大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

タグ:リサイクル

<お見舞い>

天災が少なく自然豊かな北海道。

イタリアにも地震情報が届きました。

心よりお見舞い申し上げます。

ヴィンチの丘を襲った竜巻を思い出させた関西地区の台風。

SNSでリアルなシーンを拝見し

大変お気の毒に思いました。

心よりお見舞い申し上げます。

この夏、我が母国、日本での天災情報が多く

ニュースを見るたびに、言葉を失っていました。

イタリアでも、あちこちで豪雨や竜巻など被害があるたびに

人事ではない、と受け止めていました。

あっという間に起こる出来事

いつ家を失くすか、いつ命を失くすかわからない天の怒り。

短気な天気は短くても容赦しません。

私たちは、天気と大地と共に生きていかなければなりません。

彼らからの無言のメッセージを

あのようにしか表現できない彼らの実態を

私は素直に答えようと思います。

それは、無言で。

私たちの意志と行動で。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Sbandiratori

少年は、この九月から中学生となる。

まだ十一歳で、日本の学年だと六年生。

日本にいたら、もう一年遅らせていたかもしれない。




夏休み終盤

少年へ断捨離を提案した。




少年は、快く請合った。

ついこの間まで、どれもこれも自分のモノだったのに。

絶対に、何にも捨てられなかったのに。




本人に

いるもの、いらないもの

コレクションにするもの、思い出にするもの

選ばせた。


特に、紙類は、処分しやすい。

お絵描きしたA4サイズのプリントの裏の絵の選択から始まる。


本人は、覚えてない絵だって

選択する絵と、現在のセンスが似ているところなんかおもしろい。


ほー、ソレ取って置くんだ。


Mercato dell'usato

先日、家庭の要らない物ガラクタフリーマーケットが

ヴィンチの隣村、チェッレートグイディで開催された。


ちょうどパリオの開催日で

ここチェッレートグイディもメディチ家時代化していた。

二つのイベント目掛けて、人もそこそこいた。




そのガラクタマーケットへ向け

私と少年は、ガラクタをセレクトした。


少年はトイストーリーのキャラクターフギュアも

DVDと一緒に売るという。

セットであるから、今はコレクションにしたら?

DVDだけにしなよ。

そっか。


少年は、お友だちからいただいたポケモンカードを

これまたいただいたカード用ファイルに詰めている。

ぎっしり埋まった。


Palio di Cerreto Guidi

あの日も暑かった。

半袖で、零時まで過ごせたほどだった。




ガラクタマーケットのお客さんは、子どもだけではなかった。


大人が、少年がセレクトしたアメリカ車のミニカーを買っていった。


そして、ポケモンカードを買いに来る大人も現れた。

一枚いくら?

ファイル全部でいくら?

えーっと・・・・・・・・・・・・・。


少年は、その場にいなかった。

誰も立ち寄らないだろうと信じていた少年。

誰も買わないだろうと信じていた少年。

他のマーケットを見に行っているところだった。




少年の帰りを待てば良かった。


私には紙にしか思えない。

全部売りさばいて家から消えて欲しい。

価値のわからない者が、破格でファイルを売ってしまった。


戻ってきた少年は、平気な顔をしている。


しかし、隣でマーケットをしていた親子が

Nooooooo!なんでそんな破格で売っちゃうのー!

と、焼きもきしながら見ていたらしい。


彼らは、遊戯王カードを一枚の価値を与えて売っていた。


まーね、何回もマーケットするんだったら

ゆっくり一枚ずつ売ってもいいけどさ。

処分と断捨離目的だからね。




カワイイ。小さな子が

少年がセレクトしたオートバイやシャベルカーに目が止まり触りに来る。

何回も戻って来る子。

自分でお金を持ってくる子。




わざと、敷物を敷いて地面に商品を並べたんだ。

子どもの目線で、低ければ低いほうがイイと思った。

少年がセレクトした動くおもちゃを

しゃがんで試して欲しかった。




値段を貼り付けておくと、無言で検討してくれる。

大人だって、子どものために大きな買い物をしてくれた。


少年の想像は大きく外れて

私たちのマーケットは、割と繁盛した方だったと思う。


この売り上げは、少年のお小遣いとなった。


8 sett. 2018

しかし、夜、寝しなに、少年が大泣きをしている。


どうしたんだ?


