大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

キーワード:オリーブオイルBIO生産を業とするを含む記事

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Olio Extra Vergine di Oliva = Olio EVO

オリオ エクストラ ヴェルジネ ディ オリーヴァ = オリオエーヴォ

Olio vergine di Oliva

Olio di Oliva


Olio EVOはエキストラヴァージンオリーブオイルの略。

オリーブの実が健康で、収穫時地面に触れること無く

機械的処理によって搾油され、酸度が0.8以下

精製されておらず無添加なオリーブオイルをいう。

これにSpremitura a freddo(Estratto a freddo)

呼ばれるコールドプレスは27℃以下であるとなおさら良く

さらに不純物による劣化を早急に抑えたフィルター済みだと

もっともっと本来のオリーブオイルの成分がダイレクトに発揮する

という、一番買い求めて欲しいタイプ。


ヴァージンオイルは、きっと実が健康でなかったのでしょう

モスカ(オリーブミバエ)に産み付かれてしまったのも原因の一つです

収穫から搾油までの時間があきすぎてしまったのかもしれません

エキストラヴァージンと同様に機械的処理によって搾油されても

酸度が0.8を超えてしまったが2.0以下のオリーブオイルを指す。


シンプルよみオリーブオイルは

日本だとピュアオイルとか精製オイルと呼ぶのであろうか。

悪質ヴァージンオイルなどを精製して添加物を配合して

酸度0.3以下に仕上げた、有効成分が極端に減ってしまった

一番買い求めて欲しくないタイプ。


と、イタリアでは3つのレベルに分かれる。

私は、地球と体に優しいオリーブオイルを世に勧めることで

地球の温暖化対策の一つだと思っているし

健康を維持できる方法の一つだとも思っているので

のエキストラヴァージンオリーブオイルを断然的にお勧めしたい。


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現在オリーブオイル文化の国イタリアは

収穫期後半に入ってきた頃であろう。

店頭にもOlio NuovoオリオヌオーヴォとかNovelloノヴェッロ(新油)

