大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

タグ:夏休み

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私が小豆島に行きたかった一番の理由は

日本のオリーブ畑を歩きたかったからである。

小豆島にフェリーで着いた途端、オリーブの木があちらこちらにある。

バスまでもオリーブバスなどという名称になっている。

島は、オリーブで有名になり島の経済を回しているようだ。

オリーブ牛、オリーブ豚、オリーブ素麺、オリーブソルト・・・

勿論オリーブオイル、オリーブオイルドレッシング、オリーブ塩漬け

オリーブ茶、オリーブソープ、オリーブローション

オリーブオイルクリーム、オリーブオイル化粧品・・・

日本人の開発力やビジネス力に驚く。

オリーブを使ったことでオリーブの効果がどこまで発揮できるか

私は疑問だが、土地興し的なマーケティングは日本に向いている。


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しかし、小豆島に着いてすぐに気がついたことがある。

私は、トスカーナに住みオリーブ栽培をトスカーナで学び

トスカーナで独自栽培をしていることもあって

小豆島のオリーブの樹形や剪定の仕方が

私が学んだ剪定と全く違うことに一目瞭然だった。

私たちがざっくり二つに区別しているフルーツ樹形と

正真正銘オリーブ樹形(それでもいくつもあるが)に例えたら

フルーツ樹形っぽく、なんかモサモサしているのである。

枝もヒョロっと上へ伸び、中心部も枝だらけ。

目にするオリーブがどれも似たような剪定でなんか納得いかない。

なんでだろうな。


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小豆島で唯一か数少ないであろう有機で栽培している

オリーブ業一本で賄っている農園を訪ねることにした。

この人もいい人だ。わざわざ宿舎まで迎えに来てくれた。

島の不便さを分かっているからであろう。

有機農園のご主人も、東京からの移住者であった。

オリーブに魅了され相当の情熱があっただろうと想像する。

ご主人は、土地を数件借りてやっているそうだ。

私と同じだ。移住者は土地を持っていない。

だから島民が面倒見きれなくなった土地を管理しているのだ。

だからあっちこっちにあるそうだ。


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それで、剪定の質問をすると

「あの樹形は間違ってはいないんですよ。」

「あ、そうなんですか?」

「小豆島はもともとみかんの栽培が盛んだったんです。」えーっ!

あのフルーツ樹形だなーと眺めていた樹形は

みかんの木の樹形だったのであるw

みかん農園の方たちが、巷でオリーブが騒がれ始めて

オリーブ農園に切り替わったのだそう!

だから、オリーブ栽培はみかん栽培のつづきなのだそうだ。

収穫もみかんのように一粒づつ収穫しているんだそう!

地面に編みを敷いてガタガタと振動機で落とす

イタリアの収穫風景なんて未知の世界なのであろうか

それとも野蛮な世界なのであろうかw

イタリアのオリーブ栽培からすると

手摘みでお腹のポケット(籠とか)に仕舞い込むやり方は

大袈裟に言うと100年前の話かもしれない。

オリーブ文化の国は、どれほど収穫に時間をかけてはいけないか

そこで採算があわなくなってくることを知っている。

収穫してすぐに搾油した方が良いことは日本人も認識済みで

各農園に少量でもできる小型搾油機を持っているそうなのだ。

人件費をつかってまでも丁寧に摘んで

様々なオリーブ商品に展開するのが日本のやり方なのである。

オリーブの収穫をイタリアより早々から始めているのも

塩漬け用だったり

、超ポリフェノール満点のオリーブオイルだったりと

オリーブオイル文化の国と違う商品を目指しているそうなのだ。

時期をずらして化粧品用オリーブの収穫をして

肌にしっとり馴染ませるベトつかないオリーブオイルを生産したりする。

食品として使うには不味なオリーブオイルは

実は、収穫期を遅らすことで強力なオリーブの持つ成分を抑え

アレルギー肌にも対応し、香りもソフトになり

化粧品として最適になるのだそうだ。

オリーブオイル100%の無添加には間違いない。

そしてお茶の国ニッポン。

オリーブの葉の効能に注目し

飲料のお茶や飼育用に葉だけ栽培していたりする。

ちなみにイタリアでオリーブの葉のお茶が一般に出回らないのは

薬草として肝臓の病に効果があると知られている。

摂取過ぎに要注意と薬草師は言う。

そんな葉摘み用オリーブの木は若く、実をつけない状態で

葉だけ刈り取られていくそうだ。

だからオリーブの苗木屋さんを見かけるし

小さなオリーブの木もあちこちに点在する。


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しかし、日本でオリーブ栽培は不向きなのではないだろうかと

