大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

IMG_2874

今年の六月に日本のパスポートが切れる。

五年前は、日本の小さな市役所でつくったっけ。
こんな田舎でも窓口には
外国人の並ぶ姿が増えていて
見慣れない光景だった。
スラスラ日本語が話せなくたって
日本に滞在していることが嬉しそうだ。

それと、バックが青い写真の息子は
まだ11歳でにんまり微笑んでいる。
かわいかったなぁ。。。

...そんなことを、パスポートを眺めながら
思い出していた。

私は、五年に一度日本に帰国する
...と今年は日本に帰国する年だ。
パスポート番号を登録する航空券を手配する前に
有効期限内パスポートを更新することにした。

パスポートさえ取得しておけば
行くか行かないかは後で決めればいい。
なにしろ飛行機代がやたら高いので検討中。

IMG_2862

IMG_2864

そういうわけで以前は、息子のは
日本の小さな市役所で取得した。
私は、ローマの日本大使館の
フィレンツェ出張サービスで
受け取ったことがある。

あやふやに記憶をたどっていくと
確か当時は...
大使館に切手を貼りつけた返信封筒を送って
オリジナルの申請用紙に記入して
提出しなければいけなかった。

旅券の期限が切れての新規更新だったからかな、何も変更がなくても戸籍謄本も日本から取り寄せて提出しなければいけなかったし、写真の顔の位置やサイズも決まってて、なんなら写真屋さんの指定までもあった。
フィレンツェは、ミラノとローマの真ん中辺だけれども、ローマの日本大使館の管轄で、出張サービスがない頃は、朝一でローマに向かい、確か午前11時ぐらいまでに提出して、午後4時ごろ受け取ることができる、という方法だった。そういった経験もある。

そんな不便な時代も過ぎ...昨年度あたりから、オンライン申請システムを導入したようで、スマフォに専用アプリをダウンロードして、申請ができるようになった。
しかしネットで、パスポートをイタリアで更新と検索しても、アナログ風申請用紙をダウンロードする紹介ページがメインで、そのメインページにオンラインシステムの紹介ページがリンクされているので、正直よくわからなかった。
ので、申請書を指示通りに印刷して、ローマの日本大使館にアポメールをしてみると、紙の申請書の提出だと二度出向かなくてはならないので、フィレンツェ在住(ヴィンチ村はフィレンツェ県内)であれば、オンラインをおすすめします、とのことでオンラインシステム一本でじっくり研究することになったのだ。

IMG_2866

IMG_2867

IMG_2868

申請アプリをダウンロードしても
ダイレクトには作動しない。
OPRnetとかいう在留届に
Emailとパスワードをつくって登録
IDができあがって
(既に登録済みであればIDを持っているところへ)
旅券の申請・発行から
パスポート申請アプリに飛ぶのだ。

やり直しや見直し、確認、パスポートが出来上がってQRコードを見せなくてはいけないときも、とにかく最後の最後まで、この流れでアプリをあけるので、在留届にとべるページをスマフォの中に保存しておくと便利だろう。
息子のパスポート申請だが、本人はメールアドレスもあるので、本人が申請者として登録。親が、家族の分を申請することもできる欄があったので、申請者ごとに登録することはないようだ。

旅券=パスポートの
期限内更新は1年前からできるそうで
切替更新とよぶそうだ。

その切替更新のメリットは、申請時
前回のパスポート取得と同じ内容で
本籍を一字一句間違えずに書ける人は
戸籍謄本の提出が必要ないのだ。

戸籍謄本はたいてい発行されてから6か月以内のものが有効とされるので、私みたいに5年前に日本に行って取ったものなんかダメだし、コピーもダメ、オリジナル(原本)しかダメとなると、日本から取り寄せるしか方法はない。
今回、取り寄せずに済んだので、取り寄せる場合、依頼人がいればいいけれど、いない人や頼りたくない場合、カード決済で市役所が直接海外まで輸送してくれるのかは、わからない。さらには、いつ届くかわからないし、本当に届くかわからない。
私にとって、ここの部分(戸籍謄本提出)がいっちばん困ったところであったので、戸籍謄本の提出が免除されたことは、すごくスムーズにパスポート取得ができたことのひとつである。

IMG_2882

IMG_2878

そして、オンライン申請のメリットは
何ミリまで要求される顔写真撮影が
自分でできることである!

顔写真は、日陰でいいから日中の外の白い壁をバックに、きもち白い壁を多めに、自撮りレンズを使わずに撮る。なぜなら、室内だと照明がちゃんとないと顔の中に影ができやすい。白い壁を多めにすることは、若干の縮小・拡大は申請アプリの中でできるから。自撮りレンズはダメなようなことが書いてあった。
写真を撮影した後の補正で、トリミングはしなかった。青系グレーっぽい白壁はハイライトを強くして見た目上白にした。そうすると、顔の色味が減るので、血行よくさせた。

自筆サインも
白い紙に黒ペンでサインをして
写真を撮る。

補正するとき、あまりトリミングしない。サインも申請アプリ内で多少の縮小・拡大ができる。白い紙は、写真を撮るとグレーっぽくなるのでハイライトを多めにいれたりホワイトを強くしたりする。
黒い字も影はダメとあるので、ハイライトで影は消えるだろうし、コントラストを強くしてみるといいかもしれない。

イタリアの Carta d'identità の前と後ろの
写真ファイルを一枚ずつ用意。
こちらは添付ファイルとなる。

息子はイタリアのパスポートを
取得したことがあるので
期限が切れていてもパスポートの写真を撮って
写真ファイルを用意しておく。
有効なイタリアのパスポートを...とあるが
期限が切れたイタリアのパスポート
と素直に添付ファイルのタイトルにした。

申請者が未成年の場合は
リンクされている親権者同意書という用紙を
旅券申請時に必要なものとあるページから
ダウンロードしてプリントアウトして
自筆で書いてサインして
(共同親権者がイタリアの方は
戸籍謄本に記載の通りに書くとよいかも。
我が家の場合はカタカナで。)
それを、写真に撮って添付ファイルに。

IMG_2888

IMG_2891

IMG_2901

さて、在留届のOPRnetから
申請アプリにとんで
申請時に用意するもののところで
下にスクロールして
顔写真ファイル
自筆サインファイル
をアプリ内にダウンロードしておくと
その場に本人がいなくても
素敵な証明書写真を提出することができる。

現在有効な
電子チップ付きパスポートを読み込むときだ。

私はiPhoneなのだが、申請アプリの指示通り画面を上にして、見えないけど電子チップがある固いページにある太線に合わせて、iPhoneのカメラレンズの横辺りにそういうのを読み込む機能があるらしく、近づけてみたり置いてみたり。申請アプリでは8秒以上かかると言うけれど、けっこうな時間を要した感覚だった。なかなか読み込み完了しないから、本当に読み込んでいるのか疑問がわいてくるが、ただ無言にゆっくり読み取っているだけなようなので待ってみよう。最後には、読み取り完了!と出てくる。

読み込まれると
ある程度自動的に入力されている。

二重国籍の場合も素直に入力していこう。
いつからイタリアの国籍を取得したか
誕生日でいいようだ。
イタリア共和国で生まれ
片親が同国籍であるような項目など
二つぐらいチェックした。

で、最後に、前述した添付ファイルを
添付して完了だ。

機械処理で足りないことをピックアップしてメールにて報告されるのか、ひとつひとつ職員が目を通してメールを送ってくださっているのかはわからない。
しかし、申請完了の翌日、選択した受け取りはミラノ領事館ということで、領事館の方から確認の電話があった。正直に、ついでにミラノの友人に会うためと伝えると、すぐ了承してくれた。

IMG_2897

IMG_2902

二度も不足内容メールがきて、そのたびに前述した在留届ページから申請アプリを開く手順で、不足項目をうめていったという感じであった。
その不足内容は、顔写真やサイン写真を枠内(顔やサインの赤線枠内ではなく、バックの白地部分の全体のこと。だから顔やサインギリギリのトリミングは必要ないのである。)に埋めること、つまり写真自体ははみ出ててもいいのだ。国籍を取得した年月日、Carta d'identitàの後ろの写真とイタリアの期限切れパスポートの写真の提出...いろいろあったw

IMG_2908

IMG_2904

IMG_2909

全て準備が整うと
旅券発行手数料の支払いはどうするかだ。
カードで日本円(¥11000)で支払うか
現地でユーロ(€79)払いか。

その日のレートではなく
もう値段が決まっているのだ。
まるでPlay Stationをこっちで買うように。

この頃、見たことのないほどの円安で
1ユーロ160円!
どんなに手数料とられても
円で払った方が得だ。

カード決済を選択して
カード内容を打ち込み
決済自体は、旅券を受け取った時に実施。

旅券の受け取りは6ヶ月以内。
日にちに束縛される生活でなければ
格安チケットが出てるような日に
特急電車で向かえば
プチ旅行がさらに満喫できるというわけだ。

IMG_2893

ミラノ領事館、初めて来た。
素敵な建物の中にある。

領事館のガードマンはイタリア人だ。
わざとそうしているのか
早速怒ってる風で感じ悪っ。

イタリア語でごちゃっと言われ、いつも丁寧で優しい日本人がいるところに来たと私と息子はイメージしていたので、は?と驚いている内に、お前らイタリア語わかんのか?まで言われ、むしろイタリア語しかわからない思春期青少年はカチンとした口調でトスカーナ訛りで返答w まぁまぁまぁまぁ。

窓口の方は
そのまんま親切な日本人の
外務省の職員の方で、ほっ。
丁寧に私の質問にも答えてくださって
ありがとうございました。

突然の申し出にお付き合いしてくださった
ミラノ在住のMさん
半日でスピーディミラノプチ観光
めっちゃ楽しめた!
全部私たち好みのスポット巡り
最高でした。ありがとう!

