寒い、寒い。
年明け、冬らしい冬を迎えている。
零度を下回る夜が続き、息が凍る。
暗い夜から青い早朝そして白い朝またしばらくするとだんだん橙色に。
今日は靄で私たちまで白く包まれた。
少年は、白い丘の上でスクールバスに乗り登校した。
賑やかな冬休みもようやく終了。ほっ。
この寒さの中、お粥とかお茶漬けを朝ごはんにすることが多い。
温かい料理は即効で体が温まる。
ランチで食べるときは
スープをしっかり拵えてご飯にかけて雑炊にしたりする。
夜は、スープを濃くしてラーメンにしている。
クリスマスのランチでは
オーガニックファームのアントネッラの鶏を一羽
オーブンでカリカリに焼いた。
オリーブオイルでマッサージし、塩を擦りつける。
オーブンのときはシンプルに、ハーブは使わない。
オーブン中、ビオディナミの白ワイン一杯と、野菜出汁を数回かけて。
オーブン皿に網を敷いた底には、脂と汁のスープが出来上がっている。
肉は、皮がパリッとして、中がジューシー。
パサつく胸肉には、そのスープをかけてもいい。
我が家は食べきれず、胸肉はちぎってサラダに。
スープは翌日分離した脂を取り除いてラーメン汁の出汁に。
全部たいらげた。
頭と足は、あらためて出汁つくりに使う。
ラーメンの麺は、五分で茹で上がる卵入りのFettuccine a nido
細いきしめんパスタを使っている。
中華麺の風味を出すには、重曹を入れたりするそうだが、お好みで。
我が家の小さな庭で七草を摘み、七草粥を拵えた。
ご飯は至って残り物だが、お湯を足してお粥にする。
七草を軽く茹で、刻んで混ぜる。
ニラだけ生でパラパラと。
塩だけで味付けをして、オリーブオイルをかける。
生き生きした七草の緑に、玄米入りご飯
黄金のオリーブオイルの組み合わせは
お粥とは思えないほど見栄えがした。
「お粥にオリーブオイル、美味しいじゃない!」
「今頃気が付いたの?」
あ、そっか、義母はいつもこうして食べていた。
夫は、幼少からお粥とオリーブオイルで育っていたのである。
少年の小学校の給食にも
ライスにオリーブオイルがよく献立されていた。
イタリアでは、フツーのことのようである。
塩とオリーブオイルだけの味付け
これほどシンプルで素材の味を活かせる食べ方はない。
オリーブオイルは生で摂れば、成分の効能が発揮する。
ハーブのっけうどんにもオリーブオイルをかけてこくを出し
スープだけにもオリーブオイルをかけると濃厚さが増す。
パスタにも仕上げにグルグルとオリーブオイルをかける。
パスタの場合、調理に使うオイルは控えめに
仕上げにたっぷり使うと逆にサラッと仕上がる。
こうやってオリーブオイルを知らずと生で摂取して
健康な体を維持しよう。
ニュースでインフルエンザや風邪の話をしているが
冬こそ元気な我が家でございます。
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『ハーブうどんにオリーブオイル Udoncon Dashi, Erbe e Olio di Oliva』
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