ご主人は言う。

まさに私が伺った梅雨真っ最中の小豆島は

草が生い茂る時期である。

ご主人は、刈っても刈っても生えてくる草刈りの日々。

トスカーナでオリーブ栽培してる私がここにいられるのは

トスカーナは、初夏の草刈りをすれば

乾燥で草は生えてこないのである。夏は茶色い大地のイメージ。

年に2回ほど草刈りすれば大丈夫だったりする。

それをご主人に言うと、驚かれそして項垂れた。


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そして日本でオリーブ栽培に不向き

なんじゃないかという決定的なことは

日本にしかいないオリーブアナアキゾウムシとかいう

寄生虫が存在していることである。

イタリアでの寄生虫はオリーブミバエという

オリーブの実に卵を産み付ける小さいハエである。

ミバエの産卵期が収穫時期に近いと収穫したオリーブの実と共に

搾油されてしまい酸味が強くなってしまうところが欠点。

オリーブの実の成長期に産卵されてしまうと

三週間で飛び立っても、実が傷んでしまう。

日本に生息するオリーブアナアキゾウムシは

オリーブの根本や新梢や葉を食べて

オリーブの木を枯らしてしまうそうなのである。

枯らしてしまっては大変だ。

そこで有機栽培のご主人、毎日毎日畑を見回り

ゾウムシをひっ捕まえているのである!

日本でなかなかオリーブの有機栽培ができないのは

その寄生虫をやっつけるために

殺虫剤を撒かなくてはいけないそうなのである。

そこだけが難点な部分なようだ。

イタリアでミバエ退治の有機栽培は

色で誤魔化す方法で、白くカオリンや石灰を撒く。

それだけで全然違うんだから、ゾウムシの研究できっと

有機で簡単に予防できる方法が見つかるはずだ。・・と思う。

ご主人は、ゾウムシを飼って、日々研究している。

ご主人のオリーブ栽培の情熱が、ゾウムシ退治の研究まで・・・。


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ポリフェノール満載のオリーブオイルも是非試飲してみたかったし

もっともっと情報交換でもしたかったが、農業人に時間はない。

ご主人の血と汗の有機オリーブオイルは

東京の方が応援してくれることが多いそうだ。

私も微妙に察したことは、地方の人たちより

都会の人たちのほうが、地方に興味をもって応援している。

島での開業は

移住者と島民との引き合いでぶつかることもあるであろう。

それでも島の外は、やはりいいことといいものを見分け求めてくる。

一刻も早くアナアキゾウムシ予防法を生み出すことを祈っている。

・・祈っています。ありがとうございました。

ご主人に、オリーブ公園まで送ってもらった。


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オリーブ公園でランチをすることにした。

オリーブ豚と瀬戸内産レモンのチャーシューラーメンと

温かいオリーブ素麺を注文した。

なんだか味的にあまりよくわからないけど

お土産にしない代わりに土地で食べておく。

オリーブ公園には、小豆島にオリーブが植えられた歴史館がある。

日本の中で一番地中海性気候に近い場所

それは小豆島ということで国が試験的に植え

定着したことから、オリーブの研究と生産が始まったらしい。

しかし、日本でオリーブの何を求めたのであろう?

公園内のオリーブは大きく、トスカーナをイメージさせるが

枝が多すぎるのと葉に元気がない。

どれも台風で倒れないよう支える設置がしてある。

「もう少し中央の風通しを良くしたらどうですか?」

「そうですね。風が抜けやすいかもしれないですよね。」

ともう一軒オリーブ農園を訪ねた栽培部の若い部長さんが答える。

彼も東京からの移住者。総務さんも関西からの移住者。

情熱をもったオリーブ好き移住者と

ミカン栽培から移転した島民。

こんなにオリーブ騒ぎじゃ、もうオリーブ業から離れられない。

オリーブだけでは生計が困難なことは世界どこでも同じようだが

マーケティング上手なニッポン人は第六次産業まで展開していく。

島興しから始まった瀬戸内芸術祭もかなり恩恵を受けてそうだ。

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海に囲まれ、オリーブは常に海の風に揺れている。

歩くビーチには誰もいない。

雨が降ってきた。誰もいない海の家で雨宿りしよう。

誰もいない海の家だと思ったら、主がいた。

「あぁいいよ、雨宿りしていきなさい。

この雨でわしはちっとも儲からんよ。」

雨が多すぎてもいけないし、暑すぎてもいけない。

農業もほどほどの一年が毎年来ればいい。

土地を守りながら、土地に合う農業で、土地に合うビジネスで

土地に合う暮らしができたら最高なんじゃないかと思った。



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ブルーな島、清い島SetouchiRegion - Shòdoshima vol.1

