この冬のはじめ、喉にえへん虫がくっついた。

数日痰が切れず、それは困ったものだった。

微熱もあったようで体がだるい。

お休みなさいとでもいっているのかしら?


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秋口からの新生活では

少年が一人で起きて、一人で朝食をとっていくもんだから

私は、我が男子親子の甘党朝ごはんを

どちらかというと我慢してとることもしばしばあったぐらいで

スープやお茶がすすむ辛党朝ごはんをしっかり食べる

所謂超ニッポンメニューをとることが増えた。

しかし、我慢しーしーのひっそりスピーディー朝ごはんでは

やっぱり手抜きが多くバランスが悪かったようだ。



甘党派は、カフェラッテとビスケットや菓子パンがパターン1

パターン2が、超今が旬の新鮮オレンジのスプレムータにビスケット

ヨーグルトにハチミツやジャムのセットなどである。

辛党派パターン1は、豆乳を温めて塩ひとつまみにゴマ油を垂らす

塩漬けのシソの実入りおにぎりにゆで卵

それか夕飯の残りで、野菜スープ、豆スープ、パン粥、雑炊等に

オリーブオイルをトロトロかけて、身体温めパターンが2。


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朝一番の絞り立てオレンジジュースSpremutaスプレムータ

南イタリアから運ばれる。シチリアやカラブリアから。

旬なものを食べるって、キンキンに冷たいフルーツだって

この季節になくてはならないバランスの一つなんだな、と。

夏のフルーツを保存して、冬に食べるのも知恵だし

その国の、ローカルの食物を食べることも、伝統料理を食べるこも

生活に繋がっていて、体を保つことにも繋がっている。

そして、その国や土地の土壌や気候条件で採れる食物を

食べるということは、私たちも歩いている地と同じ空気を

吸っていることなのである。

だから、その土地のものを食べたほうがいいのである。

そうすることで、免疫が増えアレルギーなども減ると聞いたことがある。

とっても納得する話である。

オレンジを摂ることを怠っちゃったな・・

ニッポン食もたまにはいいけれど、ここはイタリアだ

なるべく朝食もイタリアンでフレッシュ素材で食べれば

今繁殖しているウイルスや菌は吹っ飛ばせそうだ!

G.A.S.のオレンジがシチリアから届いた。

今が旬のオレンジを贅沢に絞ってきりりと朝活に一杯飲もうと思う。


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夏は、Panzanellaでパンをサラダにして冷たい料理

冬は、Ribollitaでパンをスープに漬けて再度火を通して温かく。

冬は、水を飲まなくなるから、スープなんだろう。

そして、季節の野菜と合わせて、季節の食べ方で食べれば

きっと体は反応して、季節の悪玉菌を退治してくれるはずだ。



あるマクロビオティックの本で、こんなことが書いてあった。

冬は、春に向けて準備をする季節で、寒さの季節。

(鉱物)が冷えて水をつくり、水は大地を潤し

草や木を生み育て、冬の≪陰≫から春の≪陽≫に転じていく。

そのために、冬はエネルギーをしっかり貯めこみ

命を生み育てる準備期間なのである。

冬は≪閉蔵≫といわれ、全てを収めて仕舞い込み

春に備えて蓄えておく季節。

この時期は、体を動かし過ぎて発散しないようにする。

冬に無理をすると、春になってから調子を崩してしまう。

辛党(この場合お酒)も甘党(お菓子)

体を冷やす食べ物は控えるとよい、なんてことも書いてある。

マクロビオティックの理念とバイオダイナミックの理念も同じだ。

人の体も植物も全く同じことがいえる。


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体がだるかった。熱はなさそうだから・・と

無理していたらなかなかだるさが抜けない。

日中寝ることに、夜眠れなくなるのではないかとか

やることいっぱいあるんだけど・・と、抵抗があるのだが

勇気をもって()日中寝たら、すぐ元気になったwww

お休みの合図だったのだ。



痰の絡み解消は、専らリンデンティー(Tisana di Tiglio)

すぐ効いて、眠くなっちゃうから、寝る前に濃い~リンデンティーを。

健康な人でも飲めるTisanaティザーナ(煎じ茶)

家族と一緒に飲んで、朝までぐっすり。悪夢も見ない!

そんな時に、Miele di Tiglioミエーレ ディ ティリィォ(リンデンハチミツ)

Miele di Sullaミエーレ ディ スッラ(セイヨウゲンゲ(とでも訳しておく)

から採れたハチミツでミネラルが豊富)は、スプーンでペロリ。

無精製のハチミツの濃厚感と舌触り感、ダイレクト感は

もうそれだけでハチにお礼を言いたくなるほど、自然の美味。

こちらの二種類は、風邪だインフルだと騒がれる冬期間

是非とも常備したい天然薬である。

そうだ、あれもあった!と

ユーカリオイルがあったのを思い出した。

そのユーカリオイルをコールドクリームに混ぜた。

すると、クリームは緩くなり軽いテクスチャーとなり

すーっとした香りがつき胸と喉の辺りにぬったら、っもう効果覿面!

その場でちょっとだけ作れて便利な対処法。

エッセンシャルオイルなどを加えたクリームなどは

プラスチック容器だと化学反応を起こすことを

どこかで読んだことがあるので、ガラスかアルミがベストのこと。

是非是非お試しあれ。

(こちらのクリームのお話、前回のつづきでしたw)


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ちょっとした工夫とハーブや自然のチカラ

昔からの知恵と自然の法則に従うこと

そんなことを頭に入れておけば薬なんか使わなくたって吹っ飛ばせる。

ほんのちょっとしたこと、忘れちゃってたことを、つぶやいて

みんなが一緒に強い体になることを心から望んでおります。



*私がセレクトした過去の関連記事Best 3 Archivi Selezionati

リンデンティー Tisana di Tiglio

旬で風邪を予防する

オレンジな色 Arancia Siciliana Bio



Grazie di aver visitato!

最後まで拝読していただきまして、ありがとうございました。



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