大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

タグ:Uva


この間

やっと目覚めてあくびをしていると思ったら

もう、グビグビ背が伸びて

実のツブツブを付け始めた。


Sbadiglio

すると

手が出て、体を支えようとする。


その姿が、まるで創作ダンスのよう。


手を繋いでるようだったり


抱きしめ合っているようであったり


掴むようであったり


誘っているようであったり。


実は、大きな日傘の下から


舞台を見ているような。


Uvaウーヴァ(女性名詞、単:ブドウの実)

Viteヴィーテ(女性名詞、単:ブドウの樹)

と、ブドウは女性名詞が多いように

しなやかで、美しい。


Viticcio

そのしなやかで美しいダンスを垣間見ながら

ブドウの芽掻き作業Scacchiaturaスカッキアトゥーラをしている。


春夏の作業Potatura Verdeポタトゥーラ ヴェルデ(直訳:緑の剪定)

は、この芽掻き作業から始まる。


Rosina

ここは、こだわりの現代バイオダイナミック農法のブドウ農園。


初夏並みに暑い日差しの中


顔は日焼け止めクリームをぬって


長袖のブラウスと帽子を被って


腰には

傷口を平らにするための先の尖ったハサミと

下からニョキニョキ生えてくる野生の枝や太い茎が切れるハサミと


留めてある紐が解けていたら縛る

Biodegradabileビオデグラダービレ(土に返る生分解可能な)の紐と

その紐を結びつける小さな道具と


目覚ましをセットした携帯電話と

アレルギー対応の大量のティッシュ

が入ったウエストポーチを

つけて作業をしている。


水分補給は

ブドウの列の往復をやったら、飲む。

それまで我慢。


Pranzo nel Boschetto

あっ

こだわり農主が文句を言いに近寄ってきたww


「あー、ダメだ、ダメだ!もっと、もっと!」


なんですって!


もっと枝を少なくし、空間とバランスを創って欲しい、という。


勿論、次の冬の剪定のことを考えながら。


Borragine nella Vigna

私は、バイオダイナミック農法ではないフツーの農園にも

作業を手伝いに行ったことがあるが

大抵は、質より量。


わざわざ化学肥料を撒いて

実の量を増やし、実を太らせているから

実のついている枝を取り除くなんて、ありえない。


フツーの農園の芽掻き作業は

下の方から生えてくる実の無い枝を取り除くことと

野生の枝を取り除くだけである。

もしくは、やらないか

コスト削減に、他の作業と一緒にやるか。


Coccinella

こだわり農主は


一つに、空間を創って病気を防ぐこと


二つに、一本の樹から8~10房実れば十分

枝を少なくすることで

実にエネルギーが集中し、旨みが濃くなるという理論。


Bimbi

確かに、こだわり農主のバイオダイナミックワインは美味しい。


ブドウの旨みが味わえる。


それでもこだわりを控えた、値段も手頃な毎日飲む

Vino da Tavolaヴィーノ ダ ターヴォラ(テーブルワイン)

でも充分なくらいの美味しさ。


うん。

こだわり農主に従おう。

量より質だ!


Vementino

今年は

白ワイン用の品種Vermentinoヴェルメンティーノ

San Colombanoサンコロンバーノなどの

In Prezzaイン プレッツァ(単種100)

造りたいという。


Oooh・・ジュル。


っもう、聞いただけで、美味しそうww


だって、生のブドウが美味しいんですもの!


楽しみ。


aggrappare

今年は、ブドウの房が、一枝に一房しかなかったりする。


それは、昨年の夏の旱魃の影響かもしれないと言う。


こうやって自然のサイクルが、正直にメッセージを発信する。


無言で生まれ育つ植物たちを観察するということは

最低でも半年以上

私たちはメッセージに気がつかないこともある。


Dopo la Foschia

地上での作業で伴う傷口への負担が軽く済む

地下にエネルギーが集中する

Luna Discendenteルーナ ディシェンデンテの期間

大急ぎで剪定をする。


雨が降ったらお休み。


乾くまでじっとお休み。




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ブドウの芽掻き Scacchiatura

ブドウのあくび Scacchiatura

ブドウのダンス Viticcio


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Grazie di aver visitato!

