大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

タグ:パン

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Lo ZOSUI è una specie di
minestra di riso o zuppa di riso,
è un piatto tipico
della cucina giapponese
e molto popolare,
che si prepara con gli avanzi
di riso cotto e il brodo vegetale.
E anche si gusta dopo
il brodo di minestra NABE
(che sono bollitti tutti gli ingredienti
in una pentolona di argilla(DONABE)
o di ferro, e condividere con
i commensali allo stesso tavolo).
E' un piatto veloce, pratico
ed economico, è adatto sopratutto
quando fa freddo o anche poco petito.
Si rilassa tutto il corpo
cosi riscaldando.
Vi consiglio di condire con
il sale e l'olio EVO a piacere.
Io mangio anche dalla mattina(o^∇^o)ノ
Buon appetito e Buona giornata

  le pentole ▶▶▶ @cocciorino
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ヴェン友(ブドウの収穫で出会った友の略)から電話があった。
「マキ、元気~?」からはじまって
コロナで物事が先に進まない話をここでもして
思春期少年が家にダラダラいることを愚痴ってw
さてと、今年のオリーブの話となった。

彼らはまだ(11月半ば)収穫をしているようだった。
電話をしまくって自慢したくなるぐらい大豊作だったそうだ。
しかし、彼らの畑は搾油率が10%以下で
ウチの今年最高13%に驚いていた。
彼らはヴィンチより北のピストイア県に入る土地に住んでいる。
他の友も同じことを言っていた。豊作だけど搾油率が悪いって。

なーんにもオリーブミバエ対策しなくても今年は大丈夫だった!
とは言っていたけど、今年は9月10月より8月の半ばから終わり
オリーブミバエの産卵があやうまれたのを私はよく記憶している。
だから私は8月のお盆過ぎに、夫と暑い中、手を打ったのである。
でも産卵適温が日中につき短かったこともあって
被害は少なかったし、その後もなかった。
でもオーガニックは卵を産み付けられてからでは遅い。
予防をしなくてはならないのだ。

そして、ブログでもレポってきたように、熟れが今一であった。
11月半ばにオリーブの実を塩漬け用に摘みに行ったが
その頃がオイル用にちょうど良さそうな色づきだった。
だから搾油率が低かったかもしれないし
なかなか熟れなかったのは夏の気候にも影響しているであろう。
それは、8月の半ばにオリーブミバエを心配したぐらいだから
初秋っぽかったのかもしれない。夜の冷え込み具合とか湿気とか。

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それともう一つ考えられるのは、剪定の仕方。
今年は初夏の雨もちょどよかったから結実しやすかったことも
考えられるけど、実の豊作もそうだし葉もたくさん生まれたと思う。
欲張った剪定をしていると、日当たりが悪くて成長が悪い
そして、大量の実へのエネルギーが分散しすぎて
成長に影響がでたのかもしれない。
私の搾油率13%のときのオリーブ畑の様子は
日当たりのいい部分の収穫だった。

私の剪定は切り過ぎなようにみえるし、肥料をしないこともあって
木自体が貧素にみえる。
お隣さんは土にも葉にも化学肥料撒いて、結実剤も使って
枝いっぱいのワサワサのオリーブの木に毎年ゴロゴロ豊作で
鼻にも目にも息苦しいミバエ殺虫剤をいなくても撒き散らす
そこの畑とは大違いだけど
ブドウの芽掻き作業と理屈は一緒で、日の当たりと風通し
エネルギーの分散率を減らすことで、一粒一粒がほどよく
成長することができると私は信じている。
だからお隣なのに、成長度が違うのである。
ブドウの芽掻き作業のような見極め作業を私は
冬の剪定のみで行う。


と、目の前の我がオリーブを眺めながら友の声をきき
ほぼ毎日オリーブオイルをのむように生で噛むのである。

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朝の雑炊。(冒頭画像)
ヒマなときは、ひとり朝ごはんを丁寧につくっている。
我が家の男子は、甘党だから勝手にやってくれ。
このコッチョリーノの土鍋ちゃんはカワイイから土鍋がうつわ。
ステンレスの鍋からすすることはできなくても
土鍋ちゃんだったら喜んで!
朝から、土鍋ちゃんの中に野菜たっぷりの野菜出汁に
米粒か残りのご飯を加えるだけ。時には味噌も。
出来上がったらオリーブオイルをタラタラポタポタいっぱい垂らす。
朝の寒色にキラキラ光る黄緑色といい
アツアツの湯気と一緒にオリーブオイルの香りが
モワ~ンと鼻にも肌にも浸透してくるのである。
朝から絶品な雑炊。
あぁ、私ったら一人で健康になっちゃうw