親切な島、甘辛い島SetouchiRegion - Shòdoshima vol.2

 『オリーブをモスカから守るgiàinvaiatura



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・ つづき ・
差し出された透明傘とコンビニの超軽量傘をさしながら
大粒の雨の中、歴史あるお醤油の蔵ヤマロク醤油を訪ねた。
雨だから外には誰もいない。
「すみませーん、観光客でーす!」
と私が大声を出すと少年は嫌がる。母は気にしないw
ここまで来て閉まってるなんて悔しいじゃないっ。
「あ、いらっしゃいませー」
よかった・・、誰かいた。
わざわざ来るんだから蔵を見たいに決まっている、のであろうか
早速、見学案内して下さった。
見学の前に一つ。
服に着いている菌を落としてくれ、という。
なんだか本格的になってきたぞ。
どうしてここに来たのか尋ねられた。
なぜなら、ここ数年立て続けにTVで取材されまくって
イギリスのBBC局まで取材をしに来られたそうだ。
その後、一度見てみようと訪問されるお客様が
後を絶たないのだそう。生産も追いつかないそうだ。
ヤマロク醤油のもろみ蔵は100年以上前に建てられ
国の登録有形文化財に指定されている。
その時からの梁や土壁には酵母菌や乳酸菌たちが暮らしていて
そんな蔵の杉桶も醤油造りに欠かせない菌たちがいて
成り立っているのだそう。生きる菌の音まで聞こえるそうw
だから訪問者が連れてくる菌に気をつけているそうだ。
醤油造りに必要のない菌が生まれると
また違うものになってしまうのは、納豆等も同じであろう。
蔵の中の桶の上を歩かせてもらったが
確かに微生物の生命力のようなものを感じぞっとした。
醤油をつくるのは職人ではない、蔵と桶の菌だという。
その微生物の力は、なんだかワインにも似ているようにも思えた。
ビオディナミワインを造る農主も似たようなことを言っていた。
私たちはブドウに手を貸すだけだと。
私は専ら大地を歩く助っ人で
知識と腕と力を要する蔵の造酒はなかなか勉強不足だが
それでもブドウをそのまんま収穫して
発酵させて熟成させて
安全に果実を酒にするのだから
果皮のちからやそのものにくっついてきた・・生まれた菌のちからは
未知の世界で神秘な世界なのである。
見えないものに魅了されると
時間と経験とそして私たちがもつパッションで
その見えない世界たちと交信できると私は信じている。
彼らも自然の力で威力を発揮し
私たちも私たちがもってうまれた六感を発揮すれば
双方の力で、美しい味が生まれ、食が豊かになると信じている。
逆を言えば、添加物で調合しなくても、美味は生まれるのである。

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現在、100~150年はもってしまう桶の
桶作り職人がいなくなることに危機を感じ
次世に承継させる木桶職人プロジェクトを呼びかけている。

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蔵の様子を説明してくれた見えない世界に魅了された従業員は
千葉県出身の方でこれまた意気投合した。
少量生産なのに需要が増えてしまったせいで醤油は品薄だった。
仕方なく小瓶で数本ずつ
あっさりした口当たりに後で甘味を残す煮込みに最適な醤油と
二年熟成させた醤油でさらに仕込まれ熟成された
濃厚でまろやかなかけ醤油に最適な醤油をゲットした。重い・・・。

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帰り方などを質問していると、土地に詳しいという従業員の方が
顔を出してくれた。この方もなんと東京からの移住者。
帰り方どころか、小豆島の歩き方をいっぱい教えてくれた!
オススメランチ、オススメディナー、オススメジェラート
オススメそうめん工場、オススメ佃煮工場etc.。
「わー、明日早速行ってみます!!!」

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まだまだ雨が降る小豆島。
開き直って親子は雨の中を歩く。
すると、「乗っていきなさい。」と女性が車から声をかけてくれた。
「え、え・・・」
「いいから、いいから。私もヤマロクの従業員よ。」
「えー、ありがとうございますー!」
彼女は島民だそうだ。車中おしゃべりに花が咲く。
徒歩とバスじゃぁ何時間もかかるのに
やたらと帰途が短く、おしゃべりの時間もあっという間に過ぎていった。
なんだか不思議だなぁ、小豆島って。
向こうから助けの手を差し伸べてくれる。

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東京からの移住者Sさんの小豆島コースを歩いてみよう。
宿舎に戻って、佃煮工場にメールでアポをとる。
佃煮屋さん、いい人そうだ。
心配して行き方や時間をいろいろ考えて下さった。

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やっぱりいい人だった。
私と少年の訪問のために
昆布の佃煮を一から拵えてくれていたのである。
こちらの佃煮は、ヤマロクさんの煮込みに最適なお醤油を
使っているそうで、佃煮まで生きる菌が乗り込みそうな勢いだ。
薄暗い工場のその醤油で煮込んでる釜から出る湯気は
それもまた生きる湯気に見えて仕方がなかった。
ちょっと早く着いてしまった。
小豆島食品の主は、私たちが着いた頃に佃煮が仕上がって
ホカホカを試食!という計らいだったそうだ。
「私たち、何時間でもいますっ!」
なんというご縁なのであろう・・・ 佃煮を見学していると
ヤマロクさんの東京からの移住者Sさんがやってきた。
「うわー、もう一度会いたいと思ってたんですー!!!」
またおしゃべりに花が咲いた。
Sさんは、マイ瓶持参で佃煮を調達しに来たそうだ。
っもう、美味しすぎて、ご飯がすすんじゃうんだそう。
こちらの小豆島食品の佃煮は原材料にもこだわり
その原材料がもつ旨味を十分に引き出した
シンプルさが美味を生んだ佃煮なのである。
昆布で出しをとり、ヤマロクさんのお醤油で汁をつくり
ビッグカットな鰹節をどっさり加え、千切りの昆布を加え
無漂白の砂糖を加え、ひたすらかき混ぜるのである。
かき混ぜるところを体験させてもらったが
材料の濃厚さに、重いのなんの。これ毎日やってるのー?!

