六月二十四日、キリスト教は
イエスの十二使徒の一人
San Givanni Battistaサン ジョバンニ バッティスタ
(聖・ヨハネ)の洗礼・聖名祝日であるそうだ。
フィレンツェの守護聖人であり
街は祝日となり、盛大に花火が打ち上げられる。
この日は、夏至に近いことから
大地の花を清らかにする水に浸け
日のエネルギーを夜空の気に晒し
翌日、そのこしらえた聖水を浴し
自然界のエネルギーを浴びることで
心身を労わる言い伝えがあるそうだ。
私はカトリック信者ではないので、信仰行事に疎い
が、それこそSNSで知った。
まるでBiodinamicoビオディナーミコ(バイオダイナミック)のようだ。
自然界の生体力
火・水・気・土
次回は、私も自作聖水L'Acqua
di San Giovanni
ラァクア ディ サン ジョバンニ(聖ヨハネの水)を浴びてみようかと思う。
植物の手入れは
バイオダイナミックカレンダーを見ながら
作業日を決めるようにしているのだが
その六月二十四日は
*Luna Discendenteルーナ ディシェンデンテ
(地下にエネルギーが集中する)の
Giorno
di Fioreジョルノ ディ フィオーレ
(花の日:星座は空気にあたる)であった。
目で確認できる月の位置は満月に向かう上弦期。
Giorno
di Fioreは収穫に適している。
地上の花や葉、実などの収穫は
*Luna Ascendenteルーナ アシェンデンテ
(地上にエネルギーが集中する)が適しているが
今年は、樹を労わりたかったので
地下にエネルギーが集中している時期を選んだ。
紋白蝶がラベンダーに集まってくる。
太っちょのハチが集まってくる。
ラバンダーが好きで好きで仕方がないほど離れない。
太っちょのハチは、一日が終わっても家に帰らない。
ラベンダーに抱きつきながら夜を過ごすのである。
少年に
「お菓子の家で寝てるみたいだね。」
「うん・・いいなぁ。」
一足遅れて
タイガー模様の大きな蝶がヒラヒラ飛んで来る。
まるで、紙で作ったような蝶である。
この蝶が現れた頃
ラベンダーの収穫時期かなと察した。
ちょうど、全部の花が咲き終わってない頃。
使い方によって収穫期が変わる。
私は、Oleolitoオレオリート(オイル漬け)か
Infusoインフーゾ(煎じる)か
Vaporeヴァポーレ(蒸す)にする予定。
昨年、花の収穫後
半分の樹が枯れた。
すごく心配した。
枯れた部分を剪定する。
そんな剪定は、春
三月の地下にエネルギーが集中する時期に。
せっかく我が家の男子から頂いた
プレゼントだから長持ちさせたい。
増殖は、花が完全に咲き終わった頃
10~15cmの先の方を切り取り
下の方の葉を取り、水に浸けて
小さな鉢に植えて、根が生えてくるのを待つ。
春の剪定の時に出てきた枝も増殖できるはず。
若そうな枝を見つけて水に浸けてみよう。
蝶々ゴメン
ハチさんゴメン
と謝りながら、花を収穫した。
働きバチは、未練がましい。
少年は、ビクビクしている。
お友だちだと思えばいいんだよ
追い払っちゃダメ。
それにしても、イイ香り。
**
地上のエネルギーが活発になるLuna Ascendenteルーナ アシェンデンテ
地下のエネルギーが活発になるLuna Discendenteルーナ ディシェンデンテ
は、Ritmo Tropicoリットゥモ トローピコ
月の27.3日間の内、黄道と天の赤道との二つの交点を
春分点側と秋分点側に分けた二期間
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『ラベンダーの収穫 la Raccolta di Lavanda』
『ラベンダー入りオリーブオイル石鹸 Sapone all'Olio di Oliva con infuso di Lavanda』
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