大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

タグ:フィルター

オリーブが搾油され、オイルとなる。

一番ワクワクする瞬間。

Frantoioフラントイオ(搾油所)から持ち帰って、待ちに待ったオリーブオイルを味見する

いいぞ、いいぞ。

Olio Grezzo


Grezzo
グレッツォNon Filtratoノン フィルトラート(フィルターで漉されてない純な状態)は、その名の通り、純な味。

オリーブの実のいろんなものがごちゃ混ぜなだけに、舌触りや味覚がダイレクトに触れる。

視覚も嗅覚もダイレクト。

味わうというより、オイルに目と鼻と口で触れるという感じ。


そのごちゃ混ぜな純なオイルをフィルターで漉す(Filtratoフィルトラート)

漉すことで、口当たりが滑らかになり、繊細になり、味わう輝くオリーブオイルに仕上がるのである。

さらなるメリットは、不純物を取り除いてオイルの劣化を防ぎ、長いこと美しいオイルが味わえる。

漉す作業は、搾油されたらすぐに行うと、さらに美味しいオイルができあがる。

私はドリップ方式でろ過。


フィルターで漉している間に、オリーブの森の収穫へ。

Oliveto


夏の旱魃で、森もカラカラになっていた。

Orticaオルティーカ(イラクサ)も暑さに耐えられなかったようだった。

しかし、秋に入ると、またイラクサが仲間と一緒に生まれてきた。

根は、大地の暑さから凌いでたんだね。

仲間は、タンポポとふだん草。

Ortica, Tarassaco, Bietola

住宅街に近いこのオリーブ畑は、やや日当たりが悪い。

しかし、毎年毎年、実をたくさん産む。

ペットじゃないけど、人間とオリーブは相性がイイのか。


たくさん実はついたが、小さ目であった。

夏の旱魃は、大地の底まで影響した。

それでもキレイな姿で揺れていた。

Pendolino


こちらの畑は、畑の主の奥様が大切に育てられた畑だそうだ。

ご主人は、亡くなられた奥様の畑を放置できないと、私に管理を依頼してきた。

Bosco degli Olivi


こんなに丈夫で子を産むオリーブの森。

たましいでもいそうな畑である。

da raccattare


そうこうしている内に、オリーブオイルがフィルターで漉されて出てきた!

やっぱり私は、フィルターで漉された不純物のない輝くオイルが好き。

透き通った輝きと、繊細なフルーティーな香りと、滑らかな口当たりの中に、苦味辛味はたまらない。

Olio Mio


お次は、緑のオリーブ畑へ!



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*オススメ関連記事*

カテゴリー【オリーブ】【Olive Oil

オリーブの森 Boscodegli Olivi

オリーブオイルを美味しくさせる Consigliodi Frantoio Bio

オリーブの収穫 Raccoltadelle Olive 2016 その2

オリーブオイルの保存

オリーブオイルを試飲する

ありがとうGrazie↓

私と夫、二人でオリーブを収穫する。

口を利いている時間がない。

Dopo Filtrato

オリーブからオイルへ、時間が短ければ短いほど美味しいオリーブオイルができあがる。

その日に収穫したものが、その日に搾油できれば最高である。

しかし、どのFrantoioフラントイオ(搾油場)200Kg以上もしくは300kg以上からの個人のオリーブを搾油する。

少なければ少ないほど搾油費用はかかる。

Consegna al Frantoio

オリーブオイルを美味しくさせる収穫時間は48時間以内。

まずは難しい地に網を敷く。

よーい、ドン!カチッ、カチッ、カチッ、カチッ・・・・・・

Durante la Raccolta
私が選んだVinciヴィンチFrantoioBALDUCCIOバルドゥッチョ社は、こだわりの規則を搾油希望者に要求する。
Balduccio nell'Oliveto

農薬栽培のオリーブはダメ。(農薬=毒と書いてあった。)

腐ったオリーブはダメ。(状態の悪いオリーブは返される。)

搾油後オリーブオイルを入れる容器にて

  - 汚い容器はダメ。

  - 臭いのある容器はダメ。

収穫を始める前に、搾油日時を必ず予約する。

Partono

そして、収穫時と搾油後のオリーブオイルが美味しくなるアドバイスをしている。

地面に落ちているオリーブは拾わない。

収穫したオリーブは、風通しの良いカゴに入れる。

1224時間内の収穫から搾油を目指す。

24時間以上になる場合は、オリーブを10cmの高さで保存することで、オリーブの発酵を妨げる。

搾油後のオリーブオイルを保存する容器は、キレイで無臭であること。
   - 絶対に食器用洗剤や酢を使用しない。
    - Soda(Soda Solvey炭酸ソーダ=Carbonato di Sodio炭酸ナトリウム)で洗い、Acido Citricoクエン酸を入れた熱湯もしくは熱湯のみで何度もゆすぐ。

