大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

カテゴリ: 暮らし


二年前の五月、オリーブの莟の頃

私は三週間手術入院した。

イタリアで三週間の入院は長い。

一週間で退院といわれていた手術入院であったが

三週間と長引いてしまった。

あの時私は一人で白い箱の部屋で苦痛と退屈な日々を過ごした。

それでも毎日夫が顔を出してくれた。

あったら嬉しい物を運んでくれたり、家の様子を報告したり

顔を見るだけでも、気分転換になった。

我が少年は、学校行事が忙しかったり、宿題に追われたり

スポーツに行ったり、TVに夢中で、時々しか訪れなかったけど

寝たっきりの母は体力不足で声を出す力も失っていたので

案外気を使ってくれていたのかもしれない。

初期にリセットされたのかな、赤ちゃんに戻ったように

起き上がるリハビリから始まって、歩くリハビリ。

ベットでゴロゴロしていると動けなくなると焦り

できる限り立っていたし歩いていた記憶がある。

休憩に入院後半本を読みまくって、内容に涙していたこともあった。

ある日、少年が訪れた時、リハビリ中で起立していた母を見て

泣きついてきた十歳の少年の姿も覚えている。

・ 記憶を記録の記事 ・


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そして今、またほんの少しの間、家族と離れる。

今度は、私の意志で。

友人たちもみんなやってるから、私もできるんじゃないかと

挑戦的な気持ちで出発する。

家の中私一人で殺気立っている。

友人たちはそれでも向こうから仕事やなんやで呼びよせられて

家族を置いて一人出発しているのだが

私の場合は、私の希望で一人で出発する。

そういうわけで、入院以外、私は一人で過ごすことがない。

常に家族と一緒で、常に家族のことを考え

常に家族をサポートしてきた。

家族を一番に考え、仕事の選択も家族を優先してきた。

友人と外出することもなければ、夫婦で外出することもほぼない。

義父母がいたら・・とフリーを想像してみるがあまり浮かんでこない。

少年がイタリアの中学生となって、学校への送迎義務が終了し

私は、万歳をしたほど嬉しかった。

この送迎義務が、フリーになりきれない難点だったように振り返る。

今は、自分で朝登校し、昼に一人で帰宅する。

ヴィンチ村でイベントがあれば一人で行けるし

図書館も一人で行けるようになった。

日本では当たり前の話で驚くであろうが

イタリアでは、それでもまだ14歳未満の未成年は

一人で行動すると、民衆の目を引く。

お昼ご飯は、用意してあるお皿を温めてペロリと食べているし

おやつも勝手に多めに食べているw

サッカークラブへは有料でお迎えが来て、帰りだけ迎えにいく。

少年はタブレット、夫もスマフォデビューを果たし

三人でグループチャットができれば、距離はさほど感じないであろう。

家の人は、母国で羽を伸ばすだけである。

人生の中のちょっとの期間ではないか。

できる、できる、と言い聞かせ、家族で初体験に挑むのである。


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ブドウの目掻き作業が一段落し、ホッとしている。

ワインのボトル詰めが出発前に控えているが、もう慣れたものだ。

農主の新規のお客様は大量発注して下さった。

ボトル詰めトラックを呼んで、はりきってのご対応。嬉しそうだ。

私も、お手伝いができて光栄である。

しかし、この五月、雨模様の寒い天気が続く。

芽が出る頃、花が咲く頃、結実する頃、熟す頃

実りの天気というのはとっても肝心で

その時期の天気で実の状態が決まる。

オリーブの芽は出て莟もあるが、この寒さで莟は小さいままだ。

実の芽も出てこなかった木がある。葉の芽は元気がいい。