今度は、私のパスポートの番。
またミラノでプチりたいとおもう。
Saloneの時期に!

IMG_2922



今日の一曲




Grazie di aver visitato!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
今週も素敵な一週間をお過ごしください。




人気ブログランキング

にほんブログ村 海外生活ブログ ヨーロッパ情報へ
にほんブログ村

IMG_2738

ある日、インスタのリールを次から次へとみていたら、エコロジー生活をしているというイタリア人女性(Elisa Nicoli)のリールがでてきて、彼女のプロフィールページにとんでみた。

イマらしくどれも編集動画でリール投稿だ。
どうやらそれに関する本も出版されているようである。

たくさんの方が似たような投稿をしていても、私の場合はイタリア在住なので、イタリアという国の組織の中で、生きていかなくてはいけない。
だから、この手の情報フィードは、日本での日本語の投稿より興味深々、私のSNSアルゴリズムはこの手に集中する。

IMG_2732

名はエコ・エッセイストとあり
グリーンクリエイターとも称し
地球と人類を尊重したいそうだ。

タイムラインをざっとみると...
メインは
ゴミにまだまださせないモノ
ゴミをつくらない方法
ゴミを分けるなら

そして
環境汚染を自らつくらない方法
つまり
ナチュラル洗剤などのつくり方
生活スタイル

ビーガンではないでしょうけど
ベジタリアンレシピ
などを紹介していた。

IMG_2518

興味があるからどんどんみるけど
どれもこれも
私の生活だった。

私はトスカーナの丘に魅了され
ヴィンチの丘で、今生きている。
ハッシュタグは、田舎暮らしだ。
イタリア語だとvivere in campagnaにしている。

でも、森の奥地で自給自足をするような根性はない。
息子はヴィンチの幼稚園から中学校まで通い、私は今まで近所の農家を手伝ったりして、地域の方たちと暮らし世話になっている。

だから田舎暮らしでも、ちょっと外を歩けば、ヴィンチの住民たちと、手を振って挨拶できる
集落と村を結ぶ丘の上を走る主要通りに住んでいる。

AFF9EE5E-16B1-4B17-ACFE-83A569FF4EC5

その投稿の例をあげてみようとおもう。
例えば、ゴミの分別だ。

ここ数年気がつけば、イタリアきっと南北全国的に、ゴミの分別やゴミの出し方が規制強化されている。

≪ la raccolta differenziata 回収分類≫
vetro ガラス類
plastica プラスチック類
alluminio e metalli アルミや金属類
carta e cartone 紙や段ボール類
frazione umida o organica 生ゴミ類
secco indifferenziato 分類できないリサイクル不可なゴミ
rifiuti ingombranti 粗大ゴミ
rifiuti elettrici 電化系ゴミ
rifiuti speciali 特殊なゴミ


PLASTICAとカテゴリーされているプラスチックは、リサイクル可能なプラスチックをメインに、商品の表示にPLASTICAへとあればそちらへ、かといって全てリサイクル可ではなかったりする。

小物系おもちゃ的なプラスチックは、ほぼINDIFFERENZIATA(リサイクル不可なゴミ)
プラスチックだからといってPLASTICAにどんどんぶち込まない。

特に食品などの商品には、ゴミの分別表示が載っているのでわかりやすいだろう。という投稿。

表プラスチックでも裏アルミなんていう複素材は、リサイクル不可なのでINDIFFERENZIATAとなったりする。表示があるものは表示に従う。

例えば、牛乳パック系は
キャップ→PLASTICA
紙っぽい容器→紙(CARTA)

歯磨き粉のチューブってPLASTICAへとあるけど、実際のところリサイクルできないそう。
だったらアルミのチューブの方がリサイクルできるよ!とエコ・エッセイスト推薦。

歯ブラシだって、竹製品がナチュラル!と思いがちだけど、ブラシの部分がプラスチックだから結局どこにも捨てられず一般ごみのINDIFFERENZIATAへ。
最近だと、ブラシの部分だけ交換できる歯ブラシがあるので、それを薦めている。

色々あるけど、わからない人や間違える人が多いので、ゴミ処理場で作業員たちが分別しているレポート投稿もある。
私はだいぶ前に、テレビのレポート番組でみたことがあるので、人の手で分別されていることは知っていた。
それを知ると、思いやりの気持ちがうまれる。汚れたゴミを洗って捨てたり。

IMG_2586

着なくなった服の処分は、ネットで売ったり
イタリアでは、道端にある黄色い古着回収ボックス(宗教団体が運営しているCARITAS)の他に、ミラノなどの大都市では、HUMANAと書かれた古着回収ボックスにもね!と、団体の活動内容なども紹介していた。

もしくは、雑巾にしたり布巾にして、最後まで布を活用する

シミがついてていくらなんでもまた別のどなたが着るのはちょっと...というようなものは、千切って雑巾、なんていう古着の箱が我が家には常備。
パンツだって最後は雑巾となって役目が終わるのだ。役目が終わるとリサイクル不可なINDIFERNZIATAへ。

私のボロ布習慣は、幼少期おばあちゃんと暮らしていた頃からずっとだ。
こういう習慣は幼少期に身につくものだ。

IMG_2532

エコな洗剤は

PERCARBONATO(過炭酸ナトリウム)
漂白、除菌、消臭ときて、40℃以上(もっと。ほぼ熱湯でも)の湯に混ぜて(湯に混ざるとAcqua Ossigenata(過酸化水素)とCarbonato(炭酸ナトリウム)に分解されるのだそう)、ジュワ~としてる液体に汚れ物を浸す。
それに、Sapone di Marsiglia(マルセイユ石鹼=オリーブオイル石鹸)をさらにちょっと加えて洗濯すると、エコ・エッセイストはいう。

私は、ecoと書かれた洗濯洗剤か食器洗剤を加えている。
現在、自作オリーブオイル石鹸は勿体ないので頭から足まで使えるボディ石鹸に。

ACIDO CITRICO(クエン酸)
イタリアの硬水、石灰だって溶かしてしまう、キッチンや風呂場、トイレなどの水回り必需!
洗濯機に加えることで(柔軟剤のとこ)柔軟効果と洗濯機につく汚れ落とし効果。
臭いがないので、水筒やポットも洗える優れもの。

BICARBONATO(重曹)
漂白・除菌・消臭効果は無いんだって!ずっと除菌と消臭効果はあると信じてた。
重曹は研磨効果があるらしいので、洗剤的には、それらと混ぜて使うのだそうだ。
あとは、私は柑橘系が入る焼き菓子つくりに入れる。
歯磨き粉がきれたぐらいの間隔の歯磨き粉に。

私はついでに紹介させてもらうと
単品のCARBONATO(炭酸ナトリウム)と湯(ほぼ熱湯)で、油っこいキッチン用品やキッチン周りの油汚れや焦げ、めっちゃ落ちるので、試してほしい。

ちなみに、オリーブを搾油する所(フラントイオ)では、Carbonatoで洗浄し、Acido Citricoで、ステンレスの機械やタンクをこすらずピカピカにする。なぜなら、両方、効果抜群の上に無臭。

IMG_2531

私が何故、エコ洗剤にこだわるかというと

我が家は、元ワインセラーを一旦解体して、外観の雰囲気は残しつつ住宅に改築したので、住宅用の水道・ガス・排水などを設置するなど、敷地も大工事であった。

我が家はそういうわけでヴィンチの丘にある。
このように田舎で新築的な工事を行う場合、従来の野放し的排水法ではなく、現代の自然問題を生かした排水法を適用しなくてはいけない。

その排水設備を、イタリア語でFitodepurazioneという。
ググってみると、直訳ではないが、人口湿地と呼ぶようだ。

改築した我が家の下水は、一旦地面に埋まってるトイレ用廃水槽とキッチン用廃水槽に流れ、どれも汚水のみ人口湿地に辿り着き、人口湿地に植えてあるダンチクの栄養となり、そのダンチクたちが我が家の下水を浄化して、大地に放つという仕組みなのである。ちなみにトイレの液体ではない汚物は、バキューム業者に依頼する。

最近では、トイレットペーパーも別で捨てていたりする。

この排水システムを人口湿地で処理していると、下水を含む水道代がほんの少し免除される。

IMG_2723

それと、庭をもつ田舎暮らしをしていると、市で回収してくれる生ゴミORGANICAの他に、臭いが発生する動物系の生ゴミ以外の、野菜や果物の皮、庭の枯れ葉などは、自分でコンポストして自分で活用させるようコンポストキットが無料で(?税金の一部だね)市から配られる。

コンポストをしている家庭のゴミ税金は、ほんの少し免除される。

ゴミの税金は、住居人の人数と住居の面積数で計算される。

企業などはすごいだろうし、小さな会社たちだって割に合わないぐらいすごいのだろう。。。

田舎や自然にぼっとり捨てにくる人がいる。
小さなゴミだって歩いていれば見つけるよ。

ヴィンチの丘に捨てに来る人はたくさんいる。。。
ある日夫はそれをひとつずつ拾って回収場に持っていったら、困られたそう。市役所に届を出して、掃除会社に依頼するのだそう。

