大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

タグ:Vinci

Vinciヴィンチ村の舞台フェスティバルMultiscenaで人気のGinevra Di Marco

彼女が来ると人が集まる。

平日だっていうのに、みんな夏休みのように集まる。

ヴィンチの広場は、始まる何分も前から人がたくさんいた。既に満席。

暑い夜は、熱くなる。


夫は、後ろの方で友人と連るんでいた。

少年も、会場の端でクラスメートと過ごしていた。

私は、夜空の下で、満席の横に持参した折りたたみ椅子を置き、本気で聴いた。


彼女の厚い声は、熱いラテンに合っている。

彼らのオリジナルソングもあったが、たいていは、彼らが選んだ彼女の声に合ったラテンソングを歌う。まるで彼女のオリジナルの曲に聴こえて仕方がない。

CD La Rubia Canta La Negra sòlo le piedo a dios

最後の歌には、涙がこぼれてしまった。

彼女の厚い声と熱い眼差しで、スペイン語がスルスルイタリア語に変換された。

勢力者よ、無罪な民衆を痛めつけないでくれ。人類みな同じなのだから。≫

'70年代恐慌期のチリとアルゼンチンの戦争勃発される頃、生まれた曲だそうだ。

世界では、今だって変わらない。

そして、戦争だけではない。

この世の全ての争いがグルグル私の頭の中を駆け巡らせた一曲であった。

 

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魅せられたチェンバロ

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向こうの方で雨が降っている。

嵐かな・・・大丈夫かな・・・

こっちにも来るかな・・・

Blu Bianco Grigio

ランチ後、庭の棚下からどかして、サマーベットの上で空の動きを眺めていた。

一番奥には、夏の青い空があった。

雲は三層になっている。

モクモク入道雲、サラサラ雲、液体が混ざるようなグレーの雲。

Bianco e Grigio

グレーの液体雲が引っ張って来たような涼し気な風が吹いてきた。

雨の予感がするムシムシとお日様のカンカンから凌がれた心地良い風の中、ほんの少し昼寝をした。

Gocce su Fiore di Glicine

遠くの雷で、目が覚めた。

やっぱり来そうだな。

サマーベットを片付け、ソワソワと嵐でないことを見守った。

夏の夕立は怖い。

あの2014919日のヴィンチの丘を襲った嵐を思い出すと、未だ身震いがする。

Gocce su Olive

ヴィンチの丘に、大粒の雨が降り、小さな雹も降った。

きっと・・被害が無い程度に。

Gocce su Pomodori

さっきまで日陰で32度あったのに、今22度。

大地は潤った。

深呼吸する。

Sotto la Pergola di Glicine

再び雲が過ぎ去ると、またお日様が精を出す。

あ~~一瞬の涼だった。

Tramonto dopo la pioggia

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あの小さな・小さなVinciヴィンチ村は、何万人もの人々で埋め尽くされる。

中世のファンタジーをテーマにしたFesta dell'Unicornoフェスタ デッルウニコルノ(直訳:ユニコーン祭)は、今年13回目を迎えた。

Performance 2

オーガナイズしている青年たちは、我が家と同じ丘沿いに住むグループ。顔見知りの青年たちだ。ボランティアで活動している。好きなことが共通した仲間たちと拡げていくなんて、人生の中で一番心に残る友たちと活動なのではないだろうか。近くに住む青年たちだけに、イベントの成功が嬉しい。最終日の閉めに、花火が上がった。私と少年は、我が家から眺めた。その花火は、なんだか彼らの喜びにも見えた。

Program

ヴィンチの丘の家を購入してから、私たちも出向くようになった。当時は無料で、小さな村の小さなスペースで行われていた。

ここ数年、少年と夫もしくは、少年を村内に在住するクラスメイトの親に委託することが続き、私は行かなかった。

だからここ数年の比較はできないのだが、私が最後に行った頃と比べると、なんとまぁ、それはそれは・・。

小さな村が大きな村に変身していた。隅々まで活用され、どの通りにも人がたくさんいた。しかも、少年の通う小学校まで活用されていた。小学校は、80年代のゲームセンターと化していた。な・なんと、少年と私で対決!

