4月16日のPasquaパスクア(イースター)の翌日Pasquettaパスクエッタ(イースターマンデー)まで初夏のような天気だった。
街の住人がこぞってヴィンチの大地を歩きたがる。
ヴィンチの大地を突くニワトリBBQ、ヴィンチの緑のハーブたち、美味しい大地をむさぼる牛たちのチーズやTボーンBBQ、バイオダイナミックワインで乾杯するひとときが連日続いた。
楽しいひとときは、おしゃべりが弾む。写真が一枚もない・・・。
そんなリラックスなひとときが過ぎ去ると、初夏の陽気も過ぎ去っていった。
初夏ならぬ初春並みの陽気である。気温差が10度以上では、鈍感な私たちでさえ体感する。寒い。
夜は2度となる日もあった。再び薪男は、暖炉に火を点ける。
トマトのサンルームをまた覆った。
調子良く春を迎えた大地は、この気温低下に反応する。
春は誕生の季節。
ブドウもオリーブも実の成る莟が誕生する。ひよわで一番大切な時。
畑によっては、ブドウの成長を抑えられてしまった話を小耳に挟む。
オリーブ畑を歩く。
Migneミンニェ(オリーブの実の莟)がついている。
隣の畑は、2014年の大きな雹の大打撃で、Alternanzaアルテルナンツァ(実が成る年、実が成らない年が交互にくる)の畑になってしまったようだ。
全部が全部ではないので、他に期待しよう。
オリーブは暖かいところの植物。寒さに弱い。
莟の成長が、気温低下で抑制されないことを祈る。
そして、降水量が少ないこの春、莟の開花時期、雨が降ることも祈る。
自然に従う農業は、祈ることばかり。
春は春らしく、夏は夏らしく。
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『主は暖への薪つくり Legna da Ardere』
↓ありがとう↓
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