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主がかき混ぜている間、Sさんは近所の麹所の味噌を
調達しに行くということで、これはおもしろい!
私たちもくっついて行ったw
作業はしていなかったが、工場を見学し、お話を伺った。
この麹屋さんで、生味噌を三種ゲット。
スーパーの味噌は、発酵止をしているので
冷蔵庫に仕舞う必要はないのだそう。
しかし、生味噌は、発酵し続けているから
低温なところに置いておくことで、発酵進度が遅くなるのだそう。
ということは、生味噌は生きているのかっ!

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東京から移住してきたSさん、小豆島に恋している。
小さい島なようで何でも揃ってて不便はないそう。
「ネットでお買い物しても翌日着くんだよ!」ワオ
とにかく島の人々が優しくって人間味があって
この暮らしを味わってしまうと東京に帰れない、と。
玄関には、ご近所さんから野菜の差し入れがあるそう。
何も言わなくても、向こうから親切を運んできてくれる、という。
あぁ、傘のおばちゃんのことだ・・・

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私たちは、出来たてホヤホヤの佃煮の試食会を始めた。
この昆布の佃煮は、生卵ご飯と食べるために作った佃煮。
アツアツのご飯に
ホヤホヤのたまこまめごはん佃煮をたっぷりのせて軽く混ぜ
島の放し飼いのニワトリさんのプリップリ卵を落としてかき混ぜる。
別口でお醤油を足すのではなく、この甘辛い佃煮で嗜むのである。
こんなに美味しい生卵ご飯食べたことないっ!
本当だったら、3回ぐらいお代わりしたいw
ということで、佃煮をイタリアへお土産にして
イタリアで再現することにした。すぐ終わっちゃうよ。

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Sさん、ありがとう。
私は海外移住者だけど、国内移住者と気分は同じだと思う。
移住先の住人の受け入れ方と移住者の表現で
全然暮らし具合は変わってくるのはこういうことだ。
Sさんは、島から頂いた親切をこうやって
私みたいな旅人に親切を分け合っている。
みんながいい気持ちになって、なんて素敵なことなんだろう。
私もどこかで親切を分けたい。
それは日常の中だって、家族だっていいはずだ。
とっても大切なことをこの島で知って、私は来た甲斐があった。


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私と少年は、瀬戸内海に浮かぶ小豆島をめがけた。
私たちは荷物が多い。
ワイン&オリーブオイル会用の荷物が減っても
その隙間を縫うようにお土産が増えていく。
だから最小限の移動手段をいつも考えていた。
岡山駅から一本で行けるバスが出てる新岡山港から
小豆島行のフェリーに乗ることにした。
あれほどフェリーに乗る楽しさを覚えたことはないだろう。
少年も私もはしゃぎまくった。座っていられない。
いつか訪れてみたかった念願の瀬戸内海だ。
まさしくもイメージ通り、海も島々もブルーのグラデーションが
私の視界に広がる。
何度もシャッターを切ったがどれも同じだろう。
ブルーのグラデーションが美しくて
それをカメラに仕舞い込もうとしていたかもしれない。
しかし我に戻って、海の風に身を任せることにした。
あぁ、この景色が毎日見渡せるところに住んでみたいなぁ。

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私は、瀬戸内芸術祭の混雑を避けて小豆島入りしたはずだった。
のんびりだろう島の本当の顔を見てみたかったからである。
しかしそれでも観光客はすでにいた。梅雨の平日でも。
観光客は、どうやら中国人のようである。
フェリーで見かけた日本人らしき人は、小豆島に帰る住人のようで
ポツンと一人で座り、居眠りをしている。
島といっても交通手段がないと移動が難しそうな大きさだ。
トスカーナのエルバ島を想像しながら計画することにした。

