大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

タグ:Mercato

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バックパッカーの私たちは、節約しながら

イタリア滞在中でも近隣国を旅していた。

女子二人はトルコに着いた。

ターキッシュエアーのトルコブルーのブランケットが可愛かった。

そういうところが気になる二人。

うる覚えだが、たしかあれは・・・

空港を出てから、安ホテルを紹介してくれるというタクシーに乗り

イスタンブールの街へ向かったのだった。

紹介してくれたタクシーはホテルに着いたところ

とても高い金額を請求しているような気がして、とにかく抗議した。

私たちは負けない。

私は、つたない英語と日本語でやいのやいの油断だけは許さない。

もう一人は、語学のセンスがとても良く

英語留学したことないのに、割りと上手に会話が成り立っていた。

二人いるから、一人はタクシードラーバーとやいのやいの

もう一人は、そのホテルに情報を仕入れに行く。

そんなすったもんだの最中、日本人の青年が通りかかった。

ど、どうしたんですか?

彼も男子一人旅真っ最中のバックパッカーであった。

タクシードライバーがぼったくろうとしている!とすぐさま言いふらした。

値段を聞いて彼は、「ま、フツーっすよ、その値段。」

あ、そうなの?

タクシードライバーは値引きをして去っていった。

きっとニッポンジン女子対応の教訓になったであろう。

青年は近くの安宿に泊まっていたので夕飯を一緒にとることにした。

旅っておもしろい。いや、滞在もおもしろいけど。

とにかくいろんな人に会う。

日本にいたらなかなか会えないだろうなぁというような人まで。

頭のイイ人も私みたいに悪い人も

やってること同じで出会うところがおもしろい。

私たち二人はフィレンツェに滞在中という話になり

青年は、私たちに≪フィレンツェシスターズ≫と命名した。

旅行中は、とにかく旅情報を交換し合う。

とても話が弾んだ宵となった。

翌日、私たちの移動の出発に駆けつけてくれた青年。

なんだか別れが惜しくてたまらなかった。

バスの窓から、手を振るシスターズを見上げて手を振り返す青年。

忘れられない光景と青年の顔。

このシーンは、人生の中で誰でも何度も体験する

閉めと再出発ともなる複雑で大切なシーン。

フィレンツェシスターズはしばらく無口に想い耽っていたと思う。


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あれから二十ん年が過ぎ・・・



ここ数年、毎年のようにフィレンツェシスターズは再会する。

ここヴィンチの丘の我が家で。

秋来るときもあれば、春来たときもあった。

あ、夏も来たね。で、今度は冬。

四季折々に訪問し、季節の空と季節の食べ物で迎える。

シスターズ(そう呼ぼう)は、歴史あるアイルランドで暮らしている。

そう、やっぱり彼女は英語圏なのである。

話を聞いていると、あまり惹かれない天候と食物の国だけれど。

フィレンツェの次は英語を学びに行くと

イギリスより安いと言いアイルランドの首都ダブリンに渡ったのだ。

英語能力はもっと磨かれたわけである。

英語だけではない、語学のセンスがあるから

どんなに月日が経っても、イタリア語だって忘れない。

語学ってセンスだよなぁ・・とシスターズをみてそう思う。


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シスターズと一緒に、エンポリのマーケットに出向いた。

地方で走る青いバスに乗って。

ヴィンチの丘の我が家の通りも一日4本ぐらいエンポリ行きがある。

また旅をしている気分である。

フィレンツェシスターズはマーケット好きである。

二十ん年前も、マーケット巡りしたっけ。

ローマまで午前中のマーケットに行って

激安マックス30000リラの古着の皮ジャケットを数枚買って

日帰りでフィレンツェに戻ってくるのである。

節約してるのに、節約になっていない一石二鳥派である。

フィレンツェシスターズは、無精製のハチミツを買う。

パツンパツンのパンツも柄がイイねとおそろいを

二枚買うからまけろ!と値切って買った。

シスターズは、このマーケットに来ると、靴を買う。

布製のゴージャスな青紫色のブーツは、セールもあって6ユーロ。

ダブリンにはない!と言って嬉しそうだった。

喜んでいるのを見ると、私も欲しくなる。

サイズがあれば買いたいくらいだ。作業靴より安いじゃないか!

