キラキラキラ
しがみつく雫
雫の粒がクリスマスのデコレーションのように、地面を覆う草を飾っているよう。
曇り・雨・霧・晴れ・・曇り・雨・霧・晴れ・・
カラカラの夏は光と風に任せ、潤う冬に水分を蓄え深呼吸する。
妖精でも出てきそうなオリーブ畑。
今年の剪定は、私の想う樹形を丁寧に行った。
尽き果てた枝を剪定し、実のなる枝を新しくした。
世代交代をさせた樹たちである。
静寂なオリーブ畑に耳を欹てれば、騒ぎ出てきそうなほど実が鈴生りのように成っていた。
子供たち(実)を撫でながら、私の中は彼らと同じく無言で騒いだ。
びしょぬれの彼らが乾き始めるまで、私も辛抱強く待つ。
午後日の当たりの良い樹から収穫を始めた。
コロコロコロ
ハエすら寄りつかない健康な実たち。
ばい菌だって吹っ飛ばす強い樹たち。
枝にしがみついて収穫を手こずらせたオリーブ。
このオリーブ畑の地面を覆う草はOrticaオルティーカ(イラクサ)という料理・テラピー・スキンケアなどで活用されるハーブ。
夫が草刈機で草を刈り、草は腐敗し土となる。
それがいいようだ。
Acido Salicilicoサリチル酸→病原微生物の抵抗作用、Acido Formicoギ酸→防腐・抗菌作用がAntiparassitariaアンティパラッシターリア(抗寄生虫感染)となって守り、Sali Mineraliミネラル・Azoto窒素・Ferro鉄分・Vitamineビタミンの成分がFertilizzanteフェルティリッザンテ(肥料)と自らなる。
ハーブに守られたオリーブたち。
カテゴリー【オリーブ】を参考に。
『ハーブで瓶を洗う』
『オリーブの収穫』(2015)
↓ありがとう↓