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島では大浴場がある国民宿舎に宿泊することにした。
芸術祭の混雑は避けられても、サービスは芸術祭期間のみという
国民宿舎の送迎サービスでは
途中まで地元バスに早速乗らなくてはいけない。
イタリアだったら停留所のアナウンスは無い。
ん十年前、イタリアに一人で初めて到着した日
若き時代の怖いもの知らず精神 «できる!やる!»
言葉もわからないのにバスに乗っちゃって
ぜーんぜん違うところに行っちゃった痛い思い出がある。
だからバスに乗るのは慎重にそして緊張する。
しかしここは我が国ニッポン。言語が通じる。
っもうこれだけで旅はかなり余裕が出る。
時間と場所を確認しまくり、コレだろうバスに乗り込んだ。
観光客慣れしたオリーブバスは
やっぱり停留所ごとにアナウンスしてくれた。ほっ。
こういった島でネットだけで乗り切ることは不可能である。
指定された停留所で降りたら
宿舎に電話で一報しなくてはならない。
旅をするのに、通話ができる携帯電話を持ってて本当に良かった。
電話が可能なだけで客としての信頼度もぐんと増すのである。

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どんなに想像してもブルーのグラデーションイメージしか出てこない。
不便度や便利度、本当の観光ポイントなどの詳細は
やっぱり現地に出向かないとわからないのが旅である。
ハプニングだってつきもので、そこに行けてない可能性だってある。
だから宿舎の予約は素泊まりにしてあった。
食事は、現地の様子で決めたかった。
少年の口の好みに合わなかったら食事が勿体無い
プラス、2度食事のことを考えなくてはいけない。
あぁ、私一人だったらどんなに楽だったことか・・・。(!)
しかし、島と言えども海鮮ばかりではない。
小豆島は、オリーブ牛、オリーブ豚、オリーブ麺とか・・
いろいろ工夫された特産がある。
そして、交通が不便で、夜な夜な歩き回れる所に宿舎はないし
一日の旅の疲れを癒やす大浴場の後とお食事タイムまでの間
地元ビールと地元つまみでのアペリの後、もう動けないw
結局のところ、国民宿舎の食事を毎日予約することになった。
少年もほんのちょっと我が家スタイルの時間が過ごせ
そしてお食事もご飯お代わりジュース飲み放題に大満足していた。
それと男湯一人で泳ぎ放題の大浴場からは少年の鼻歌まで聞こえたw
私が風呂上がり食事の前のビール選びに花を咲かせていることに
宿舎の受付の男性も気がついたようだ。
私に寄ってきて、自分好みのビールを説明してくれた。
翌日、ビールの感想を伝えると次のアドバイスをしてくれる!
小豆島の特産を使って小豆島で造られているまめまめビール。
とっても独特な味がした醤油のもろみを使った黒ビール
受付人オススメの柑橘系の赤いビール
こんなところにも?!米麹とお米を使った金ビール
次はこれが飲みやすいよとアドバイス付の柑橘系すっきりビール
クラフトビールの楽しいところは、バリエーションではないだろうか。
日々の楽しみが増えた。

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それにしても私たちはツイていない。
晴れが多いと言われる瀬戸内に来ているのに雨の毎日。
梅雨だから仕方がない。
雨に濡れてもへっちゃらな格好をして
ジャブジャブ雨の中を歩いた。
そんな雨の小豆島では、蔵めぐりがよいかもしれない。
国民宿舎の無料送迎で最寄り停留所まで連れて行ってもらい
その停留所からバスに乗って行きたいゾーンの入り口で降り
私たちの探索が始まるのである。
オリーブオイルソムリエの友が小豆島へ行くなら是非ココへ!
と薦めてくれた蔵が二つある。
いっぱい軒並ぶ中、そこへどうしても行きたい。

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ひしおの郷さとと呼ばれる塩を加えて発酵させた塩蔵品
醤油や佃煮工場が軒を連ねた一帯があり
建築も明治時代スタイルを残し現役に活躍している。
その一角の裏道に森國酒造がある。
小豆島の米と湧き水を使った島唯一の地酒だそうだ。
これは話を聞いてみたい。
メールでアポをとり、伺うことにした。
酒造の主は、女性であった。
今思うと、私と同じくらいかそうたいして歳の差はないように思う。
森國酒造の歴史、米と湧き水と酒造りの誇り
杜氏とうじや蔵人くらびとなど酒造職人の確保
同じ県でも島民出身ではない地元との交錯
などなど話は尽きずなんだか前から知っている人のようにも思えた。
女将は「どうそ試飲をしていってください」とバーに案内して下さった。
築80年の元佃煮工場を、そこにあった古資材を残しながら
現代風にリノベーションした島とは思えない素敵なバーで
次から次へいろんな種類のお酒を試飲させて頂いた。
どうせならどれもこれもゆっくり試飲したい。
カフェのメニューを注文し超豪華なアペリティフとなった。
このお酒に合う料理を・・と瞑想が広がる。
試飲をしていると、どうしても買いたくなる。
イタリアへ重いのに二本、小豆島の米と水で造られた純米酒と
アルコール度数8度米のモストのような生酒風吟醸酒をチョイス。
雨さえ降ってなかったら、地酒森國酒造さんの後
小豆島の百選級の棚田を見に行きたかった。
そして湧き水も掬って飲んでみたかった。

