなんない。

前日の夕飯の残り。

3人分を翌日用も考慮して、メニューを考え用意する。

家族全員バラバラにお弁当。


Vigneto

八月の二十七日、バイオダイナミック農法のブドウ畑で

ワイン用のブドウの収穫が始まった。


しかし、主のところではない。


主は、人手が足りない

トラクターを任せていた叔父の交通事故

いろんな理由で、今年は派遣会社に依頼することにしたのだ。


すごく残念がっていた主。

私も残念。


体が空いた私の情報を聞きつけて

主のバイオダイナミック農法仲間から電話があった。

こちらの農園は

よくワインの瓶詰め作業でお手伝いをさせていただく農園。




主のところより3倍はある農園だから

一年間の作業は、人を雇っている。


主のところより、雑だな。


剪定や芽掻き作業の形跡を伺いながらブドウを収穫していく。


Chianti

この農園だけでなく、今年のヴィンチのブドウは・・・


この夏、すごく湿気があったように感じた。

それでも日本から比べると、湿気の無いほうなんだけど。


そのやはり肌に感じていた湿気は

ブドウに悪影響をもたらしていた。


BIO
のブドウ農園たちは、初夏

殺菌・予防に追われていたであろう。


ブドウに対敵な病害は、うどんこ病

(Peronosperaペロノースペラ)という。


トマトなんかにも発生する子嚢菌で、感染しやすい。


これらから予防するには、
Rameラーメ()を使う。


繁殖してしまうと、ブドウの実が腐る。

全体に腐っちゃったり、引き締まった実の一部だったり。


質を第一とする農園は

腐ったブドウを先に除去する作業を行う。


ここの農園は、収穫しながら除去作業もしていった。


Biologico!

暑い。


まだ八月も終わっていないヴィンチの丘は

雨がどこかで降っているすごく高い湿度と

残暑の暑さは、たまらなかった。


喉が渇いて仕方が無い。


私の体は汗が吹き出していた。


暑くてランチの食欲も失った。


太った体は、農婦の体に切り替わっていた。


cuore


そんな残暑の中

収穫仲間のモロッコ人は時々鼻から出す高い声で歌いだす。


痩せて薄黒い彼が歌うと

モスクから聞こえる祈りの歌のようにも聞こえる。


ある時また、無口で熱心なそのモロッコ人が

一人離れた列で、高い声で祈り歌を歌いだした。


私は、ロマンチックにアラブの風景を描いていたのだが

収穫仲間の冗談好きなイタリア人のオヤジが


オーイ、マロッキーノ、気分でも悪いのか?腹でも壊したか?

と聞いている。


それでも彼は歌い続けている。


そのオヤジの言う気分が悪そうな声にも聞こえてきた。

みんなも同じように思っていたのか、大笑い。


cambiato il tempo

収穫仲間は、農業が本業ではない。

たまたまヒマだった人間が集まっている。


だから、いろんな人がいて面白い。


だけど、本業ではないから

作業よりもおしゃべりで夢中になることも多々あり

そこが、イタリアだな、と感じる一部である。


作業中におしゃべりして


ランチ中におしゃべりして


最後にはお友達となるのである。


農業が好きなモロッコ人と日本人と

ヒマだった近所のイタリア人と

ワールドなヴィンチの丘のブドウの収穫は

まだまだつづく。



*過去の関連記事はこちら↓*

早々ブドウの収穫 Vendemmia 2017 ①

バイオダイナミックワインの瓶詰め Imbottigliamento

量より質だ! Scacchiatura



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聞こえる?動いてる音。


え、どこどこ?


ほら、あそこから!

うわっ、見てー


ネズミが通った!


