大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

カテゴリ:Vinciの空 Cielo > 夏 Estate

DSCN1903

私は、イタリアに来た数年、六月が大好きだった。

日本では体験できない季節だ。

日が長くて、夏だけどなんか爽やかで
きっと私と同じように感じていた仲間たちと
フィレンツェのPiazza(広場)でずっとワイワイ
たわいもないことを話してゲラゲラと広場に響かせていた。

イタリアの若者だって、日が長くなる六月の夜が好きだ。

ついさっき日が沈んだんだから気持ちがいいほどの気温だ。

一日が長くて、これから夜がはじまるんだ。
ちょうど日が沈む頃、なんかワクワクするんだよね。

DSCN1902

ヴィンチのこの家に住みはじめて、13年が経つ。

その一日の終わりを告げる日が傾く西側を向いて
我が家は建っている。

私は、この絵画のようなパノラマに惚れて
この家に決めたんだ。

毎日同じパノラマなのに、四季があって
日々の天気で色も変われば雰囲気も変わる。

ブドウ畑やオリーブ畑が多いヴィンチの丘は
今、緑ミドリしてて、みどりの呼吸がみえるようだ。

DSCN1897

私は、そのブドウ畑で
きちんと上へ掴めなかった枝たちをよっこらしょと上へ
というか手(ツル Viticchi)が掴まりやすくなるように
架線に持ち上げて絡ませてあげる誘因作業(Allacciatura)を
早熟の品種例えばSangioveseの部分をやっていた。

夜、スヤスヤ眠ったブドウの吐息は
早朝、畑に充満している。

私は、もう9時には暑さで苦しくなるので
青少年を送って、そのまま7時前には畑入りして
ブドウのケアをしていた。

どこかで天気が崩れ始めたのだろう、そんな曇り空でも
そのどこかの悪天候だろう湿気が
曇り空と一緒に流れてくるのだ。
うぅぅ、暑い。。。
ましてやブドウの吐息まで湿度を増している。

それでも日が雲から出てるのと出てないのでは全然違う。

いつ顔を出すかわからないから
イスラムの女の姿のように(全然違うけどw)
帽子の下に手ぬぐい巻いて帽子の紐で手ぬぐいをおさえて
とにかく日差しを避けるようにしている。

がしかし、イタリア人て帽子を被る習慣があまりない。
もちろん全員ではないし、場合によるんだけど
日本と比べたら全然真逆的に日差し防止の文化ではない。

農主ったら、ハゲなのに、帽子を被らず
顔も頭も日焼けしまくっている。
毎日屋根無しのトラクターで耕していたからね。
シミまでできてる。

私は「この炎天下で帽子を被らないなんて信じられない。
見てられないよ。。」
農主はしょんぼりしながら
「そうだな、頭痛が起きる前に被るよ。」

DSCN1900

DSCN1896

私は超暑い時は午前しかブドウ畑にいかない。

午後、目の前のブドウ畑でその誘因作業をしている農夫がいた。

この日、丘の下のブドウ畑のブドウの列の中はきっと
35度は越えていたであろう。

同じ体型してるけど農夫の息子さんだ。
遠目でもわかるけど、上半身裸だ。
翌日、早朝に来て服着て帽子被って午前だけやってた。

私の知り合った暑い国のインド人とかベトナム人て
いつも長袖着てる。長ズボンはいてる。
直射日光が暑いんだ、て教えてくれた。

私の知り合った黒い肌のモロッコ人とセネガル人
一緒に畑仕事して私たちがハァハァしてても暑そうじゃない。
なんで?って聞いたら
「ボクたちは暑い国で育ってるから
このくらいじゃ暑く感じないんだ。ただ湿気が嫌なだけ。」

国の気候によって肌の性質ができてる。
自然ておもしろい。

DSCN1904

2022年五月のイタリアは暑すぎる。
27年間で初めてじゃないかと記憶する。

13年住むこの眺めのいい家の西日が嫌になった。

一日中外にいて一日中外を眺めてるから
夕飯、庭で食べる気がしないのだ。
そのくらい外は暑い。

家の中は、ついこの間まで涼しかったんだから
建物がまだ熱くなっていないのか、この猛暑でも
まだまだ大丈夫。もちろん日中は熱風を入れず
夜中ちょっとだけ窓を開けて寝ている。

