大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

カテゴリ: Bio商品 Prodotto

ヴィンチの丘を下った大地で、友アントネッラがオーガニックファームを経営している。

Portulaca 2


野菜やオリーブを栽培し、ニワトリやアヒル、羊や馬を放牧している。


オリーブ栽培は、私と同じ講座を受け、私と同じBIO栽培をしている。

Baracca


アントネッラのニワトリの美味しい美味しいフレッシュな卵は、親子で大好物の生卵ご飯で頂いている。

ニワトリは、あれば譲っていただき、ジリジリとオリーブの木炭の上でカリカリにして美味しく頂く。

Ormicello


羊は、頭と足先が黒い羊を飼っている。

この種の羊は、寒さに強いそうで、簡単な小屋一つあれば生きていけるそうだ。

この羊たちのチーズPecorinoペコリーノを時々譲っていただく。

彼女がPecorinoチーズに合わせてつくるSalsa di Cipollaサルサ ディ チポッラ(タマネギを煮詰めたソース)は、秘伝のSalsaだそうだ。美味しい。

Pecore


アントネッラの息子のお誕生日会で、乗馬体験をさせてもらったことがある。

おとなしい馬たちは、自然の中をゆっくり私を乗せて歩いてくれた。

ずーっと馬の背中の上で揺れていたかった。

乗馬を愛す人の気持ちがようやくわかった日であった。

Cavallo a Vinci


動物たちの糞は、肥料に使っているようだ。

広大な所有地があれば、ほぼ自給自足ができそうだ。

彼らも街から移り住んできたヴィンチの住人。

Orto


その菜園の大地にへばりついて生えている草がある。

年に二回は大地を耕しているのに、野菜ができる頃には、この草も一緒に生えている。

Portulaca


この草は食べられる。

和名スベリヒユ。イタリア名Portulacaポルトゥーラカ

な・なんと百薬の長!天然の抗生物質なんだそう!


利尿・消炎・抗菌・解毒作用

胃尿器系の症状、腹痛・下痢などの胃腸

ニキビ・湿疹・虫刺されにも有効なんだそう。


脂肪酸のオメガ3を多く含み、成人病予防や最近よく耳にする病に効果アリなんだと。例えば・・・

中性脂肪を下げる。

コレステロールを下げ、血液の循環を高める。

ガン予防。

アレルギー予防。

記憶力アップ!


生で、先の柔らかい部分をサラダに入れたり、細かく刻んで薬味と混ぜたり。

モロヘイヤやオクラほどではないが、刻むとネバネバが増す。

茹でると、酸味が出てくる。

酸味を効かせた料理にはイイかもしれない。

汁ものにも良さそう。

Radice di Portulaca


我が庭には残念ながら生えていない。

食べられる草は、どんどん生えて欲しい。

アントネッラのところへショッピングついでに、ネバ草を刈る。

水に浸けて数日食を楽しんでいると・・・

根が生えてきた!

我が庭にも植えつけてみようと思う。

Verdure di Antonella


気をつけて歩いていると、アチコチで見かけるハーブ。

大地へお散歩の時には是非オメガ3ハーブを。

Cielo di Settembre

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ありがとうGrazie↓

農主の親戚である大家族一家のブドウの収穫を手伝う。

Uva in Carrello


五月のブドウの開花時、雹が降った。

2014年の嵐の時のように、雹が舞った竜巻は、通りをつくった。

通りには、ブドウは成らなかった。

通り以外には、満足のいくブドウが成った。

dal Carrello al Deraspatore


一家の収穫は、親戚一同だから、大賑わい。

子供の習い事、学校のこと、村のこと、村人のこと、仕事のこと、経済のこと、政治のこと、治安のこと、病気のこと、天気のこと、ブドウのこと・・・いろんな会話が飛び交う。

日本人は、仕事中におしゃべりはしないだろうから、なかなか慣れない。

私は聞きながら一緒に笑い、相槌を打ち、問われたら、そりゃぁ私だって会話に加わる。

それがランチの時もずーっと続く。四六時中しゃべっている。

Vendemmiatori


しかし、作業は早い。

子供の頃からずぅっとブドウの収穫をしているからであろうか。

Mosto di Trebbiano fatto in campo!


一家のブタたちはゴロゴロし、一家は賑やかに大鍋を囲んでパスタを茹でたりお肉を煮込んだり。

i maiali dormono


一家自家製の
Prosciuttoプロシュット(生ハム)Salameサラーメ(サラミ)など添加物が一切入ってないので、安心して食べられる。

おまけの我が少年は、このProsciuttoだけで十分なようだ。

美味しい。

ホンモノの味がする。

Prosciutto fatto in casa


ランチの後には必ずフルーツとデザートが用意されている。

私は毎日お腹一杯で太ってしまった!