オリーブの花は、5月の24日前後頃開花する。

開花までに膨らみ始めるところが膨らんでいない。

開花を見届けずに離れるのは寂しい。心配が募る。

そして、雨が続くと大地が乾かない。

大地の表面ではなく、地下である。

それでもトマトを大地に独り立ちさせた。

トマトを簡易ハウスで育てても、成長が遅い。

小さいのもあるが、自然農法の耕さない畝に植えた。

刈り込んだ草の嵩に埋もれて、まだ支え棒は必要ない。

大地に植えるときは、なるべく土が乾いた状態がいいが

仕方がない、濡れた土に植えることにした。

シソとペペロンチーノは鉢替えしたいが、全然大きくないので

必要がない。困ったな。

夫は草刈に追われている。私が土いじり係りであった。

やはり、二人で手分けして育てていかないと一人では無理だな。

強行シングル里帰りの無理がだんだん見えてきた。


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しかし一度決めたことだ、決行しようじゃないか。

動いてみないとわからないことはたくさんある。

動いてみて問題に気が付くことだってある。

じっとしていたら知らないまま過ぎていくのは勿体無い。

一人という時間を家族が必要なときに味わってみたいのだ。

私にも少年にも夫にもリセットされるような気がしてならない。

なんとかなる。

どこまでなんとかなるのか見当付かないが

心配ばかりしていたら行動ができなくなる。

開き直って、家の人が国の人になるだけのことを

それぞれに体験したいと思う。


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母国では、地球と体に優しい暮らしを伝えられればと願う。

イタリアより断然化学の国ニッポン。

イタリアは色んなことに機能しないけど、正直だと思う。

ニッポンは便利だけど、知らなければいけないことが見えないと思う。

私の小さな頭脳でも、イタリア田舎暮らしと

私のニッポンを同時進行させながら生きる今を

語れたらな、なんて想像しながら

ワイン&オリーブオイル会で披露するオリーブオイルの試飲をした。

そうこうしている内に、私のオリーブの木が

プレート用にスライスされてきた。いい香りだ。木目も最高。

私の生きる今のホンモノの香りを届けられそうだ。




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白い箱の部屋 Quadrifoglio

幸せの種 ilmare d'autunno

祖母とマキちゃん


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バックパッカーの私たちは、節約しながら

イタリア滞在中でも近隣国を旅していた。

女子二人はトルコに着いた。

ターキッシュエアーのトルコブルーのブランケットが可愛かった。

そういうところが気になる二人。

うる覚えだが、たしかあれは・・・

空港を出てから、安ホテルを紹介してくれるというタクシーに乗り

イスタンブールの街へ向かったのだった。

紹介してくれたタクシーはホテルに着いたところ

とても高い金額を請求しているような気がして、とにかく抗議した。

私たちは負けない。

私は、つたない英語と日本語でやいのやいの油断だけは許さない。

もう一人は、語学のセンスがとても良く

英語留学したことないのに、割りと上手に会話が成り立っていた。

二人いるから、一人はタクシードラーバーとやいのやいの

もう一人は、そのホテルに情報を仕入れに行く。

そんなすったもんだの最中、日本人の青年が通りかかった。

ど、どうしたんですか?

彼も男子一人旅真っ最中のバックパッカーであった。

タクシードライバーがぼったくろうとしている!とすぐさま言いふらした。

値段を聞いて彼は、「ま、フツーっすよ、その値段。」

あ、そうなの?