ほぼ毎日コッチョリーノというハッシュタグをツイッターで発見。
ウチもウチも!とニヤニヤしてしまった。
土鍋さん(大)と土鍋ちゃん(小)が仕舞わずに出しっ放しで
そう、ほぼ毎日コッチョリーノで調理しているのである。
煮込みも焼くも炊くもなんでも土鍋さん。せいろがあったら蒸しも。

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お昼やおやつやアペリでもとにかく万能なFettuntaフェットゥンタ
(パンの表面をカリッと焼いてオリーブオイル)とか
Pane e Olioパーネ エ オーリオ(パンを焼かずにオリーブオイル)とか。
さらには、Pizza Biancaピッツァ ビアンカ(ピッツァ生地を焼いただけに
オリーブオイル)とか、シンプル素材に新鮮なオリーブオイルで
いただくのが、イタリアオリーブオイル文化の老若男女の
ほぼ毎日のつまみである。
特に今が一番美味しく味わえる時期で。
新しいオリーブオイルと食べるためには美味しいパンが必要で(!)
そういうわけで近頃パンつくりに精を出しているのである。

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ほぼ毎日オリーブオイル文化の食卓では
サラサラスープにも、ドロドロスープにも
和風味噌汁にも、うどんなんかの和風だし汁にも
ドボドボ二重三重にも円を描くようにかけて
オリーブオイルという植物性のコクを噛むように味わう。

パスタなんかもオリーブオイルで炒めているにもかかわらず
仕上げに生のオリーブオイルをガバガバかけて、味を引き立てる。
私は、炒めるときは少なめに使って、仕上げの生を多めにしている。

リコッタチーズ、冷奴豆腐、ひよこ豆豆腐なんかは
塩とオリーブオイルで。
サラダもお浸しも、塩とオリーブオイル。

このようにしてオリーブオイル文化の暮らしでは
自然とほぼ毎日オリーブオイルを生で体に浸透させているのである。
オリーブオイルは健康のための飲む薬ではなく
一つの調味料なのである。

Ricotta con Olio Extravergine di Oliva


Udon con le Erbe e Olio di Oliva-


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私は、オリーブオイルだけが体によい成分がいっぱい詰まってて
無農薬無添加でこだわったホンモノオリーブオイルを
食べてればいいってものではないと思っている。

オリーブを栽培してみて、オリーブの木が元気に成長して
オリーブの実を生むのは、草や虫や菌の共存
光や美味しい空気を吸うこと、ほどよく水分を摂取すること
もっともっと元気なオリーブは、家の近くにあるようなオリーブで
私たちの賑やかな声をきいていること、ケアしてくれる人がいること
それが全部重なって美味しい実を生んでるじゃないかと想う。

そうやってみると、人の生活にもみえてくる。
愛のある健康成分いっぱいのオリーブオイルをかける材料たちも
健康的に栽培され、シンプルに料理され
私たちはポジティブな生活をしながら食することで
ホンモノのオリーブオイルの薬のような効果が
でるのではないかと想っているのである。

Equilibrioエクイリッブリオ(バランス)のある食事と
Benessereベネッセレ(至福を生む壮健さ)のある生活を心がけたい。
そう自分に日々の様々なシーンで言い聞かせている。
特に物事がうまくいかないこの世の中で。



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「あぁ2020年て困った年になったもんだなぁ」
ほんとだ、ほんとだ、とみんな頷いている。

ヴァカンスが終わった途端クリスマスに近づく年の暮れっぽい
なんだか反省点やら思い出なんかを語りだす。

それをそそるようにもうスーパーではいつつくったのかわからない
クリスマス用のパンケーキPanettoneパネットーネが売られ始めていた。

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「マキ、リラの時代を知ってるか?」
リラの時代は良かったなぁと人々はそんな時代まで振り返る。

Liraリラとはイタリアのユーロになる前の通貨で
2002年の2月ぐらいまで使われていた。
1ユーロが1936.27Lire(複;リレ)と
価値が半減してしまった気分で人々はがっかりした。

