熱い陽が差すVinciヴィンチの丘。

夏が来た!と思った頃から雨が降らず、草は枯れ、アチコチ道端でポイ捨てされたタバコから火事を招く事件が連日相次いだ。放火魔もまぎれて火をつける。そんな噂が大地の住人たちの間で広がった。

雨が降ったと思ったら、叩きつけるような怒りの雨が降る。


大地の風に当たり、大地の光を浴び、大地の水を吸収し、大地に眠る大地のイチゴは、春も終わりのの五月頃、イチゴは赤くなる。
Fragole in Maggio
 
五月のイチゴは、たいてい感のいいナメクジに先にやられることが多い。
mangiato da lumaca
人間の好物とナメクジの好物は、どうやら同じらしい。


ナメクジには耐えられない隠れ場所もない七月頃、またイチゴは赤くなる。

水分の摂取が減ったせいか、実は小さい。

しかし、旨みの詰った味は濃厚。甘い。

夏のイチゴは一番美味しい時期かもしれない。

Raccolta di Fragole

我が家の少ないイチゴは、アッという間になくなる。

だから、GASやマーケットでイチゴを見かけると、喜んで買う。
Fragole Biodinamiche di Gas
今頃売っているイチゴは、自然の恵みを浴びた大地のイチゴに違いない。

そんなイチゴを大切に育てているのは、きっとオーガニック農園かもしれない。


そして、アラ?春と間違えちゃったの?と思われる晩秋の十一月頃、またイチゴは赤くなる。

Fragole in Novembre
年に3回も実ごもる大地のイチゴ。

彼らの生命力を一つ一つ噛みしめよう。