並び始め、オイル文化の民衆はいち早く味わいたく

挙って買っていくように伺える。


あるイタリアのサイトでも紹介されていたように

私も日本語で簡単にオリーブオイルの選び方を紹介するとしたら


スーパーに売られているローコストオイルは避ける。

どんなに大きい農園でも、一年間の作業と人件費と

細心な収穫と搾油と税金をひっくるめたら

あの値段はありえない。

オリーブオイル文化の国イタリアで

最低でも1L12ユーロはするべき価格だと農園たちは訴える。

細心派は最低18ユーロいくかもしれない。

オリーブオイルは決して安いものではない・安くできることではない

ということをオリーブオイル文化の民衆も価値を改めるべきだと思う。


自然の味で酸度が抑えられたエキストラヴァージンオイルを選ぶ。

上に述べたことと同じ。


Biologicoビオロージコ(有機栽培・オーガニック)を選ぶ。

私はココ重要ポイントだと思うのだが

除草剤を使うことで、大地は汚染します

殺虫剤を使うということは、樹に毒を浸透させます

そんな農薬は、オリーブオイルに検出されているそうなのだ。

だから私はBioを推薦する。


コールドプレスで搾油されたオイル

熱を加えて搾油すると、抽出量がものすごくいい。

しかし、せっかくの成分が減ってしまうし風味も落ちる。

質より量という農園や企業は、抽出量命だが

量より質の細心派農園は抽出量減っても

コールドプレスの搾油所へ持っていく。

コールドプレスは27℃以下と規制があるが

低温なほどオイルの成分と旨味は抽出される。


Filtratoフィルトラート(フィルター済み)のススメ

Non Filtrato = Grezzoをフィルターにかけていない

搾油されっ放し状態をいうのだが

搾油してから1〜7日間ぐらいはアリかもしれない。

しかし、搾油機で水分とオイルを分けることは精密にできるが

その後全く必要の無くなる劣化を急ぐ不純物というのは

どうしても搾られたオイルに含まれて出てくる。

新鮮さを求めそれがイイと思う人もいるかもしれないが

搾油してから使い切るまでの時間を考えると

味を保つという意味の賞味期限だとしたら少な過ぎる。

細心派は、搾油後直後まだ温かい状態の内に

フィルター掛けをしてしまう。


遮光瓶に入っている、とにかく遮光されている

オリーブオイルの葉緑素クロロフィルは光に当たると酸化を早くする。

酸化をすると、風味が落ちる他成分までもが減少してしまう。

酸化しにくいオリーブオイルとはいえ使い手に渡るまでは

生産者は細心の注意を気配りたいものだ。


olio DOPとかIGPマークのあるもの。

イタリア産にとらわれず、さらに土地を限定することで

オリーブの実がその土地で収穫されたということは

搾油までに短時間で済んだこと

そして南から北までいろーんな種類もあれば気候だって多少違う

病気だって違うだろうし、土地も違う

同じ土地のオリーブが集合した方が土地の味が出るのである。

それは、オリーブオイルだけではなくいろんな食品全て。

土地を指すことで、土地興しの意味もあるのである。


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最後に、スーパーで選ぶより

11月だったらイタリア中オリーブオイル祭が各地で行われていたり

年中あるマーケットや特産物祭で生産者の屋台は並ぶ。

そこで味見させてもらったり話したり生産者に近づくチャンスである。

信用と信頼のある生産者と出会ったら訪問したっていい。

彼らのパッションは、人柄に出る、畑に出る、味に出る。

世界中にビジネスで工作されたオリーブオイルが出回るのではなく

ホンモノの、需要者供給者同じ人間同士

パッションで与え合える世の中になることを夢描く。


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私はオリーブオイルを搾油所から引き取ると

自宅でフィルター掛けをする。

オイルをフィルターに移動させて床についた。

しかしタンクの蛇口が閉まっているか確認するのを忘れた。

フィルターで濾されたキラキラしたオリーブオイルは

床一面に流れ出し、使い物にならなくなってしまった。

そんな悪夢で飛び起き、確認しに行くと、栓は閉まっていた。

殺される夢よりお金が無くなる夢より青ざめるほど焦った夢である。


瓶詰め中、瓶の中に流れていき栓の一滴まで確認した

オリーブオイルを眺めていると
あの粒からこんなキラキラのオイルが出来上がり
一年間の証が液体になっていくと思うと

もっともっとできてもいいんじゃないかと思ったりもした。

でもこれがオリーブオイルなんだ。

部屋はオリーブオイルの香りで充満する。

瓶詰めの前は、他の匂いを出さないように気を配る。

暖房もつけない。常温を保つ。

私も一人の細心派のようで、最後まで気を抜くことはない。


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オリーブオイルの欠点は、一年のサイクルであること。

ワインのように熟成して何年もというわけにはいかない。

たいていの賞味期限は18ヶ月のようだし、数年食べれるが

翌年には新しいオイルが産まれてくる。

去年のオイルがどれも☆項目のオリーブオイルだったら

まだまだ香りも風味も豊かだが

やっぱり新しいオイルと去年のオイルじゃ全然違う。

新鮮さがまず違う。

これは誰にでもわかると思う。

新しいオイルは生で使うようにして
去年のオイルは調理用にしたり
石鹸やクリームなどのコスメに変身させるのはどうかと思う。


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パッションのあるオリーブオイルと出会えますように。

Buon incontro, Buon aquisto e Buon appetito!



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ビオディナミワイン&ビオオリーブオイル会 Degustazioni

