世界中が夏休みかもしれない8月半ば。
カンカン日和が続くVinciヴィンチ。
空気は澄み、雲さえもない。
陽に当たると熱いが、帽子をかぶってお弁当を持って水を持って(飲むだけではない。洗う水。緊急時の水。常に外出時は多めに持参。)涼みを求め森の中まで歩いていこう。
少年は≪ウサギの道≫と呼んでいる。このコースで2~3回野ウサギと遭遇。
ちょっとドキドキの廃屋を通ると、バタバタバタ~~~と鳥たちが飛び立つ。毎度ヒヤヒヤする地点である。
少年ったら快調に歩き出したせいか突然モヨオしてきた。
野外トイレは、汚い公衆トイレより気持ちがイイ。
が!
止むを得ない野外トイレの使用済みティッシュは絶対に置いてこない!(鉄則!)
ブツは葉で隠す。
ゴミを平気で落とす・捨てるこちらの民は、こんなことのマナーに驚くほど欠ける。
さてスッキリ身軽となった少年、お昼も近くなりお腹が空いてきた。早いとこ、涼みの目的地へ着こうじゃないか。
ヴィンチ村へ出てみると、アレ~~こんなところにインフォメーションオフィス!
ミュージアムの側から引越ししていた。
私と少年が目指すところは、春、Associazione Montalbano Domaniアッソチャツィオーネ モンタルバーノ ドマーニというモンタルバーノ山を守ろう会が企画するハイキングツアーに参加した時に行ったところである。(ブログ『Vinciヴィンチの山、Montalbanoモンタルバーノ』)
ヴィンチ村からレオナルド・ダ・ヴィンチの生家へオリーブ畑の中を通って歩いていけるコースがある。
傾斜の激しいアスファルトを上り、≪Starada
Verdeストラーダ ヴェルデ≫と名付けられた砂利道コースに入った最初の分岐点に、Madonninaマドンニーナ(聖母マリアの小像)がある。
左の赤白に進めば、レオナルド・ダ・ヴィンチの生家 La Casa
Natale di Leonardoラ カーザ ナターレ ディ レオナルドへ30分程で辿り着く。
右の赤白の手書きの≪Pescaia
del Mulino della
Docciaペスカイア デル ムリーノ デッラ ドッチャ≫に進めば、10分もしないところに、レオナルド・ダ・ヴィンチが設計した≪堰せき≫に辿り着く。
このPescaia(堰)は1418年頃、ヴィンチ村の送水路であった小川Rio Castellanoリオ カステッラーノの途中、階段を設けることで水の腐食を抑える工夫があったそうだ。
ちなみにこのコースは、まだインフォメーションでオープンされてない秘密の泉。
世界中が夏休みなのに誰もいないヴィンチの森の中でピクニックをしながら自然と歴史の観察をする。
森が暑さから守り、キラキラ入る日差しが心地良いヴィンチの涼み。
ハイキング後はヴィンチ村でGelatoジェラート!涼みのシメ。
おっ、広場にタッチスクリーンインフォメーションが登場している!!