Torta con l'Uva


一家のブドウ畑から
Cerreto Guidiチェッレート グイディ(ヴィンチ村から5km離れた隣村)村が見渡せる。

Vista Cerreto Guidi da Vgna Vecchia


さらに横を見ると、丘の天辺にある教会が正しくもトスカーナのイメージ。

この教会と丘は、どの空にも合って風情がある。

私の好きな丘。

Vista Chiesa di San Zio


向うの雲が怪しい。

雲と雨がいたずらのように、私たちを困らせた。

傘まで用意して、雲のいたずらに対応した。

Mosto Bianco


一家のブドウの収穫は、大雨前に一家の熟練が効いて、無事終了した。

Uva Bianca ma Color Rosa e Vendemmiatori


夫は、農主と
Rimontaggioリモンタッジョ(赤ワインのみ黒ブドウの皮を濡らす撹拌作業)を交代で始めていた。


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カテゴリー【ブドウ

美なブドウの収穫 Vendemmia2017 ②

早々ブドウの収穫 Vendemmia2017 ①

ブドウの果皮のちから Rimontaggio

ブドウの収穫その1 Vendemmia2016

ありがとうGrazie↓

84歳の長老を率いる大家族・・長老から子供まで四世代に渡るブドウの収穫が始まった。

Uva Sana di Sangiovese

トスカーナの子供たちの夏休みが終わる頃、Vinciヴィンチは雨を迎えるような蒸し暑さだった。

Trattore per Tutto

この夏、爽やかな気候だったが雨らしい雨が降らず、大地は涸れていた。

ブドウの葉は枯れた。

そんな気候でも、ブドウの樹は自力で自然の力を操作する。

自然の力を自力で操作したブドウたちは、丈夫に美味しく成長し、たくさんできた。

Vigna

ブドウの実が熟れ出す頃、大地が涸れているならば、葉から水分を補給する。

まずは長老の葉から。

実の周りにある長老の葉の水分と生気を吸い取ると、ほどよく日に当たり熟れが増す。

そんなことを静かに話す次のVendemmiaヴェンデンミア(ブドウの収穫)の主は、

「ボクたちは、彼らの成長を補助するだけだよ」と言う。


長老を率いる大家族のブドウの収穫時には、30人以上の昼食となることもあった。

収穫を祝うVendemmiaの昼食は豪華!

何が豪華って、大家族が大事に育てている家畜をご馳走になるからである。


ウサギの煮込み。

Coniglio in Umido con Fagiolini lessi

ウサちゃんはカゴの中で、大家族が無農薬で育てた穀物を食べて育つ。

Conigli nella Stalla

ニワトリのグリル。

Pollo al Forno 

ニワトリだってBioを食べる。

Pollaio

ガチョウの煮込み。

Papero in Umido con Erbe lesse

7月中、Cerreto Guidiチェッレート グイディ(Vinciヴィンチ村の隣村)Sagra del Paperoサーグラ デル パーペロ(ガチョウの料理祭)でも、ここの大家族は大活躍。そこのガチョウをVendemmiaのためにキープ!


ブタのグリルをスライス。

Maiale Arrosto

ブタも大家族の大地のBioを食べて生きている。

Maiali

毎度テーブルに並んだ自家製Prosciutto Crudoプロシュット クルード(生ハム)

Panini con Prosciutto Bono

少年は、パスタよりProsciutto Crudoをパニーニにして食べていた。

Lardo a fette

口の中でとろけるLardoラールド(ブタの脂身)のスライスも美味しかったなぁ。


長老自慢のFichi Secchiフィーキ セッキ(乾燥イチジク)

Fichi Secchi

長老がこっちに来いと手招きする。

Assagiare Mosto

超フレッシュなMostoモスト(発酵させる前のブドウの絞り汁)をご馳走してくれた。

Mosto Bianco

キィィィッ、美味しい~~~!!

長老、Vendemmiaも終え大量に収穫でき、とても嬉しそうだった。

Cambiamento

私たちは、雨が降り出す予報の早朝、次のVendemmiaへ向かった。

長老・・・Vendemmia終了の翌日、たましいとなり雨の雫と化した。

熱い陽が差すVinciヴィンチの丘。

夏が来た!と思った頃から雨が降らず、草は枯れ、アチコチ道端でポイ捨てされたタバコから火事を招く事件が連日相次いだ。放火魔もまぎれて火をつける。そんな噂が大地の住人たちの間で広がった。

雨が降ったと思ったら、叩きつけるような怒りの雨が降る。


大地の風に当たり、大地の光を浴び、大地の水を吸収し、大地に眠る大地のイチゴは、春も終わりのの五月頃、イチゴは赤くなる。
Fragole in Maggio
 
五月のイチゴは、たいてい感のいいナメクジに先にやられることが多い。
mangiato da lumaca
人間の好物とナメクジの好物は、どうやら同じらしい。


ナメクジには耐えられない隠れ場所もない七月頃、またイチゴは赤くなる。

水分の摂取が減ったせいか、実は小さい。

しかし、旨みの詰った味は濃厚。甘い。

夏のイチゴは一番美味しい時期かもしれない。

Raccolta di Fragole

我が家の少ないイチゴは、アッという間になくなる。

だから、GASやマーケットでイチゴを見かけると、喜んで買う。
Fragole Biodinamiche di Gas
今頃売っているイチゴは、自然の恵みを浴びた大地のイチゴに違いない。