タクシードライバーは値引きをして去っていった。

きっとニッポンジン女子対応の教訓になったであろう。

青年は近くの安宿に泊まっていたので夕飯を一緒にとることにした。

旅っておもしろい。いや、滞在もおもしろいけど。

とにかくいろんな人に会う。

日本にいたらなかなか会えないだろうなぁというような人まで。

頭のイイ人も私みたいに悪い人も

やってること同じで出会うところがおもしろい。

私たち二人はフィレンツェに滞在中という話になり

青年は、私たちに≪フィレンツェシスターズ≫と命名した。

旅行中は、とにかく旅情報を交換し合う。

とても話が弾んだ宵となった。

翌日、私たちの移動の出発に駆けつけてくれた青年。

なんだか別れが惜しくてたまらなかった。

バスの窓から、手を振るシスターズを見上げて手を振り返す青年。

忘れられない光景と青年の顔。

このシーンは、人生の中で誰でも何度も体験する

閉めと再出発ともなる複雑で大切なシーン。

フィレンツェシスターズはしばらく無口に想い耽っていたと思う。


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あれから二十ん年が過ぎ・・・



ここ数年、毎年のようにフィレンツェシスターズは再会する。

ここヴィンチの丘の我が家で。

秋来るときもあれば、春来たときもあった。

あ、夏も来たね。で、今度は冬。

四季折々に訪問し、季節の空と季節の食べ物で迎える。

シスターズ(そう呼ぼう)は、歴史あるアイルランドで暮らしている。

そう、やっぱり彼女は英語圏なのである。

話を聞いていると、あまり惹かれない天候と食物の国だけれど。

フィレンツェの次は英語を学びに行くと

イギリスより安いと言いアイルランドの首都ダブリンに渡ったのだ。

英語能力はもっと磨かれたわけである。

英語だけではない、語学のセンスがあるから

どんなに月日が経っても、イタリア語だって忘れない。

語学ってセンスだよなぁ・・とシスターズをみてそう思う。


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シスターズと一緒に、エンポリのマーケットに出向いた。

地方で走る青いバスに乗って。

ヴィンチの丘の我が家の通りも一日4本ぐらいエンポリ行きがある。

また旅をしている気分である。

フィレンツェシスターズはマーケット好きである。

二十ん年前も、マーケット巡りしたっけ。

ローマまで午前中のマーケットに行って

激安マックス30000リラの古着の皮ジャケットを数枚買って

日帰りでフィレンツェに戻ってくるのである。

節約してるのに、節約になっていない一石二鳥派である。

フィレンツェシスターズは、無精製のハチミツを買う。

パツンパツンのパンツも柄がイイねとおそろいを

二枚買うからまけろ!と値切って買った。

シスターズは、このマーケットに来ると、靴を買う。

布製のゴージャスな青紫色のブーツは、セールもあって6ユーロ。

ダブリンにはない!と言って嬉しそうだった。

喜んでいるのを見ると、私も欲しくなる。

サイズがあれば買いたいくらいだ。作業靴より安いじゃないか!

ダブリンでは有名デザイナーも手掛けたパタンナーのシスターズと

裁縫グッズ屋台で、あれこれと屋台主としゃべり込みながら

私のお裁縫レッスンをしてくれた。


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マーケットを一回りし、牛モツサンドPanino al lampredotto

二人で頬張った。

あぁ、なんだか思い出すなぁ。

イスタンブールの新市街と旧市街を結ぶ橋の近くに

イワシサンドを二人で頬張ったのを。

イワシがぎゅうぎゅうに詰まってて超コスパだったのを覚えている。

またイスタンブールに行くことがあったら

絶対に行きたいサンド屋台である。



早速、マーケットで買ったリンデンハチミツで

コールドクリームを一緒につくった。

シスターズのダブリンの友まで、このクリームを気に入ったという。

なんだか嬉しい話だ。

肌に敏感な人は、自分に合うクリームやオイルが

実はなかなか見つからないようなのだ。


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シスターズがいる間にG.A.S.からの商品がいっぱい届いた。

よし、生牛乳でリコッタ風チーズも一緒につくろう。

シスターズも私と同じで豆腐を自分でつくる。

だから要領はわかっている。

2リットルの生牛乳とレモン汁1個分で

私が持っているリサイクルしたリコッタ用の型にピッタリサイズができる。

1時間ぐらい濾過させて、生温かい常温のチーズを

オリーブオイルで試食した。う~ん、成功!

生牛乳チーズの甘みとオリーブオイルのほどよい苦味がマッチする。

生地だけピッツァの上にそのリコッタ風チーズと

G.A.S.の甘くて味のあるBioほうれん草を茹でて絞ってのっけて

二人ランチをしたのであった。

二十ん年前にタイムスリップしたように、フィレンツェシスターズは

今までの時間を埋めるでもなく、毎日の生活の一部のように

なんだろう・・素でいられる

やっぱりその名の通り、フィレンツェシスターズなのである。

フィレンツェ時代では一年ほどの付き合いなのに。



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ピンクとフジPucci Glicinee Grazie

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この冬のはじめ、喉にえへん虫がくっついた。

数日痰が切れず、それは困ったものだった。

微熱もあったようで体がだるい。

お休みなさいとでもいっているのかしら?


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秋口からの新生活では

少年が一人で起きて、一人で朝食をとっていくもんだから

私は、我が男子親子の甘党朝ごはんを

どちらかというと我慢してとることもしばしばあったぐらいで

スープやお茶がすすむ辛党朝ごはんをしっかり食べる

所謂超ニッポンメニューをとることが増えた。

しかし、我慢しーしーのひっそりスピーディー朝ごはんでは

やっぱり手抜きが多くバランスが悪かったようだ。



甘党派は、カフェラッテとビスケットや菓子パンがパターン1

パターン2が、超今が旬の新鮮オレンジのスプレムータにビスケット

ヨーグルトにハチミツやジャムのセットなどである。

辛党派パターン1は、豆乳を温めて塩ひとつまみにゴマ油を垂らす

塩漬けのシソの実入りおにぎりにゆで卵

それか夕飯の残りで、野菜スープ、豆スープ、パン粥、雑炊等に

オリーブオイルをトロトロかけて、身体温めパターンが2。


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朝一番の絞り立てオレンジジュースSpremutaスプレムータ