オリーブを囲む大地を守るその③オリーブオイルBIO生産を業とするOlivicoltura BIO

 『強調するときの国民性 Frantoio Svizzero



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私のオリーブを持っていくところは

ヴィンチの山の奥にある。


この搾油所はスイス人が主である。


トスカーナのオリーブに魅了され、移住してきた夫妻である。


奥様を見かけることはない男の世界で築き上げたオリーブの虜

ご主人は、スイスでジャーナリストをしていたそうだ。


私も夫も、搾油所に行くたびに、彼と握手して挨拶を交わす。


最後の搾油日、そのまま帰るのではなく

私は、どうしても挨拶をして帰りたかった。


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いつも寛容なご主人は、社交的に交流し、差別がない。


若者を応援するし、女性へも応援する。


困った農園たちとも請合うし、自分の客を一番に考える。


そして地域へ貢献し、無農薬運動をしている。


彼こそサステナビリティを呼びかける

スイス人オリーブ農園経営者である。


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挨拶をしようと探したら

ご主人は山から見渡す天からの光をカメラに収めようとなさっていた。


私と同じ白髪はくはつで、首にいつも赤いバンダナをし


コーデュロイのジャケット姿は、まさしくもジャーナリストスタイル。


「私もよく天からの光の写真撮りますよー

私の家からは夕日が見れるんです。」


「えーと、夕日って太陽が沈む方だよね?」


「そうそう!」


「ぼくのカメラはイタリア製だよ!」


と見せてくれたのは、
NIKONだった。


イタリア語だってわかってるかわかってないかでも

人の穏やかさで、言語なんてどっちでもいい。


冗談好きなご主人は、イタリア製とスイス製を強調したいときに使う。


あぁ、それだ。


私が一番最初にこの搾油所に依頼したときに質問した。


「ここの搾油所は他と何が違うの?」


「何が違うって、この機械はスイス製だよ!」


ぼくのこだわりはスイス製で、貢献と記録はイタリア製なんだ。


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私のオリーブはイタリア製で、オイルは精密なスイス製。

(機械はイタリア製。
その中でも彼が探しに探し抜いたマシーンということで
彼のこだわりをスイス製とよんでいる。)


オリーブの品種が変わっただけで、搾油の精密さは抜群。


オリーブ本来の味を抽出してくれるのである。


優しく粉砕し縦方向で均一に攪拌する


そして、確実に油分と水分とペーストを別け


ペーストから取り除いた種は、冬の暖として使われるのである。


精密なスイス製オリーブオイルは

Olio EVOオリオ エーヴォと呼ばれる。

(最新の機械で27度以下のコールドプレスされたオリーブオイルのこと。)


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「今年は暖かいからオリーブの種が売れないよ。」

(ストーブ用オリーブの種をNocciolinoノッチョリーノという。)


Pellet(
木質ペレット)で熱を起こすストーブは

オートマチックにシステム化することができる。


オリーブの種は、他の木質より熱が高く効率的だそうだ。


汚染されたどこで作られたかわからないペレットより

オーガニックのオリーブしか扱わないご主人の搾油所から出た

オリーブの種は安心して使える。


残念だなぁ、我が家は薪暖炉しかない。


夫は、剪定で出てきた枝を薪にするつもりだ。


中くらいの枝は
BBQ用にしている。


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今年もオリーブの収穫が一段落し


楽しみに応援してくださる友たちにも

イタリア製日本製スイス製である

オリーブオイルをお届けすることができた。


ご主人がぼくのお客さん・・と一番に口にして一番に考えるように

私も一番に友たちのことを考えたい。


リピートする友たちは、ワールド製法のオリーブオイルと

大地の住人の足跡をなぞっているのではないかと想う。


間接的に自分を表現する産物は

栽培というクリエイトなアートにも思えてくる。


創り出すアートには、過去現在未来があり

瞬発的にはできないはずだ。


産物という名のアートには

クリエイターのサステナブルな想いが込められて出来上がる。


それは、イタリア製であり日本製でありスイス製なのである。



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心を込めて感謝を申し上げます。


応援してくださる友たちのお気持ちを握りしめて

また新たにオリーブの一年を歩んでゆきたいと想います。


ありがとうございました。



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我がオリーブオイルのヒミツ Frantoio d'Oro di Vinci

オリーブを囲む大地を守る その③ オリーブオイルBIO生産を業とする Olivicoltura BIO

オリーブオイルを美味しくさせる Consiglio di Frantoio Bio



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一月の半ば頃、毎年行われるMontalbanoモンタルバーノ山を囲む地域の自治体主催のオリーブオイルのコンクールが催された。