ゴミの回収は、各自の責任と税金の割り出しなので、個人名が登録される。やたらに自分のゴミ以外のものは持っていけない変な仕組みがあるので、助けられない場合もある。

IMG_2729

まだまだたくさん細かくあるのだが、インスタのリールで出会った彼女の投稿と私のヴィンチの丘エコ生活も混ぜて一部を紹介してみた。

イタリアでは、なかなかゴミを燃やす習慣はなく、むしろ焼却場は地域の住民は断固反対、大気汚染の心配をしているからである。

現在の日本の状況は知らないが、何十年も前から日本はゴミを燃やしている。ゴミ焼却場にはたいてい温水プールが併設されていた。
どんなにフィルターで煙が濾過されても、EUの人たちは納得いかないのだ。地球を温めることもいけないし、燃えることで出るCO2の排出も抑えなくてはいけない。

そしてリサイクルをしているとはいえその裏でもビジネスがあり、本当にリサイクルされているのかはなかなかに明らかにされていない。EUのゴミは処理されているのかと思いきや、東南アジアでゴミの回収ビジネスが生まれていたり。

毎日毎日必ず一個は出るゴミ。
各自各々にゴミの出どころと行方を認識して、ゴミを減らしたり出さない生活を心がけるべきだとおもう。

細かくて面倒なんだけどさ、ひとりひとりの気持ちと行動が環境保護をしていることになる。
これだって十分、自分にできることのひとつだとおもっている。誰にも見られてなくったって、ひとりだって、どこに行っても、自分にできることのひとつは、ゴミの処分。



* 能登半島地震、心よりお見舞い申し上げます。



Grazie di aver visitato!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
今週も素敵な一週間をお過ごしください。




人気ブログランキング

にほんブログ村 海外生活ブログ ヨーロッパ情報へ
にほんブログ村

IMG_2402

ブドウとオリーブ栽培を
ヨーロッパ基金を使ってトスカーナ州主催の
農業士養成講座の最終試験が
2014年の初夏だった。

その前からぼちぼち
近所の農園のブドウの収穫の手伝いや
自分チのオリーブでオリーブオイルを
搾りだしたりと
興味を持たずにはいられなかった。
そんなところに住んでいる。

小さな息子を連れ歩いて
講座を受けたり、農園の畑仕事を手伝った。
目の前にある資源でしか
私は働けなかった。
そのぐらいの能力しかなかった。

でも日本人で
イタリア文化のブドウやオリーブ栽培を
無料で学ばせてくれたこと
最終試験に合格できてスキル証書も
いただけたことが誇りにおもえるようになった。

経験を積めば積むほど
興味を持てば持つほど
知識や情報が増えていった。
こだわりさえもうまれた。

それと、有機栽培、バイオダイナミック農法で
造っている農園と最初から出会ったことが
作物への労わりの気持ち
自然との共存の認識が
ただ自然が好きという以上に
自分化していった。

IMG_2422

この十年間、気候が著しく変わった。
身にもって感じるほどだ。

2014年の9月、トルネードが
ヴィンチを襲った。
家も車もボコボコにした直径8㎝大の雹が
黒い空からいっぱい落ちてきた。
ブドウの収穫をしている最中の農園は
血だらけになる作業員もいた。
まだまだこれから収穫する農園は
あっという間にブドウが消えた。

オリーブもボトボト落ちていく上に
そういう急激な冷たい石にあたって
オリーブの木が病気になっていく畑が
ほとんどだった。

嵐のあと48時間以内に消毒液を散布しなくては
その病気を防げないが
オリーブの木にまで気に掛ける余裕は
ヴィンチ住人には少なかっただろう。

私が早速管理しはじめたオリーブ畑は
ご近所の農園が散布していたので
ついでに、お願いして散布してもらった。
オリーブの実はないのに。

そのあと、剪定で対応できるところは
剪定でゆっくりゆっくり治していった。

寒波が三月にやってきた年が
この十年で二回もあった。

寒波にやられたブドウの芽は
樹液を凍らせパリパリに枯らした様は
ミイラのようで異様だった。

寒波に耐えられなかったオリーブの木だって
私は目の当たりにした。

もしくは、10月の温暖で
オリーブミバエが大量発生というか
一気に産卵しまくった年。

毎年の猛暑。

毎年、干ばつだったり大雨だったり。

IMG_2424

2023年のヴィンチのオリーブは
凶作に終わった。

トルネードに襲われて
オリーブが落ちたのではない。

去年、十年間ではじめて大豊作だった
ヴィンチのオリーブ。

そこで生まれた種たちは
未来を指令した。
エネルギーの消費を控えろ。

私たちのことではない。
オリーブの木自身でコントロールしているのだ。

私が管理しはじめた畑では
化学肥料を与えない。
刈った草や落ちた葉が
彼らの肥料だ。
猛暑や干ばつで地面が割れ
そこに恵みの雨が入っていく。

木は自力で養分を探しにいく。

虫たちと共存し
生まれ食べられ
土に排出したり還っていく。

こんな方法が有機栽培だったりするとおもう。

だから、私が管理したオリーブの木々は
この十年間で、身体が洗われたはずだ。

抗体をもち、治癒力が身についたはずだ。

私ができることは、剪定をして
日の当たりや風通しをよくすることだった。

IMG_2405

私は、こういう実は貴重な体験を
SNSで写真を、文章でブログを
どこかの誰かが参考になるかな、とか
ヴィンチの四季の色は私の癒し
シェアしたいと想い
記録として残しはじめた。

すると、興味を持ってくださる方がいた。
世界から多言語で声援のコメントをいただいた。

私がこだわるオリーブオイルに
興味を持ってお声掛けしてくださることも
増えてきた。

はじめのうち、友たちに味わってもらっていた。

リクエストが増えることで
私の管理している畑だけでは
賄えなくなってきたこと
私がいちいち全部勉強しなくても
正式に日本へ輸出する方法は
日本行きオリーブオイルの監修を
ヴィンチの農園にかってでて
日本の輸入業者さんに依頼することだった。

ヴィンチの農園は、日本行きには嬉しいけれど
私がオリーブの栽培や収穫方法、搾油所を指定
フィルターの指示、瓶詰、キャップ、汚れ、梱包
さらにはラベルデザインまでオリジナル
それはそれはうるさくて面倒な
日本人だったとおもう。

日本の、オリーブオイルを専門に
輸入されている業者さんは
パンチが強すぎて、値段が高い
トスカーナのオリーブオイルは
日本では人気がない
と散々言われ続けた。

トスカーナ独特のオリーブの品種は
変えられない。
収獲日を遅らせることで
苦味を抑える方法を試みていた。
が、
オリーブオイル文化ではない日本人の舌に合う
後味の辛味が抑えられた
シチリア産やプーリア産のような
オリーブオイルにはいかない。
むしろそうなってはいけないし
トスカーナのオリーブオイルは
トスカーナ料理にあった
苦味と辛味が必要なのだ。

そしてさらには、ロシア戦争で
石油を筆頭に何もかも値上がりしたこと
生産側も同価格では生産できなくなってしまった
輸入側も何倍もの空輸代の高騰で元が取れない。
困った。。。

FullSizeRender

近年の異常気象で
農作物の生産が安定しないこと

生産・送料の値上がり

今後のトスカーナオリーブオイルを
正式にご紹介していく自信がなくなってきた。

2023年のヴィンチのオリーブオイルは
オリーブの凶作で、断念することを決意した。

だいぶ日本風に慣れてきたA農園に連絡すると
多少のオリーブは生産できているということだった。
私は、日本の輸入業者が懸念していたので
オリーブオイルの監修を追っていなかったが
やっぱり監修をしていないと
自分たちの搾油所で搾油してもらう
ということだった。

そこの搾油所はヴィンチでも大きく
搾油量を重視する傾向にあるので
搾油時の温度が高い。

私にとって、搾油機はとても重要だ。
いかに成分たっぷりで濃厚なオリーブオイルを
高品質に抽出するには
ソフトに攪拌して
低温でオイルを抽出し
高性能に水分と油分を分ける
できたら、すぐにフィルターにかけ
劣化成分を即除去することなのだ。

DSC08303

今年は、我が家のオリーブは
B農園と混ぜてもらうことにしたので
そのB農園のはたまた別の
丘の上にある搾油所で搾油してもらった。
が、私が指定する搾油所ではない。
何℃で搾られているかも
どんな機械かもわからない。
でも昨年その搾油所で搾油して
ローカルな範囲でのオリーブオイルコンテストで
このB農園は優勝したみたいなので
上手に絞ってくれるのだろう
そのぐらいの信用だった。

我が家に持って帰ってきたオリーブオイルを
プロがやる風に生で試飲する。

ん?
香りはまぁある。
口にふくんだときの苦味はあるけど
辛味が足りない!
後にも、のど越しの辛味が残らない。
どちらかというと、こういうのを
日本のオリーブオイル輸入業者に求められていた
日本人嗜好なのかもしれない。
でも、トスカーナらしさはちっともない。

今年のオリーブがそうなのか
私の愛用搾油所ではないからなのか
よくわからない。
けど、異常気象だったオリーブのストレス具合
だとしたら、わかる気がする。

DSC06359

つきまして、繰り返しますが2023年収穫の
ヴィンチのオリーブオイルは
残念ながら、ご紹介することを断念いたしました。

以後の予定は未定ですので
引き続き、ゆるりと発信しているブログやSNSを
チェックしていただけると幸いです。



Grazie di aver visitato!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
今週も素敵な一週間をお過ごしください。




人気ブログランキング

にほんブログ村 海外生活ブログ ヨーロッパ情報へ
にほんブログ村

IMG_2320

IMG_2323

IMG_2318

近頃、じっとした体勢で
手だけを動かす作業をすることが多い。

だから、身体がとにかくなまっていくので
ウォーキングを週末に
平日はストレッチングを
心がけるようになった。

その心がけをやろうと思える余裕も
近頃もてるようになった。

それでも相変わらず左肩は
痛いし上がらないしねじれない。
節約しながらの国民保険(ASL)を使った
検査と検診と治療を選択しているので
時間はかかるが
手先の作業には問題はない。