そんなイチゴを大切に育てているのは、きっとオーガニック農園かもしれない。


そして、アラ?春と間違えちゃったの?と思われる晩秋の十一月頃、またイチゴは赤くなる。

Fragole in Novembre
年に3回も実ごもる大地のイチゴ。

彼らの生命力を一つ一つ噛みしめよう。

Convegno di VitiViniColtura Biodinamica Moderna

コンヴェーニョ ディ ヴィーティヴィーニコルトゥーラ ビオディナーミカ モデールナ

【現代バイオダイナミック法によるブドウ栽培ブドウ酒造の集会】

『パート1:農薬による危険性』


この日もジリジリと焼きつくような陽が差したVinciヴィンチ

79日、 *Cerreto Guidiチェッレート グイディ村の中心にある*Villa Mediceaヴィッラ メディーチェアで、現代バイオダイナミック法によるブドウ栽培ブドウ酒造の集会が開催された。


午前、農薬による危険性を淡々と語られた。

わかっていても専門家から説明されると、理解以上に恐ろしくなってくる。

掻い摘んで言うと・・・

農薬を吸う・触れる・食べるを続けていると、ガン・心臓系疾患・脳系疾患・神経系疾患・高血圧・糖尿病・不妊症・甲状腺・アレルギー・アルツハイマー・パーキンソンなどなど・などなどと病気になるそうだ。

よく見ると、私たち一般的な知識で知られている成人病やら生活習慣病といわれる部類からなる病気である。

さらに、私たちが食べ続けていると、幸いに妊娠できたとしても、子供に要因が移っているそうなのだ・・・。子供は、タバコもお酒もやらないのに、なぜ病気になるのか。親が食べ続け蓄積されたものが、子供に悪影響を及ぼしているなんて、こんな悲しい要因はない。

危険が全て繋がっている、という。


隅に座っていても痛々しく感じた話がある。

私日本人の食文化である≪豆腐≫がけちょんけちょんに言われていた。

ここはイタリアなので、ここで口にされる豆腐は輸入が多い。輸入豆腐についてだった。

大豆と聞けば体に良さそうだが、大豆やとうもろこしはOGMされたトップ植物である。OGMは、遺伝子(DNA)を組み換えたものと、今や誰もが知っていることであろう。

何故そんなことをするかって、栽培中に農薬を使わずに済む病気にならない・・させない人間の手で操った脅威の植物を栽培する為である。

そんな大豆にニガリだけかと思いきや、輸入豆腐は化学調味料だの化学保存料だのいろいろ入っているのは、確かに私も知っている。

イタリアは、豆腐が流行っている。固い豆腐がフツーにスーパーに売られている。


私たち消費者にできることは・・・

知識を増やすこと

オーガニック食品を食べること

だそうだ。


生産者は・・・

認識をすること

薬品を使わないこと

指示に従うこと

だそうだ。


常に二つに分かれるこの世の中、少しでもオーガニックを応援する人間が増えれば、地球も今後の人間の姿も改善できるはずだ。

オーガニックやバイオダイナミックの農業者は、利益を求めず”地球と体を守る”目的を一本にしていくのだ!!と、ズバリ語っていた。


午前の部が終了し、お庭でランチ!

『パート2:徹底!ゴミだって出さないウルトラオーガニックランチ』

をどうぞ。


*Cerreto Guidiチェッレート グイディ

Leonardo da Vinciレオナルド ダ ヴィンチの故郷Vinciヴィンチ村から5kmほど離れた隣村。Firenzeフィレンツェ県。

Isabella de Mediciイザベッラ デ メディチが亡くなった地。

7月のイベント:

La Notte d'Isabella Mediciラ ノッテ ディ イザベッラ メディチ
 Depliant La Notte d'Isabella

中世風のお祭りがある。村民が中世の衣装を着ていて、メディチ時代を思わせる。

Sagra del Papero e del Cinghialeサーグラ デル パーペロ エ デル チンギアーレ

ガチョウとイノシシの肉料理祭りも開催され、大賑わいとなる。

Medicea 2016メディーチェア

Mostra Mercato del chianti DOCGモストラ メルカート デル キアンティ ドックジ

キアンティワインのコンクール・展示・試飲・マーケット。


*Villa Mediceaヴィッラ メディーチェア

別名Il Museo Storico della caccia e del territorio

     イル ムゼーオ ストーリコ デッラ カッチャ エ デル テッリトーリオ

Cerreto Guidiチェッレート グイディ村の中心にある1500年代にCosimo Iコジモ 1によって建てられた猟の拠点屋敷。丘の上にある村のさらに階段を上ったところにある。

屋敷はミュージアムとなっている。入館無料。

Cosimo I家系の肖像画、当時の家具、猟で使われた銃やナイフなどが展示されている。



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