想像の外れた繁盛マーケットに後悔があったようだ。


特に、ポケモンカード。

それでもまだまだあるポケモンカードなんだけど。


さようなら、ポケモン。


少年は、断捨離を覚え、次へ進む。


Non lo butto

商品としては売れないたーくさんのおもちゃやぬいぐるみ、カバンや洋服は

物々交換する協会に届けることにした。


私は、そういうところで、作業着を見つけたりする。


少年は、セレクトする知恵を学んだようだ。


いつか卒業するおもちゃたち。


一つだけ選んだ。


もう少年が断捨離した物が並んでいた。


小さな子が、嬉しそうに持っていた。


少年も微笑んでいた。


Bambini

大人だって辛い断捨離。


断捨離を覚えることで

物の選択や物を大事にすることを学んで欲しかった。


ゴミのような物だって、必要としている人の手に渡れば

価値が上がるはずだ。


今後も、卒業していく少年の過去に

価値をあげていきたいと想う。



*過去の関連記事はこちら↓*

時に要する断捨離のある暮らし Mignecon le Gocce

隙間な時間 ipezzi di Montalbano

時間 ilmio compleanno



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前回のつづきから

Continuazionedalla pagina precedente.

Versione in italiano, andate giù.


**********


今と想いは変わらない。


再び読み直したとき

私は、自分が本当に成長したのか疑った。


いや・・この想いは、成長してはいけない。


保ち続けなければいけないと思った。


保ち続ける以上に、さらに強く想いが募り

今は、我が大地と我が子孫を守ろうと

現代の手段でアピールしている。



20年弱が経ち、時代が変わった。


ひと人生生きていると、時代も変わるものだ。


祖母の戦争前後期、母の経済成長期

私のバブル崩壊とIT社会。



どんな状態でどんな世の中でも

自然と共有しなければいけないことは変わらないはずだ。



モノや情報が飽和な現代。


便利なモノもゴミを出さないような工夫があれば

どんどん新しいモノは生まれてもいいと思う。


個人情報が飛び交うSNSだって上手く使えば

自分がアピールできる画期的な手段だと思う。


no title - object - parte

現在

ヨーロッパ基金よりトスカーナ州が運営した

農業士養成講座を受け、剪定士認定のスキルを持ち

ブドウとオリーブ栽培に関わり

念願の我が家の目の前のヴィンチの丘を歩き回り

経験積みに励むチャンスだ。



その現在の経験や今までの歩みを

SNSであるブログなどを通して紹介している。


忘れがちな自然の美しさを私の目線と視野で撮り


忘れがちな生活の工夫


忘れがちな幸せに感じる・・感じなければいけない一瞬


忘れがちな大切にするモノとコト


忘れがちな私たちの五感と第六感


忘れがちなホントウの自分


・・・を一緒に再見できれば・・と願っている。


Scatola in carta pesta

ヴィンチの丘では

私と似たような考えの人間がいることを知った。


ヴィンチの丘を歩く会


小さな農園のローカル食品グループ


ヴィンチの丘を農薬から守る会


などの人たちとの交流が増えてきた。



そんな彼らから、写真や作品の評判をいただき

この度、ヴィンチの丘のグループが企画する

EcoVinciエコヴィンチという第一回目のフェスティバル

の参加を依頼された。



2001年の頃と同じ気持ちで

デリケートな「紙」という素材で

リサイクルと日常とアイデアを発信しようと思う。


そこで、ピリピリテレパシーが交信できる

フィレンツェで活躍する折り紙先生Kumi Suzukiさんの

Origamareブランド

Origamiを学ぼう!ワークショップと一緒に

私の一部の作品を展示し紹介する運びとなった。

彼女の和洋折衷な・・どちらかっていうと欧的なセンスは

伝統の折り紙にとって

斬新且つ西洋人にもとても受け入れやすいスタイル。

人気絶好調で多忙な中

快くコラボワークショップを引き受けてくれた。

同じKamiでも使い方が変わると

こんなに趣を見せる素材に、注目して欲しい。



フェスティバルは

レオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとVinci村で

69日と10日に行われます。


私たちは10日の日曜日に

みなさまとお会いすることを心より楽しみにしております。


Recycle Art objet


Non sono cambiata niente.....