DSC06825

ニュースで、今年のサクランボが豊作で
パリッとしてて美味しいんだそうだ。

確かに!! ヴィンチのご近所さんのサクランボがたわわで
見てるだけで胸が踊っちゃう。
ほんの少しサクランボをもらったよ。

イタリア語タイトルのCiliegioとはサクランボの木の意。
果実の総称は単数形でCiliegiaチリエージャ
いっぱいあるとCiliegeチリエージェ!

DSCN1906

DSCN1905

この暑気の初夏で、気になるオリーブ。
毎日毎日観察して、現在はこんな感じ。
結実してるみたい!

洋ナシも順調だし
今年は果実の美味しい年となるかな?!

暑いから、早くトマトが食べたいです。



今日の一曲。





Grazie di aver visitato!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
今週も素敵な一週間をお過ごしください。




人気ブログランキング

にほんブログ村 海外生活ブログ ヨーロッパ情報へ
にほんブログ村

DSC06849

近頃私は、コロナ禍のひっ迫感がちっともなく
元首相コンテ熱とは打って変わって
新首相ドラーギのお話を一度も聞いたことがない...

特にどこかに行く予定もなければ行く気もないから
ワクチン接種も慌ててなければ急いでもいない。

マスクも結局オシャレマスクを使うこともなく
思春期青少年が学校でもらってきたやつを
洗っては干し、けば立つまで使い続けている。

そうこうしている内に、野外はマスク無し!という
ホワイトゾーンとかにイタリアは全土なりつつある。
Coprifuoco=夜間外出禁止令だっておさまって
友たちと会えるはずなのに、デルタ株とかなんとかの変異種で
なんとなく要注意な雰囲気で、いまだ気がゆるめず
気づけばまだまだコロナ禍なのである。
でもイタリア国民は気分と頭の中はバカンスなので
去年同様7月以降はGO TOバカンスなのである。

思春期青少年は中学校をいつのまにか卒業しちゃって
プチバカンスに速攻行くお友だちにあわせ
あれよあれよと卒業打ち上げパーティーを済ませた。
でもさ...近所のプール付きのアグリツリズムだったのに
プールは使えず、他校の卒業パーティーもあって騒がしく
ピッツァはおいしくないうえに少ないはで、不満足に帰宅した。

ま、人生そんなこともあるさ。
最高!とか感動!とか幸せ!なんて
オーガナイズしてないときに感じたりするじゃん。
幸せに気づかないlことだってあるし
人それぞれ価値観だって違うさ。

青少年は、ボクには友だちがいない、と
ひとりぽっちでチャリで海へ行ってしまった。
スポーツ少年なのに、コロナ禍で体力は落ち
ワイルド少年なのに、コロナ禍で引きこもり
それでも冒険心は人一倍あるようなので出発したはいいものの
帰りは、ボクの相棒チャリと一緒に電車で帰ってきた。
「お母さん、ちょっと日焼けしたでしょ?!」

「でさ、本当に卒業式とかないの?」と聞いてみた。
お友だちのSNSでは花束をもったムスメとか
投稿しているのみるんだけどな。
「でさ、卒業証書とかあるはずだよ!いつ取りに行くの?」
「それ火曜日。ネットで送られてくる。
お母さん、2021年だよ、全部ネット。」
.....ふーん。

DSCN1130

私は、農主のワインの瓶詰作業のお手伝いに行ってきた。
この日は、バイオダイナミック農法だと瓶詰に適している日だ。
Luna Discendente & Giorno di Fiore

時間節約のために、ランチはパニーニをごちそうしてくれた。
私たちは外で、パニーニを急いでほおばった。
屋根があるテラスより、木陰の方が涼しい。
農主が、農主がね「パニーニといえども食事にはワインでしょう。」
というので、瓶詰中の冷えてないけど白ワイン
単種Vermentino100%をちょっとだけいただいた。
美味しいじゃん!というと、農主は満足そうに「だろ」と答えた。

