タグ:パン
菌のしわざ energy flow
Grazie di aver visitato!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
Instagram ≫≫≫ obatamakivinci ☆ realmakici
ワンシーズン Fine estate
長い長い、長い長い夏休み。
まだ終わらない。
夏はいったいいつ終わるのだ!
新学期が始まらないと夏が終わったとは言えない。
活動的な夏に、若者が3ヶ月強も家にいるのは良くない。
夏というワンシーズン丸ごとである。
人生の中の三ヶ月なんてあっという間だろうが
成長期の三ヶ月、体も変化していれば知能だって進化している。
放っておいてはいけない時期だ。
しかし、家のアニマルはいくら成長期であっても
大人料金の子どもで、働くわけにはいかないし一文無しだ。
このアニマルをどう三ヶ月、活動的に発散させるか。
それはもう、毎年悩みの種である。
ずっとお腹が空いているようでいつも食べることばっかり言うし
お腹が空いていると集中できずイライラするし
いつも食べてるのに太らない。(くやしい)
ダラダラしているのを見ると私は腹が立つが
動くと、坂道なんかでも走っていって着けば時間を持て余している。
ちっとも疲れた様子もなければ、アイデアが生まれることもない。
仲間があるとき収穫中ブドウの列の向こう側から
「君のお子さんは何か習っているのかね?
わたしの息子はクラシックバレーを習っていてね、もう5年になる。」
「あぁウチの息子は・・・、クラシックサッカーを始めてちょっとです。」
画面に出てくるような子たちは得意芸を持っていて
練習の日々は忙しく充実しているのだろうなぁと
他人の子が羨ましく見え、その点ウチの子は・・・
食べることと無駄な動きとスマフォとイタリアンサッカー。
ずっと旅行なんかしてられないし
サマースクールだって無料なわけではない。
田舎の欠点、近所に友だちがいないので遊ぶことはないし
サッカークラブもみ~んなヴァカンスでな~んにも稼働しない。
兄弟もいなければ、おじいちゃんおばあちゃんもいない。
超核家族のイタリアの夏休みは、マジキツイ。
他の国はもう新学期が始まっているようなのに
イタリアの国立学校は、9月の半ばから学校が始まり
それから1~2週間は様子見期間(?)で早く帰宅する。
正式に学校カラーとなるのは、10月からなのであるww
暇過ぎアニマルはかといって収穫を手伝うわけではない。
私と夫で週末、アニマルのおやつのためにフルーツを収穫する。
イチジクの収穫は、私も嫌い。
大量の蚊が飛び回っているから、アニマルは来ない。
今年のヴィンチのイチジクは
いっぱいあるけどあまり美味しくなさそうだ。
干さず、ジャムにした。
最近私は、夏休みギリギリ自由研究のように
パン作りに精を出している。
本当の目的は、アニマルのおやつである。
難しい天然酵母ではなく、ほんの少しの生イースト菌仕様だが
ギリシャヨーグルト作りから出てくるホエイを使ったり
家庭で作るリコッタチーズで分離するホエイを使ったり
豆乳から作る豆腐作りで出てくる植物プロテインを使ったりする。
ホエイ(動物プロテイン)や植物プロテインの液体を加えることで
発酵を助けるのだそうだ。
長持ちの役割もするモッツァレッラに入ってる液体も実はホエイ。
捨てないで、それを加えたっていいのだ。
ピッツァとパンの生地の材料の違いは
オリーブオイルを加えるか加えないか。
それと、発酵させる時間と捏ね直すことなどに違いをつけてみたら
大成功。
自家製パンに自然農法トマトと自慢のオリーブオイルとパラ塩で
Pane e pomodoroパーネ エ ポモドーロ(パンとトマト)。
最高じゃないか。
パンが固くなったら、水に浸してパンツァネッラやパン粉にしたり。
自分でつくれると、全粒粉や小麦粉変えたりアレンジができる。
買えばパンの国でもオーガニックなんかはやっぱり高い。
ピッツァ生地の余りで、フォカッチャスキアッチャータ、グリッシーニ
カリカリスキアッチャータ、タラッリ型スナック
トルティーヤ(フライパンで焼く)を作る。
家に薪炊きの窯が無くったって、電気オーブンで十分だ。
ちゃんとしたオーブンがあると超~便利。
日本で足りないことの一つだった。
勉学にちっとも支障がないほどの
夏も終わりか過ごしやすくなった今日この頃
アニマルは、無駄に自転車で走り回り
畑のブドウ(農主に承諾済み)をつまみ食いしに行ってきたそうだ。
Vendemmiaヴェンデンミア(ブドウの収穫)が始まると
自分のおやつがなくなる危険があるからだ。
無駄にエネルギーを消費し、糖分を摂取することを身で学ぶ
アニマルの夏は、もうすぐ閉幕。
早く終わってくれ(涙)
*私がセレクトした過去の関連記事Best 3 Archivi Selezionati*
『夏休みのある朝 Due Passi di Mattina』
Grazie di aver visitato!
最後まで拝読していただきまして、ありがとうございました。
Instagram ≫≫≫ obatamakivinci ☆ realmakici
おかあさんのオリーブオイル un ricordo di Ungheria
わー、おかあさんのオイル、おいしそう!
ちょっとオリーブオイルだけで味見してみて。
ティースプーンに入れて渡す。
うん!イイんじゃなーい!
Pane
e Olioパーネ エ オーリオ(塩無しトスカーナパンと食べる)で
食べよう、食べよう!