ダブリンでは有名デザイナーも手掛けたパタンナーのシスターズと

裁縫グッズ屋台で、あれこれと屋台主としゃべり込みながら

私のお裁縫レッスンをしてくれた。


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マーケットを一回りし、牛モツサンドPanino al lampredotto

二人で頬張った。

あぁ、なんだか思い出すなぁ。

イスタンブールの新市街と旧市街を結ぶ橋の近くに

イワシサンドを二人で頬張ったのを。

イワシがぎゅうぎゅうに詰まってて超コスパだったのを覚えている。

またイスタンブールに行くことがあったら

絶対に行きたいサンド屋台である。



早速、マーケットで買ったリンデンハチミツで

コールドクリームを一緒につくった。

シスターズのダブリンの友まで、このクリームを気に入ったという。

なんだか嬉しい話だ。

肌に敏感な人は、自分に合うクリームやオイルが

実はなかなか見つからないようなのだ。


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シスターズがいる間にG.A.S.からの商品がいっぱい届いた。

よし、生牛乳でリコッタ風チーズも一緒につくろう。

シスターズも私と同じで豆腐を自分でつくる。

だから要領はわかっている。

2リットルの生牛乳とレモン汁1個分で

私が持っているリサイクルしたリコッタ用の型にピッタリサイズができる。

1時間ぐらい濾過させて、生温かい常温のチーズを

オリーブオイルで試食した。う~ん、成功!

生牛乳チーズの甘みとオリーブオイルのほどよい苦味がマッチする。

生地だけピッツァの上にそのリコッタ風チーズと

G.A.S.の甘くて味のあるBioほうれん草を茹でて絞ってのっけて

二人ランチをしたのであった。

二十ん年前にタイムスリップしたように、フィレンツェシスターズは

今までの時間を埋めるでもなく、毎日の生活の一部のように

なんだろう・・素でいられる

やっぱりその名の通り、フィレンツェシスターズなのである。

フィレンツェ時代では一年ほどの付き合いなのに。



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<お見舞い>

天災が少なく自然豊かな北海道。

イタリアにも地震情報が届きました。

心よりお見舞い申し上げます。

ヴィンチの丘を襲った竜巻を思い出させた関西地区の台風。

SNSでリアルなシーンを拝見し

大変お気の毒に思いました。

心よりお見舞い申し上げます。

この夏、我が母国、日本での天災情報が多く

ニュースを見るたびに、言葉を失っていました。

イタリアでも、あちこちで豪雨や竜巻など被害があるたびに

人事ではない、と受け止めていました。

あっという間に起こる出来事

いつ家を失くすか、いつ命を失くすかわからない天の怒り。

短気な天気は短くても容赦しません。

私たちは、天気と大地と共に生きていかなければなりません。

彼らからの無言のメッセージを

あのようにしか表現できない彼らの実態を

私は素直に答えようと思います。

それは、無言で。

私たちの意志と行動で。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Sbandiratori

少年は、この九月から中学生となる。

まだ十一歳で、日本の学年だと六年生。

日本にいたら、もう一年遅らせていたかもしれない。




夏休み終盤

少年へ断捨離を提案した。




少年は、快く請合った。

ついこの間まで、どれもこれも自分のモノだったのに。

絶対に、何にも捨てられなかったのに。




本人に

いるもの、いらないもの

コレクションにするもの、思い出にするもの

選ばせた。


特に、紙類は、処分しやすい。

お絵描きしたA4サイズのプリントの裏の絵の選択から始まる。


本人は、覚えてない絵だって

選択する絵と、現在のセンスが似ているところなんかおもしろい。


ほー、ソレ取って置くんだ。


Mercato dell'usato

先日、家庭の要らない物ガラクタフリーマーケットが

ヴィンチの隣村、チェッレートグイディで開催された。


ちょうどパリオの開催日で

ここチェッレートグイディもメディチ家時代化していた。

二つのイベント目掛けて、人もそこそこいた。




そのガラクタマーケットへ向け

私と少年は、ガラクタをセレクトした。


少年はトイストーリーのキャラクターフギュアも

DVDと一緒に売るという。

セットであるから、今はコレクションにしたら?

