カテゴリ: アーティスト Artist
紙の屋台 EcoVinci Festival
ヴィンチの丘は
初夏の日差しとそよ風が心地良い
六月の第二週末二日間にわたって
EcoVinci Festivalが開催された。
ヴィンチのたくさんの協会たちが団結して
地球と体の守り方を紹介した。
講演会では
プラスチック氾濫の今日
ゴミ対策や活用法
Smogなどの環境汚染の危険性
水や空気が澄んでいることの重要性
養蜂のしくみ
などなど、一般市民が知るべき内容で
現役で活躍される講師や企業を
招いての講演会であった。
ヴィンチを囲むハイキングコースでは
ヴィンチ村から眺める自然の中を探索し
セメントを使用しない段々棚となる昔ながらの壁つくり
Muretti a Seccoムレッティ ア セッコの実技講座を開催し
ゴミをリサイクルさせた楽器つくりでは
オリーブ畑の中で子どもたちとのびのび演奏した。
レオナルドダヴィンチミュージアムのある広場の
野外テアトロでは
植物の成長の話で
おもしろおかしい演技で披露したそうだ。
そして、ヴィンチ村の小学生が
ゴミの分別やリサイクルの仕方を紹介したそうだ。
ヴィンチ村では
子ども大人が、昆虫や農民に変装し
村中を歩き回った。
自然の大切さを訴える行進は
とても意味のあるメッセージであったと思う。
マーケットチームは
G.A.S.ガス(GruppoAcquisto Solidale)や
Associazioneアッソチャッツィオーネ(協会)の紹介
早く植えなきゃ!夏野菜のBioの苗木屋
蜂さんありがとうハチミツ屋
我が農主も登場バイオダイナミックワイン屋
ピリピリで夏を越そうPeperonciniペペロンチーニ(唐辛子)屋
草木染の服屋
木彫りの日常雑貨屋
などなどもっと!
そして、私とOrigamareさんが出展した
紙の屋台「紙のセコンドライフ」では
折り紙とCarta Pestaの
リサイクルペーパーを活用した作品を紹介した。
折り紙に興味を持って訪れた大人の折り紙教室
まるで子どものように一生懸命だった。
そんな様子を見て
純粋な姿勢で何かに打ち込むって
大人だって全然アリだと思う。
私も折り紙してるとき、リラックスする。
作品をつくってるとき、ワクワクする。
手を動かして脳みそを使う作業は
自分でしか時間はつくれない。
子どもたちが折り紙をしにくる。
すぐに遊べるカエルくんと伝統のツルに人気があった。
一歩進んで、ユリの花に挑戦する女子たち。
折り紙の虜となると、次から次へと折ってみたくなる。
もっと!もっと!
ヴィンチ村の少年少女
ヴィンチ村のママ・パパたち
知り合いがたくさん通る。
やっと、ヴィンチ村の唯一日本人ママが
クリエイティヴを紹介している姿を
歓迎してくれた様子だった。
Origamareさんの折り紙教室では
Origamareさんの落ち着いてゆっくり説明している様子
日本人なら誰でもわかっている
辺と辺、点と点に合わせて折ること
形が変形していくことを
きちんと説明している。
教えると自分でやるは違う、ことをまたまた学んだ。
Carta Pestaを覗き込む男性たち。
新聞紙とトイレットペーパーの芯でできていることに驚いている。
このEcoVinci Festivalで
私たちのメッセージが伝わっただろうか。
興味を持って足を運んでくださったみなさま
機会をくださり、地球と体を守るイベントを
オーガナイズしたアソシエイトのメンバー
ヴィンチとチェッレートグイディの地方自治体
女性に大人気だったOrigamareさん
それからそれから
私たちの紙の屋台用のテントを
貸してくださったトスカーナ日本人会さま
ありがとうございました。
Grazie per aver visitato
l'EcoVinci Festival.
Grazie per aver avuto un opportunità
della presentazione di un modo
per riciclare la carta.
Grazie per l'organizzazione
di una manifestazione molto importante
per dare dei messaggi
per salvare la nostra terra.
*過去の関連記事はこちら↓*
『原始作造Ⅱ la seconda vita della carta』
Instagram ≫≫≫ obatamakivinci ☆ realmakici
Grazie di aver visitato!
最後まで拝読していただきまして、ありがとうございました。
土鍋さんと乾杯 Papero in DONABE
旅する土鍋さんがVinciヴィンチにやってきた。
30~35Kgある旅する土鍋は、汗をかきながらイタリアを旅する。
アチチ・・あつつ・・スッキリ盛り合わせ。
旅する土鍋を担ぎながら旅する我妻珠美さんと、Papero
in Umidoパーペロ イン ウーミド(チビガチョウの煮込み)を体験!
