一月も終わる頃から
*Luna Discendenteルーナ ディシェンデンテ
が、2週間程続く。
春の気配と冬の名残が交錯する時期。
2018年の一月は、満月が二度訪れたブルームーン。
青白い曇で覆われた空を眺めながら
大きなブルームーンを想像した。
三月にも満月が二度訪れる奇跡的なブルームーン。
しかし、この二月に満月と巡り合うことはない。
オリーブは暖かい地中海性気候に適した植物。
トスカーナの四季折々、ぐっと引き締まる冬には
栽培では慎重に、味は最高に
オリーブは存在する。
2018年に入ったこの冬
アチコチでは雪が天から降り注いだ話をよく聞いた。
しかし、ヴィンチでは寒くない冬を過ごしている。
12月前半が寒かった記憶。
そして、雨降りな冬とメモる。
一月の終わり
丘の向うを眺めると
まだまだブドウ畑では剪定をしている。
落葉から目覚めまで
剪定できる期間が長いので
農主たちはのんびり風。
私は、今年初期の*Luna
Discendenteに
藤とリンゴと洋ナシPera Cosciaペーラ コ・シャの
剪定を終えた。
オリーブの剪定は、二月と三月。
四月になっても五月近くまで剪定している人がいるが
私が納得したオリーブの木を労わる剪定は
オリーブが目覚める前に終了していること。
しかし、寒さには弱いから、真冬にはしない。
この始まりの時期が緊張する。
もう一度寒波が来たらどうしよう
雨続きだったらどうしよう、と。
剪定の作業が続かないどころか
樹に影響をさせてしまっては大変。
だから、地下にエネルギーが集中する
Luna Discendente期間にやることで
傷口への負担を軽くさせる。
そして、日の辺りの良いオリーブたちから
早く目覚め早く老う種のオリーブたちから
剪定を始めることにしている。
今年は負担を少なくする樹形を構想しているので
のこぎりで剪定する枝が多いだろう。
大き目の傷口には
殺菌効果のある青色のRameラーメ(銅)を混ぜた
Masticeマスティチェ(癒合剤)をつくり
塗ってケアしながら進めていく。
時間はかかるが
塗って守ることで菌の侵入を防止する。
菌に犯されると、オリーブオイルの味へ悪影響をもし
最後には枯れてしまう。
こういうことを意識しながらできるのは
実際に剪定と収穫をしている主と
情熱のある主に限るかもしれない。
二月、白く濡れた天を眺める日から始まる。
天気予報は雨粒マークが続いてる。
無事、期間中に終了しますように。
*Luna Discendenteルーナ ディシェンデンテ
天球上の経度=黄経こうけいの秋分点180度から冬至点270度の期間。西洋占星術トロピカル方式回帰運動27.3日サイクル中、半分の期間。
(バイオダイナミック農法用カレンダー参考)
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カテゴリー【オリーブ】
『オリーブの木の剪定 Potaturadell'Olivo』
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