最後まで拝読していただきまして、ありがとうございました。



一年を通して、ブドウを見つめる。

Armonia

『Armonia ハーモニー』


生れる春


生きる夏


捧げる秋


蓄える冬

Cadere

『Cadere 透ける』


一年が彼女たちの人生ならば

あっという間の時間を生きなければいけない。

Ciullare

『Ciurlare 残りのブドウ摘み』


ブドウは、ボクではない

ワタシと表現したい。

Colorarsi

『Colorarsi 色付く』


イタリア語も

樹も実も葉も女性名詞である。


La Vite一本のブドウの樹


L'Uvaブドウの実(複・単)


La Foglia一枚の葉


Colore d'ITALIA

『Colore d'ITALIA イタリアカラー』


彼女たちは

子を産み

世話をし

世に尽くす

Fine

『Fine はじける』


次なる時代へ

最後のエネルギーを振り絞る。

il mio braccio

『Il mio Braccio ワタシの腕』


すると、カラダが透けてくる。

Luce e Ombra

『Luce e Ombra 光と影』


どんなに天候がおかしくなっても

日や月の傾きは、変わらないようだ。


Nascondino

『Nascondino かくれんぼ』


日や月の傾きによって

彼女たちは、変化する。


Risultato

『Risultato 結果』


透けて


輝いて


枯れて


落ちて

Rossa

『Rossa 赤いオンナ』


彼女たちの姿は

ワタシたちの姿と

同じに見えて仕方がない。

sono Qui

『Sono Qui こ・こ・よ

そう思うと

ワタシたちオンナって

Svanirsi

『Svanirsi 抜ける』


オンナのホルモンって

Tutti Insieme

『Tutte Insieme みんなと』


ステキ過ぎる。

va Trasparente

『Trasparire 透けていく』


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ブドウのダンス Viticcio

ブドウのあくび Scacchiatura

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ブドウの木の紅葉

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農主一家のブドウの収穫が終了するのを首を長くして待ち望んでくれた近所のブドウ農園のブドウの収穫を手伝った。

Canaiolo Nero


大雨の後である。

雨の粒を蒸発させる。

日が出て、風も吹いた。

dopo la pioggia


農園を世代交代してから間もないようだ。

小さな農園は、たいてい年金所得者がオーナーとなることが多い。

農園だけの収入では困難があるからである。

Vigneto a Toiano


60
代のオーナーは元気+元気。

収穫を手伝う人を盛り上げる。

丘の向うからでもオーナーの声と手伝う者の笑い声が聞こえてきそうだ。

喜んで世代交代したオーナーは、自慢の畑を披露する。

まだまだ改良の余地アリといった畑も、半世紀以上のブドウの樹が精を出して果実を生んでいる。

Vendemmia a mano


ご自慢の畑とご自慢の伝統的な作業の横では、
Vendemmiatriceヴェンデンミアトリーチェ(ブドウ収穫マシーン)が大きな音を立てて、わさわさと収穫していた。

当然、収穫を伝統の手作業とする農園は、収穫マシーンには批判的である。

カタツムリやトカゲを飲み込んでしまうとか、完璧には収穫しきれていないとか、樹を傷めてしまうなど。

Vendemmiatrice fronte


収穫マシーンは、ブドウを吸い込み、葉を吐き出す仕組みで、いくらか収穫したらトラクターへブドウの果実を移動させる方法のようだ。

その後の作業は、どこの農園と同じであろう。

Vendemmiatrice dietro


人件費はかなり削減できるはずだ。

前述したデメリットに目を瞑れる農園はたいてい・・ブドウの果実をもしくはワインを、Cantinaカンティーナ(ブドウ造酒・貯蔵をする大中企業もしくは組合)に売却する農園が多い。買い取った企業や組合は、造酒・貯蔵所の名で販売するのである。

ワインの味や濃度の調整は、勿論・・添加物である。

造酒に興味のない農園は、自貯蔵庫を持っていなくたって、ブドウ栽培はできるのである。

Rifugio


伝統の手作業をする農園は、誇り高い。

こちらでも伝統の収穫祝いランチでもてなされた。

当然、ご自慢のハウスワインと。

奥様は、足りないことを心配して、たくさん用意をしてくださった。

ヴィンチの丘の奥に、修復した石積みのトスカーナらしいお家にご夫婦は住んでいた。

ランチは、Tavernaタヴェールナ(住居の場合、釜などがある部屋の意)にて。

Tavernaには、Fornoフォールノ(この場合、ピッツァやパンが焼ける薪釜の意)や流しがある。

私があこがれるサンルーム風に設計されている。

Casa di Capo


ヴィンチの丘の農園たちは、世代交代している。

伝統を守るか、産業にいくか

Bianco e Nero


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農主の親戚である大家族一家のブドウの収穫を手伝う。

Uva in Carrello


五月のブドウの開花時、雹が降った。

2014年の嵐の時のように、雹が舞った竜巻は、通りをつくった。

通りには、ブドウは成らなかった。

通り以外には、満足のいくブドウが成った。

dal Carrello al Deraspatore


一家の収穫は、親戚一同だから、大賑わい。

子供の習い事、学校のこと、村のこと、村人のこと、仕事のこと、経済のこと、政治のこと、治安のこと、病気のこと、天気のこと、ブドウのこと・・・いろんな会話が飛び交う。

日本人は、仕事中におしゃべりはしないだろうから、なかなか慣れない。

私は聞きながら一緒に笑い、相槌を打ち、問われたら、そりゃぁ私だって会話に加わる。

それがランチの時もずーっと続く。四六時中しゃべっている。

Vendemmiatori


しかし、作業は早い。

子供の頃からずぅっとブドウの収穫をしているからであろうか。

Mosto di Trebbiano fatto in campo!


