大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

タグ:マキちゃん

≪≪≪ 写真だけ前回の記事の続きです ≫≫≫

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記憶を甦らせてもやはりあまり記憶にない。

母と何時間もかけて話した記憶。

しかし、東京近郊で一人暮らしをしていた時には

母に日々電話をし、何かと相談していた。

あの頃、私の中の唯一の大人は

母だけであった。

私のことを一番に想って相談にのり

私のことを信じて生きていた。

そんな風に私もなるのか?

そんな風に子もなるのか?

Ragazzo


日々の生活の中で

話す時間てどのくらいあるだろう。

じっくり話す時間てあまりない。

diventa un concime


少年は、帰宅してもなんだかんだと

ゆっくり話すことはない。

私と夫は、アペリ中、報告し合うことが多い。

ケンカになっても言い合う。

そんなんで、食事の支度が遅くなる時もある。()

食事中、家族の一日を話そうと提案するが

食事の話題になったり、少年の食べ方のしつけで

唯一の家族団欒の時間がおじゃんとなり

意見を交換し合うお行儀の良い会話ができない。

食後は各々に過ごすことが多い。

友人が来るとあんなに何時間もおしゃべりして食事をするのに

家族だけだと・・・なんかまとまらない。

Bianco e Nero


少年とは、横になったときに話すことがある。

「今日はおしゃべりして寝よう」

少年も嬉しそうに床に就きたがる。

そこで、マキちゃんの頃のはなし

マキチの頃のはなし

マキさんの今のはなしをする。

「マキチのはなしして~」

いいよー。

話している内に、私が寝てしまう。

「で、それで?マキチどうなったの??」

zzzzzzzz。

il mio tappetino doc


散歩をしている時も少年と話すチャンスな時間。

でも世代が違うから、同じペースではもう歩かない。

歩いておしゃべりできた時間が貴重だったことを思い出す。

Camminare con Bstone


そういう訳で、一瞬の隙を狙って

話すことが多くなってしまった。

大きくなるにつれて、現実的な話。

私の経験談より、一緒に未来を触れるような

選択していく話が増えてきたように思う。

Mimosa in Gennaio


少年は、イタリアの小学五年生。

今年の九月には、十一歳で中学生。

小学入学申し込みの時もそうだったが

中学入学申し込みも

国立だとオンライン申請。

再び、選択項目の中に

Religioneレリジォーネ(宗教)を取るか取らないか

という項目がある。

Orizzonte del Montalbano


小学の入学相談で保護者会があった。

宗教の授業を選択しないと

どうなるのか、放ったらかしなのか

猛烈に抗議していた無宗教の保護者がいた。

un tocco di colore


私も夫も無宗教だけど

子には、宗教の授業を選択してあげた。

Strada nella Foschia


学校側の返事は

イタリアはカトリックだからカトリックを一番に説明するけれど

カトリック自体の教えは教会で学ぶ、という。

進めば、世界の重要な宗教を学んでいく、と言っていた。

Gocce di Natura


イタリアへ旅行に来て何を見る? 
-教会。

日本へ行って何を見る? -寺や神社。

例えばトルコに行ったら何を見る? -モスク。

などのように、世界の歴史は全て宗教から始まっている

といっても過言ではない。

歴史を学ぶことは、ある意味宗教を学ぶこと。

国の文化を知ることは

宗教を知っていないとおもしろくない。

これから大きくなって世界に興味が沸いたとき

宗教の知識があるだけでも

視野が広がるのではないかと思う。

Scheletro


今、イスラエルのユダヤ教について学んでいるそうだ。

歴史と宗教は繋がっているでしょ?

うん。

ボク、宗教の授業とるよ。

verso futuro


隙間な時間のおしゃべりでも

少年の理解力は、やはり成長している。

もっともっと良い子になって欲しいけど

ま、いっか。

一緒に未来を触れていこう。

Bosco Brilla

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晴れ、歩め!Sette Erbe

時間

 Grazie di aver visitato!

最後まで拝読していただきまして

ありがとうございました。

あ~もう少し。

手が届きそう。

あの雲、触ってみたいなぁ。

nuvola vicina

すぐ近くに見える雲が現れた。

手を伸ばせば、届きそうなほど近くにいる。

よく見ると、モコモコしたところが煮え立っているかのよにグツグツ動いている。


Cammino


歩いて手が届いた。

歩けること、手の届くことって、こんなに嬉しい。

最近だって、五月の手術後も、寝たきりの赤ん坊のように、下の世話までしてもらった。

そこにある飲み水さえ届かなかった。


Mamma e Figli


母の命日は七夕の日。

痛みを抑えるモルフィネが効いて、笑いながらスーっと天へ上っていった母。

手を伸ばしながらフワフワと織姫となって、天での愛を求めに去ったような。


2anni


私は生まれ、歩き、未来へ向かった。

今日きっと人生の半分を生きている私は、これが未来だったことを知り、その先の未来へまた向かう。

過去と現実と未来を振り返るよい機会が今日のこの日、誕生日かもしれない。


記憶と記録は目の前にある。

しかし姿は、あの雲のように手には届かない。


Primo Pomodorino come la mia guancia


今年のトマト。日照りにも関わらず、トマトは熟れた。

まるで私が2歳の頃のほっぺのよう。

パリッとした歯応えに、濃厚な味。

そうよ、そうよ。私もシャキッとして濃厚な人生を送らなきゃ!



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Bèret

マキちゃんの生地。

ずーっと持ち続けたマキちゃんの生地。

Piccola Maki

50cm四方くらいの端切れを

どうやって使うか

いつ勇気を出して使うか

ずっと迷ってた。

Tracolla

チラッと見えるトコロに使ったよ。

Bèret e Spilla di Farfalla

とてもセクシーな蝶が近づいてきました。

image

Come questa

春の香りと甘い思い出がプンプンします。

**********

私の好きな色、黄色の蝶ブローチは自分へのプレゼント。

Spilla di Farfalla ORIGAMARE

ブランドORIGAMAREを設立したKumiさんは

イタリアで和の伝統*折り紙*を伝授するアーティスト。

彼女のセンスは、イタロジャッポネーゼ。

テーマ、紙質、色選び・・どれもこれも魅力的。

イベント、インテリア、ブライダル等々活躍中。FB

大人のカッコイイ冴えるorigamiです。




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