大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

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Hiyayakko!

去年のシソの種から栽培したシソたちに水遣りをしながら・・・
Basilico Giapponese - Shiso
無性に冷奴が食べたくなってきた。


しかし、イタリアのスーパーの豆腐はケミカル豆腐。

オーガニックの豆腐も真空パックの固い豆腐か、一人分あるかないかの量でお肉家族分並みの値段・・・。ため息。


ふるさとの味は自分でつくるしかない。

No OGM大豆とオーガニック店で簡単に見つかるニガリで、体に沁みる豆腐をつくる。

手間はかかるがやり方は簡単。


一晩大豆を水に浸す。

大豆を少しづつミキサーで水を足してゆるくして、よく粉砕する。

粉砕させた分の1.52倍になるよう水を足し、火にかける。

火にかけるとボワボワ出てくる泡を取る。

時々・・いや頻繁に、底が焦げ付かないよう木ベラでゆるりとかき混ぜる。

2030分ぐらいかしら?青臭さが取れ始め、甘味のある匂いに変身したら、火を止める。

ガーゼで漉し、絞る。

豆乳とおからの出来上がり。(豆腐よりおからの方が大量にできる。)

Puro Latte di SoiaOkara
グラス : オバタマキ作

ここからが成功の決め手となるらしい。

【豆乳にニガリを注入】

豆乳は75℃なんて書いてあるが、温度計なんかあるわけない。感と知恵でいく。

沸騰100℃がボコボコなら、フツフツは8590℃だろうか?

それでは75℃は、湯気がホワ~ンと出てくる頃かもしれない。

というわけで、湯気がホワホワ出た頃にニガリを木ベラに伝わせて注入。

(液体ニガリを豆乳の量に対し2%。)

全体に混ざるくらいに木ベラを動かす程度。少しでいい。

10分休憩。

ブニャブニャと固まりだした豆腐のタマゴ(?)を、ガーゼを敷いた豆腐型やザルに入れ、ふたをし重石をする。

Tofu-prima di formaresollevando, formare col peso

それから
2時間。

豆腐の完成!!
Tofu-appena fatto
翌日の分は、水に浸けて冷蔵保存。
 nell'acqua in frigo

それでは、みなさん、いっただっきま~す。

Hiyayakko 
なぬっ、少年も好物・・・。

今年は固いシソの種から、イタリアの猛暑にも40日間の畑の主不在にも関わらず、留守番がキチンと水遣りを怠らなかったおかげで、大地育ちのシソ(炎天下育ちは、葉は小さく厚く色も濃い)も鉢育ちのシソ(日陰育ちは、葉は大きく薄く色も薄い。全てが日本ぽい)も我々の食卓・・・どちらかというと一人ランチの「おたのしみ」で、サラダや和風パスタ、和風麺に重宝した。

秋ともなり、シソの実にも紅みがつき、花が咲き、プリプリの実=種がつき始めた。

パリパリの本格的な種の前に収穫をし、シソの実を塩漬けにすることにした。
 DSCN1174 picasa   DSCN1196 picasa

今年の夏のふるさと帰省中、友人宅にてシソの実を朝食の白ご飯の上にのせて食べ、ふーと力が抜けるような郷愁にかられたからだ。

塩漬けや冷凍などの保存方を利用すれば、しばらくの間「おたのしみ」が続く。

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