農主のムスメさんが現在妊娠中で、7月に出産する予定だそうだ。
「男の子か女の子わかってんの?」
「男の子。」って嬉しそうにいう。
畑に来るようになったら
すぐにハサミをもたせる、トラクターも教えてやる
農主は、ムスメと孫とブドウ畑で幸せそうに作業している
その妄想イメージが、話し方で私も頭の中で想像しちゃった。
想像するたびに笑っちゃうけど
妄想してるときが一番幸せなんだから、余計なことは言わないよ。

問題なんて次から次から降って湧いてくるんだから
未来の妄想中を邪魔しちゃダメ。
無理そうでも、否定しちゃダメ。
現実になったときに考えればいいんだから
少ない幸せを壊しちゃダメ。
妄想の幸せほどお金のかからないものはない
夢みてるときは、そっとしておいて!

DSC06846

車が壊れた。

私たちは現在、原付バイクで、家族三人まかなっているw
夫の仕事は現場だから不規則だ。
青少年もチャリだけでは用が足りないことがある、
みんなが交代に送り迎えしてその場をこなしつないでいる。

フツウだったらありえない生活かもしれないけれど
私たちは、文句をいいながらもやっている。
こんなこと、今に始まったことではない。

一年前、もうチャリでブドウ畑行くの嫌だ!って
私は、家族会議で提案して、決断したんだ。

青少年が万が一「免許を取る!」と叫んでも
「いいよ」と言える、自立っぽい生活ができる状態を
用意しておこうと今にいたるけど
車が壊れるとは想定外であった。

現場に行かなくてはいけない夫だって肩身の狭い思いである。
家に来てもらうのはあまりにも距離があるので
車を持っている人が通る道まで連れていく。

DSC06873

朝、私たちはあいのりをして、ヴィンチの丘の靄をみるのだ。
朝みないと、ヴィンチの佇み感てわからない。
朝の光は、言葉がないほど静寂で「佇む」
という言葉でしか表現できない。

農主が、がんばってSNS投稿してるけど
時間の合間を縫って写真や動画を撮ったこと
夕方、涼しくなってから撮ったこと
朝日に照らされていないこと、全部わかる。

写真て、パッションやセンス、時間や意図、目的がわかる。
私だって、何枚撮っていても、シャッターチャンスの写真は
何枚あるかわからない。

そんな濃厚で弱い朝日を浴びたヴィンチを横目に
私たちは出発するのである。

そして帰り迎えに行くとき、景色も気候もヒトもなにもかも
猛暑後の光と、疲れ果てた影と、放つ体臭につかまって、私は
バイクの二人乗りを青春期夢みたことを思い出したのである。

DSC06874

日本にいた頃の学生時代、私は高校を卒業した青春時代で
一人暮らしに憧れ、一人で不動産屋に行き
一人で不動産屋と物件を見に行き、契約は母にサインしてもらったが
全部自分で決めちゃったように記憶する。

それと忘れられてはいけない思い出は
私は日本で生意気にもVespaを乗っていた。
生意気過ぎて色々語れないけど
そのVespaはギアチェンジすることと
ガソリンにオイルをミックスするクラシックタイプで
あの頃の日本では、とにかくありえない面倒なタイプであった。
...と思う。バイク好きとかモーター好きとかメカ好きとか
そういうのじゃない、かっこつけだった私は
思いっきり反省して、中古の黄色いスクーターと
交換してもらったのである。
そのスクーターは、Vespaより何倍も運転しやすく、
一人暮らし先ではブイブイ乗り回していた。

日本では当時、50㏄は二人乗りダメだったんじゃないかな...
学校に、250㏄を乗ってくるヤツがいて
そいつに後ろに乗せてくれとせがんだものだった。

DSC06876

何十年ぶりにスクーターだけど運転することになって
家族を引き連れて運転することになって
私は車がなかったら、バス移動と歩きで
ひたすら時間をつぶしてたイタリア生活だけど
スクーターがあることによってちょっと便利になって
途端、必須となって
私は、夫の送迎のために後ろに乗っている。