Olio di Oliva Extravergine 2017 Filtrato con vista panoramica


たくさんの応募があったそうだ。

オリーブオイルBIO生産を業とする』でオリーブオイルBioの発展を推進する講演会のレポートを伝えたことがあるが、*IGPなど地域の名を興すには、こういったコンクールはよい手段なのではないかと思う。

自治体が主催していることで、地域全体が団結している。

自治体がオリーブ業の発展を願っていることが伺える。

業としている農園しか応募はできないが、美味しく仕上がったオリーブオイルをつくる農園を知り、注目し、参考にする打って付けの機会である。

Frantoio Bio Balduccio


今年も昨年もその前の年も前の前の年もずーっと、優勝もしくはメダル内に必ず名が挙がる農園がいる。

その名はAzienda Agricola アジエンダ アグリーコラBalduccioバルドゥッチョ社。

オリーブ栽培だけではなく、小さなFrantoioフラントイオ(搾油所)も経営し、地域のオリーブを搾油する。

私もこだわりのFrantoio Balduccioで搾油を依頼している一人だ。

そして、銀・銅メダルの農園も、このFrantoio Balduccioで搾油をしている農園だっていうんだから、彼らの搾油技術は、Montalbanoイチ!

搾油を依頼しているだけに、嬉しい話である。

私のオリーブオイルを応援してくださる方たちに、この場を借りてご一報!

嬉しい気持ちをシェアしたい。

Balduccio-cartella


搾油の技術は、オリーブオイルの味を
60%は占めるかもしれない一番重要なポイントである。

次に、収穫期。

そして、収穫から搾油されるまでの時間と保存。

剪定、栽培・・・と全てをクリアしていれば、誇示や値段設定などに繋がってくるはずだ。

Toccare


彼らの搾油技術は、他といったい何が違うのか?

と、一番最初に搾油を依頼したときにした質問。

今では友達のように道端であっても話し込める気さくなFrantoianoフラントイアーノ(搾油所の所長)は、「まず始めに、この機械はスイス製なんだよ。」という。

二つ目に、たいていの搾油機械はグルグルと横に回転させて実を撹拌するところを、この機械は縦に回転。

三つ目に、油分と水分を別けるパートが精密にできている。

と、ざっくり説明してくれた。

ほー。

確かに、私はこの説明だけで、なんだか十分であった。

Tramonto Nuvola Pesante


2017
年度の収穫時、一番最適な実の熟度期、天気の関係で混み合い、予約が取れない農園やHobbistiオッビスティ(個人的に好きでやってる人)がたくさんいた。

私はあの時、Frantoianoのアドバイス通り即決して予約してあったから、全部の搾油をBalduccio社に依頼できた。

しかし、その予約が集中してしまった頃に、Bioラインで搾油している他の搾油所にしぶしぶ依頼することになった農園たちは、上記の他、搾油時の温度がBalduccio社の搾油機は低温でできる、と報告しあった。

Uscito


そして、彼らの
Biologicoビオロージコ(無農薬)に対する意識が強く、オリーブ栽培をBioで行っていないオリーブは搾油しない!という独特の規定がある。

頑固なだけに信用できる。

搾油後のオリーブオイルを運ぶ容器の洗浄方など、規定がいろいろある。

詳しくは『オリーブオイルを美味しくさせる』でレポートしているので参考にしていただきたい。

Dopo Filtrato


Balduccio
社を利用する仲間たちと話すと、みんな自信満々である。

搾油に関してだけではなく、栽培方法にもこだわりをもった無農薬の誇示でいっぱいである。

私みたいな人間が集まっている。

そして、もう一つ。

仲間と話をしてて、Balduccio社のもう一つのメリットは、私たちのように人を雇うお金もなければ無償で手伝ってくれる身内もいないチームは、少量収穫しか一日にはできない。

少量のオリーブでも搾油してくれるところは少ない。

彼らも最低量ってのはあるが、私たちのような者にも適う最低量である。

たくさんの人に美味しいオリーブオイルを生産して欲しいと願う気持ちは、この間の講演会でも言っていたBalduccio社の主。

Olio Mio


知れば知るほど自信を持たせる我が
Frantoio d'oroフラントイオ ドォーロ(金賞の搾油所)

