春になると
BBQバーベキューが楽しくなる。
我が家は、真冬でもBBQをするけど
お肉の様子を見に行くのは
男子に限る。
BBQは男の仕事だ!
なーんて言って。
春になると、女子だってお肉の横に行く。
男たちを褒めて、盛り上げる。
お肉を待ちながら
アペリをする。
春へ乾杯!
今年は、冬が遅過ぎた。
春は来てるけど
時間のサイクルとして芽が覚めているよう。
気温感知ではなく。
どこで変な噂を聞いてきたのか
今年の夏は冷夏だ
なんて話しを夫はしている。
農夫は
一年に一回の天気予報なんてのもあるからね
と、三ヶ月先の予報を当てにしない。
冷夏だなんて
イタリアの地には
過酷なお知らせよ。
Bietolaビエトラ(ビート/ふだん草)が所々生えている。
特にオリーブの木の下に
木陰を好むように生えている。
Bietolaは、甘い野菜。
ほうれん草より使いやすく
子どもには食べやすい野菜なんじゃないかと思う。
Pizza
Biancaピッツァ ビアンカ(トマトソース無しのピッツァ)
の上に、Mozzarellaモッツァレッラと。
残りは、お浸し。
和風お醤油バージョンか
イタリアンでオリーブオイルと塩か。
Bietolaに混ぜて
Rapeラーペ(セイヨウカラシナ)を
莟のある上の方だけを摘まんで。
これだって、苦味より甘味がある。
ほどよく茹でれば、茎のコリ感がたまらない。
お浸しにしたり。
イタリア人だったら、Bietolaも
Frittataフリッタータ(オムレツ)や
Pestoペーストにしちゃいそう。
何でもアリだねww
野草をささっと摘みながら大地を低めに眺めると
怖いくらいニョキニョキ生えている
土筆ツクシ発見!
一番近いこのオリーブ畑には
土筆が生える。
イタリア語では、スギナとして
Equisetoエクイゼートとか
Coda di Cavalloコーダ ディ カヴァッロと呼ばれている。
私たち日本人が食用として親しむ土筆は
筆の形をした胞子茎の所謂お花。
土筆は季語だそう。
緑の細い葉が袴のところから放射状に生えてくる。
これをスギナというそう。
イタリアでは、そのスギナ全草を乾燥させて
薬草として大昔から使っている。
尿系の症状や骨の強化、花粉症効果があるんだそう。
スーパーで売られているフツーのミックスハーブティーなどにも
よく見れば、Eqisetoと書かれているので
ハーブのことをよく知らない人でも
知らず知らす飲んでいたりするメジャーなハーブである。
お花の土筆を食用にすることは一般的ではないようだ。
私も、幼少の幼少時代にしか食べた記憶が無いから
どうやって食べるか忘れちゃった。
そこで、数年前
旅する土鍋一家と
土筆の食べ方を思い出しながら用意したのを
また思い出して用意した。
前にお花を食べたとき
花が大きいだけに苦味があったのを舌が記憶しているので
筆の部分もとって
茎だけさっと茹でてお浸しにして食べることにした。
ソフト鰹節とお醤油で。
歯ごたえがプニュッとあり
ヒヤッと冷めても美味しく
アペリのBioの白ワインと妙によく合った。
少年少女用に
Pizza Margheritaピッツァ マルゲリータ
(シンプルピッツァトマトソースとモッツァレッラだけ)
の上に、BBQ用のSalsicciaサルシッチャを一本拝借し
ソーセージピッツァを用意した。
私は、ルーコラとかいっぱいのせて食べるんだけど
ルーコラはお花がついて、生だと苦味がきついだろうから
こちらも満開のタンポポのどうにかこうにか見つけた
まだ莟を持たないタンポポの葉を摘んで
ボリジと一緒に散りばめた。
けど、少年少女は野草をポイ。
全部私のところへww
そうこうしている内に、お肉が焼けた!
それではみなさん、いっただきまーす!
切らずにかたまりで焼く。
表面の脂肪をとって、塩をまぶして
高い位置で時間をかけてジワジワジリジリ焼くんだそう。
男のBBQのお肉は
手で食べて、骨までキレイに食べる。
お友だち作のイチゴソースティラミスをシメに。
またまた、春へ乾杯!
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『冬の名残な剪定日和Potaturadegli Olivi②』
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