温暖化といわれる現代の気候は
ただ温暖になっただけではない。
冬に春のようなポカポカだったり
春になったのに冬の名残シンシンだったり。
冬なのに旱魃になったり、春に土砂降りの雨が襲ってきたり。
本当に当たっちゃうのかな、農夫らの言い伝え
Tre aprilante, 40 giorni di piovante(o durante)
四月三日に雨が降ると、40日間続くよっていう言い伝え。
農主が雨が前日の二日に、雨ダンスを踊ったという話に笑った。
先日ブドウの苗木を植え付けたものだから気が気でなかったようだ。
祈る想いで日々過ごしていたようだ。
雨が降ると、気温はぐっと下がり
サマータイムで日の長さは夏気分だが、暖炉を点けている。
今年は、昨年のオリーブの剪定で出てきた枝を燃やしている。
クネクネゴツゴツしたオリーブの枝を見ながら
そして濡れた外を眺めながら、剪定がまだ終わってないことに焦る。
あともう少しなんだけどなぁ。
そうこうしている内に、草も伸びてくるから
剪定後の枝の片付けが容易ではない。
こちらに関しては、夫も焦ってくる。
だんだん草刈の仕事も増えてくる。
ある農園は、農作業会社に剪定と片付けを任せたりする。
グループでやってきて、話だと9人
一人ボス、6人ぐらいで電動のこぎりでウォンウォン剪定し
残り2人ぐらいで枝を集める作業をするようだ。
オリーブ一本に付きいくら・・という見積もり方で
早く終われば彼らだって儲かる。
この作業だけのために依頼できるし
農園サイドは求人しなくていい
何かあっても農作業業者が補うから、農園は全く放任。
誰が作業をするかわからない農作業業者を依頼せず
信用と技術のある剪定士を依頼するところもある。
割高となるが信用度が高くなる。
剪定士の場合は、オリーブの状態や本数でコストを提示する。
毎年剪定されててサクサクできそうなオリーブの場合は一本いくら。
剪定されていなかったような畑や要望が多い場合は一時間いくら。
私の知人らは、プロの剪定士ばかりで、そんな話が飛び交う。
もしくは、近所の農園たちは、雇い情報が飛び交う。
私は、オリーブに限っては、自分で何もかも管理栽培しているから
フムフムと耳を欹て、心の中でメリットとデメリットをつぶやく。
やはり、できれば自分で剪定と収穫ができることが一番だと思う。
何故なら、病気になりそうな箇所を見つけやすいからである。
剪定によって、かなり対処ができる。
ウイルス菌をいち早く見つければ
触れないよう気をつけてすぐ剪定して
込み合っているところは風通し良く操作できる。
樹形も意図することができるし
濃厚で美味しいオリーブの実が成る方法も使うことができる。
と、委託した農園の主と話しているときにはそんなことを言いたいが
生意気なことを言うようだから、私は黙って聞いている。
人々はどこから聞きつけてくるのか、天気が心配で仕方がない。
明日には危険信号の雹が降ってくるとか
5月には夏が来て、本場の夏は涼しいなどという
井戸端会議の議題だけで怯える話である。
今、雹が降ってきたら、ブドウの芽はやられてしまう。
我が庭より先に目をやると、土筆がニョキニョキ顔を出している。
緑の中に茶系だから、気を付けると割りと目立つ。
ヴィンチの土筆は頭でっかちで、デカイ。
頭も食べれるけど、大きすぎて苦そうなので、茎だけ食べようと思う。
さっと茹でてお浸しが私のお気に入り。
今日はオリーブオイルと塩と煎った白ゴマで召し上がり。
なんだかホワイトアスパラ感で噛み応え抜群。
小料理屋だったらお通しだろうか。
我が家はアペリのおつまみに、カリカリスナックと一緒にペロリ。
我が家のパーツパーツのお花の近くに行って、お花見一人宴です。
実の成るサクランボの木の横で。
ハチとお友だちとなってフジPucciの木の下で。
タンポポとマルガリータとルーコラとボラジで埋まった大地の上で。
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