南イタリアから運ばれる。シチリアやカラブリアから。

旬なものを食べるって、キンキンに冷たいフルーツだって

この季節になくてはならないバランスの一つなんだな、と。

夏のフルーツを保存して、冬に食べるのも知恵だし

その国の、ローカルの食物を食べることも、伝統料理を食べるこも

生活に繋がっていて、体を保つことにも繋がっている。

そして、その国や土地の土壌や気候条件で採れる食物を

食べるということは、私たちも歩いている地と同じ空気を

吸っていることなのである。

だから、その土地のものを食べたほうがいいのである。

そうすることで、免疫が増えアレルギーなども減ると聞いたことがある。

とっても納得する話である。

オレンジを摂ることを怠っちゃったな・・

ニッポン食もたまにはいいけれど、ここはイタリアだ

なるべく朝食もイタリアンでフレッシュ素材で食べれば

今繁殖しているウイルスや菌は吹っ飛ばせそうだ!

G.A.S.のオレンジがシチリアから届いた。

今が旬のオレンジを贅沢に絞ってきりりと朝活に一杯飲もうと思う。


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夏は、Panzanellaでパンをサラダにして冷たい料理

冬は、Ribollitaでパンをスープに漬けて再度火を通して温かく。

冬は、水を飲まなくなるから、スープなんだろう。

そして、季節の野菜と合わせて、季節の食べ方で食べれば

きっと体は反応して、季節の悪玉菌を退治してくれるはずだ。



あるマクロビオティックの本で、こんなことが書いてあった。

冬は、春に向けて準備をする季節で、寒さの季節。

(鉱物)が冷えて水をつくり、水は大地を潤し

草や木を生み育て、冬の≪陰≫から春の≪陽≫に転じていく。

そのために、冬はエネルギーをしっかり貯めこみ

命を生み育てる準備期間なのである。

冬は≪閉蔵≫といわれ、全てを収めて仕舞い込み

春に備えて蓄えておく季節。

この時期は、体を動かし過ぎて発散しないようにする。

冬に無理をすると、春になってから調子を崩してしまう。

辛党(この場合お酒)も甘党(お菓子)

体を冷やす食べ物は控えるとよい、なんてことも書いてある。

マクロビオティックの理念とバイオダイナミックの理念も同じだ。

人の体も植物も全く同じことがいえる。


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体がだるかった。熱はなさそうだから・・と

無理していたらなかなかだるさが抜けない。

日中寝ることに、夜眠れなくなるのではないかとか

やることいっぱいあるんだけど・・と、抵抗があるのだが

勇気をもって()日中寝たら、すぐ元気になったwww

お休みの合図だったのだ。



痰の絡み解消は、専らリンデンティー(Tisana di Tiglio)

すぐ効いて、眠くなっちゃうから、寝る前に濃い~リンデンティーを。

健康な人でも飲めるTisanaティザーナ(煎じ茶)

家族と一緒に飲んで、朝までぐっすり。悪夢も見ない!

そんな時に、Miele di Tiglioミエーレ ディ ティリィォ(リンデンハチミツ)

Miele di Sullaミエーレ ディ スッラ(セイヨウゲンゲ(とでも訳しておく)

から採れたハチミツでミネラルが豊富)は、スプーンでペロリ。

無精製のハチミツの濃厚感と舌触り感、ダイレクト感は

もうそれだけでハチにお礼を言いたくなるほど、自然の美味。

こちらの二種類は、風邪だインフルだと騒がれる冬期間

是非とも常備したい天然薬である。

そうだ、あれもあった!と

ユーカリオイルがあったのを思い出した。

そのユーカリオイルをコールドクリームに混ぜた。

すると、クリームは緩くなり軽いテクスチャーとなり

すーっとした香りがつき胸と喉の辺りにぬったら、っもう効果覿面!