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近くの山から湯気が立ってるような近い空の大粒の雨の中
バスを待った。小学校が終わった時間のようだ。
黄色い帽子を被った子どもたちがバス停にやってきた。
子どもたちは、観光客に警戒していた。
「お母さん、写真撮るのやめなよ。」と少年も言う。
きっと今までに何かあったのかもしれない。
バスの中は、半分は観光客であった。
子どもたちや地元民の座るところがない。
とても申し訳ない気持ちになった。
芸術祭が始まる頃は、もう夏休みだ。
それまで島の観光とは縁のない子どもたちは辛抱を強いられる。
バスを降りて、そこから歩いた。
二本あった傘の内、百均の二百円傘は壊れ
コンビニで買った超軽量の小さな折りたたみ傘で歩いていると
後ろからクラクションがなった。
あぁこんな細い道を横並びで歩いているからだ・・と
申し訳なく振り向くと、車の中から透明傘を差し出すおばちゃんと
後部座席から覗き込んでいる子どもがいる。
「ホラ、この傘使って!」
「えっ、ど、どうしてですかっ!!」
後ろから車が来ている。
「ありがとうございます!!!」
傘を受け取って、行ってしまった・・・。
私と少年は呆気にとられた。
その透明傘は次に困った人へ渡そうと旅の間大事に使うことにした。
大人の私だって急な親切に驚いたのだから
大人に近づく少年はもっと驚いたようだ。
「なんで傘くれたの?」
親切、知らない人から知らない人へ、旅の話をしながら
次へ歩いた。
つづく。


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田舎とは、都会から離れた土地とか故郷とかいう意味の他に

人気が少なく田畑の多い所なんていう意味もある。ワオ

都会は人工の街だが、田舎は人工の自然だったりもする。

どちらも人の手は必要だと思う。

田舎は人気が少ないのではなく

人工の畑を人口密度の低い土地を利用しているだけだと思う。

都会は人だけで足りるビジネスが成り立ち

田舎は自然を活用した私たちの根本的な糧をつくる。

都会が窮屈だなぁと引き上げてくる人だっていれば

田舎は何も無いじゃないかと都会に繰り出す人もいる。

私は両方体験し、田舎暮らしを選んだ。


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私と少年は、東京から夜行バスで瀬戸内へ向かうことにした。

夜行バスを使うのは久々である。

昔、フィレンツェからバルセロナへ向かう夜行バスに乗ったことがある。

夜行用でもなければ長距離用でもなさそうな

市内を走るフツーのバスぐらい窮屈だったことを覚えている。

それでも昔も現在も

夜行バスが一番節約できる移動手段のようだ。

新幹線は、何泊もできそうなほどの料金であった。

格安飛行機案も薦められたが、空港からの移動が悩ましかった。

夜行電車は、東欧を周ったときのよい思い出がある。

しかし、日本での夜行電車は、利用者がいないのか

無いか高いかの情報で止まってしまった。

日本の長距離移動手段に夜行バスを選んだ理由は

一泊分の宿泊費が節約できるからと

近頃の夜行バスは快適なつくりになっていると聞いたからである。

値段も格安飛行機よりちょい安か同じぐらいだけど

行きたい主要駅の近くに到着することも決め手となった。


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行きは残念ながら、決断が遅く4列シートの車内トイレ無し

と割とフツーの長距離バスであった。

が、リクライニングはかなり可能で、ゆったりシートと呼べたと思う。

しかし、アニマル少年が横にピッタリいることが欠点であった。

だから少年と4列シートは不向きという結果が出た。

夜行バスのデメリットは

車窓がカーテンでずっと閉められていて、開けてはいけない。

だから、ニッポン列島を横断しているのに

暗くても風景が見れず、どこに来たのか

地図と頭で理解しないとわからないのである。

11時間も13時間も乗っていたら

ヨーロッパから日本行きの飛行機と同じである。

車内にトイレが無いから、2時間毎にサービスエリアで休憩した。

そこで、トイレに行きつつ、ドリンクを調達しに店に入って

そこにある物産やお土産でなんとなく土地がわかったりする程度。

運転手は二人いて、ドライバーともカーテンで仕切られる。

2回目からのサービスエリア到着時のアナウンスはない。

睡眠しているお客様を尊重しているようだ。

乗客は気がついたら降りる、という設定である。


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帰りの夜行バスは、3列シートで車内トイレ付を早めにチョイス。

列ごとに独立しており、通路は一本広く一本狭くなっていて

独立していても二人組と一人で分けられる。

そしてカーテンで仕切りをし個室空間を味わえる。

さらにアイマスクや車内スリッパまでもプレゼントしてくれる。

トイレは、階段降りて地下風に設置。

だから荷物置き場を占領する形になるので

荷物の大きさに制限がある。バスを待っている時

どこにオフィスがあってどこから現れたかわからない

バスを案内しに来たおばちゃんから

「アナタの荷物入れさせてくれないかもよ」なんて言われ焦った。

「案内に書いてあったでしょ、送らなきゃいけないかもよ」マジ?!

