大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

タグ:Autunno


あぁ、神様よ、どうか私たちをお助けください。




地面に跪いて、手を合わせて、天を見つめる。

天からは、大粒の雨が、私の顔を叩きつけた。

雨と風は荒れまくり、庭の鉢はどんどん倒れていく。




どうしよう・・

あれ、お母さんが大切に育ててた花だ。

あれは、おばあちゃんが育ててるやつ。

どうしよう・・




台風は、バタバタと荒らしていく。

びしょ濡れになって、涙なんだか雨なんだかわからない。

鉢を起こしても起こしても、また倒れる。

どかしてもどかしても、まだまだいっぱいある鉢は移動しきれない。




とうとう諦めた。

天を見つめながら、祈ることにした。

ごめんね、お母さん。

ごめんね、おばあちゃん。

大切にしているお花、助けられなくてごめんね。




小学生のマキちゃんは

一人で台風を見守った。


怖かった・・窓の外では、風も雨も全てが横だった。


DSCN0737

どうしても忘れられない、小学生の頃の思い出。


まだ覚えている、雨に濡れた感覚。


まだ覚えている、あの時見つめた天の色と大きな雫。


そんな過去は、今現在、風とともに雨が降るたびに

体から色とか冷たさを思い出す。


DSCN0743

九月三十日の夏の名残たっぷりだった日に

リヴォルノ県の海で、海鮮ランチ後

砂浜の上で、伸びていたワタシ。


少年は、ビチョビチョ。


お母さんは、夏と冬、どっちが好き?


ボクは、夏が好き!


水と遊べるから!外で遊べるから!




翌日、久しぶりにどしゃ降りの雨が降った。


景色が、雨の粒で、白くなった。


寒い。


風も出てきた。


まずい。


そう思った瞬間、ザーザーと天から聞こえる雨粒が

カチン、コチンと叩きつける固形の粒に変わった。




今、雹が降っちゃダメー!


落ち込んだ矢先にすぐ止んだ。


ほっ。


DSCN0736

かなりの間、ヴィンチの丘は、雨が降らず

九月の晴天が続き、乾燥していた。


毎日、毎日、観察している私のオリーブたちは


実が、カサカサ、シワシワしていた。


葉も、カサカサ、クルクルしていた。


あぁ、水分が足りないんだなー。


私にはどうするわけにもいかない。


灌漑設備がある農園は、人工的に調節しているであろう。


私は、なるべく自然の恵みと自然のチカラを活用したい。


私ができることは、樹に手を貸すこと

想いを寄せることしかできない。




しかし、そのソワソワした雨で

実は、ふっくら張りが出て

葉も、ぴーんと潤って。


こんなにすぐに水分の効果が出るなんて。


生き返った感じ。


ラクダみたいに水分を貯めて、少しずつ消費してるんだなぁ。


DSCN0746

雨が降るたびに、季節が変わる。

夏から秋へ、秋から冬へ。


雨の翌日、照らす時間が減ったキラキラの太陽は

未来へ実ごもる植物たちに、栄養を与えていた。


ブドウの葉は、次への栄養を吸い込みながら老いていく。


オリーブたちは、収穫前の最後の栄養摂取。


色付きは、どんどん均一に成熟し

あと約二週間後の収穫を待つのみとなった。


ブドウの収穫もそうだけど

年々、収穫開始日が早まっている。


どれだけ温暖化が進んでいるかも

植物たちを育てているとよくわかる。


DSCN0741

これから毎日緊張した日々を迎える


大地の住人ヴィンチの丘で


あぁ、神様よ、どうか私たちを見守りください。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 お知らせ ☆