一家のブタたちはゴロゴロし、一家は賑やかに大鍋を囲んでパスタを茹でたりお肉を煮込んだり。

i maiali dormono


一家自家製の
Prosciuttoプロシュット(生ハム)Salameサラーメ(サラミ)など添加物が一切入ってないので、安心して食べられる。

おまけの我が少年は、このProsciuttoだけで十分なようだ。

美味しい。

ホンモノの味がする。

Prosciutto fatto in casa


ランチの後には必ずフルーツとデザートが用意されている。

私は毎日お腹一杯で太ってしまった!

Torta con l'Uva


一家のブドウ畑から
Cerreto Guidiチェッレート グイディ(ヴィンチ村から5km離れた隣村)村が見渡せる。

Vista Cerreto Guidi da Vgna Vecchia


さらに横を見ると、丘の天辺にある教会が正しくもトスカーナのイメージ。

この教会と丘は、どの空にも合って風情がある。

私の好きな丘。

Vista Chiesa di San Zio


向うの雲が怪しい。

雲と雨がいたずらのように、私たちを困らせた。

傘まで用意して、雲のいたずらに対応した。

Mosto Bianco


一家のブドウの収穫は、大雨前に一家の熟練が効いて、無事終了した。

Uva Bianca ma Color Rosa e Vendemmiatori


夫は、農主と
Rimontaggioリモンタッジョ(赤ワインのみ黒ブドウの皮を濡らす撹拌作業)を交代で始めていた。


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美なブドウの収穫 Vendemmia2017 ②

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ブドウの果皮のちから Rimontaggio

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Vermentino in Vigna


2017
831
日、ヴィンチの大地では、ブドウの収穫が始まった。

Alba


収穫の初日は、朝の日の出と共に始まった。

少年も日の出の光と待ちに待ったブドウの収穫に胸を躍らせた。


Capello da Contadino sul Tino Antique


Viticoltura Biodinamica Moderna
ヴィティコルトゥーラ ビオディナーミカ モデールナ(ブドウ栽培現代バイオダイナミック農法)の農主は、どうしてもコレとコレ、アソコとアソコの収穫をしてしまいたい。

Vermentinoヴェルメンティーノ(白ブドウの一種)は、もう少し熟れてからでもいいかもしれない。しかし、昨年一般的に熟れた状態で収穫したときのブドウを使った白ワインが納得いかない。

いやぁ、それでも甘くて美味しい。私は言うことない。

Uva Nera in Vendemia


日当たりの良い丘の上部のブドウたちを収穫する。

翌日から雨予報がチラホラ入っている。濡らしたくない。

雨が降ることで、またブドウのアルコール度数が変化する。

Sangiovese su Viti


ブドウたちは、旱魃の中、自力で生きていた。

果皮は厚く、果肉や果汁は最小限に。

実の周りの葉は、水分補給を手伝った。

病気もせず、彼らは身を寄せて成っていた。

Vista Panoramica Collina di Cerreto Guidi


昨年、長老が亡くなった一家の収穫も同じく、こだわりたい土地のブドウの収穫をする。

もうこの日は、夏の終わりを告げた風が吹いていた。

Coniglio in Umido e Verdure Cotte Vino Bio Salame fatto in Casa


ブドウ農園一家のランチ
では、一家と収穫仲間で賑やかにテーブルを囲む。

パワーのつくお肉料理とジェニュエンなワインは、農家の最高なおもてなしだ。

ウサギの煮込みと野菜の付け合せは、赤ワインに合い、午前中の疲れを忘れさせる。

一家手作りの生ハムやサラミは、格別である。

午前のお茶の時間にも生ハム&サラミのパニーニでもてなされた。日の出前の簡単な朝食では、お昼までもたない。飛びついたブレイクであった。

Scheletro di Uva


収穫をすると、すぐに果汁を搾り出す。

白ワインは、すぐに圧搾し、果皮を取り除く。

赤ワインは、果皮のチカラをしばらくお借りする。

Vino Biodinamico in Cantina


こうして、天候や熟れ状態、経験にあわせて収穫を実行していく。

ブドウの収穫は、清らかな風と清らかな光の中、しばらく続く。

Prima Raccolta di 2017


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