ドライバーらしき二人の内、一人が予約リストチェック

一人が荷物を入れてくれたのだが

きっと私みたいによく読まないお客様がいるのであろう

「大丈夫ですよ」とホイホイ積んでくれた。・・よかった・・


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我が母子は、岡山に到着した。初めて訪れる。

岡山には、フィレンツェの日本語補習授業校で

出会ったママ友がいる。

そのママ友が日本人会の冊子アルノで

岡山を紹介していたことから、訪ねてみようと思った。

子どもの年齢やクラスが違うのに、役員を機に親しくなって

その後もお互いの活動に応援し合えるほど気の合う仲となった。

そして彼女は、農主のビオディナミワインファンでもある。

だから私の観光以外にも

素敵なワイン&オリーブオイル会を催して下さった。

顔の広いママ友のお人柄はきっと今も昔も変わらないのであろう。

たくさんのご友人さまたちが足を運んで下さった。

次から次へと参加希望が名乗り出、会場を借りたほどであった。

地元の仲良しの同級生と娘さん、少年の先輩である息子さんも

総出で支度をし、会を盛り上げようと努めてくれた。


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ママ友の実家をお借りして

会用の例のリコッタチーズをつくることになった。

岡山駅からローカル線に乗り、30分ぐらいのところで降りた。

岡山駅から数駅ですでに景色は、田んぼが広がる田舎であった。

ママ友が育ったところはのどか~なところで

駅も無人のような映画にでも出てきそうなところであった。

もうしばらくぼーっと瞑想にふけっててもいいぐらいであった。

ママ友が自転車で迎えに来てくれた。

田舎だから駅から遠いことを想像していたが

おしゃべりしている時間もないくらいとても駅に近く

便利で静かなところに家があった。

ママ友がいつか制服を着てこの駅を使ってたんだろうな

なんてことを想像したりした。

私も田舎の住宅地に住んでいたから、その似たような風景から

私の思春期時代なんかも思い出していた。


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なんだか外国に旅しているぐらい遠くに来ている感じがしたが

ママ友の実家にお邪魔すると

やはりどの家庭にもある生活空間は

生活に溢れていて温かみがある。

お母様もお父様もママ友もイケ青年も

その生活空間の中の自分の場所に立って、私たちを迎えてくれた。

お母様がランチをご用意して下さった。

いつもブログを読んで下さってるということで

私の嗜好をご存知で、話が弾んだ。


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岡山では、後楽園と倉敷を観光した。

後楽園は、ママ友とお母様が声を揃えて薦めてくれた場所である。

路面電車で旭川を渡った先に後楽園がある。

ママ友と体験入学中の学校帰りのイケ青年(息子)と待ち合わせ

午後たっぷりと日本名園の後楽園に時を任せた。

贅沢なほどの広大な敷地は

どこを歩いても、ビューポイントに立ち止まっても

癒やしの設計が施されていることが素晴らしい。

まず走ることを忘れる。邪念が消える。

昔だって癒やしが必要だから設けられた訳で

現代の今日、この癒やしは必要不可欠なのではないであろうか。

イタリアにも美しい庭園が数ある。

庭を日々美しく保つには、実は容易ではない。

それは人の手と腕で造られ、守られていく。

暮らしの中の人々のストレスは

ここでも人の造り出す業となって癒やされるのである。

園芸のアルバイトの時そんなことに気がついた。


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我が母子は、倉敷の美観地区を散策した。

ここはCinecittàチネチッタ(映画撮影所)か。

まるでタイムスリップしたかのように

柳が揺れ水面に街を映し出す堀割りの静かな川が流れていた。

白壁やなまこ壁、瓦屋根や蔵そして見事な植木

ジャパニーズスタイルの建築様式が立ち並ぶ中

擬洋風建築的に大原美術館や

アイビースクエア(倉敷紡績所跡)などスポットにある。

この地区一の実業家大原一族抜きには倉敷は語れない。

国指定重要文化財の大原家の本邸を訪れた。

大原家の社会貢献思想では

ゲニウス・ロキという土地の魂と表現し

「その地の気候風土の中で住む人の精神性・価値観が

堆積したもの、つまり、それぞれの土地に魂があり

それが産業や文化を形作っていく」という。


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私たちは、高いところに行って倉敷の町並みを眺めてみようと

阿智神社を訪れた。

山頂にある神社は、倉敷を見守るように鎮座していた。

そこでは黄色いだるまちゃんが金運アンド幸運ということで

私の好きな色、黄色いだるまに祈りを込めた。

神社から降りて、小腹と喉を潤わせるために

高価なおやつ、冷えた岡山特産白桃を味わった。

1個七百円。宝のような白桃・・次は白桃の収穫に出向くぞよ。


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田舎と街とレトロが交錯する岡山。

観光というより住んでみたくなった温かみのあるところだった。

いつかまたその空気を吸いに訪れたいと思う。



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山のミルクをリコッタに Ricotta fai da te

田舎暮らしは地元民と行動する Stagione del mio giardino

1ページのあとがき sono in un giornalino



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長い長い、長い長い夏休み。

まだ終わらない。

夏はいったいいつ終わるのだ!