Aspettare Tappando

フィルターで漉すことで、1年後も緑色のフルーティな辛味のあるオリーブオイルを味わえる。

オリーブオイルは、風・熱・光・臭いのないところで保存する。



予約の時間が来れば、ここの畑の収穫が終了してなくても、一旦止めて、Frantoioに持っていって搾油(Frangituraフランジトゥーラ)してもらう。

そしてまた天気予報とFrantoioの状況を見合わせながら収穫する。

Sta per piovere


カテゴリー【オリーブ】を参考に。

オリーブの収穫2016

ハーブで瓶を洗う

オリーブのハエ除け作業Moscadell'Olivo

オリーブを剪定するPotaturadell'Olivo

オリーブオイルの保存

オリーブオイルを試飲する

オリーブの収穫(2015)


ありがとう↓ 

2015年のイタリアの夏は猛暑だった。

日本の梅雨期、雨降りの中を歩くと肌寒いほどの気温だっていうのに、電話の向こうにいる夫の声は「イタリアは40度近くで午後は外に出られん!」と嘆きの声を思い出す。


オリーブの実に卵を産み付ける種のハエ(Mosca dell’Olivoモスカデッロリーヴォ)は、猛暑の為産卵期を逃し、オリーブの実は順調に成長期を過ごした。

10月前半の豪雨明けには、収穫を始めているところもあった。ハエたちの心配もなく、トスカーナのオリーブの実は、無事にオイルへと絞られたことであろう。

暑さに強い植物であり、ハエの産卵期を乗り越え、2015年のトスカーナのオリーブオイルは、どの農園でも出来が良かったのではないかと私は想像する。


一般的に売られているオリーブオイルを大きく二つに分けてみると、一つは表記されていないFiltratoフィルトラート、もう一つはGrezzoグレッツォとかNon Filtratoノン フィルトラート表記されている

Filtratoフィルトラートは、一般的に市場に出回っているものだ。フィルターでオリーブオイルを漉してあるオイルで、余計な成分を取り除き長持ちする。

Grezzoグレッツォ=Non Filtratoノン フィルトラートは、その逆で、フィルターに漉されていない純なオリーブオイルということである。しかし、時間が経つと沈殿物ができ、その沈殿物を除去しなければならない。沈殿物の中にある成分は、オイルの劣化を進める成分がある。容器から容器へと移し、沈殿物を除去する作業をイタリア語でTravasareトラヴァザーレという。10リットル以上のの大量購入をした場合、年に1~2回はTravasareトラヴァザーレをすることを薦める。


イタリアの小さな農園で直売しているオリーブオイルは、たいていGrezzoグレッツォのオリーブオイルである。フィルターで漉すには手間と時間と費用がかかる。

しかし、私は、少しでも美味しさを保たせる為に、フィルターで漉したオリーブオイルを薦める。

フィルターで漉したオリーブオイルは、冷凍することもできる。11月の搾り立ての味が夏に味わうこともできるのだ。講座で、こんな目の飛び出るような話を聞き、講師オススメのFrantoioフラントイオ(搾油工場)でこだわりのオリーブオイルを購入し、早速冷凍してみた。(高価でこだわりのあるオリーブオイルは、たいていフィルターで漉されてあるものが多い。)

7月の私の誕生日に解凍し、待ちに待ったオリーブオイルを試飲。うぉぉぉぉぉ!!忘れもしない搾り立ての味。感動・感激!

これは、特許を得たAntinoriアンティノーリ社の技法だそうだ。

一度解凍したオリーブオイルは再度冷凍はできない。小分けにし冷凍してみるのもいいかもしれない。


オリーブオイルの保存は、緑の葉緑素が飛ばないように暗室で、透明ガラスの容器の場合はアルミホイルや新聞紙でも巻きつけ、とにかく遮光することは鉄則である。できれば、20度程度一定温度が保てる場所で保存し(冷蔵保存はNG)、火の近いところでは放置しない。

少しでも長くおいしいオリーブオイルを味わって欲しい。

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