札幌東京・沖縄で、イタリア
/フィレンツェ在住お料理研究家&イタリア政府認定オリーブオイル鑑定士shinomaiさんの、オリーブオイル講座が開催されます。

そこで、ヴィンチの丘の地球と体に優しいオリーブオイルも参加させていただくこととなりました。

このブログを通して綴ってきた私のオリーブから生まれた私の息子たち=オリーブオイルを、是非この機会にご堪能なさって下さい。

我がふるさとニッポンで、正真正銘のオリーブオイルが拡がることを、微量ながらも心から応援いたします。


お問い合わせは、shinomaiさんへ直接ご連絡下さい。



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オリーブの木の下で il mio ombrellone



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十五夜を迎えた途端、秋風が。


予報通り
10度下がり、手や足が寒そうに痩せて()見える。


カサついて、ついこの間までの膨張したベト感が嘘のよう。


乾いた風は、山火事までも引き起こした。

我が家からも、大きな煙が、雲一つない空のピサの方で

ゆっくり動いてるのが見えた。


DSCN0593

その満月を少年と眺めた。


眩しい。


あぁ、輝いているね。


親子は、満月を見た瞬間、何故か安堵する。


月光で、大地が暗闇でない。


昼も快晴、夜も快晴。




早朝、外に出た瞬間、驚いた。


あの満月が、まだそこにいる。


ピンク色の空に、輝きを薄めた白い月。


私が、喜んでいる姿を見て、少年も眺めに来た。

やっぱり同じことを感じたようだ。




あっちに、十五夜を送った薄くなった満月と


こっちに、眩しさが襲ってくる日の出に挟まれながら


ヴィンチの丘の一日が始まった。


DSCN0650

少年は、イタリアの中学生となった。


私たちの生活が変わる。


何が変わるって


親が拘束されていたスクールバスの送迎がなくなることである。


810分頃と午後の1640分頃に

絶対に居合わせてなくてはいけない規則に

身動きが取れないことが多々多々あった。


朝は
8時半入り、午後1615分までか30分後に戻って

仕事をすることが常だった。


この拘束から逃れられることをどんなに待ち望んだことか。


家の目の前にスクールバスが停まるのに

必ず、引き取り人として提出された人に引き渡すことが

スクールバスの義務だっていうんだから仕方がない。


おじいちゃんおばあちゃん、身内が近所、クラスメートが近所

そういった環境に恵まれていたら、もう少し自由だっただろうな。


田舎暮らしの欠点は、近所に誰もいないことである。


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「目つぶって!」


え!何々?!


いいから。


手、出して。




はい。


わーい!ボク、一人でおウチ入れるの?!!


失くさないでよ。


うん!




複雑な鍵を使った我が家の玄関の鍵のコピーがやたら高かった。


だから、これはもうプレゼントである。


高級な鍵と、自由に出入り。




日本では、考えられないことだが

イタリアでは、校舎や教育、先生のシステム、情報の配布、教科書配布は

ひっちゃかめっちゃかなのに

親を使って子を守るシステム、親を使って教育するシステム

が、文化となっている。

あぁぁぁぁ。




私が家にいるのに、嬉しそうに自分の鍵を使って帰宅する少年。


新中学生からは、給食がない。


今は、ひっちゃかめっちゃかシステムの中、一時間早く帰宅するが

10月から、14時頃帰宅して、お昼ご飯をとり

午後は、家庭学習の生活を送ることであろう。


この新生活、
11歳の少年が一人で対応できるのであろうか?


午後、一人ぽっちで家庭学習???


やはり、しばらくは親が時間ややることの管理をして慣れさせていかないと

一人で新生活なんて送れないのではないかと疑問だらけである。


親が子を守り、親が教育するシステム・・・。


DSCN0638

もうお誕生日のプレゼントやクリスマスのプレゼントはモノではなく

お年玉にして、自由な選択をプレゼントしている。


初めは、お年玉プレゼントにがっかりしていたが

今や、楽しみにしている。


そこで、何回かあったお年玉プレゼントを貯めて

どうしても欲しかった自分だけのタブレットを購入。


スマフォじゃなくてタブレットがいいんだそう。

7インチの小型タブレット。

で、ゲームをするわけ。

スマフォじゃ小さいんですって。

小さいには、私も賛成ですが。




念願のゲーム。


ずーっと禁止だったゲーム。


お友だちがやってる横で眺めてたゲーム。


この念願のタブレットを監視するのは、やっぱり私。


この新生活の午後がとっても危険!


いいよ、ゲームしても。


でも、ルールを守ってね。


一つ増えれば、一つ減るからね。


時間は限られているんだから。




私は、放り投げたい気分だし、疲れた気分だけど

まだまだ子育ては続くみたい。


時間の拘束は少なくなっても、見守る拘束は増えるような。


自分の意思と大人の教育が交錯する時期。


今だから、いっぱい話をしたいし話を聞きたいんだけど。




人が口々に、男子は変わる、というけれど

楽しみなような、寂しいような、怖いような。




少年の鍵は、家の扉だけではなさそうだ。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



DSCN0589

Peperoncino Acrataペペロンチーノ アクラータ

私が、好物としている唐辛子。


激辛の辛味が乾いた辛さ。


乾燥させて保存。


ハサミでチョキチョキ切ってそのまま食べるか


オリーブオイルに漬けて、
Olio Piccanteオリオ ピッカンテ(辛味オイル)か。




今年のアクラータは

ペペロンチーノ栽培をしているヴィンチの友が苗を分けてくださった。


お礼に大葉シソを。


丈夫なアクラータは、実をつけた。


やっぱり可愛い。


恥ずかしそうに下向きに咲く白い小さな花の後


ポコっと緑のタマゴをつけて


お花の王冠を被りながら上向きに成長し


緑から黒へ、黒から赤へと変身していくの。


DSCN0628

バイオダイナミック農法のカレンダーはこの日

Luna AscendenteFioreの日。

(一ヶ月に二週間ほどある黄道が春分点の内

花の日に当たる大気の星座、水瓶座・双子座・天秤座がいる日)