Dopo che ho riletto questo prologo,

ho avuto un dubbio

di essere cresciuta o no.


Ma...aspetta...

Non devo cambiare

questo pensiero per sempre.

Io devo mantenere.

Anzi, oltre a mantenere

è ingrandito questo cuore

per la natura e il figlio.


Sono passati quasi 20 anni.

E' cambiata anche l'epoca.

Così vivo quasi mezzo secolo

posso stare nelle diverse epoche.

L'epoca della nonna è

un periodo di guerra prima e dopo.

L'epoca della madre è

un periodo di sviluppo forte ed economico.

La mia epoca è

un crollo dell'economia effimera

e una società informatica.


Comunque, qualsiasi situazione

dobbiamo rispettare la natura.


Oggi è un eccesso d'informazione e le cose.

Ma...sono d'accordo

che nascono tante cose nuove

se compensando e studiando

come le finiscano.

Anche SNS, se usi per bene

io credo che

è una sistema molto attivo.


Recentemente,

io ho fatto un corso di agriformazione

della regione Toscana nel fondo Europeo

e ho avuto un certificato di competenza

per la potatura degli olivi e delle viti

incluso la sicurezza del lavoro.

A volte, dò una mano a diversi vigneti

e ho alcuni oliveti in gestione.


Così vi presento la nostra natura bellissima

tramite questo blog.

Anche se non capite

cosa ho scritto in giapponese,

spero che ho trasmesso

i messaggi sinificativi dalle mie fotografie.


I messaggi.....

-la natura è bella e dobbiamo condividere

-avere le fantasie nella vita

-sapere un momento felice

-bisogna tenere sempre bene le cose

-usare i cinque sensi e sesto

-io devo essere io


Cornice in carta pesta

A Vinci dove abito

c'è gente che la pensano come me.

G.A.S.Millepiedi

BiodistrettoMontalbano

MontalbanoDomani

(ci sono tante altre associazioni)

Con tutte queste associazioni

e comuni intorno

hanno organizzato un festival EcoVinci

con bellissimo concetto.

Quasi...

tutto quello che volevo dire da un mò.


Io parteciperò a questo festival

con la mia cara amica Kumi Suzuki.

Lei fa istruttrice di origami

che ormai sapete tutti

la nostra cultura Giapponese,

piegare la carta diventa un oggetto

o un giocattolo o una cosa utile.

Il suo brand è ORIGAMARE

che ha super buon gusto oci-orientale.

Origamre farà un workshop di origami.


E insieme con lei,

io mostrerò alcuni oggetti del 2001.

Passto ed oggi

Una piccolissima mostra

di carta pesta della carta riciclata.


Venite a provare origami

e scoprite fantastiche creazioni.


Queste due artiste hanno riutilizzato

un modo diverso.

Ma è sempre la carta

e hanno fatto nascere

la seconda vita della carta.


Seguite su facebook di EcoVinci

vi darà tante informazioni.


Il festival è a Vinci

dove è nato un genio Leonardo Da Vinci,

giorno 9 e 10 Giugno 2018.

Ci saremo domenica 10 tutto il giorno.


EcoVinci


Vi aspettiamo con super piacere!


Grazie.