この手先作業の仕事を
イタリア人にもまれながらやりはじめた頃
歳的に人生経験はあっても
仕事内容も大勢のチーム関係もはじめてだ。
この歳で毎日が緊張の日々だった。

苦手なヤツらは
人の悪口言うヤツ
仕事も好意も文句言うヤツ
いい歳こいて嘘をつくヤツ
自分ばかり喋るヤツ

そういうヤツらに気をとられなければ
私は冷静でいられるし
余計なこと言って変な環境つくるより
だったら黙ってた方がいい。
でも大人だからタイミングをみながら
向き合わなければいけない。
話し過ぎもダメだし
ずっと沈黙過ぎてもダメ
うまくつきあわなければいけない。
こういうところで自分のもつささやかな
コミュニケーション能力を発揮させなければいけない。

そういうのが少しずつ慣れてきた様だ。
そういう環境に疲れなくなってきた様なのだ。

IMG_2375

IMG_2385

IMG_2331

IMG_2315

11月2日木曜日の17時頃から22時頃
ちょうど帰宅時間で夕飯時間だ。

あの日、物凄い大粒の物凄い量の
雨が降った。

私はスーパーで買い物をしていて
大雨が降ってきたなぁ
少し収まるまで
わざとゆっくり買い物したぐらいなのに
一向に収まらない。

待ってても仕方がなさそうなので
勇気を出して車を運転しはじめた。

時速30㎞だろうに
大粒と大量過ぎて前が見えない!
川の氾濫どころか雨水がどんどん溜まって
既に洪水状態...

私たちは丘の上に住んでいるが
丘に辿り着くまでには
平地にある道を通らなくてはならない。

私が帰ってきた時間はまだ
溝もどぶも平地からの雨水は
あふれかえってなかった。

しかしあの日、家の族の男子たちを
また街に迎えに行かなくてはいけなかった。

奴らは、大きな建物の中にいたから
物凄い大雨が降っている状況がわからない。
のこのこ20時頃電話してきやがった。

私はそれまで
家の中の雨漏りの対応に追われていた。
地盤が緩んだのだろう
家が少し沈んだようだ。
接続部分に亀裂が入っている。

私は、一か八かで運転しはじめた。
しかし、丘の上でも大雨と
ブドウ畑から流れてくる雨水で
丘の道さえも洪水状態で
私も車も台無しにするのは御免だ。
お前らは、街に残ってろ!

結局、義弟の車体の高い車で送ってもらって
帰ってきた。
義弟も家の族男子も無事だった。

丘の上だから雨がやめば水は引いていく。
家が崩れ落ちていかない限り
丘の被害はそうなかった。
平地の方の被害はよくわからない。

各地に住む思春期青少年の友チャットで
回ってきた映像に愕然とした。
あれからSNSでもいっぱい目にした。

思春期青少年が通う学校の地域は
そう被害はなかったようで
休校にはならなかった。
が、道中での被害や交通混乱
川が氾濫した地区の学友たちを想い
自粛させた。

IMG_2358

IMG_2360

あんな怖い思いをした台風でもない大雨は
はじめての体験だった。

それでもときどき秋晴れとなり
ブドウの葉は秋色に変わっていく。
葉は透けだして
ブドウ畑が雨上がりでキラキラ黄金になる。

私は、今また無事でいられることに感謝し
秋晴れを歩くのだ。

歩いてストレッチをして
やってないより体の調子はいい。
肩が不自由なのが悔しいけれど。

今週もがんばろ。









Grazie di aver visitato!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
今週も素敵な一週間をお過ごしください。




人気ブログランキング

にほんブログ村 海外生活ブログ ヨーロッパ情報へ
にほんブログ村

IMG_2334

IMG_2333

2023年、オリーブは実らなかった。

我が庭のボスのようなオリーブの木の下で
内側からパラパラあるオリーブを眺めながら
今年を振り返った。

自分の2023年も振り返ったり
家族の今年も振り返ったり.....

FullSizeRender

FullSizeRender

2023年の春
イタリアの各地で洪水となるほど
雨が降った。

ブドウの木はカビの病気になったり
そのときから不作が予想された。

春、異常気象となると
果実の芽生えや開花や結実
さらには病となり
なかなか子だくさんとはいかない。

ヴィンチの旬の果物が
全然食べれなかった年だった。
たまに手にする果物は
ローカルなものはなかった。
スペイン産だったり
南イタリア産だと安心したり。

FullSizeRender

FullSizeRender

ヴィンチのオリーブは
昨年度が豊作だったので
今年は不作の予想はしていたはものの
こんなにひどいとは予想外だった。

今年の異常気象だけが原因ではない。
もう果実を生む指示は
そのまえのオリーブの種のチカラ
指示をしていると、とても興味深いデーターを
農業講座で習ったっけ。

だからここ数年の異常気象に
オリーブたちは制御しているようなのだ。

オリーブは、ヒトのマーケットなんて関係ない。
去年いっぱい生んだから
今年は去年の分でなんとかやって!
みたいなノリだ。

去年のオリーブオイルがまだまだあるし
オリーブオイルの保存と管理がきちんとしてれば
開けるたびに、いい香りが鼻に入ってくる。

我が家のマイオリーブオイルはこだわって
搾油後すぐフィルターに通している。

フィルターに通すことで
酸化を速めてしまう不純物が取り除かれ
安心&安定で長期保存ができるのだ。

フィルターで漉されていないと
酸化して味がどんどんかわっていくので
同じように保存しても賞味期限が全く異なる。

本当のオリーブオイルの美しい味とは
私はフィルター後だとおもっている。

そういうことを知らない
オリーブ文化の国イタリアの民だって
そういうものだと思っていたりするので
興味を持って学ぶことは大切なのである。

IMG_2273

IMG_2275

私は腕を痛めた。

さらには、毎日イタリア人にもまれながら
別の形で食品業に精を出している時期だ。

そして、オリーブ不作。。。

夫にできる分だけ収穫させて
お馴染みバイオダイナミック農法の農主の
収獲されたオリーブに混ぜてもらうことにした。

オリジナルオリーブオイルではなくなるけれど
オイルになる実を放っておけない。。。

だから農主のプログラムで収穫をする。

農主は派遣労働者に数人来てもらって
わーっと収穫してその日に搾油所に持っていく。

収穫後、早ければ早い方がいいけれど
48時間以内だったら、そう変わらないと
データーが出ていると教わった。

だから農主のプログラムに合わせた日に
収獲して、次の搾油日の日に
また私たちも収穫するのである。

10月27日の段階で
オリーブオイルの搾油率
11,5%だったそうだ。...低い。

実が少ない上にオイルの抽出量も少ない...

私たちは、あともう一回ぐらいの収穫。

残った黒オリーブは、塩漬けに
あえてとっておこうとおもう。



よく読まれています。
EVOオイルとは Olio Extra Vergine di Oliva



イタリアでブドウやオリーブ栽培を
学ばせていただきました。
カテゴリーオリーブ OLIVI より
当時の気持ちや状況を盛り込んで
貴重な体験を綴りました
エッセイPhoto Blogです。
もしよかったらお時間のある時に
どうぞご覧ください。
何か参考になることがあれば
これ幸いです!

Instagram @obatamakivinci @realmakici


Grazie di aver visitato!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
今日も素敵な一日をお過ごしください。




人気ブログランキング

にほんブログ村 海外生活ブログ ヨーロッパ情報へ
にほんブログ村

IMG_2074

IMG_2061

私にはたくさんの友がいる。
会わないけれど、心は繋がっている。
会わないけれど、会ったときはまるで
昨日もしくは一週間ぐらいしか経っていない
そんな気持ちで久しぶりなのに
久しぶりに感じない。

来月30歳になるという
シチリアからトスカーナに引っ越して3ヶ月
パレルモ近郊ど田舎育ちのシングル女子と
仕事をした。

今の若い子たちは、人種差別があまりない。
きっと学校では普通に
様々な人種が通っていたに違いない。

だから、へたによそよそしい大人より
若い子たちの方が私は
話しやすかったりする。

話をしているとやっぱり若く
彼女たちの今とこれからを想像して
ワクワクするし楽しくなる。

とりあえず人生のアドバイスをするが
ひとそれぞれの運命を追いながらの人生だ
アドバイスなんかじゃない
結局は、私をなんとなく見て知ってもらって
印象に残ってくれたら嬉しいとおもう。

友だちがまだいない、ということだった。

だから、友だちの話をした。

友だちって
会わなくても友だちでいられることが
友だちだよ。

IMG_2063

IMG_2055

ある食品会社の仕事が一段落したが
また近々一緒に仕事がしたい
ということだった。

私はあまりグループに馴染めてないかな
と、思っていたけど
自分をもっていておどおどしてないところは
誰かがやっぱりみつけてくれていた。

彼女たちは、とにかくおしゃべりで
私とは正反対だ。
私だって話すときは話すけれど
私は、時を待つ。急がない。
なんせ、仕事中ですもの。

出荷が終わって穏やかな時間、そうやって
シチリアシングル女子と語り合ったり
はたまた長年のベテランと話す間があった。

性格の明るいベテランは、私たちの会話に
「何話してたの~」私も入れて~
みたいに入ってきた。

ベテランなのに
ピリピリしてないところが好き。
同じ歳で
一人息子がいるところなんかも同じ。

息子さんは18歳で
高校5年生で最後の年だ。

ベテランの息子さんと一度だけ
ちらっとお会いしたことがある。
素直そうな青年だ。
あの時確かに
わーと私を見ていたのは覚えている。

帰宅後、息子さんはお母さんに
「あの人と一緒に仕事してるの?」
と聞いてきたそうだ。
「そうだよ。」
「へぇ、かわいい人だね!」www
「あの方ね、普段話さないんだけど
話すときは、正しいこと言うのよ。」
...なんていう会話をしてくれてたのだ。
嬉しい!