まるで自分が表彰されたように誇り高い。



*IGP

Indicazione Geografica Protetta

インディカッツィオーネ ジェオグラーフィカ プロテッタ

特産品保護指定地域表示

欧州連合の定めた農産物及び食品に対しての商標。その質と特徴または名声が生産地に由来し、生産・加工・変化のいずれか、もしくは全てが限られた地域内で行われるものが認定される。

Tramonto tra le nuvole

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オリーブオイルを美味しくさせる Consigliodi Frantoio Bio

オリーブを囲む大地を守るその③ オリーブオイルBIO生産を業とする OlivicoltruraBIO

緑のオリーブオイル Raccoltadelle Olive 2017③

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Mosca dell'Olivo : Metodo di difesa a confronto

モスカ デッローリーヴォ:メートド ディ ディフェーザ ア コンフロント

【モスカ駆除の方法を見直す講演会】

『その③オリーブオイルBIO生産を業とする』


その①農薬の危険』 と 『その②モスカ対処法』 から。

Paesino Vinci


*
地球と体を守ろう会たちは、彼らの熱い気持ち・・それは地球と体を守ること、そして小さな農園一つでは守りきれない、団体となって輪となって守っていくことを、ボランティアで活動している。


今回≪オリーブ栽培はBIOでできる!講演会≫では、ランチまでオーガナイズ。

ローカルのBIO農園たちが提供して下さったメニューは、Veganヴェーガン(ヴィーガン:動物・酪農製品を一切使用しない)
材料は全て
BIO

Crostini mediterraneiクロスティーニ メディッテラーネイ

Pane e olioパーネ エ オーリオ

Schiacciatineスキアッチャティーネ

Pappa al pomodoroパッパ アル ポモドーロ

Zuppa di farro e verdureズッパ ディ ファッロ エ ヴェルドゥーレ

Verdure al fornoヴェルドゥーレ アル フォールノ

Schiacciata con l'uvaスキアッチャータ コン ルーヴァ


そして、地域の
Vini Biodinamiciヴィーニ ビオディナーミチ(バイオダイナミックワイン)でおもてなし。

私の手伝う農主のワインも寄付され、あっという間に空っぽになっていた。

Pranzo Vegan nel Oliveto di Bianconi


今回の講演会で、ラストを飾った、ヴィンチ在住ジャーナリストのスイス人
Andreas Marz氏。

彼は、私がひいきするこだわりのFrantoioフラントイオ(搾油場)の主である。

スイス製の精密な搾油機を使って、とってもとっても美味しいオリーブオイルを搾油してくれる。(そんなオイルをOlio EVOオリオ エーヴォという。)

彼の話が聴けて良かった。

とても嬉しいことを言っていた。

Oliveto Meccanizzato


まずは、
Hobbistiオッビスティに功労を称えたいとのこと。

Hobbistiは、無償で作業をし、オリーブ畑をきれいに保っている。

その作業とは、た~~~くさんあり、労働プラス道具や消耗品などの購入で、決して無料ではできない。

これらをカバーするのに、1リットル€1517で元がとれるかどうか、ということであった。

これでも儲けはありえない。

そうなんです、そうなんです・・・私や周りはうなずくばかり。

Oliveto Come la Vigna


さらに、ブドウを中心とした農園でも、オリーブオイルのラベルを作り、
*IGP登録とBIO登録して、公に出して欲しいという。


しかし、お金もかかれば検査も厳しい。

副業的オリーブ栽培にお金がかけられないのが実状。

(お金=税金や監査料、設備・設置料。検査とは、栽培方法、成分、作業法、保存法プラス作業場の検査。作業場の大きさも設置する物も全て規定がある。)