二人乗りにドキドキ以上になびく風が気持ちよくって
特に田舎の道路って真っ直ぐで緊張感もなく退屈なんだけど
あぁコレ、青春時代にやりたかったことだって
乗るたびに思うの。
車が壊れてなかったら
夫と息子と二人乗りしてなかった。
あの頃夢みたあいのりを思い出しながら
後部席で手を広げた。

DSC06897

今年も聖ヨハネのアクア(水)をつくった。
花を摘む、水に浮かべる、月光欲させる
翌日の朝、アクアを浴びる...
農作物の祈願とか個人的な祈願とか
願いを祈るイタリアの風習だ。
一人でもできるし、大好きな草花のことだから
なおさら気に入ったし、この満足感とリラックス感
是非試してみてほしいとおもう。
なんちゃってだって、どこだっていいとおもう。
重要なのはいつもとおなじ
行動することと気持ちがいいこと。


困難はいっぱいあるけれど
ときどき幸せをみつける大地の住人です。
今の気持ちをシェアしたいとおもいます。
暑い熱いヴィンチの丘より。



☆ こちらの関連記事もどうぞ ☆
祈りを込めた聖ヨハネのアクア Acqua di San giovanni
夏がはじんまった il solstizio d'estate
マスク友と乾杯 e poi Giugno



Twitter・Instagram・Facebook・Ranking・BlogmuraをFollowすると
Blog UpdateのNotficasionが受け取れます。どうぞご利用ください。




Grazie di aver visitato!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。



にほんブログ村 海外生活ブログ ヨーロッパ情報へ


Instagram
 ≫≫≫ obatamakivincirealmakici


DSC05478


私はカトリック信者ではないが

月のエネルギーをつかったり草花の効能をつかった西洋のお呪いは

カトリックに基づくだろうが是非ともとりいれたい。


バイオダイナミック農法などにもつかわれている

古代からのアルケミー(錬金)術は伝承させたい術だと思う。

しかし、奥が深い。

時間をかけて実践しながら

それこそ目に見えないエネルギーを、体で実感したい。


DSC05454


夏至とは一年で一番日照時間が長いうえ

植物、生物、私たちのもつエネルギーが

一番活発になる時なんだそうだ。


世界の夏至祭では太陽を表す火として

焚き火祭りが多いとされている。

その祭りは夏至から624日の聖ヨハネの誕生日頃に

行われるという。


そして、長い太陽が火と象徴されるならば

短い月も水と象徴される。


その太陽のエネルギーを浴びた大地の草花を前夜
23日に摘み

一晩泉水に浸け月夜のエネルギーを吸い込ませた液体を

Acqua di San Giovanniアクア ディ サン ジョヴァンニ

聖ヨハネの水と呼ばれている。
水のところをアクアとそのままイタリア語で呼びたい。


そのアクアを
24日の夏至祭でもある聖ヨハネ祭に浴びる

という伝統が何百年経った今でも続けられているイタリア。


そのアクアの魔法は

新たな季節のはじまりと自然界のパワーを得ることから

自身への浄化、生活へ幸福を導き、健康や愛の向上

そして作物へ豊作祈願、魔除けなど

日常の実は切実な神頼みを込めた祈りの水なのである。


DSC05459

DSC05460


私もイタリアの友やSNSなどで毎年みかけ

これなら私にもできそうと今年こそはやってみることにした。

調べてみると、だいたい季節のハーブであればよさそうだ。


メインは、この頃に花が咲く
Ipericoセイヨウオトギリ

ローズマリー、ラベンダー、セージ、ミント、マロウなど。

あとは、バラ、バジリコ、フェンネル、ボリジ、シャジクソウ類

カモミール、キャラウェイ、ニワトコ、ケシ、バーベナ、などなど。


家の周りを歩いていると、可憐なハーブたちとたくさん出会った。

私は田舎暮らしをはじめた頃まだ賃貸のとき

散歩をすれば、手にはいつの間にか野花を握りしめて歩き

家に帰っては空き瓶に飾って部屋中が花やかだった。


しかし、歳を追うごとに、食べれる野草を摘むようになった。

だから家に飾ることはなく、庭や畑や野原で花を鑑賞している。

今回、花ばかりを集めた野花でも

花を摘む自分を懐かしく思った。


大きなお気に入りの大皿に湧き水を入れ

まずバラの花びらを散りばめた。それだけでも乙女チック!