Street VINCI 3

少年くらいの子供たちから若い青年たちそしてマニアな大人たちは、とても嬉しそうだ。

コスプレを自慢に通りを歩く。コスプレの彼らがいることで、イベントはさらに盛り上がる。コスプレと写真のコンクールもある。

衣装を本気で自作し、中世ファンタジーのストーリーもつくって、劇を発表するコンクールもある。

コンサートもある。

トークもある。

ファンタジー系の映画俳優も招待され、ファンと交流するチャンスもある。

Performance 1

駐車場の設置模様で、村民は想定した。たくさん人が来るぞ。

Navettaナヴェッタ(無料送迎バス)を用意し、何台も何台も駐車ができるよう、現在未使用の大地は駐車場と化する。

Street VINCI 4

そして、このイベントで訪れる観光客が通る道まで、キレイに草が刈られた。

我が家の方まで、草刈機が現れた。

草を刈ってみると、草で隠れていたゴミが目立つ。それはそのまま。

そのゴミは、地元民が出すものではない。ヴィンチの丘に来る観光客や通りががりの人間が落としていく、忘れ物である。

Street VINCI 2

7月も終わり頃、ヴィンチの丘だって日中は暑い。何が暑いって日差しだが、このイベント最中は、さらに熱気で暑くなる。

何万人もの熱は、屋台やBar、レストランで涼を摂り、カロリーを蓄え再びヴィンチ村で熱を消費する。

どこも大繁盛で、すったもんだしているヴィンチの住人。あのBarに、溢れ出ている人の数・・。日々のヴィンチはのんびりなのに。

この時期だけは、ヴィンチの老人たちはおウチでお留守番。

Street VINCI 1

三日間のこのFestadell'Unicornoを皮切りに、Fiera di Luglioフィエラ ディ ルッリョ(直訳:七月祭)と題して、数日間ヴィンチ村は日暮れから村民を飽きさせない。

Performance 3

毎年たくさんの人を呼ぶ7月最後の週の水曜日には、Volo di Cecco Santiヴォーロ ディ チェッコ サンティというイベントがある。

中世時代、村の悪人は捕らわれ、村民から野次を飛ばされながら死刑とされる。

その死刑の模様を思い出す会。

村民たちが悪人に野次を飛ばしながら隊列する。当時の村民を真似ているのが、中世の格好をした現在の若者村民。野次が、サッカー観戦のように盛り上がる。「あっ、マテオ君のお兄ちゃんだっ!」

そして、火炙りとなった死刑人(ぬいぐるみ)がヴィンチの塔から吊られ、吊られ飛ばされた向こうから盛大な花火が上がるのである。

花火は、オリーブ畑から打ち上げられ、村から眺めるのである。毎年工夫された花火は、短時間でも間近で見ている住人や観光客を釘付けにさせる。

Stand 2

その週末には、Multiscenaムルティシェーナという複数の舞台が無料で観賞できる。

コミカルな舞台が多く、市民に受ける。TVのお笑い番組で活躍している芸人さんも出演することがある。毎年とても楽しみにしているイベント。

Stand 1

最後に、810日頃Calci di stelleカルチ ディ ステッレと題して、流れ星を期待した星空の下で、ワイン会が有料で行われる。

Street VINCI 5

7月の後半、このようにヴィンチ村は盛り上がる。

ちなみに7月の前半は、隣村Cerreto Guidiチェッレート グイディが盛り上がる。


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日が日に日に長くなっていった。

夏至が来ると、日は日に日に短くなっていく。

我が家から眺める夏至の点は、ちょうどあそことあそこの山の間なんだ。

日が沈むとき、日はキュッと山に飲み込まれるように沈んでいく。紅い影だけを残して。

Tramonto Valle Dorata

2017年のイタリアの夏は、早くに訪れた。とてもとても早く。まるで潜んでいたものが急に飛び出してきたかのように。

もう長いこと夏を過ごしているようだが、まだ6月だって終わってない。

夏に暑過ぎることがありえても、早過ぎてはいけない。

春と夏は、植物が芽生え成長するとき。

植物のカラダだってリンパが流れ、ホルモンがあって、時がある。


今が旬のAlbicoccaアルビコッカ(アンズ)は、ボトボト落ちているそう。大急ぎ!と摘んできた大地のアンズは、やっぱり買ってきたアンズより、濃厚な味。

Albicocca Bio

こちらも今が旬のSusini Selvaticiスジーニ セルヴァーティチ(野生のスモモ)。毎年この時期、男子親子で、夫族所有の空き地に摘みに行く。たくさん摘んでくるが、すぐに食べ終わってしまう。

Susini Selvatici

たいていなら八月下旬に熟度が増すFichiフィーキ(複・イチジク)は、もうブヨブヨしている。無花果イチジクのお腹()を開けると、そこには成長しきれなかった詰った花(胎児)のように見え「ワタシ、なんかおかしいよね」と泣いているような悲しい姿で私を見つめた。