その場でちょっとだけ作れて便利な対処法。

エッセンシャルオイルなどを加えたクリームなどは

プラスチック容器だと化学反応を起こすことを

どこかで読んだことがあるので、ガラスかアルミがベストのこと。

是非是非お試しあれ。

(こちらのクリームのお話、前回のつづきでしたw)


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ちょっとした工夫とハーブや自然のチカラ

昔からの知恵と自然の法則に従うこと

そんなことを頭に入れておけば薬なんか使わなくたって吹っ飛ばせる。

ほんのちょっとしたこと、忘れちゃってたことを、つぶやいて

みんなが一緒に強い体になることを心から望んでおります。



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リンデンティー Tisana di Tiglio

旬で風邪を予防する

オレンジな色 Arancia Siciliana Bio



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私は渡伊して20年以上が経つ。

20年以上も経つと時代も変わり、風貌も変わる。

家族という族なる共同体と暮らし

職まで転職してしまった。


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あの飛び立った日は、当時一月十五日の成人の日だった。

祖母と叔母が車まで見送ってくれた。

叔母は、涙を流していたように見受ける。

叔母には、もう日本には帰ってこない予感がしていたのだろう。

「一年で帰ってくるよ。」

今思うと、随分軽はずみな別れの挨拶をしてしまった。


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どこにいても孤独で生きることはありえない。

なおさら誰も知らない土地で。

いろんな人と出会い、たくさんの人と知り合う。

最初の数年、フィレンツェ滞在では、出会いと別れが多かった。

別れがわかっていても出会いが嬉しかった。

世の中にはいろんな人がいるもんだ、と

知ることの刺激、出会うことの刺激が

私を一年では帰らせなかった。

こちらの国の友は、なぜかフィレンツェに上京している

南系イタリア人と意気が合った。

彼らも知らない土地で生活していく縄張を構築してきた若者だ。

言葉がしどろもどろな私を受け入れてくれた柔軟な人間性は

やはり同じ身の知らない土地を歩いている感覚なのであろう。

とても親身になってくれ、存在だけでも存分に安心感があった。

彼らは、私と私との思い出を常に大切にしてくれ

それは、彼らにとっても時代として永遠に残してくれているようだ。

そう、私も。


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こんなにも引かれ合っているのに、ここ数年会っていない。

SNSなんかでコメントし合ったり

メッセージなんかで近況報告するが

そうじゃない、会わなきゃだめだ。

みんなそれぞれがわかっているのに、何かに遮られる。

余裕のない時間か?家族か?経済的なことか?メンタルか?


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私は、友の輪が好きだ。

友から友へ。そのまた友へ。

シチリアのマルサーラの友の家にお邪魔したとき

もう一人のマルサーラの私の友の会食にその友を連れて行った。

これも20年も前になる。

そこで、あなたもマルサレーゼ(マルサーラの人)なの?!と話が弾み

親しくなった友同士がいる。

日本人の私を介しての出会いなんて最高!

その後、彼らは、最近仕事で偶然に再会したそうだ。

二人の友から私に連絡がある。嬉しそうに。私も嬉しい。

みんなで集まろう!



そんなことを言い出してから2年近く月日が経ってしまった。

言い訳したいが、そうじゃない

時間をつくろうとしなかった私がいけない。

会いたいときは少し強行に動かないとまたもや先送りとなってしまう。

翌日仕事とか、義母のお見舞いとか、少年が翌日試合とか。

私は、この再会にお寿司を拵えた。

祝いたいときは、手間隙かけて感謝の意を表したい。

やはりお寿司は、テーブルがより一層華やかになる。

みんなでWOWをいう一瞬

新入りの子たちも交えて乾杯する笑み

南イタリアの人間こそ、食べ物の話は負けない彼ら

食べ終わった頃から、またひとしゃべりがなかなか終わらない余韻


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時は零時を越えていた。

そうだね、そうだね、明日は試合の日だね、玄関を出てから急ぎ足。

少年には、友たちの出会いの経緯を語った。

マキチの頃に出会った友たちなんだ。

存在というだけで私に安心感をくれる友たちなんだ。

時間が経っても友たちなんだ。

時代を共にした友たちなんだ。

フィレンツェの地で出会いと別れを覚えたけれど

その出会いは、自分で繋げることができることも覚えた。

一年で終わらなかったのは、去ることができなかったからなんだ。

今こそ大切にしたい友との繋がり。

私たちは駆け足のひと時代を終えて

これからはゆっくりと会えそうな気がする。

友が大切な時代がまたやってくる。




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やっぱりトスカーナ! Amicacome Sorella