ラベルを貼り、商品化することで、地域の注目度は上がる。

ヴィンチの山モンタルバーノに連なるIGPオリーブオイルが増える。

商品化することは、オリーブオイル本来の価値を知らせる手段でもある。


L / €3~4のオリーブオイルなんてありえないと呆れつつ、断固と言う。

オリーブを栽培し、オリーブオイルの瓶詰めまで、あーやったこーやったとこだわりの誇示を保証しなければいけないという。

その証が値段となるそうだ。

その値段の証を一人でやっても仕方がない、地域で興すことでさらなる証となる。

栽培も味も優秀で尚且つBIOなんて最高なオリーブオイルであるという。

そりゃそうだ。


公式BIO表示の他に、地域と体を守ろう会からモンタルバーノBIO(仮名称)の表示登録が可能になった。

今後、モンタルバーノBIOマークが出回ることを期待する。

Tutti Olivi


私の見解だが、商品化することでターゲットが広がり、地域への供給的なオリーブオイルとは遠くなってしまうであろう。

それでも本来のオリーブオイルの価値を知らせるには、商品化させたほうが今後の業として成り立つかもしれない。


本来のオリーブオイルは、オリーブ文化を持たない海外へ輸出されてしまう場合が多いイタリア。

ズバリ、本来のオリーブオイルとは高価な食品だからである。

オリーブ文化を持つイタリアで販売される安価なオリーブオイルは、ご近所の地中海の国々から、様々な状態で届く。


そして、イタリアの農民たちは、採算の合わないオリーブオイルを副業として、目を瞑って地域のみなさまに提供しているのが現状ではないだろうか。

栽培者は知っている実は高価なオリーブオイルを自分でつくり、残りを売る形式を副業にしている農園とHobbisti

自分たちのためにつくられた彼らの美味しいオリーブオイル。

革新的な小さな生産者出現も今後是非とも注目して応援してほしい。

vista dal Montalbano


「これらを前進させることは、私たち現代だけではなく、次世代へも良くすることにある。若者を育てるためなら、いつでも相手になるよ。」

と紳士なオリーブ栽培士ジャーナリストは講演会を締め括った。



*地球と体を守ろう会

AssociazioneBioDistretto del Montalbano

アッソチャッツィオーネ ビオディストレット デル モンタルバーノ

Firenzeフィレンツェ県・Pistoiaピストイア県・Pratoプラート県を跨ぐ山-Montalbanoモンタルバーノを囲む10の市町村で結束された、環境・農業・生物・健全性を尊重し、オーガニック・バイオダイナミックでの生産を推薦し、地球と体を守る意識を広げる会。

誰でも参加できる集会や講演会を繰り広げ、ドンドン知識を増やしていく。

また、未来の地球を守っていく子供たちの学校給食を全てオーガニックにしよう!!という運動もしている。

BioDistrettoMontalbano

*IGP

Indicazione Geografica Protetta

インディカッツィオーネ ジェオグラーフィカ プロテッタ

特産品保護指定地域表示

欧州連合の定めた農産物及び食品に対しての商標。その質と特徴または名声が生産地に由来し、生産・加工・変化のいずれか、もしくは全てが限られた地域内で行われるものが認定される。



***************



東京・札幌で、イタリア中オリーブの収穫で大賑わいの搾り立てオリーブオイルを使って、イタリア/フィレンツェ在住お料理研究家&イタリア政府認定オリーブオイル鑑定士shinomaiさんのオリーブオイル講座が開催されます。


ヴィンチの丘の地球と体に優しいピュアで誠実なオーガニックオリーブオイルも参加!


フィレンツェから直々に運ばれた本物のオリーブオイルを味わうチャンス。
我がふるさとニッポンで、正真正銘のオリーブオイルが拡がることを応援します。


お問い合わせは、
shinomaiさんへ直接ご連絡下さい。

東京会場 11171819

札幌会場 112425

shinomai corso di olio di oliva


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オリーブを囲む大地を守る その②モスカ対処法 Olivicoltura BIO

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モスカ デッローリーヴォ:メートド ディ ディフェーザ ア コンフロント