壁をはってたよー

ネズミじゃなくって、もっと大きい動物の音がする。


えー、何がいるのよー。


tenda nel giardino

我が家の目の前の土地は一つに見えて、所有者が三人もいる。

我が家の自然農法畑から始まって、他二人。


空き地となっているから、草ぼうぼうとなっている。


丘の上からの眺めると、空き地は自然を尊重しているようで

時に、お花畑になったり、蛍でいっぱいになったりする。


しかしやはり、住宅が近くにある場合、草ぼうぼうだと

ネズミなど困った小動物が集まってくるし

夏はちょっとした風で火が起こってしまったりする。




我が家の畑の隣の主が、ようやく草を刈ってくれた。


しかし、毎晩、庭で夕食をしていると

カサカサ・・カサカサ・・とまだ音がする。


夫と少年は、私より敏感で

音が聞こえるたびに、ウサギのように耳を欹てている。


Pane e Pomodoro

田舎暮らしの田舎の住居の田舎の排水は

プールのような槽の中に砂利を敷き

そこに池などに生えているようなアシやパピルスなどを植え

排水を浄化するエコシステムになっている。


イタリア語で
Fito Depurazioneフィート デプラツィオーネという。


水を必要とする植物たちは

田舎暮らしの住人の排水を吸って育ち排水を漉す。

そして漉された余分な排水だけ、大地に流れるのである。

だから我が家では、エコロジーな洗剤を使っている。




そのワサワサしたアシの中に

気になる音が聞こえてくるというのである。


何がいるのかなー。


22 ago 2018

ヴィンチの山、モンタルバーノにはイノシシがいっぱいいるそうだ。


夜活動するから、日中見かけることはない。

広大なブドウ畑を通りかかった足跡はよく見かける。


一晩に何十キロもイノシシは歩くそうだ。




先日、夜中の帰宅中、車の中から少年が

主のブドウ畑で大きなイノシシがブドウ食べていた!

と噂の暗闇のイノシシを目撃できたことに喜んでいた。


ボクがこの間ブドウを摘みに行ったところだ!という。




またしても先日、午前中水を汲みに行ったとき。


わーっ!

イノシシが倒れてるー!


きっと、水を飲みに来たところ、車に引かれてしまった様子。


おっぱいがいっぱいくっついてるメスイノシシだった。


大抵だと、イノシシの狩人なんか

しめしめと持って帰って食べちゃうらしいけど


今回は、粗大ゴミ屋さんがわざわざ収集に来た。


重そうだなー。


私より重そうだなー
(?!)


BBQ le verdure BIO

そんなヴィンチの丘にある我が家の庭で

テント体験をすることにした。


あの音は、いったい何なんだろう。


Rosticciana photo by YK
Photo by YK


友人家族もヴィンチの丘でテント体験をしにやってきた。

テント体験の前は、恒例のBBQで夏の夜に乾杯。


アントネッラのビオの野菜をオリーブの枝の炭火で炙って皮を剥いて

オリーブオイルと塩とニンニクで。


ニッポンジンは、焼きナスにはショウガとシソとお醤油だよね!


夫の得意の豚のスペアリブ、毎度完璧。


自然農法のトマトでパーネ エ ポモドーロ。


ワインは、主のバイオダイナミックワイン。


お肉以外は、ヴィンチ産。


brindisi photo by YK
Photo by YK


テントで朝まで爆睡できることはあまりない。


薄っぺらのナイロンは、夜の気流を中まで通す。


暑く感じたり、涼しく感じたり、蚊か虫がいるように感じたり。




清涼なヴィンチの丘の朝

テント体験の友人たちと

自家製洋ナシジャムのタルトで朝食。


la torta di marmellata di pera etrusca

遭遇するのかと期待していた音の主とは

テントで寝ても近寄ってくる気配は無かった。


未だ謎を残した夜の音。


ウサギファミリーではないはずよ


大きなネズミかな


ハリネズミかな


イタチかな


キツネかな


イノシシかな



謎のままとなった夏休みの自由研究

それでも思い出となった庭のテント体験であった。



*過去の関連記事はこちら↓*

夏至に Verde Crudo

男のBBQ Rosticciana

Vinciヴィンチの山、Montalbanoモンタルバーノ



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