この時期、やたらとパンの消費が早い。
なかなか美味しいパンを見つけることは難しいのだが
Lievitazione Naturaleリエヴィタッツィオーネ ナトゥラーレ(天然酵母パン)
を選んだりする。小麦粉は普通で白いパン。
しっとりしてることが多く
生イーストの味や香りより天然の風味と酸味を感じる。
時に、生イースト使用のGrani Antichiグラーニ アンティーキ(古代小麦)を
使用したパンを選んだりする。
色は茶色交じりの全粒粉ぽく、小麦粉の成分が味わえる
が、スーパーのものは、パサつく感じで、日持ちはしない。
その他、Semi-integraleセミインテグラーレといわれる
半分全粒粉、半分精製された強力粉のパンを買う。
この組み合わせは、自家製ピッツァの時に私も使うワザ。
ヴィンチより10km離れたエンポリという街のそのまた端っこの方に
全部オーガニックの小麦粉を使ったパン屋さんがあって
そこのSemi-integraleのパンは、なかなか美味しい。
翌日も硬くならない。
ただ全粒粉は、精製された小麦粉より
糖分が全然無いので膨らみが悪い。
細めのパンとなるし、お値段は2倍もあるが
足を運ぶだけあるご夫婦のパンは、安心して気をおける。
夫の実家の最寄のパン屋で、お母様のお世話の時には立ち寄る。
そこのパン屋で、カリカリスキアッチャータにも出会った。
とまぁ、いろんなパンをいろんなところで買うわけだが
パン文化のイタリアでもなかなか美味しいパンにありつけない。
パン職人が変わればすぐにパンも変わるし
小麦粉が悪ければパンも美味しくなくなる。
そんな不満足なパンの出会いでも
夫はイタリア人だから毎日パンを食べたがる。
なるべくパンの日、お米の日、パスタの日なんて
満遍なく炭水化物も摂るようにしている。
あぁ、パンといえば・・・
1996年
友人とイタリア横断ギリシャへ渡り島々を回り
東欧を通りながら北上して
ヨーロッパへイタリアへ戻ってくる旅をしたことがある。
割とハングリーなバックパッカーの女子二人は
確かあれは・・・ハンガリーだったと記憶する。
ハンガリーは
遠方からのお客さんは福を呼ぶ
みたいな言い伝えがあったようで
それはそれはよく持て成された。
日本から比べるとおとぎ話のような生活で
未だ舞台衣装のような民族衣装を着て
アスファルトの無い砂埃が舞う道を行き交っていた。
それはブルガリアもルーマニアも田舎暮らしは
おとぎ話なウエスタンだった。
お持て成しといってもスープ。
彼らの食事を分けていただく。
テーブルを囲んでの団欒は、習慣や文化の話をする。
ホンモノの民族衣装だって着せていただいた。
あぁ、ちっとも似合わない。
そんな出来事の後に
彼らは、大きな丸いパンをくれたのである。
そのパンはいつのだかわからない。
彼らにとっては、今日の分・・もしかしたら数日分のパンかもしれない。
日本人の私たちに、彼らの糧であるパンを土産にくれたのである。
あぁ、今、あのパンを大切に、私のオリーブオイルと一緒に
Pane e olioで食べてみたいなぁ。
そんなことをいつも思い出す。
マキチの旅の話はところどころ生活の合間、少年に語る。
わーそれは美味しそうだねww
あのハンガリーの頭巾を被ったおばちゃんたちに
おかあさんのオリーブオイルを持っていってあげたいなー。
*私がセレクトした過去の関連記事Best 3 Archivi Selezionati*
『オリーブオイルを巡る Vegan Lunch + Olive Oil』
Grazie di aver visitato!
最後まで拝読していただきまして、ありがとうございました。
Instagram ≫≫≫ obatamakivinci ☆ realmakici
目指せ!フィオレンティーニ流Lampredotto
日本でこんな屋台があったら、さぞかし儲かるだろうな・・・と本気で考えたこともあった。
Panino al Lampredottoパニーノ アル ランプレドットとは、茹牛モツのパニーノ。
シンプルなのに美味しい。シンプルなのに病み付きになる。
家でつくってみようじゃないか。
こだわってパンからつくってみる。
牛モツを野菜と一緒に茹でて、自家製パセリソースをかけて、自家製ペペロンチーノオイルをかける。
Fiorentiniフィオレンティーニ(フィレンツェ人)に負けないくらい美味しくできた!
「Sale、Pepe、Salsa Verde、Salsa Piccante e Pane Bagnato!」
サーレ、ペーペ、サルサヴェルデ、サルサピッカンテ エ パーネバッニャート
(塩、胡椒、グリーンソース、ペペロンチーニオイル、パンを出しに浸す)
ツーはTutto!トゥットと言えば、味付けを完了してくれる。
私のお気に入りフィレンツェのランプレドット屋台は
S.Ambrogioサンタンブロージョ教会広場からVia de Macciヴィア デ マッチ通りに入ったPadre e Figlioパードレ エ フィッリヨ(父と息子) ≪Pollini≫ポッリーニ。
私のもう一つの水筒は、バイオダイナミックワインさ。
ランプレドットに水じゃぁ味気ない。
*関連記事*
カテゴリー【食アレンジ】
『PEPERONCINOペペロンチーノ』
『ご褒美とギフトにバイオダイナミックワイン Vini Biodinamici』
↓ありがとう↓