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『その②モスカ対処法』


その①農薬の危険』 から。

Ingresso Mostra Impossibile


*
地球と体を守ろう会では、ヴィンチの山モンタルバーノ(Montalbano)を囲む地域の住人が集まる。


ヴィンチの山モンタルバーノは、オリーブ畑が連なる。


自営Frantoioフラントイオ(搾油場)を持つオリーブを業とする農園もいくつかある。

sulla strada


今回の講演会会場は、
30ha(ヘクタール)持つオリーブ畑のど真ん中にあるVilla del Ferraleヴィッラ デル フェッラーレの一室で行われた。

こちらのFrantoio(il frantoio del Ferrale)は、Bianconiビアンコーニの名で知られている。

現在Bianconi Francoビアンコーニ フランコ氏が一族を飾る。

会場の一階では、レオナルド・ダ・ヴィンチの名作を紹介する常設展が催されている。

会場の窓からは、庭園と専用プール、ヴィンチ村の塔が見渡せるステキなパノラマはまるで絵画のようだ。

dalla finestra di Villa Ferrale vista Vinci


彼ら
Bianconi一族、今年から栽培方法をBiologicoビオロージコ(オーガニック・有機栽培)に変更!

ヴィンチの丘でリーダーとなるオリーブ業者、そしてヴィンチの丘30haのオリーブ畑と大地は守られたのである。

これも地球と体を守ろう会たちの活動のおかげである。

団体の活動が少しづつ響いてきているようだ。

Mostra Impossibile


Bianconi
一族の方針変更理由は・・・

農薬の危険性が恐ろしくなってきたからなんだそうだ。

だって、農薬を散布しているオリーブ畑のど真ん中に住んでいるんですもの。

dalla finestra di Villa Ferrale 2


さて、掻い摘んで、私が納得した方法・・実際
BIO農民がBIOでオリーブ栽培をやっている方法だけを記録しようと思う。


一つは、五月に飛び回る雄のMosca dell'Olivoモスカ デッローオリーヴォ(オリーブに寄生するハエ)Trappolaトラッポラ(わな)で捕まえる方法。

Trappola製品は高価そうなので、安価な手段を検討する必要がありそうだ。

dalla finestra di Villa Ferrale 1


もう一つは、七月頃、伝統の
Rame e Calceラーメ エ カルチェ(銅と石灰)Calceを多くして散布する方法。

できたらCalceのところをCaolinaカオリーナ(カオリン:粘土質)が良いが、高い。

それは、農業士養成講座でも学んだ。

しかし、CalceでもCaolina並みの効果が期待できるとのこと。

そういう訳で、伝統のRame e Calceが一番コスト的に低く良い結果が出ているということだ。

Rameは、消毒や殺菌作用がある。

CalceやCaolinaは、付着作用があり、Rameを付着させる。
そして、この材料は白色。モスカが緑色をめがけて来るところを、白色で惑わすのである。

Muro tipico Toscano


昨年、トスカーナはモスカ騒動があったが、私は近所の農民たちとコンタクトを取り合い、モスカ産卵前に、伝統の
Rame e Calceでオリーブの実をを守ることができた。(記事はこちら)


今年は、モスカの交尾・産卵に適さなかった猛暑の夏と急激な朝晩の冷え込みの秋のはじまりで、モスカ被害は、きっと・・トスカーナは少ないはずだ。


モスカは、3540℃となると死んでしまう。

産卵に適温は、2528℃

この二つをポイントに、私は、モスカ対策を今年はしていない。

コスト削減。

感は当たりそうだ。

毎日私のオリーブを観察している。


Biologico栽培は、虫がつく前に、病気になる前に対処をするのが一番。

それは、私たちの生活だって同じである。

栽培が生活だとすると、どんなに大変か想像つくことであろう。


次回は、『その③オリーブオイルBIO生産を業とする』。

Ingresso Mostra Impossibile Pianta

*地球と体を守ろう会

Associazione BioDistretto del Montalbano

アッソチャッツィオーネ ビオディストレット デル モンタルバーノ

Firenzeフィレンツェ県・Pistoiaピストイア県・Pratoプラート県を跨ぐ山-Montalbanoモンタルバーノを囲む10の市町村で結束された、環境・農業・生物・健全性を尊重し、オーガニック・バイオダイナミックでの生産を推薦し、地球と体を守る意識を広げる会。

誰でも参加できる集会や講演会を繰り広げ、ドンドン知識を増やしていく。

また、未来の地球を守っていく子供たちの学校給食を全てオーガニックにしよう!!という運動もしている。

BioDistrettoMontalbano

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