本当に。

待ち望んでいた私には、記憶を記録することができなかった。

Relax sotto la pergola

我が家は、取り外しのよしず棚がある。そこを将来、フジとブドウのPergolaペルゴラ(蔓棚)にする計画だが、とりあえずよしずを固定する。

夕日に面するこちらは、このよしず棚が有ると無いとでは、室内三度の差は出てくる。

Pergola con le erbe aromatiche

この棚下は、集いの場。

飲んで、食べて、おしゃべりして、ゴロゴロして、遊んで、作業したり、勉強したり・・・。

虫も鳥もよく通る。風もよく通る。

目の前に広がる夕日の見えるパノラマは、ヴィンチの丘が連なる。丘の渓谷ができている。この渓谷が今枯れ草で、夕日に照らされると黄金の川のように見える。

(ここのパノラマポイントは、ドライブマップにも表記されていている為、車を止めて写真を撮る通りすがりの観光客をよく見かける。)

二十匹はいるのではないかと思われるチョウが集まるラベンダーは、その黄金の川のパノラマを飾る。チョウを呼ぶラベンダーを見ていると、私までチョウになった気分でヒラヒラと軽く飛んでいる気分となる。そしてゴックン・・ラベンダーの甘そうな味が伝わってくる。 ・・気がする。

arrivano tante farfalle

この棚下は、イタリアの庶民が集うCircolo ARCIチルコロ アルチ(=Casa del Popoloカーザ デル ポーポロ Barバール(喫茶店)風だが、各地の庶民が各地に立ち上げた会員制システム文化的社交の場)のような空間。

Circoloには欠かせないCalcettoカルチェット(Calcio Balillaカルチョ バリッラ テーブルフットボールもしくはフーズボール)は、我が家の棚下チルコロにだってある()

gioca con Calcetto Padre e Figlio

この棚下チルコロは、我が家のリラックスポイント。

この空間のために、この家を購入したようなもの。

耳を澄ませば、自然の音色が聞こえてくる。

虫の音、鳥の音、風の音、揺れる音・・・近所の音。

同じ景色でも、日々色が違って、毎日空は違う。

しかし自然が荒れ狂うと、このチルコロにはいられない。ちっぽけな私たちの逃げ場はない。棚下の曝けたチルコロは、一変にして姿を変える。

棚下チルコロは守ってくれないけど、それ以上に私たちを癒してくれる。


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ありがとう↓

20年以上前、フィレンツェに初々しく滞在していた頃、早速、Vinciヴィンチ村の外れにあるレオナルド・ダ・ヴィンチの生家を見学したく、一人でフィレンツェから電車とバスを使って訪れた。

短距離のハイキングコースを歩けばいいものの、きっと・・・道に迷うと思ったのかそれとも一人で畑道は怖いと思ったのか、アスファルトの車道を辿って行くことにした。

車道もオリーブの木々を分けていく。

見渡す限り、オリーブ。

オリーブの坂道は、どこまでも続く。・・・ような気がした。

時間に制限は無い。休憩することにした。

そこ、オリーブの木の下で。

ヴィンチを囲む街々や畑が一望できる。

あの時も6月だった。

ヴィンチの丘・・オリーブの丘を通る風は心地良かった。

当時、自分がヴィンチの丘の大きなオリーブの木がある家に住むなんて思いもしなかった。でも、この心地良さは、そう簡単には見つからないと予感した。

あ~~~気持ちがいい。昼寝までした。

Sotto l'Olivo

今、ヴィンチの丘の大きなオリーブの木の下にいる。

あの時と同じ6月。あの時だって暑かった。でも日陰にいると、このサラサラした空気はあえて気持ちがいい。

風が通る度に、枝が動く。影が動く。

日がチラチラとこぼれ注ぎ、チカチカと輝く。動く影も輝いて見える。

逆光から見るオリーブは、私を見ているようだ。

Ombra dell'Olivo

このオリーブの木は、私の一番すぐ近くにいる。

毎日観察して、毎日撫でる。雨が降った後もオリーブに会いに行く。

このオリーブの木は、どの畑の中でも一番元気で一番実をつける。

5月の開花中、急に熱い日差しに照らされても、彼らの吐息は樹を潤した。

こんな帽子被っちゃって。

Cappellino di Oliva

私のオリーブ。

このオリーブが元気だから私も元気になる。

こんなオリーブの木の下で、私とオリーブは気が一つになる感じがした。

Olivo e Tramonto


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