リラ時代までを戦後の経済成長期のように思う。
ユーロになってから経済がどんどん落ち込んでいった!と人々は嘆く。

そうだね、イタリアオリジナル感が減少し
キチキチシステマチックなヨーロッパ色に染まってきた感は
EU圏内で足を引っ張りつつも連帯意識を感じる。

'90年代のリラ時代に渡伊した私は
日本のバブル崩壊期と重なる点があり、愚痴に参加したり
思い出したり、社会の変化と自分の変化を
ひとり年表的に広げて考察したりするのであった。

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時代が不景気ながらにも、この数年、生活スタイルが
ものすごい勢いで変化した。
しかし不景気だと騒ぎつつも
人々は変わらず生活しているようにもみえる。
生活が苦しそうな人は、いつでも苦しそうだし
余裕のある人は、いつでも余裕な暮らしをしている...ようにみえる。

ITがこんなに発展しちゃって、スマフォがミニPCみたいで
子どもから大人の大人までもつようになっちゃって
趣味に収まらない生活の必需品と化した。

絶対に使いこなせないと断言していた原始的なアニマル夫まで
お店(彼の場合は農機具の修理屋など)とかググって
新しい出会いに感動していたw

アニマル思春期少年は、スマフォが手にくっついちゃってる!みたいだ。

私ったら、せっかく友から本を借りたのに全然すすまない。
メールやチャットの連絡事項チェックついでに
サクサクいろんな人のブログを読んでいる。

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春の厳しいロックダウン明けの夏休みの交流とはしゃぎようで
コロナ菌が拡散されちゃったのかな
せっかくとっても平常感に戻れた気分だったのに
学校がはじまった途端、またまたコロナ菌に襲われているヨーロッパ。
これをとってもシンプルに第ニ波というのであろう。

毎年毎年学校がはじまると、風邪だのインフルだの
急に体調崩すから、コロナ菌だかなんだかもうわかんない。

それでも子どもたちは、とっても律儀に規則を守って
とりあえず熱や咳がでたら欠席することになっている。

せ、咳...。
咳をこらえて苦しくなって涙が二粒こぼれというた少年もいたw

クラスメートでちらほらTamponeタンポーネ(PCR検査)を
念の為に受けている子が増えてきた。
近くの町ではドライブスルー検査ができる
という知らせがsnsで回ってきた。


毎日寝癖頭っぽいイギリスのボーリス・ジョンソン首相が
「ウチは自由な国だから」
と、規制をあまり強化しないことをこぼしたところ
イタリアのマッタレッラ大統領が、紳士的に
「我が国家は、弱い者を犠牲にすることはできません」
と、カトリックの聖地イタリアらしい意見を示した。

ということで、再びフェーズ2並のCovid-19対策が
秋の団欒はひっそり過ごそう案(私流にいうと)が発足された。

寒い時期には、ま、ちょうどいいマスク装着は外出時必須となり
レストランで座っての食事は24時まで
立っての飲みは21時まで
友だちとのホーム会食は6人まで、宗教上の集まりは30人まで
と、なんだか不思議な対策であるが
特に若者たちに向けたようなこの対策は
イタリアだけでなくゆるゆる北ヨーロッパでも運用されているので
きっと効果があるのであろう。
EU間で意見が交換されたのかもしれない。

思春期少年は仲間と草野球ならぬ草サッカー(Calcettoカルチェット)
をやりにいったら公園に断られちゃった。
サッカークラブは続けられますように。アーメン。
有名選手の感染状況に手を焼いているイタリアサッカー事情は
国民にも反映しちゃうスポーツ文化。

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それでも大人たちは、再びフェーズ2並対策が発足されなくたって
良識はあって(たぶん)、大人数を避けて少人数で楽しんでいた。

ヴェン友(ブドウの収穫Vendemmiaの友だちのこと 勝手に)に
パン作りが得意なヤツがいる。

独自に研究して、ちょっとした注文まで受けていた。
これから店をもたないパン屋さん
予約注文やケータリングをしたかった様子だが
このパンデミアで...
いろんなことがスムーズにはいかなくなったり厳しくなったりしたそうだ。

築き上げた夢や希望を実現しようと準備をしていた人
夢に向かう前に旅をしたかった人
人と会うことを活動とする人
人に会えば会うほど
このパンデミアで人生の足止めを食らった人の話を何度もきいた。

