早く実が成らないかなぁ。
もう少し実が成ってくれないかなぁ。
こうして実が成るのを待ち続ける間お花を食べる。
我が家のトップは、おひたし。茹でずにノンオイルで(もしくは少量のオリーブオイルかごま油の手も!)ササッと炒め、塩か醤油で食べる。・・・といっても、お花はほんの数本だし、熱を通すと小さくなるので、私一人分だったりする。
次に、超シンプルパスタのAglioアーリオ(ニンニク) Olioオーリオ(オリーブオイル) Peperoncinoペペロンチーノ(唐辛子)などのときに加える。Acciugheアッチューゲ(アンチョビ)も加えると相性がイイ。
Frittataフリッタータ(オムレツ)に混ぜ込んで歯ごたえを楽しんだり。
お客さんが来たときには、Frittoフリット(フライの意だが、この場合は天ぷらと訳したい)にする。SalviaサルビアやタンポポもFrittoにし、カリカリとAntipastoアンティパスト(前菜)。ケラケラと会話が弾み、グイグイと冷えた白ワインがすすむ初夏。
お料理上手なMammaマンマ(ママ)がいるイタリア人の友は「お花の中にRicottaリコッタ(リコッタチーズ)を詰めるのよ~~~」と自慢する。
美味しそうだなぁ。
カボチャ科の黄色いお花は食べられる。
イタリアの各地でSagra del Fiore di Zuccaサーグラ デル フィオーレ ディ ズッカカボチャのお花祭りと題してカボチャやズッキーニのお花を使ったいくつものタイプの料理が味わえる。
Sagraサーグラとは、収穫を祝った祭りの意味がある。
ズッキーニ(カボチャも)のお花は、ビタミン(Vitamin A・C・B1・B2・B3・B9・)やミネラル(カリウム・マグネシウム・鉄分・カルシウム)リンがあり、免疫強化や浄化作用をするそうだ。
わぁぉ。生活習慣病予防に強い見方だ。
朝一番、煌煌と咲いているお花をぼんやり眺めたら、ランチのお伴にもぎとる日々を過ごすVinciヴィンチの6月でありました。