DVDだけにしなよ。

そっか。


少年は、お友だちからいただいたポケモンカードを

これまたいただいたカード用ファイルに詰めている。

ぎっしり埋まった。


Palio di Cerreto Guidi

あの日も暑かった。

半袖で、零時まで過ごせたほどだった。




ガラクタマーケットのお客さんは、子どもだけではなかった。


大人が、少年がセレクトしたアメリカ車のミニカーを買っていった。


そして、ポケモンカードを買いに来る大人も現れた。

一枚いくら?

ファイル全部でいくら?

えーっと・・・・・・・・・・・・・。


少年は、その場にいなかった。

誰も立ち寄らないだろうと信じていた少年。

誰も買わないだろうと信じていた少年。

他のマーケットを見に行っているところだった。




少年の帰りを待てば良かった。


私には紙にしか思えない。

全部売りさばいて家から消えて欲しい。

価値のわからない者が、破格でファイルを売ってしまった。


戻ってきた少年は、平気な顔をしている。


しかし、隣でマーケットをしていた親子が

Nooooooo!なんでそんな破格で売っちゃうのー!

と、焼きもきしながら見ていたらしい。


彼らは、遊戯王カードを一枚の価値を与えて売っていた。


まーね、何回もマーケットするんだったら

ゆっくり一枚ずつ売ってもいいけどさ。

処分と断捨離目的だからね。




カワイイ。小さな子が

少年がセレクトしたオートバイやシャベルカーに目が止まり触りに来る。

何回も戻って来る子。

自分でお金を持ってくる子。




わざと、敷物を敷いて地面に商品を並べたんだ。

子どもの目線で、低ければ低いほうがイイと思った。

少年がセレクトした動くおもちゃを

しゃがんで試して欲しかった。




値段を貼り付けておくと、無言で検討してくれる。

大人だって、子どものために大きな買い物をしてくれた。


少年の想像は大きく外れて

私たちのマーケットは、割と繁盛した方だったと思う。


この売り上げは、少年のお小遣いとなった。


8 sett. 2018

しかし、夜、寝しなに、少年が大泣きをしている。


どうしたんだ?


想像の外れた繁盛マーケットに後悔があったようだ。


特に、ポケモンカード。

それでもまだまだあるポケモンカードなんだけど。


さようなら、ポケモン。


少年は、断捨離を覚え、次へ進む。


Non lo butto

商品としては売れないたーくさんのおもちゃやぬいぐるみ、カバンや洋服は

物々交換する協会に届けることにした。


私は、そういうところで、作業着を見つけたりする。


少年は、セレクトする知恵を学んだようだ。


いつか卒業するおもちゃたち。


一つだけ選んだ。


もう少年が断捨離した物が並んでいた。


小さな子が、嬉しそうに持っていた。


少年も微笑んでいた。


Bambini

大人だって辛い断捨離。


断捨離を覚えることで

物の選択や物を大事にすることを学んで欲しかった。


ゴミのような物だって、必要としている人の手に渡れば

価値が上がるはずだ。


今後も、卒業していく少年の過去に

価値をあげていきたいと想う。



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時に要する断捨離のある暮らし Mignecon le Gocce

隙間な時間 ipezzi di Montalbano

時間 ilmio compleanno



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『節約 ・ 創作 ・ 満足』

Chiuso


首にグルグル巻きつけて

脇がたっぷり隠れる袖付き

を創ることが好き。

laterale


でもその形に合わせたジャケットがないと

冬を越せない。

Ghiaccio del pozzetto


生地を二枚にした。

私、大雑把だから

仕上がりをキレイに見せるためにねw

Retro


二枚生地の間に細い布を入れて遊んだ。

黄色系を入れるとパッとする気がする。

黄色系は私の好きな色。

光ってても濁ってても好き。

でも、単色で使うと

パッとしなくなる気がする。

Tasca 3D


このジャケット制作で一番費用がかかったのは

なんと、ボタン。

正規のお店で買ったから。

i Tessuti di Mercato


冬の生地も

何でも売ってるMercatoメルカート(市場)

生地屋さんで。

切り売りされてて

端っこの布と汚れている布と流行ではない布は

とっても格安に。

私は、流行ではない無地が好きなので

この格安コーナーで十分見つかる。

生地の質が違えば

同じ色でもイイ。



シンプルって

着るのも創るのも選ぶのも

簡単でイイ。



シンプルなのにオシャレに魅せるコツは

色の組み合わせ。

たったそれだけの感性で

シンプルに生きることができる。

Bambino Semplice

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