我が菜園にキュウリが並ぶ。
少年が日本語学習にジブリシリーズを次々見繰り返す。トトロのワンシーン、さつきちゃんが近所のおばぁちゃんの畑のキュウリをガプリと食いつくシーンが妙に印象深いようだ。
「ボクもキュウリに食いつきたい!」と菜園リクエスト。
キュウリの芽もナメクジやカタツムリは好物。
第一弾のポット内はほぼ全滅だった。
諦めず、第二弾のポットに再び3粒ずつ蒔き、双葉の次の本葉が出てきた頃、間引きせずポットを増やして株分けをした。
そこで元気に育っているものだけ大地に植えるようにした。
雨がよく降った初夏後、夏開始の今、未だ水をやることなくドンドン成長している。
日陰はサマーベットでも置いてゴロゴロしたいぐらい気持ちがいいが、陽の下は暑い。
陽に当たると私たちの体力は消耗する。
キュウリには、水分で構成されているといっても過言ではない。夏野菜のキュウリの水分で体を冷やそう。
酒石酸(イタリア語でAcido Tartaricoアーチド タルターリコ)成分を持ち、ドンドン脂肪化する炭水化物の貯蓄を妨げてくれる作用があるそうなのだ!嬉しいダイエット野菜!
さらに、ビタミンA・B・C、カリウム・鉄分・カルシウム・ヨウ素・マグネシウムなどのミネラル成分を多く含むそうだ。キュウリの利尿作用や浄化作用で体内をキレイにしよう。
小腹が空く頃キュウリを食べる。
少年、キュウリにトゲがあることを知った。
キュウリに食いつけない。
ガプリ。
?ちょっと固い。(自力で水分補給させたためかもしれない。)
皮をむいてスティックでカプリ。
Oh!ヨーグルトチーズがあるではないか。
Oh!ホエィもある。漬け物だってイイ。
6月も終わりに近い今日、*Biodinamicoビオディナーミコのカレンダーを見ると、*Luna Ascendenteルーナ アシェンデンテだった。地上にエネルギーが集まる期間。さらに、*Giorno di Fruttoジョルノ ディ フルットの日だと、うまみの詰ったおいしい実が収穫でき、暫くの間保存が可能だそうだ。
種からBiodinamicoのカレンダーに沿って育てたキュウリは、こうやって美味しくなる日に出来上がる。
無言の自然は、こうやって繋がっている。
私たち人間が鈍感なことにまた気付かされる。
*Biodinamicoビオディナーミコのカレンダー(Calendario Lunareカレンダーリオ ルナーレ(月のカレンダー:Metodo Biodinamicoメートド ビオディナーミコ(バイオダイナミック農法)用)
*Luna Ascendenteルーナ アシェンデンテ(約28日間のサイクルをする回帰運動中、天体の赤道から見て月が春分点(上降)側の約14日間:Metodo Biodinamicoメートド ビオディナーミコ(バイオダイナミック農法))
*Giorno di Fruttoジョルノ ディ フルット(実の日。地球の周りで恒星運動をしている12の星座中、Arieteアリエーテ(牡羊座)・Leoneレオーネ(獅子座)・Sagittarioサジッターリオ(射手座)がFruttoフルット(実)に影響を与えるそうだ。地上の生体力では、Fuocoフオーコ(火=陽)に値する。)