オリーブの収穫のことを考え始める頃
シソの花が咲き出す。
小さな白い花は列となって。
仲間のバジリコと似ている花の列を触ると
やっぱりシソの香りがする。
下の方は、実になり始めた。
まだ花が咲き終わらない内に、穂を摘むんですって。
オリーブの収穫が近くなると
やっぱり霧でヴィンチの丘は白く包まれる。
すごく幻想的で、霧の引き際というのであろうか
霧の重圧とでもいうのであろうか
霧が沈んだところから見える丘がまた幻想さを増す。
シソの体は濡れているから乾いてから摘もう。
シソの花が出てきた頃
シソの葉だけ摘んで、塩漬けにした。
洗って乾かして塩で揉んで。
液体が出てくるのかと思ったけど
出てこなかったのでそのままぎゅうぎゅうに瓶に詰めた。
そんな要領で、シソの実も塩漬けにしようと思う。
灰汁を取るために湯がいたりするようだが
私は、湯がかずダイレクトに塩漬け。
去年のシソの実の塩漬けが丁度切れるとこ。
一年のサイクルで食べきれて摘んで保存できれば最高だね。
我が家のシソの消費は、専ら私なので、二瓶あれば丁度いい。
シソ風味とプチプチ感が美味しいのになー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
収穫の秋、読書の秋、スポーツの秋
イタリアでは始業の秋
秋になると忙しく感じる。
先日、少年がわざわざヴィンチから南フィレンツェまで通う
日本語補習授業校の運動会が開催された。
ママたちが競技を仕切って
先生たちが引率して
子どもたちはあれよあれよと競技をしていく。
徒競走、二人三脚、障害物競走、借り物競争
玉入れ、綱引き、リレーと超クラシックな種目で
幼稚部から上級生まで合同で行う。
クラス内で紅白に別れ
ちっちゃい子もおっきい子も、同じ色を応援する。
授業の一環として行われるこの運動会で
補習校全体の生徒や保護者のメンバーが一気に伺える。
トスカーナでは一校しかない補習校の人気は衰えず
新しいメンバーが増え、小さな子たちも賑やかに参加していた。
我が少年の幼い時代を懐かしく思い出す。
少年も三歳から通い始め、今や九年目、小六である。
なかなか日本に帰国する機会のない少年には
こういった場が、日本に行った気分にさせてくれる。
お昼の時間は、ママたちがつくったコテコテ日の丸弁当ww
私は、お弁当つくりが苦手なので見栄えが悪いのだが
少年のリクエスト、唐揚げは前日にこしらえた。
そうしたら、どのママも、おにぎりは当然
唐揚げとポテトサラダだったwww
交換っこできない!
シソの実と日本の友人のお母様手作りの
超オーガニック梅干を混ぜたおにぎりと
お友だちのシャケ入りおにぎりと交換っこ。
というわけで、どこにでも登場
これを飲み始めたら他が飲めない
我が農主のバイオダイナミックワインで乾杯!
家族が一気に集まる運動会
声援や笑い声が飛び交う運動会
今年もいい気分で終了した。
次は、文化の秋、文化祭が11月に催される。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆ お知らせ ☆
札幌・東京・沖縄で、イタリア/フィレンツェ在住お料理研究家&イタリア政府認定オリーブオイル鑑定士shinomaiさんの、オリーブオイル講座が開催されます。
そこで、ヴィンチの丘の地球と体に優しいオリーブオイルも参加させていただくこととなりました。
このブログを通して綴ってきた私のオリーブから生まれた私の息子たち=オリーブオイルを、是非この機会にご堪能なさって下さい。
我がふるさとニッポンで、正真正銘のオリーブオイルが拡がることを、微量ながらも心から応援いたします。
お問い合わせは、shinomaiさんへ直接ご連絡下さい。
*私がセレクトした過去の関連記事Best 3 Archivi Selezionati*
『秋を歩く、保存する Frutti di SHISO al Sale』
『フィレンツェ日本語補習授業校 PolpetteFritte con Tofu』
Grazie di aver visitato!
最後まで拝読していただきまして、ありがとうございました。
Instagram ≫≫≫ obatamakivinci ☆ realmakici