新学期が始まらないと夏が終わったとは言えない。

活動的な夏に、若者が3ヶ月強も家にいるのは良くない。

夏というワンシーズン丸ごとである。

人生の中の三ヶ月なんてあっという間だろうが

成長期の三ヶ月、体も変化していれば知能だって進化している。

放っておいてはいけない時期だ。

しかし、家のアニマルはいくら成長期であっても

大人料金の子どもで、働くわけにはいかないし一文無しだ。

このアニマルをどう三ヶ月、活動的に発散させるか。

それはもう、毎年悩みの種である。


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ずっとお腹が空いているようでいつも食べることばっかり言うし

お腹が空いていると集中できずイライラするし

いつも食べてるのに太らない。(くやしい)

ダラダラしているのを見ると私は腹が立つが

動くと、坂道なんかでも走っていって着けば時間を持て余している。

ちっとも疲れた様子もなければ、アイデアが生まれることもない。

仲間があるとき収穫中ブドウの列の向こう側から

「君のお子さんは何か習っているのかね?

わたしの息子はクラシックバレーを習っていてね、もう5年になる。」

「あぁウチの息子は・・・、クラシックサッカーを始めてちょっとです。」

画面に出てくるような子たちは得意芸を持っていて

練習の日々は忙しく充実しているのだろうなぁと

他人の子が羨ましく見え、その点ウチの子は・・・



食べることと無駄な動きとスマフォとイタリアンサッカー。


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ずっと旅行なんかしてられないし

サマースクールだって無料なわけではない。

田舎の欠点、近所に友だちがいないので遊ぶことはないし

サッカークラブもみ~んなヴァカンスでな~んにも稼働しない。

兄弟もいなければ、おじいちゃんおばあちゃんもいない。

超核家族のイタリアの夏休みは、マジキツイ。


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他の国はもう新学期が始まっているようなのに

イタリアの国立学校は、9月の半ばから学校が始まり

それから12週間は様子見期間(?)で早く帰宅する。

正式に学校カラーとなるのは、10月からなのであるww


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暇過ぎアニマルはかといって収穫を手伝うわけではない。

私と夫で週末、アニマルのおやつのためにフルーツを収穫する。

イチジクの収穫は、私も嫌い。

大量の蚊が飛び回っているから、アニマルは来ない。

今年のヴィンチのイチジクは

いっぱいあるけどあまり美味しくなさそうだ。

干さず、ジャムにした。


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最近私は、夏休みギリギリ自由研究のように

パン作りに精を出している。

本当の目的は、アニマルのおやつである。

難しい天然酵母ではなく、ほんの少しの生イースト菌仕様だが

ギリシャヨーグルト作りから出てくるホエイを使ったり

家庭で作るリコッタチーズで分離するホエイを使ったり

豆乳から作る豆腐作りで出てくる植物プロテインを使ったりする。

ホエイ(動物プロテイン)や植物プロテインの液体を加えることで

発酵を助けるのだそうだ。

長持ちの役割もするモッツァレッラに入ってる液体も実はホエイ。

捨てないで、それを加えたっていいのだ。

ピッツァとパンの生地の材料の違いは

オリーブオイルを加えるか加えないか。

それと、発酵させる時間と捏ね直すことなどに違いをつけてみたら

大成功。

自家製パンに自然農法トマトと自慢のオリーブオイルとパラ塩で

Pane e pomodoroパーネ エ ポモドーロ(パンとトマト)

最高じゃないか。

パンが固くなったら、水に浸してパンツァネッラやパン粉にしたり。

自分でつくれると、全粒粉や小麦粉変えたりアレンジができる。

買えばパンの国でもオーガニックなんかはやっぱり高い。

ピッツァ生地の余りで、フォカッチャスキアッチャータ、グリッシーニ

カリカリスキアッチャータ、タラッリ型スナック

トルティーヤ(フライパンで焼く)を作る。

家に薪炊きの窯が無くったって、電気オーブンで十分だ。

ちゃんとしたオーブンがあると超~便利。

日本で足りないことの一つだった。


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勉学にちっとも支障がないほどの

夏も終わりか過ごしやすくなった今日この頃

アニマルは、無駄に自転車で走り回り

畑のブドウ(農主に承諾済み)をつまみ食いしに行ってきたそうだ。

Vendemmiaヴェンデンミア(ブドウの収穫)が始まると

自分のおやつがなくなる危険があるからだ。

無駄にエネルギーを消費し、糖分を摂取することを身で学ぶ

アニマルの夏は、もうすぐ閉幕。

早く終わってくれ(涙)




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夏休みのある朝 Due Passi di Mattina

自家製プロテイン Siero

自家製ピッツァ laPasta di Pizza



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