彼のピッツァとスキアッチャータは、研究の成果の現れた
独特な美味しさがあった。
それはなんとなくアーティストのようなテクニックで
彼にしか産み出せない芸術性を感じた
生地と焼き加減は彼にしかわからない。

Lievito Madreリィエヴィトマードレ(サワードゥ、酵母菌の種)を
彼に分けていただいた。

普段は冷蔵保存して、使う日常温に戻した。

「ボクのサワードゥをコップ3杯の水で溶いて
その後様子をみながら水や小麦粉を足してって」という。

目分量か...。一番難しいレシピじゃないか。

彼がおしゃべりの中で話してくれたことを一生懸命思い出した。
36時間発酵させるって言ってた。
焼く前に形をつくったり具を置いた後、また発酵させるって言ってた。
オーブンは扇風式でって言ってた。

昨日の朝捏ねたパン生地を
翌日のランチにスキアッチャータを焼くことにした。

言う通りにしたけど、膨らんだけど、まぁ上手に焼けたけど
なんか酸っぱかった。

彼にチャットした。
すると「小麦粉何キロ使った?」と聞かれた。
「1.5kg」
「あぁダメダメ、最低でも3kg使わなきゃ。」

そういえば、捏ねる手の温度や月の位置でも変わるって言ってた。

この伝授されたサワードゥの種で私も研究心が生まれた。
小麦粉と水を足してパンもつくってみたわ!
マエストロに報告しなくっちゃ。

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そしてママ友が味噌作りに誘ってくれた。
こうじの量で豆の量が決まったが、あとは目分量だった。

ヒヨコ豆をコップの裏で潰して、麹とヒマラヤの塩を加えた。
塩は多めで大丈夫と経験談を教えてくれた。
手で捏ねはじめ、ときどき豆の煮汁を
ちょうどよい固さになるまで加えた。

友は、おしゃべりをしながらつくると美味しくできると言っていた。
楽しいとかストレスとか心の菌が映るのかもしれない。
きっと手の菌や温度にも関係するであろう。
パン生地と同じく月の位置で湿度なんかも変わるかもしれない。

麹菌さえ手に入ればというか、麹だって作れるようになれば
味噌作りだって作業は簡単だな、と思った。
あとはパン作り同様、加減や日を研究すればいいのだ。

発酵食品て、奥が深い。
農主のビオディナミワインとおんなじだ。

菌を操れるようになるには
私たちの温もりとパッションが必要なのかもしれない。





あぁコロナ菌よ、世の中で発酵しているコロナ菌よ
いつの日か思い出となって
コロナで変化した今日こんにちを愛しく想える日がくるのであろうか。

そんなことは他所に木々たちは秋色に染まっていく。



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長い長い、長い長い夏休み。

まだ終わらない。

夏はいったいいつ終わるのだ!

新学期が始まらないと夏が終わったとは言えない。

活動的な夏に、若者が3ヶ月強も家にいるのは良くない。

夏というワンシーズン丸ごとである。

人生の中の三ヶ月なんてあっという間だろうが

成長期の三ヶ月、体も変化していれば知能だって進化している。

放っておいてはいけない時期だ。

しかし、家のアニマルはいくら成長期であっても

大人料金の子どもで、働くわけにはいかないし一文無しだ。

このアニマルをどう三ヶ月、活動的に発散させるか。

それはもう、毎年悩みの種である。


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ずっとお腹が空いているようでいつも食べることばっかり言うし

お腹が空いていると集中できずイライラするし

いつも食べてるのに太らない。(くやしい)

ダラダラしているのを見ると私は腹が立つが

動くと、坂道なんかでも走っていって着けば時間を持て余している。

ちっとも疲れた様子もなければ、アイデアが生まれることもない。

仲間があるとき収穫中ブドウの列の向こう側から

「君のお子さんは何か習っているのかね?