という話をしながら、私が口をあけるときは
人が話を聞いてくれるときだよ
という話をした。
「確かに、あなたは人の話よく聞いてる。」

IMG_2041

IMG_2163

静かに働く私になったのは
今にはじまったことではない。

イタリア語ができるできない
もあるかもしれないけれど

誰もいない大地でブドウやオリーブ
空や虫と共にした空間の心地よさを
知ったからかもしれない。

ううん、それだけじゃない。
もともとは、日本で体験したことだ。

学生を卒業して、初めて入社した
横浜の木工会社の影響が大きい。

その木工会社には
聴覚障害者が数人働いていた。

彼らは、聴こえないし
自分の声が聴こえないから
声にして話さない。

彼らと話すときは
私も声にして話さなかった。
目だけでもしくはジェスチャーだけで
遠くからも合図し合ったり
あるときは笑い合ったりもした。

目が合うと、いつもにっこりしてくれた。

怒ることもあるだろう
でも怒鳴ることはできない。

ちょっと通じ合えないとき
寂しそうな顔をして諦める様子だった。

IMG_2077

私は当時21歳だった。

私は、彼らと一緒に仕事ができたことが
一生の宝となった。

言葉を大切にしようとおもった。

どんな人とでも言葉と目で会話をしよう
とおもった。

話を聞こうとおもった。

考えようとおもった。

答えようとおもった。

にっこりしようとおもった。

静かに生きようとおもった。

全部表現できなくたって
普段の姿勢で表現できたらいいのではないか
とおもった。

きっと彼らは
私がこんなにも刺さった出会いだとは
思ってもいないかもしれない。

私は、わざわざ出会う人ごとに
この体験を語ろうとはおもわない。

私は、彼らのような姿勢と私にできること
両方を表現できたらとおもいながら
個人や団体と接しているのだ。

それと
私は、今この仕事のやり方で生活をする
と決めた意志が、どんな環境でも
おどおどさせないのかもしれない。

それと
人生の経験を積んできた
年齢というのもあるのかな。

IMG_2166

IMG_2175

息子関係の話をしているとき
未成年の思春期時代って
なんにも怖くなくって
未来のことなんかちっとも想像できなくって
今が楽しくって、親が守ってくれてて
先進国の人だったらみんなそうだとおもう。

ある人は、あの時に戻りたいと言う。
ある時私も
同じことを言っていたような気がする。

でも今は、戻りたいとはもうおもわない。
うっとり思い出して楽しむのがいいな。
だって
こんな大変な人生がまっているんですもの。

戻らない代わりに
一日一日を大切にしようとおもった。

IMG_2092

今年は、ブドウの収穫が手伝えなかった。

収穫前に摘みに行ったブドウたちは
元気なヤツとそうでないヤツがいた。

変な気候だったけれども
がんばってるヤツはすぐわかる。
味を濃厚にして、輝いていた。

彼女たちをみて、また勇気がでた。




今日のTrailer





Grazie di aver visitato!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
今週も素敵な一週間をお過ごしください。




人気ブログランキング

にほんブログ村 海外生活ブログ ヨーロッパ情報へ
にほんブログ村

IMG_2207

私たち夫婦はよく口喧嘩をする。

夫がいつもイライラしてなんでも否定するから
と私はおもっているけれど
きっと夫からすれば
私が彼らを信用しないでいちいちうるさく言っている
とおもっているに違いないし
そう私たちは言い合っているので知っている。

理由は、だれもがわかっているのに
何故、お互いなおせないのだろう。。。

IMG_2084

IMG_2090

よく怒る人、よく騒ぐ人
聞こえるように自分の文句を言っている人
汚い言葉を簡単に使う人

イタリア人にあるあるで
いろんなところで似たようなタイプの
男性にも女性にも出くわす。

夫も典型的なあるあるタイプだ。
もうちょっと落ち着いてくれないかなぁ
と、夫にもおもうし、出くわす人にもおもう。

何が不幸せに怒りとかイライラとか
感情をむき出しにさせるのだろう
と、客観的に考えてしまう。

私だってイライラするけど
人に怒りたくなることは少ない。
そうならせた環境にムカつくことが多い。

イラついても騒ぐことはないけれど
家族を見守って待っている私は
質問攻撃になってしまうことが多々あって
自分だったらこうするあーすると彼らと違うところで
口喧嘩が勃発してしまう
そう、経緯だってわかっている。
 
夫とは口喧嘩となるが
思春期青少年とは口喧嘩になる前に彼は逃げていく。

IMG_2212

IMG_2219

しかし、私が我に戻って冷静になれる武器は
広大な空をみることだということを知っている。

我が家には、空が上ではなく
目の前にある。
窓をみれば、外は空だ。

人がおもうように動いてくれないのは仕方がない。
自分はひたむきに一生懸命やっているつもりでも
何かに欠けて、うまく社会についていけないとき
が、一番悔しい想いになる。

そういうイライラしたとき
私は、目の前の広大な空をみると
モヤモヤが一瞬去っていく気分になるのだ。

だから、夫と口喧嘩になると私は必ず
「空をみろ」と言って、お互い落ち着かせる。

空をみると、言葉を失うのだ。
静かな空は、私たちをずっとみつめていたかのようで
私は恥ずかしくなったりもする。

空は、ゆっくり動き、変化し
黙って見守って、私たちに考えさせる。

空と同じ位置の家を選んだんだ。

小さな自分は大きな空をみて
ちっぽけさを思い知れ。

小さな自分は大きな空をみて
大きくなれ。

IMG_2215

私たちは、23周年の結婚記念日を迎えた。

口喧嘩は日常茶飯事のようにしてるけど
おもうようにいかないことが常な世の中だけれど
やっぱり心配しあって
なんとなくの未来がうまくいくことを
なんとなくお互いが願っていて

不意に舞い降りてくる節目のような出来事を
二人で、誰にも相談することなく決めて
失敗しちゃっても文句言いっこナシにしよう。

私たちには空が守ってくれるさ。

くじけたくなるときも
大きな空をみつめて、冷静になれ。

IMG_2191

初秋の夏日和だった日曜日の道路は
海へ向かうだろう車がいっぱいだった。

レンタルらしいきれいなキャンパーをたくさんみた。
「私たちもいつかキャンパーで旅したいね。」

キャンパーをみると私たちは
オーストラリア滞在を思い出す。
オーストラリアの話をしなくたって
私たちは空をみながら勝手に回想している。

IMG_1979

昨日、母が死にそうだ、という夢をみた。
母の愛人から連絡を受けたけれども
私に母がどこにいるのか教えてくれない。
この男性はひとりで見届けたかった様子だった。

会いたいのに会えない。
悔しくて泣いているとき、目が覚めた。

私は、私のことをいつもみつめている空をみた。
なんとなく私を抱きしめてくれるような空だった。



今日の一曲





Grazie di aver visitato!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
今週も素敵な一週間をお過ごしください。




人気ブログランキング

にほんブログ村 海外生活ブログ ヨーロッパ情報へ
にほんブログ村

IMG_2112

夏休み最後の日曜日
私たちは海に行った。

思春期青少年のリクエストだ。

Livorno県の海沿いは
きれいな海岸がたくさんある。

私たちはいつも
San Vincenzoという地の
ビーチに行く。

少年が4歳ぐらいの頃
ビーチからちょっと奥まった
静かなキャンプ場に
はじめてテントをはった記憶は
深く刻まれた様子だった。

少年の小さな自転車で
キャンプ場内を移動したこと
BBQをしたこと
持参のテーブルでご飯を食べたこと
コイン式の制限時間付きシャワーで
一人でバタバタ体を洗ったこと
トイレは遠いところにあること

ニヤニヤしながら思い出していた。

他のことはあんまり覚えてないのに
キャンプの思い出は強いようだ。
毎年、キャンプしようという。

いま、キャンプする気力は
私にはないので
広大な海を見ながら
ゴロゴロすることにした。

IMG_2108

私は8月中、正社員の夏休みの穴埋めに
食品会社で200時間も労働していた。

正社員が戻り始めた頃
土曜日がやっと休みになり
家族サービスをすることにしたのだ。

IMG_2114

イタリアでは、かなり観光客が減った
気温もだいぶ下がって
海水はちょっと冷たくなった透明な
9月の海は人気がある。

それでもパラソルはあると助かるけど
海上がりの冷えた体に
強そうでそうでもない
太陽の日差しは心地よい。

空は澄み渡り、波もほぼ無い。
南方には
Populonia(半島になってる村)が濃く
Isola d'Erba(エルバ島)が薄く
グラデーションになっている。

水平線は空と海の青のグラデーション。
絵になるヨットがプカプカ浮いている。

海の景色はやっぱり自由感があるなぁ。

IMG_2128

食品会社の従業員は、毎日
同じ作業と向かい合った形式の作業台は
恰好の井戸端会議の場だ。

ずーーーっとおしゃべりをしている。
私も時には話に入るけど
バカバカしい話ばっかりしてるので
ほぼ騒音としてしか入ってこない。

イタリア人のオバちゃんたちの会話は
社長の悪口&そこにいない同僚の悪口w
今日の献立&料理レシピ
子どもの成長&学校問題
ひとのドラマ的人生
生活の問題
便利な生活用品
などなど
若い娘たちの会話は
下ネタまででてくる始末。

イタリアでイタリア人と働くならば
会話力は必須。
おどおどしてはダメ。
自分をもっていないと
すぐ孤立してしまう。
イタリア人はおしゃべりと作業
二つのことが同時にできる人が多い。

先日若い新人の契約社員が入ってきて
ベテラン社員が
「動作からして全てがシャイだ」
という話を私にするので
「私も相当シャイで人見知りですけど」というと
「アナタは年齢的にシャイとかではない」
というのである。ふーん。

そういうくだらない会話の日々から
解放された気分になった海日和。

IMG_2117


IMG_2103

思春期青少年は、9月はじめの試験で
進級が決まった。

イタリアの高校は、進級制度が厳しい。
一年間の出席数、最低レベルの成績に
達していないと即落第
一教科二教科最低レベルの成績に
達していないと
夏休み中復習して
9月はじめのチャンステストに
合格しないと一教科でも落第...