Obata Maki



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出会いを祝ったSanValentino

ゴミとならないお持て成し EkoeFirenze BIO

GASローカル興しのBIO商品


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Casa di Natale solstizio d'inverno

イエス・キリストの誕生

十二月二十五日

カトリック信者はこの日を祝う。

信者でもない人々もこの日に集まったりする。

世界の各地で、同じ気持ちでクリスマスを祝う。

mondo


プレゼントを贈ることは、愛の印だそう。

こんな日が一年の内にあってもいいじゃないか。

物品を贈る産業クリスマスの中

そして駆け足の時の中

時間≫のプレゼントだってあっていいと想う。

Regalo di Natale per Figlio

少年へのプレゼントは「お年玉」と「一緒にいてクーポン」


私はカトリック信者でもなければ仏教徒でもない。

大袈裟な言い方をすると

自分を信じたり、個の人生に想いを寄せたりする。

私へのプレゼントは、家族が平和でいること。

zona l'albero di natale


縋る想いの宗教には、各々に教えがある。

勉強はしたことないが

時々耳や目にする話に、はっとすることが多々ある。

否定することは決してない。

angolo di Natale


誕生≫を恩恵に浴する。

生命の誕生に。

太陽の新生(冬至)をも祝う。

case natale con panorama


このように自然と共に誕生してきた私たちは

破壊することなく

全ての人が・・大地が・・

幸せに生きるべき誕生してきたのである。


生きていれば

生きるために、苦しいことが90%でも

10%の幸せは、必ず持ち合わせているはずだ。

その・・実は・・ほんの少しの幸せを感じるために

私たちは誕生してきて、分かち合っているのではないかと想う。

Deco Natale


だから

無宗教の私だって

クリスマスのこの日は祝うのである。

全ての誕生に。


世界が平和でありますように。

case natale ognuno-


我ふるさとニッポンへ、メリークリスマス!

Buon Natale a Tutti nel Mondo

 Have a very Merry Christmas


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ご褒美とギフトにバイオダイナミックワイン ViniBiodinamici 2016

ストップダンス iBracci Lignificati

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ありがとうございました。

Luna Sempre Oro


お月様ライト

Sempre Lunaセンプレ ルーナ 

Luna Sempre Bianca


Lampadario / Light

Carta Pesta / Paper Màchè

Carta Riciclata / Recycling Paper

Hand Craft by Nalu & obatamaki



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



2017年のスーパームーンは、十二月四日の満月の夜空にあった。

遡って一月にも十一月にも、月は地球に接近していた様子だが、新月だったそう。

Luna Piena verso Vinci


近頃寒い快晴な夜空に、月は煌煌とヴィンチの大地を照らしていた。

眩しいほどであった。

Luna Rosa


朝目覚めると、きんと冷たい空気が伝わる真っ青な空に、雪山の方だけピンクに染まった朝焼けの中に、大きくまん丸でうっすらと透けた月は、静かにこちらを向いて・・・まるで私を見つめているかのように、「おはよう」と声をかけられたようだった。

あっ、おはよう。

素敵で素敵で、こっちまでピンクに染まりそうなほど、見惚れてしまった。

Luna Rosa Montagna Rosa


照らされて、見惚れて、飛ぶのも忘れてしまうほど。

Tarassaco di una mattina


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誰でもできる月生活

誕生のクリスマス BuonNatale

ありがとうGrazie↓


家族て在るのではなく つくるもの”

La famiglia non è che esiste, è da costruire.


la famiglia non è che esiste, è da costruire


Art from recycled paper

90 x 90 cm

natural color and tint with caffè 


***************


私は、この世に生まれて、家族の一員となった。


世の中の子と同じく

喜ばれ、期待され、教育され、独り立ちする。

la famiglia non è che esiste, è da costruire 2


家族て在るものだと思っていた。


ある時、父と母は離婚した。


在るはずの家族は、二つに別れた。


ある時

離れていても私を愛してくれた父と

私を静かに見守ってくれていた母は

各々に早々と他界した。


小さくなった家族は、とうとう消えた。


独りでは、族とはいえない。

la famiglia non è che esiste, è da costruire 1


ある時、私は恋をした。


その恋人と暮らし始めた。


ある時、思い出した。


小さな家族のようだ。


家族とは、二人から始まるみたいだ。


ある時、そんな想いをつくった。

la famiglia non è che esiste, è da costruire 3


ある時、この世に生まれてきて

家族の一員となった子がいる、今。


子は、家族が当たり前のように存在し

いつか独り立ちし、新たな家族をつくるだろう。


九月の終わり

私の族の共と十七年目の結婚記念日を迎えた。

Olive attaccate la simmetria

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