わたしの息子はクラシックバレーを習っていてね、もう5年になる。」

「あぁウチの息子は・・・、クラシックサッカーを始めてちょっとです。」

画面に出てくるような子たちは得意芸を持っていて

練習の日々は忙しく充実しているのだろうなぁと

他人の子が羨ましく見え、その点ウチの子は・・・



食べることと無駄な動きとスマフォとイタリアンサッカー。


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ずっと旅行なんかしてられないし

サマースクールだって無料なわけではない。

田舎の欠点、近所に友だちがいないので遊ぶことはないし

サッカークラブもみ~んなヴァカンスでな~んにも稼働しない。

兄弟もいなければ、おじいちゃんおばあちゃんもいない。

超核家族のイタリアの夏休みは、マジキツイ。


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他の国はもう新学期が始まっているようなのに

イタリアの国立学校は、9月の半ばから学校が始まり

それから12週間は様子見期間(?)で早く帰宅する。

正式に学校カラーとなるのは、10月からなのであるww


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暇過ぎアニマルはかといって収穫を手伝うわけではない。

私と夫で週末、アニマルのおやつのためにフルーツを収穫する。

イチジクの収穫は、私も嫌い。

大量の蚊が飛び回っているから、アニマルは来ない。

今年のヴィンチのイチジクは

いっぱいあるけどあまり美味しくなさそうだ。

干さず、ジャムにした。


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最近私は、夏休みギリギリ自由研究のように

パン作りに精を出している。

本当の目的は、アニマルのおやつである。

難しい天然酵母ではなく、ほんの少しの生イースト菌仕様だが

ギリシャヨーグルト作りから出てくるホエイを使ったり

家庭で作るリコッタチーズで分離するホエイを使ったり

豆乳から作る豆腐作りで出てくる植物プロテインを使ったりする。

ホエイ(動物プロテイン)や植物プロテインの液体を加えることで

発酵を助けるのだそうだ。

長持ちの役割もするモッツァレッラに入ってる液体も実はホエイ。

捨てないで、それを加えたっていいのだ。

ピッツァとパンの生地の材料の違いは

オリーブオイルを加えるか加えないか。

それと、発酵させる時間と捏ね直すことなどに違いをつけてみたら

大成功。

自家製パンに自然農法トマトと自慢のオリーブオイルとパラ塩で

Pane e pomodoroパーネ エ ポモドーロ(パンとトマト)

最高じゃないか。

パンが固くなったら、水に浸してパンツァネッラやパン粉にしたり。

自分でつくれると、全粒粉や小麦粉変えたりアレンジができる。

買えばパンの国でもオーガニックなんかはやっぱり高い。

ピッツァ生地の余りで、フォカッチャスキアッチャータ、グリッシーニ

カリカリスキアッチャータ、タラッリ型スナック

トルティーヤ(フライパンで焼く)を作る。

家に薪炊きの窯が無くったって、電気オーブンで十分だ。

ちゃんとしたオーブンがあると超~便利。

日本で足りないことの一つだった。


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勉学にちっとも支障がないほどの

夏も終わりか過ごしやすくなった今日この頃

アニマルは、無駄に自転車で走り回り

畑のブドウ(農主に承諾済み)をつまみ食いしに行ってきたそうだ。

Vendemmiaヴェンデンミア(ブドウの収穫)が始まると

自分のおやつがなくなる危険があるからだ。

無駄にエネルギーを消費し、糖分を摂取することを身で学ぶ

アニマルの夏は、もうすぐ閉幕。

早く終わってくれ(涙)




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夏休みのある朝 Due Passi di Mattina

自家製プロテイン Siero

自家製ピッツァ laPasta di Pizza



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わー、おかあさんのオイル、おいしそう!


ちょっとオリーブオイルだけで味見してみて。


ティースプーンに入れて渡す。


うん、うん、キィーキィー・・なんてこともやってみる。


うん!イイんじゃなーい!


Pane e Olio
パーネ エ オーリオ(塩無しトスカーナパンと食べる)

食べよう、食べよう!

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この時期、やたらとパンの消費が早い。


なかなか美味しいパンを見つけることは難しいのだが

Lievitazione Naturaleリエヴィタッツィオーネ ナトゥラーレ(天然酵母パン)

を選んだりする。小麦粉は普通で白いパン。


しっとりしてることが多く

生イーストの味や香りより天然の風味と酸味を感じる。




時に、生イースト使用のGrani Antichiグラーニ アンティーキ(古代小麦)