夏休み、学校は補習授業を開催してくれる。
各学校、やり方や決まりは違うが
この補習授業を義務化している
学校もあれば
参加は自由と自己に任せる学校もある。

大人的に考えれば
この補習授業に参加することは
進級を手伝っている
とモラル的に捉える。

6月、学校が夏休み入ってすぐ
一ヶ月研修期間に入った。
7月、研修が終わったらその足ですぐ
一週間の補習授業がはじまった。
夏休みまでプログラムされているw

あの週、40℃あるぐらい激暑な中
大人的モラル作戦の補習授業に
参加した思春期青少年少女たち
汗だくでみんなノートを内輪代わりにして
ちっとも頭に入ってこなかった
と愚痴っていたが
とにかく絶対に行け!と煽った。

思春期的に考えたら、ただただ面倒だが
大人的に考えれば、そこがポイントで
来た生徒には褒美として
勉強しておく箇所を教えてくれるはずだ。

夏休み期間バスもない。
そこで活躍したのが
5月に仮免を取ったスクーターだ。
片道20km強、よく通ったもんだ。

それに慣れて
学校方面のサッカーの練習も
そっちのお友だちとも
今や行きつけパキスタン人経営の床屋にも
一人で行くようになった我が思春期青少年。
ブドウ畑のど真ん中にあった
田舎の研修先にだって
田舎道を毎日原チャリで通った。

そして7月の補習授業が終わって
私たちはバルセロナに飛んだのだ。
これもスペイン語と英語の勉強...
と目的付けて。

8月のFerragosto(8月15日祝日)
の週が過ぎると
思春期青少年は、5日間サッカーの強化合宿
合宿後は、まるで何もすることはないだろうと
毎日のように練習x練習。
時には午前午後も。

いつ勉強してたかはよくわかんないけど
練習x練習の間にも
チャンステスト間近の補習授業

日本で
通っている高校で落第するなんてこと
聞いたこともほぼないから
私は慣れてない。
こっちがヒヤヒヤハラハラしたもんだ。

勉強しろ!と言えば
勉強してる、と返ってくる。

わかんないとこわかったの?と聞けば
わかった、と言う。

ニュースでは
夏休み中ずっと勉強していた子の話
家庭教師までつけて勉強している子の話
そんな風に伝えてて
ウチの子は...と不安にさせられた。

テストの数日前
日本人だったらガリガリ勉強するだろうに
地元EMPOLI vs JUVENTUSの
サッカーの試合を観に行ける余裕があって
何を信じてよいかわからなかった。。

IMG_2119


IMG_2135


IMG_2144


IMG_2145

あまり勉強している姿をみなかったけれども
結果、進級することができた。

やっぱり
大人的モラル作戦補習授業の前編の方
激暑の中、参加を自己に任せた補習授業
とっても大切だったそうだ。

前編に参加した子たちは
みんな進級したそうだ。

しかし、8月の後編授業は
見直し程度で
行っても行かなくてもいいぐらい
だったそうだ。

後編だけに参加したお友だち...
落第しちゃったそうだ。

激怒して、我が子に愚痴電話してたが
「お前が勉強しなかったのがいけないんだろ」
と、友に説教している思春期青少年...
それはそれでいい友だち関係だ。

イタリア全国の話だったとおもうけど、
思春期青少年いわく
15人に1人は落第するんだそうだ。

食品会社の同僚ママの息子も落第しちゃって
ママの涙をランチタイムに共にのみこんだ。

その学校は、補習授業が義務にもかかわらず
テストに補習授業でやらなかったことをだし
先生は狂ってるのか笑ってた
と激怒した。

その学校は65人も落第させたそうだ。

2度落第するとその学校に通えないそうだ。

この時期
始業で浮かれている空気があるけれども
その反対には
学校を辞めていく子もいるのである。

テストから始業までの10日間ぐらいで
進路を考えなくてはいけない。
そういう話を今まで聞くことはなかったが
現実が近づきはじめ
イタリアの学校システムを知らない私は
同年代のママたちの話は参考になる。

その後、我が子の落第しちゃった友は
超開き直っちゃって
勉強する量が減るとかなんとかで
前より幸せそうだよ、と
苦笑いしながら語る。

8人ぐらいいたヴィンチのお友だちも半分以下
クラスの仲良しのお友だちたちも落第しちゃって
進級した子たちがなんか変に寂しそう。

私も、何故か涙がこぼれた。

今年は進級できたけれども
翌年はどうなっているのかわからない。

ぎゃんぎゃん言っても本人次第だし
私は頭が良くなくても
母から勉強しろと言われなかった。

落第しても
国立ではなく市立の専門学校で
新たな進路を見つけ
順調に過ごしている例も聞く。

落第が悪いわけではない
というママ友もいるし
学校や先生とのフィーリングもあるみたいだし
専攻を見直すことができるチャンス
だったりもする。

なんとなくネガティブなひびきだし
若いうちに人生の見直しをしているみたいで
こっちがハラハラする。
しかし、こういう時
大人がしっかり守って
進路をアドバイスすることが大切だとおもった。

IMG_2142


IMG_2149

だからこの透き通った清い海と
先は輝く水平線をながめることができた
この日曜日は、大空に向かって大の字に転がれた。
 疲れた夏休みだった。

IMG_2152



今日の一曲






Grazie di aver visitato!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
今週も素敵な一週間をお過ごしください。




人気ブログランキング

にほんブログ村 海外生活ブログ ヨーロッパ情報へ
にほんブログ村

IMG_1625

つづき

私たちは、あの美味しそうな
いたって普通のBarで朝食をとるようになった。
ブリオッシュなんかはそこで
次から次へと製造され温かいホヤホヤが並ぶ。
このBarだけが市民料金かな
と思うぐらい安く感じた。

今日は歩くぞ!というコースだったので
昨日の教訓でテイクアウトもした。

IMG_1546

IMG_1547

IMG_1604

IMG_1606

私たちは、メトロで確認したのにもかかわらず
工事中の駅で降りてしまう。。

臨時便のバスはよくわからず
逆方向へ進んでいるし。。。

中心街をはしるバスだったので
むしろ楽しくなっちゃって
どこで降りるかも忘れちゃう。

旅の隊長がうかうかしてても
家族の一員は誰も間違いに気がつかない。

IMG_1613

IMG_1614

IMG_1616

あっちいったりこっちいったりの交通で
ようやくバルセロナの高台の方へ着いた。

私たちは、Parc Güellから近いということで
それまたもっともっと高台の、標高262M
Turó de la Rovira丘のGuinardó公園内にある
Bunkers del Carmelという
スペイン内戦時につくられた砲台がある
高射砲陣地としてつかわれていた
360℃バルセロナを見渡せる
すんごい穴場に来たのであった。

バスやメトロを降りてもまだまだ歩く。
けっこうな傾斜でゼイゼイしながら歩くけれども
絶対に行く価値アリ!

ブンケルスがある辺りの家々が可愛い!
ブンケルスがペインティングされちゃって
アーティスティックになっちゃって
なんかカッコイイ。

なにしろバルセロナが
割りと近い距離で見渡せるのは最高。

イタリア語の観光地紹介ネットでは
夕日とか夜景を見に行くのも乙...と。
それと、住民にご迷惑のならないように
キレイに静かにしてくだい
と、あったことからか
みんな無言で写真を撮ったり
景色を満喫していた。
若者が多かったけどお行儀よくって
気持ちよかった。
普段うるさい私たちも静かに見学。

街も楽しいけれど
思春期青少年のバルセロナ楽しかったベスト5の
トップにあがっていたブンケルス。

さぁブンケルスを下ればParc Güellだわ!
と、来た道を歩いているのだが
なにしろけっこうな傾斜の下りなので
走る速度か休み休み行くかのどちらかで
男子たちはエニマルだ、下りを突進。
私はもうこの先バルセロナには来ないだろうと
惜しみながら何度もブンケルスを眺めたり
低くなっていくバルセロナのパノラマを
満喫しながら写真を撮ったりなんかして
私なりの歩調で進んでいたが
なかなかやつらに会わない。。

あいつらどこ行ったんだよ。。。
だんだんムカムカしてきた。

まぁまぁ記憶力はよくって
割りと方向音痴ではない私だ。

行きにはしなかった
振り向いたり止まったりする行為を
帰り道でしたから道を間違えたのか。

ここ通ったっけなぁと
住宅街の雰囲気で気がついた。
行きは普通な団地街だったのに
ここは金持ちそうな家々が立ち並ぶ。

ほんの少しだけ戻ってやり直ししてみよう
やはり同じだ。
私が間違ったのか
あいつらが間違ったのか
ムカムカする。
暑くて蒸し暑いだけにもっとイライラする。
日焼けまでして陽射しが痛い。