7月前期にCerreto
Guidiチェッレート グイディ(Vinci村の5km隣村)で開催されるSagra del Papero e Cinghialeサーグラ デル パーペロ エ チンギアーレ(若ガチョウとイノシシ祭り)でとっても美味しかったチビガチョウ。イノシシより上品で繊細な味。ワイルドなイノシシも大好きだけど、首筋の伸びたガチョウの方が好きかしら。
いつもニワトリを調達している農園さんでチビガチョウを調達。
この農園さんは、さらに引越しをして広大な大地でBio飼育をしている。
Bioの動物たちはBioで栽培された餌を食べている。
私たちより断然健康に生きている。
チビガチョウを煮込んでいる間、つまみをつまみながら、乾杯!
暑い夏、アペリの時間もまだ暑い!
それでもアペリ時間の日差し加減に私たちは喜ぶ。
おしゃべりしてると煮込みなんてあっという間。
一人で煮込むより楽しいな。
ガチョウの食べれる内臓をCrostiniクロスティーニ用に仕度してカリカリスキアッチャータと。
あうあう。
大きな大きな土鍋さん、弱火の弱火でも熱を回すことができる節約土鍋。
大きな大きな土鍋さん、大きなガチョウも問題ナシ。
大きな大きな土鍋さん、旨みを引き出し美味しいガチョウの煮込みができました。
お肉を崩して、Pappardelle
al Paperoパッパルデッレ アル パーペロ(崩したチビガチョウ肉入りソースを絡めた幅広パスタ)を。
お肉のかたまりはSecondoセコンド(メインディッシュ)で。
フィレンツェの同じ屋根の下の同じ部屋で過ごした珠ちゃん。同居人は心配し合って姉妹のようだった。毎晩毎晩ワイン片手に語り合った。
今は、旅する土鍋プロジェクトでヴィンチで会い、土鍋さんを囲んでワイン片手にまたまた弾んだひとときを送る。心配し合ったり応援し合ったり。
ぎゅっと煮詰まれた時の流れ。
土鍋さん、再会を運んでくれてありがとう。
*関連記事*
『トマトを保存する Conservare i Pomodori』
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人生の響きを奏でるコンサート One Drink Concert
しっとり、しずかに、しゅうちゅうして。
雨が降る・・降らない・・降る・・のフィレンツェの街。
ポツポツとしっとりしたブティックホテルのテラスの横で
AssociazioneCulturale Musicale Calliope
アッソチャッツィオーネ クルトゥラーレ ムジカーレ カッリオペ
音楽協会カリオペ開設記念コンサートが行われた。
その音楽協会を立ち上げた二人は、『魅せられたチェンバロ』でご紹介したチェンバリスト山口詠子さんと、声楽家の藤枝由起子さん。
チェンバロの響きと山口詠子さんの鼓動によるチェンバロの語りは、今回も胸を打たれた。
彼女の緊張さえも伝わってくる。
小さなカラダからチェンバロを通して伝えるチカラ。
毎日練習するだけではないはずだ。
彼女の日々への過ごし方・想いが、鼓動へ代わる。
いつも明るい藤枝由起子さんも、本番には一転する。
明るい彼女は、哀しみのPucciniプッチーニの世界へ。
大演技(顔の表情)と大迫力の歌声には、吸い込まれそうになる。
彼女がしかめっ面をすると、私もしかめっ面をして聴いている。
彼女が力を込めると、私も力が入っている。
彼女の熱気が響いてくるのだ。
ゲストに若いTenoreテノールが、彼女たちより少ない人生を投げつけた。
テクニックの積み重ねは、人生の積み重ねには敵わない。
アナタの人生を追い越すことは決してない。
全ての人が歳を追い、人生を積み重ねる。
そんなコトを想いながら、彼らの響きの余韻に浸った。
音楽協会Calliopeは、2017年5月中Firenze SMNフィレンツェ サンタマリアノヴェッラ駅近くのBoutiqueHotel PalazzoCastriパラッツォ カストリにてOne Drink Concertを皮切りに、今後、音楽的活動の輪を広げていくそうだ。
フィレンツェ日本語補習授業校に通わせる子を通して知り合ったママ友二人。イタリアに住む同じ母として、人生を表現できる舞台への場に前進する姿、厚くご健闘を応援いたします。
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ヴィンチの住人、ミラノでふくらむ
Vinciヴィンチの大地の住人、キョロキョロしながらミラノで降りた。
ん十年振りのミラノで、ん十年振りのミラネーゼ化した日本の友と再会。
再会を予感して、ん十年前の写真を眺めていたところ。
友ミラネーゼも刻み込まれた時を背負っていた。
同じなんだけど変わってて当然。
ミラノの街も交錯しながら時が流れていた。
透けるミラノを通り抜け・・・
詰ったミラノに辿りついた。
時の同居人が合同展をしている。
どれもこれも刻まれた人たちの作品。
繊細でかわいくって、あれもこれも同じように我が家に並べたいくらい。
私は子供のように、ぅわぁ~~~~~とふくらんだ。
ミラノでふくらんだヴィンチの住人は、めくるめくるページをころがせながら帰途に着いた。