夏の訪問者 LoYukata

時に友と CascianaTerme



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今日もまた一日が終わろうとしている。

日が短い今日この頃

朝遅く明け、日は早々に沈んでいく。

日の長さを恋しく思う日々を過ごす今日

一年という歳月が終了する。

私たちの月日の計り方で

昨日と今日の変わり目の瞬間の

この区切りは、世の中の節目さえも意味する。

元旦から急に変わる予定はないから

新年の未来を想像し構築するよりも

私は、この大晦日の日、じっくり一年を振り返ろうと思う。

過去あっての現在で、過去と現在があるから

ぼんやりの未来がある。


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今日のブログは
2018年の101記事目。

まずはワードにバシバシ下書きをしていくとき

年毎に分けているファイル作成で、番号に気がついた。

週に二回、ニュースレター的に

大地の小さな顔もしくは天空の大きな顔

記憶を記録をみなさんとシェアできたかな

とささやかに願っている。

あまりにも忙しいときは現実に集中したが

このペースだと、考える時間も持てて私にはちょうどいい。

それでも日は追ってくる。

季節に関する話題は、意外と私を急かした。

昨日の朝やったことが、翌日の夜ふと思い出すと

すごく遠い昔に思えたりすることもある。

一週間なんてあっという間なのに

一週間前のことが遠い記憶のように感じたり。

過去の私の体験と提案という小さな未来を

現在の想いで時間の過ごし方を書いていたように思う。


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今年もクリスマス&年賀カードを送ることにした。

しかし、今年も郵便切手の値上がり。

ここ数年、友たちや親戚にはまとめて郵送していたが

友も親戚も、同じ日本にいて同じ州にいて同じ県にいても

会えていないということを知った。

私に置き換えれば、フィレンツェにいる友に会っていない

ということである。

ずいぶん失礼なことをしていたな・・・

まとめて届いた友にも、会えない友にも。

友が悪いわけではない。

自分でも日常の忙しさで動けないのに

自分のことを一方的に押し付けていた私がいけない。

手紙というのは、やはり一つ一つ丁寧に送るものだと反省した。


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送り先の中に、そのイタリアから送られてくる私の手紙に

イライラしている人がいた。

たいていは、言葉に責任を持つように話すのが大人だと信じているが

面と向かって言ってくるのだから相当だったのであろう。

私がいけないのか、イラついた人がいけないのか

これもまたそれぞれに論はあるだろう。

しかし、私は、イラついた人の身を想った。

報告なんて、誰しも葛藤後の話。

みんな一秒一秒幸せな人なんていない。

それを見抜けずに過ごしていたことを残念に想った。

その人は、義母の世話をしていて、話では大変そうであった。

夫が今、実母の世話で失望する日

私が少年と平和な空気にいると、イラつくのである。

そのイラつきが、その人のイラつきとそっくりで

いつもいつも、面と向かって言われたことを思い出すのである。

どうすれば、葛藤の助けができるものか。


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フィレンツェでアパートをシェアしたスイスの友に手紙を書いた。

イタリア語は、少年が添削してくれた。

チャットというリアルタイムは便利だが

手紙というずれた時間を受け取るのも温かみがあり想像力が増す。

彼女は年始、名物のチョコレートを同封してくれた。

こんなことができるのもEU圏内だからこそ。

彼女とのテーマは、家族独立。

子離れと夫婦それぞれの時間の尊重。

マンミズモのイタリア、就職難のイタリア、物価高のイタリア

果たして完璧な家族独立ができるのであろうか。



と、不安になるようなことを書いていると同時に

イタリアの良いところを探す自分が常にいる。

これはなんといっても気候と食べ物しかない。

太陽を浴びたホンモノの植物を食べて

大地を守れれば最高だとつくづく思う。

これだけのためにイタリアにいることの不思議な満足感。

それともルーズなようで保守的な国民に惹かれるのか。


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手紙やブログを書いていると、考えたり検索したり辞書を引っ張ったり

私には、生活の中の良い手段となっている。

本がなかなか読めない持てない環境の中

ボキャブラリーはお粗末平行線であるが

現代風にSNS生活ではたくさんの方のブログを拝読し

勉強・参考にさせていただいてる。

私も、そのたくさんの中で、一つのカテゴリーにすると

ちっぽけな人間の大きな大地の恵みを、紹介できればと想う。

メッセージを生み出せる日々の暮らしを送れること

みなさまと共有できただろう幸せを抱き

一年の培った想いを来る年へ向けて

2018年も幕を閉じたいと思います。

ありがとうございました。





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ヴィンチの地平線 Orizzonte

ぬけがらと たまご Spogliee Rinascita

イタリアからの手紙 FrancobolliFilatelici 2017



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