電話をすることにした。
そういうとき、EU内の旅行はイタリアのSIMが
通話とSMSは契約通り、ネットも5GB以内なら
ローミングに切り換えれば普通に使える。
便利になったもんだ。

電話でぎゃんぎゃんどこにいるのか
現状の風景を言い合った。
やっぱ違う。。。

傾斜の上りだから嫌だったけど
もう少し戻ってそこで待機することにした。

思春期青少年、呆れながら
隊長のはずの母を迎えにきてくれた。
迷子の私は、この先近い未来
こんな風景が頻繁かもしれない...
と、なんだか苦笑してしまった。

通り道にあるView Pointは
二つの道があって
そこで間違えちゃったみたいだ。
あそこで景色を隅から隅まで満喫してなかったら
まっすぐ彼らのように来た道を突進していたら。。。
無我に突進もまんざらではない。
やつらが正しかった。。たぶん。

IMG_1611

IMG_1623

IMG_1637

IMG_1631

IMG_1630

迷子の道から一番最寄りの
Parc Güellの出入口に行ったら
入場終了。。。

人数制限で入れないって言うの!
マジかよ...と一家愕然。。。

あるベンチで絶望しながら休憩してると
Parc Güellから帰ってきた幸せそうな家族の
オランダ系イケメンパパみたいな男性に
正式の入り口ってどこですかね⁉
ととりあえず声をかけたら
正式入場門でチケット買って
入場しようと思うんだよね
などとおしゃべりがはじまった。

コテコテイタリアン夫と
オランダ系イケメンパパは
何語で話してんだ?

オランダ系イケメンパパは
「入場門あっちだけど
ネットでチケット買った方が絶対いいよ。
中、すんごい人だから。」
とアドバイスしてくれた。そうだ。

思春期青少年と私は
直島の地中美術館を思い出した。
あのときもチケットがなくって入れなかった。
目の前にいるのに
チケットはオンラインのみ販売。。。
あの時、コロナ前で中国の観光客で
島中賑わってた。と思い出話。

2023年コロナ明けで
世界中世界の人で大にぎわい。
イタリアも凄い観光客だけど
バルセロナもものすごい人人人。

IMG_1670

私たちは、今日宿に戻って
ゆっくりParc Güellの研究でもしてみよう
ということにして
とっとと前へ進むことにした。

だったら昨日ゆっくり見れなかった
Gràciaセンター街を歩こうよ
で、旧市街のBarri Gòtic方面に行こうぜ
ということにした。
でも歩いてGràciaまで。

Parc GüellやBunkers del Carmelの辺りは
1階2階建ての個人宅は昔風で南米風...
むしろそれがスペインなのかな
私は好きになった地区なので
是非歩いてみてね。

IMG_1680

IMG_1702

IMG_1712

IMG_1713

IMG_1716

Barri GòticからLa barcelometaと呼ばれる
旧市街
は、ザ・バルセロナ。
旧市街好きにはたまらない古さと
現代人の〈旧〉の使い方がおもしろい。

ただただ歩いているだでも楽しい。
だから3ヶ月は暮らしてみたい街
ナンバーワンなのだ。

お洒落な小さなお店もいっぱい。

インドとかパキスタン系地区なのかな
それっぽい人たちが集まってたり

アフリカ系の女性がポツンポツンと
ある広場の通り道に立ってて
警察の方たちが取り締まりしてた。

思春期青少年に
危ないゾーンかもしれない説明をした。
女性が立っている説明もした。

あまり危険度を感じることが少ない
治安がいいバルセロナだったが
警察がさっと突然現れることを
たまに目撃して
その対応の速さに
イタリアじゃぁありえないねぇと
バルセロナの格が上がった。

ザ・バルセロナの旧市街の
市民の労働者が来そうなあるBarで
ランチをとることにした。

バルセロナはどこも観光地
若い青春期青年グループが
そのBarにお茶しに入ってきた。
お行儀がよかったので観光客か
はるばるやってきた子たちだろう。

とにかく
我が思春期青少年とおんなじ格好だったw

そこに限らずどこでも
同じ年齢の子たちは同じ年齢の子をチェックするw

お行儀のよい青春期青年グループはみんな
Football Maniaという紙袋を持っている。

我がサッカー大好き思春期青少年
ネットでググってみるとなんと近所ではないの!
どうやらこのグループたちは
みんなでショッピングしに来たようだ。

当然、私たちもBarを出たら直行でしょう。
世界の有名チームのユニホームがいっぱいあって
サッカー好きにはたまらないお店だ。

フィレンツェやGràciaのセンター街では
売り切れだったナイキのちょっと長めの白い靴下
いっぱいあったー。
ネットでもナイキの半袖のタイトフィットシャツは
売り切れなのに、ここには色違いまでも。

IMG_1675

IMG_1555

IMG_1709

IMG_1553

あぁ楽しいザ・バルセロナ。
だんだん薄暗くなっていく。
Barri Gòticのある広場Passatge Madoz
なんか超観光客だらけだろうけど
座って食べたくなる広場だった。

食べ物屋で悩んでいると
突然、ダッシュの人たちが現る。
警察もダッシュだ。
なんかあったらしい。
車が入れないゾーンなので
白バイも現る。
走る警察は偽装している人みたいだ。

どうやら財布を盗んだ、みたいだ。
え、ありがとう、だよね
そんなにダッシュしてくれてさ。
イタリアじゃぁありえないスピード。
思春期青少年、目の前で起こっていることに
映画みたーい!とはしゃぎまくる。

結局さ、ザ・バルセロナでゆっくりしちゃうと
メトロの最終乗れなくなるかもって
お腹空いてたけど滞在先まで戻ることにした。
うぅ残念。
この時間はもう食べ終わって
夕飯後ダラダラ散歩する時間でもあるのに。
今度はゆっくり来よう。

私たちは、メトロに乗り込んだ。
最終に近いだけに人がけっこういる。

酔っ払いのオジサンの近くに座ってしまった。

私は、思春期青少年の隣で酔っ払いの前だ。
夫は、酔っ払いが二席使ってたその隣だ。

酔っ払いは、自分の人生の寂しい部分を語っている。
たいていこうやって落ちていく人は
ずっと根にあの時代みたいのを背負っていく。

酔っ払いは以前家族がいたみたいだ。
奥さんもいたみたいなことを言っている。

私がずっと見つめていたのが
いけなかったのだろう。
私に語っているようだった。

だんだん、相槌を求めるようになって
ちょっと近づいてきた風だった。

その時
「オレらはスペイン語を話さない!」
と思春期青少年がスペイン語で言い放ち
近づいてきた酔っ払いの腕をはらった。
そして母を守るような態勢をとった。

息子よ。。

酔っ払いは引っ込んだ。

今度不意に足を高くあげ
ほんの少し離れた隣席の夫の
顔に当たりそうだった。

家族はびっくりした。
私はわざと「大丈夫?あたった?」と聞いた。
酔っ払いの方が先に
「大丈夫だよ、オレは何もしてねぇ」と
私の方をずっと見て言っている。
大丈夫だったそうだ。
怒ることに関しては
我が夫は得意なので不安はない。

そうこうしている内に駅に着いた。
降りてから私たちはコメントしあった。

「ありがとう。」
とりあえず我が息子にお礼を言った。
すると得意気にあんなのちょろいもんだ!
とか言い出すので
また気を付ければいけない行動を教えた。

教えても世の中にはいろんな出来事が不意に起こる。
この先、私が望む通り一人で
旅に出るようになったら
もっと不安だらけだろう。

今だってスクーターで20km先までかよって
私は毎晩心配だ。
でも家にいて私の側にいる方がおかしい
と私は思うので、何が起こっても仕方がない。
祈って信じるしか
人はできないのである。

事故を予測することも大切だけど
不意に起こる問題を
即座に冷静に解決することも大切なのである。

 
IMG_1754

IMG_1798

IMG_1799

IMG_1808

結局のところ
Parc Güellのチケットはオンラインで予約しなかった。
なぜかというと、ここは日本ではないこと
よく読めば気がつくけど
もし長蛇の列を避けたいならオンラインで予約!
と謳い文句があって、正規の値段より高い。
早めに行って、少し並んで待って
無理そうだったら他行こうと家族で意見一致し
早めにヨットを出た。

もうメトロの行き方も
Parc Güellの入り口もわかるもんね!
と乗り気で行った。

あれ、全然長蛇の列じゃない。
前のオジサンがチケットを買っている。
フムフム。
私の番になったら
二人は入れるって言うの。
夫婦で譲り合いしていると
空きが出ました、3人で入れますってさ。
あのオンラインの予約は
キャンセル料なしなのだ。
その時間に来なかったら
どんどん入れてるんだとおもう。

私は予約が好きではない。
何が起こるかわからないし
気持ちが変わるかもしれない。
入れなかったら別のことをすればいいんだし
計画を立てすぎる旅行は苦手だ。

そんなことも思春期青少年
わかってくれたかな。

出発前に私はNachosを食べた。
思春期青少年は何度もバルセロナで食べた
ゴージャスハンバーガーを最後も食べた。
夫はイタリアでも食べれそうなステーキを食べた。

暑くて湿気が多く
物価が高くて
(そう感じたけどイタリアの観光地もそうらしい
ニュースで毎日言っている)
観光客がものすごく多いバルセロナだった。

きっと(私は)もう来ないだろうけど
最後にしたい家族旅行が
バルセロナでよかった
とやっぱり来ておもった。

IMG_1841

終わり。



今日の一曲。




Grazie di aver visitato!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
今週も素敵な一週間をお過ごしください。




人気ブログランキング

にほんブログ村 海外生活ブログ ヨーロッパ情報へ
にほんブログ村

IMG_1399

つづき

朝やっぱり、寝不足と怠け癖で
ヨットの窓から差す日差しが熱くなってから
目覚める一家だった。

あんなにはりきって
早朝、ビーチで散歩するんだ!って言ってたのに。

でも、まっいっか
スペインは朝遅く夜が長い国だ。
と、何十年も前のイメージのまま
スペインスタイルで過ごそう
と、呑気に出発。

なにしろ、千葉の幕張みたいな近代ゾーンの
ハーバーの近郊はイメージのバルセロナじゃない。
とりあえずそのショッピングセンターで
朝食にしてメトロの入り口でも聞いてみっか。

空港のハンバーガー屋といい
ショッピングセンターの夕飯といい朝食といい
メトロの一回乗車券といい
なんか、バルセロナ、高くね??