この日に収穫すると

実へのエネルギーが強く、美味しく長持ちするんですって。




二株の実じゃあっという間になくなっちゃうよ。

来年もヨロシクね、JerryGrazie




*過去の関連記事はこちら↓*

子ども断捨離 ilmercatino dell'usato

隙間な時間 ipezzi di Montalbano

PEPERONCINOペペロンチーノ



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秋分の日、日陰で29度だったヴィンチの丘。


日陰は心地よく、まだ夏休みのように

藤棚の下で、ランチ後

ゴロゴロサマーベットの上で黙想zzz。




来週、気温が10度下がったり上がったりする予報。


雨は、いつ降るのかなぁ。


雨の日は、憂鬱だけど

大地には必要な生体力の一つ。


水分が足りないと、私たちの肌が乾燥するのと同じで


オリーブの実が、シワシワしてたり

オリーブの葉が、カサカサしたり。


dopo la vendemmia

ブドウの収穫の頃から旬に入るGiuggiolaジュッジョラ(:ナツメ)

木に美味しそうに熟れ始めた。


ちょうど通りかかったときに、収穫仲間とカプリ。


ウホ、美味しいねww


きっと我が少年も食べたがるだろうなぁ。


Ecco!

農主が、残ってるブドウ摘みに行っていいからね

なーんて言ってくれるから、早速お言葉に甘えて

袋とハサミを持って、少年とブドウ畑を散歩した。


農主は、
Femminellaフェンミネッラ(副梢)から生まれる

小さな房は収穫しない。


それをつまみつまみ散歩をする。


摘み残りの房を見つけると、嬉しい気分になる親子。


うわ、甘くて美味しいww


カナイオーロもサンジョベーゼもさらに甘味が増していて

口の中が、甘いお酒でも飲んでいるかのように伝わった。


ultime uva

ブドウの列の通りがかりに、Giuggioleジュッジョレ()も!


我が家にも植えたいジュッジョレ。


日本では、食べたことも見たことも聞いたこともなかった。


かじるとリンゴのような味がする。


甘くて酸味があって。


ジュッジョレは、柑橘系果物の
20倍ものビタミンCがあるそう。


ビタミン
B系も豊富で、口内炎ができていた私には

サプリメントの一つとなった。


ミネラルも豊富だし、抗酸化作用もある。


さらに、強壮作用や鎮静作用もあるそうだ。


低カロリーで、消化にも良い。


トスカーナでは、ジュッジョレを植えている家庭が多い。

丸のような形のものあるし、尻でっかちな楕円形のもある。

もう少し降水量があれば、もっと瑞々しく膨らんでいたそうだ。


たまに、お店でも売られているので

この体にとっても良い果物を生でかじって欲しい。


日本では、お隣の国々で乾燥されたものや

甘く漬けられたお茶菓子となって出回っているようだ。


Giuggiole e Uva

我が家で、果物は三日ともたない。


どんなに摘んでも、口の中にポイと食べれるものは

洗わずに手でこすっただけで、ドンドン食べちゃう。


無農薬だからそれでいいけれど。


少年の体は、それでもう慣れちゃったみたい。


Conservare i pomodori

もう、トマトも終わり。


カメムシが吸いまくってるところを横取りして

保存の煮込みソースをつくる秋支度。


お日様はまだ近く感じるほどの暑さだけど

日は短くなり、同じ時間に朝起きてももう暗い。


夕飯、日が落ちた暗い中で、まだ外で

やいのやいの食べている。


かさこそかそこそ。


そんな音を気にしながら、急に無口になるうるさい家族。


22 Set. 2018

秋は、もうそこ。

夏よ、さようなら。



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謎の音 latenda nel giardino

美なブドウの収穫 Vendemmia2017 ②

トマトを保存する Conservarei Pomodori



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ニョキニョキ生えた腕たちは

Sostenere


フワフワとダンスをし

Fermare


風に揺られ

ci siamo


つかまり

Non arrivo


支えて

Accidenti!


悩んで

di quà


決めて

Fammi pensare


停止する。

dove dove


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ブドウのあくび Scacchiatura

食後のサマータイム DopoCena

一日の終わりの姿 Fine Giornata

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十月のある朝

ヴィンチは、家ごと白く包まれていた。

Olive Pronte


目の前が、ぼやける、見えないって

神秘的にも感じるし、不安も覚える。

Olivo


よく見ると、ところどころ、光ってる。

Oliveta


マントを被った植物たちは

マントで雫を防いでいるようだった。

Finocchi Selvatici


マントは雫で輝き

見えない、静寂な白の中でも

彼らは、引き立っていた。

Rosmarino


少しづつ雫を落とし

静寂な白が引いていくと

彼らは消えていった。

Menta


光るマントたちは

どこへ行ってしまったのだろう。

Cielo pooooo


再び元に戻った大地であった。



***************



東京札幌で、イタリア中オリーブの収穫で大賑わいの搾り立てオリーブオイルを使って、イタリア/フィレンツェ在住お料理研究家&イタリア政府認定オリーブオイル鑑定士shinomaiさんのオリーブオイル講座が開催されます。


ヴィンチの丘の地球と体に優しいピュアで誠実なオーガニックオリーブオイルも参加!


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我がふるさとニッポンで、正真正銘のオリーブオイルが拡がることを応援します。

お問い合わせは、shinomaiさんへ直接ご連絡下さい。

shinomai corso di olio di oliva


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