使用したパンを選んだりする。


色は茶色交じりの全粒粉ぽく、小麦粉の成分が味わえる


が、スーパーのものは、パサつく感じで、日持ちはしない。




その他、Semi-integraleセミインテグラーレといわれる


半分全粒粉、半分精製された強力粉のパンを買う。


この組み合わせは、自家製ピッツァの時に私も使うワザ。


ヴィンチより
10km離れたエンポリという街のそのまた端っこの方に

全部オーガニックの小麦粉を使ったパン屋さんがあって

そこのSemi-integraleのパンは、なかなか美味しい。


翌日も硬くならない。


ただ全粒粉は、精製された小麦粉より

糖分が全然無いので膨らみが悪い。


細めのパンとなるし、お値段は
2倍もあるが

足を運ぶだけあるご夫婦のパンは、安心して気をおける。


夫の実家の最寄のパン屋で、お母様のお世話の時には立ち寄る。


そこのパン屋で、カリカリスキアッチャータにも出会った。




とまぁ、いろんなパンをいろんなところで買うわけだが

パン文化のイタリアでもなかなか美味しいパンにありつけない。


パン職人が変わればすぐにパンも変わるし

小麦粉が悪ければパンも美味しくなくなる。




そんな不満足なパンの出会いでも

夫はイタリア人だから毎日パンを食べたがる。


なるべくパンの日、お米の日、パスタの日なんて

満遍なく炭水化物も摂るようにしている。


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あぁ、パンといえば・・・




1996


友人とイタリア横断ギリシャへ渡り島々を回り

東欧を通りながら北上して

ヨーロッパへイタリアへ戻ってくる旅をしたことがある。


割とハングリーなバックパッカーの女子二人は

確かあれは・・・ハンガリーだったと記憶する。




ハンガリーは


遠方からのお客さんは福を呼ぶ


みたいな言い伝えがあったようで

それはそれはよく持て成された。


日本から比べるとおとぎ話のような生活で


未だ舞台衣装のような民族衣装を着て


アスファルトの無い砂埃が舞う道を行き交っていた。


それはブルガリアもルーマニアも田舎暮らしは

おとぎ話なウエスタンだった。


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お持て成しといってもスープ。


彼らの食事を分けていただく。


テーブルを囲んでの団欒は、習慣や文化の話をする。


ホンモノの民族衣装だって着せていただいた。


あぁ、ちっとも似合わない。


そんな出来事の後に


彼らは、大きな丸いパンをくれたのである。


そのパンはいつのだかわからない。


彼らにとっては、今日の分・・もしかしたら数日分のパンかもしれない。


日本人の私たちに、彼らの糧であるパンを土産にくれたのである。


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あぁ、今、あのパンを大切に、私のオリーブオイルと一緒に

Pane e olioで食べてみたいなぁ。


そんなことをいつも思い出す。


マキチの旅の話はところどころ生活の合間、少年に語る。


わーそれは美味しそうだねww


あのハンガリーの頭巾を被ったおばちゃんたちに

おかあさんのオリーブオイルを持っていってあげたいなー。



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オリーブオイルを巡る Vegan Lunch + Olive Oil

自家製ピッツァ la Pasta di Pizza

カリカリスキアッチャータ Schiacciatina



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日本でこんな屋台があったら、さぞかし儲かるだろうな・・・と本気で考えたこともあった。

Panino al Lampredotto Fatto da Me

Panino al Lampredottoパニーノ アル ランプレドットとは、茹牛モツのパニーノ。

シンプルなのに美味しい。シンプルなのに病み付きになる。

家でつくってみようじゃないか。

こだわってパンからつくってみる。

Tre Panini

牛モツを野菜と一緒に茹でて、自家製パセリソースをかけて、自家製ペペロンチーノオイルをかける。

Fiorentiniフィオレンティーニ(フィレンツェ人)に負けないくらい美味しくできた!



SalePepeSalsa VerdeSalsa Piccante e Pane Bagnato!」

サーレ、ペーペ、サルサヴェルデ、サルサピッカンテ エ パーネバッニャート

(塩、胡椒、グリーンソース、ペペロンチーニオイル、パンを出しに浸す)

ツーはTuttoトゥットと言えば、味付けを完了してくれる。


私のお気に入りフィレンツェのランプレドット屋台は

S.Ambrogioサンタンブロージョ教会広場からVia de Macciヴィア デ マッチ通りに入ったPadre e Figlioパードレ エ フィッリヨ(父と息子) ≪Pollini≫ポッリーニ

Pollini

私のもう一つの水筒は、バイオダイナミックワインさ。

ランプレドットに水じゃぁ味気ない。

Vino porto con me


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カテゴリー【食アレンジ

自家製パンLievitazioneNaturale

万能パセリソースSalsaVerde

PEPERONCINOペペロンチーノ
ご褒美とギフトにバイオダイナミックワイン Vini Biodinamici』 


ありがとう↓

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