ハーバーからメトロの最寄り駅はやっぱり
住宅街よりにあって
あら! こんなところに庶民的な
Bar-Pasticceriaが!
明日来ようね!と明日が楽しみになる
単純な家族。

IMG_1434

ガウディ建築のサグラダファミーリアに行くのは
超簡単。
だって駅がサグラダファミーリアなんだもん。

メトロの工事をしてるゾーンがあるので
乗り換え増やしてちょと遠回りなんだけど
シンプルで簡単なメトロはイイ。

24時間券とか48時間券とかいろいろあるんだけど
(3回乗らないともとがとれない)
何が起こるかわからない
気に入ったらずっとそこにいるかもしれない
乗り物に乗っちゃうと
ゆっくりとまって見学できないじゃん。

出発前にネットでバルセロナの歩き方を
イタリア語で調べたけど
みんな、メトロ券を前もって買った方がいい
って勧めるんだ。

オンラインで買うか迷ったほどだったが
結果、1日二回、往復で使うだけで
その日にまわるゾーンだけ決めておけば
丸一日ゾーンを満喫できちゃう
どこを歩いても飽きないバルセロナ。

IMG_1416

IMG_1413

行き方が超簡単なサグラダファミーリア駅に着いた!

うわー。目の前。

いつでも工事をしていることが
サグラダファミーリアのある意味シンボルだ。

こんなに観光客いても
クレーン車稼動させて
工事してた。

きっと何度もジェネレーションが代わっただろう
若いオペレーターが工事現場にいて
意外だった。
もっと職人的に超経験技術者がいるのかと
オジサンだらけを想像していたw

炎天下の中、ヘルメット下には
若い笑顔があって
丁寧に誘導されて
永遠に工事が終わらなくてもいいね
なーんておもっちゃったりもした
オバちゃんだったw

ひとつひとつ詳細をながめていくと
現代アートとか
キッチュでメルヘンワールドみたい。
2Dのグラフィックにも見えちゃう
創造的ではなく想像的な建築物。
ファンタジーな世界を見上げた感じだった。

我が男子たちは何を思っただろう。
夫はクレーン車を操作していた
元技術師だ。
大きな建設会社で大きな建設に関わっていた。

私がはしゃいで写真を撮りに行っている間
思春期青少年にこんなに高いクレーン車の
説明とかしてたみたいだ。

工事現場は夫にとって
魂を呼び起こす場所なのだ。

すげーなって
ずっと眺めていても飽きない様子だった。

私は忘れてたけど
夫はサグラダファミーリアは2回目なんだって。
私が連れてきたんだそう。

サグラダファミーリアの先っぽって細いから
フィレンツェのドゥオーモみたいな
ボリュームのある巨大感は
案外感じなかった。
あれ、こんなに小さかったっけ?

IMG_1404

なかなか去ることができなかった
感動のサグラダファミーリア。

去る気になったのは
目の前にFCBのショップを
発見してしまったからだ。
思春期青少年は引き込まれるように
中に入っていった。

思春期青少年はお土産に
バルセロナ(サッカーチーム)の黄色い
練習用(?)半ズボンをゲット。

そんな風に道草しながら
私たちは、歩いて
サグラダファミーリアから
La Pedrera(casa Mila')へ向かった。

Google Mapでは19分と出てるのに
歩けど着かないような感じだ。
たかが1,5kmじゃないか。

あの日はケンカが勃発するほど
遠く感じた日だった。

途中、美味しそうなお惣菜パンも売ってそうな
パン屋を発見。
お腹が空いてイライラしはじめた男子...
いや大人の方..夫を慰めるために
ちっともお腹が空いてない私は
ちょっと先に素敵な建物が見えたので
それを見学している間
男子たちはひと休憩。

もっと先を見こうして
テイクアウトもすりゃぁいいのに
またその場しのぎした男子。。

あるシニョーラが
地図を片手にやいのやいのしている家族に
わざわざ英語で近寄ってきてくれた。

きっとこの辺に生まれ育つ方なのかな。
迷子になってる観光客を助けることが
シニョーラの日課だったりして。
素敵な穏やかなシニョーラだった。
私も穏やかに人助けする日々を送りたい。

IMG_1436

IMG_1484

IMG_1475

私は、ヨーロッパに住んでいるけど
ほんと、ヨーロッパの建築は飽きない。
バルセロナは、とりたて
ペランダが窓ごとに小さく
取りついているのがかわいい。

それと、門の鉄格子デザインが
フィレンツェのどれも似たようなデザインより
(それもフィレンツェらしくて好きなんだけど)
様々なデザインでどれもこれも
写真を撮っても撮っても
撮りきれないほどだった。

私たちは、La Pedrera (casaMila')に着いた。
ガウディ建築は、一目でわかるほどだ。

中に入りたかった。。
中に入ったら、2時間は満喫したい。
こいつらがいなかったら
中に入ってただろうな。。
だが入場料がばかにならないだけに
興味の薄い人をどうするか
悩みの種だった。
青少年よ、またひとりで来い。

IMG_1457

IMG_1464

IMG_1467

IMG_1471

大きな通りをちょっと先に進むと
はたまたガウディ建築のCasa Batillo'がある。
人がたかっているのですぐわかる。

中に入りたかった。。
中に入ったら、2時間は出てこない。
こいつらがいなかったら
中に入ってただろうな。。
青少年よ、またひとりで来い。

とりあえず、思春期青少年に
ガウディ建築様式を見せたかったので
任務は果たした感じだった。

IMG_1479

次~っ!
この後は、メルカート行くだけでーす!

遅いランチでオッサン...イライラしている。

思春期青少年は私と同じく
興味津々で空腹がわかんない状態だと言うので
楽しいGra'ciaのセンター街を
満喫したい。私も!

思春期青少年の気になるお店
私も気になるお店がずらーっと並んで
ワクワクしてるなか
ふてくされたオッサンがいる
ので、滞在期間時間があったら戻ろう
と思春期青少年を慰め
Mercato della Boqueriaメルカートへ直行。

メルカートへ行くまでも
センター街だけになにもかもが斬新的で
キョロキョロ。

メルカートのあるゾーンが
Barrio Goticoゾーンに入り
またワクワクさせるじゃないかっ!

とりあえず腹を満たさなくては。

伝統のある市場と説明はあったが
観光化していて観光客ばっかり
と、観光客用の屋台ばっかりだったのが
なんとなく残念だったけど
一番はじめに見つけた屋台で食べよう。

思春期青少年は、ひとりでまわって
ゆっくり決めたいともっともらしいこと
言うので、遅いランチはバラバラに。

大人はとりあえずCervezaセルヴェーザ(ビール)だ!
アンチョビのフライのつまみぐらいでけっこうw

メルカートが楽しくなっちゃって
ヨットかビーチでAperiCena(夕食兼アペリ)
しようぜ!と意見が一致し
あれこれ購入。フライばっかり。。

IMG_1498

IMG_1501

IMG_1507

IMG_1518

IMG_1523

IMG_1513

メルカートの外は夕方に近づき賑やかだ。
うぅ、もっといたい。
もっと先に進みたい。。
我慢して明日へ見送る。

今夜はヨットや日暮れビーチで
ダラダラ満喫しようじゃないのよ。

ハーバー内にある野外ディスコが
夕方から23時までと時間をきっちり守る。

そのディスコから
あれ?これイタリア語じゃね?
と思春期青少年を呼ぶと
イタリアの思春期青春期に大人気のラッパー
をバルセロナでも聴くことになるとは。。
イタリアでは、スペインHipHopが流行るのに。

ダラダラヨットで過ごした後
24H利用可能なシャワー施設へ
青少年と行く。
ちょっとヨットのあるヤードから離れているので
年よりオバちゃんだって
ひとりでフラフラしているのは怖い。

24Hシャワー施設は
カードキー所有者しか利用できない。
そんなこともあって思春期青少年は
着いてくるように一緒に来てくれた。

シャワーの後、二人で夜のビーチに行って
恐る恐る水に浸かったり
誰もいない公園で筋トレやったり。
またシャワー施設へ。。

蒸し暑くて窓が開けっぱなしなので
また、蚊で悩む夜を過ごしたのであった。

IMG_1540

IMG_1602

つづく



今日の一曲。




Grazie di aver visitato!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
今週も素敵な一週間をお過ごしください。




人気ブログランキング

にほんブログ村 海外生活ブログ ヨーロッパ情報へ
にほんブログ村

↑このページのトップヘ