その隙間に野花を差し込んでいった。なんか楽しい!

祈願x祈願と欲張ってw 野花でぎゅうぎゅう。

その間に緑をと、ハーブを摘んで差し込んで。

オリーブ豊作祈願とオリーブの次剪定する新枝の先っちょも追加。

なんだか素敵に完成して、記念撮影。


DSC05446

DSC05464


夕暮れ時も暗い夜空の下でも

野花が詰まった大皿が輝いているようにみえた。

新月から生まれた細い月だというのに。

そして、その細い月は太陽を追うように西へ沈んじゃったけど

澄んだ空気は野花のアクアをとり巻いていたようにも思う。

幻想的で神秘的だった。


DSC05476


DSC05472


朝、5時起きの夫のうるさい目覚ましで私も起きた。

聖ヨハネのアクアをみにいくと

まだカンカンに日が出てないうっすらとした空のきんとした空気の中

浮いているかのように佇んでいた。

野花が生き生きしているようにもみえたし

アクアが浸透しているようにもみえた。


洗うというより手を浸し顔には当てるという

なんだかしぶきを立ててはいけない静寂感が漂ってきた。

この静寂が自然と祈りを込める。


自身への幸福もそうだけど

幸福の源、家族と世の中の人々が幸せに生きることを

今だからこそ、祈りたい。



※加筆・訂正 : 24 / 06 / 2021



*私がセレクトした過去の関連記事Best 3 Archivi Selezionati

熱いヴィンチに月染まるFesta dell'Unicorno

望へ向けてMiniPomodori e Lentil Tòfu

スーパームーンSuperLUNA




Grazie di aver visitato!

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。




にほんブログ村 海外生活ブログ ヨーロッパ情報へ


Instagram
 ≫≫≫ obatamakivinci ☆ realmakici


夏のお客様は、やっぱりトスカーナよ!


時の同居人
は、仕事の合間に


時の姉妹がいるヴィンチにやぁやぁやぁと現れた。


Yukata

いくつになっても、アネキ。


私がつくったアネキ。


ほんの少しの時間を共にしたアネキ。



私たちは、フィレンツェに足跡を残した。


そして足跡を埋めるように語り

ヴィンチにまた、足跡を残した。


多彩な話に、彩る食事

風が残していく雲と踊る湿気。


活きる野菜と潤った果実。


Pranzo alla giapponese

アネキがね

時の妹のことを想像しながら

飛び跳ねる夏の浴衣を贈ってくれた。


そうだ、そうだ。

お着物先生から頂いた帯紐をいくつか持ってる。


日のような黄色い帯に


オリーブ色の帯紐を選び


夏のカラカラな大地色の浴衣は


時に黄色く映える白地となった私の髪の毛にも


剪定用の体にも


今のワタシにピッタリ合った。


そのピッタリ感に照れてしまったほど。


どこに着ていこうかしら・・・



あの頃のようにアネキと

撮影セッティングにワイワイ。


あっち向いて、こっち向いて


コレつかんで、コレかけて


食を彩るトッピングを考えて


そんなことをしている間にタイムスリップして。


話しても話しても足りない

私たちの時間をワイワイで埋めていく。


少年も気がついたようだ。


ケタケタ笑う私たちを放っておく。


たまに割り込み、少年の宿題を三人で考えた。


少年には、親戚のおばちゃんみたいな存在なんだね!


ふと、私の少女期の母たちのケタケタ笑うシーンを思い出した。


お台所で、ケタケタしてたなー


美味しくできたとか失敗したとか言ってたなー


立つのも面倒だから1~2杯のお茶で

ずーっとおしゃべりしてる夏の団欒。


母たちがケタケタしている間

いとこたちとずーっと遊んでた。


少年は、一人で宿題をしてる振りしてゲームで遊び

だから、宿題をしてる振りしながら割り込んでくるんだ。


私も少年を放っておいた。


Trebbiano

アネキは、農主のバイオダイナミックワインのファンである。


ヴィンチの日・風・水・土で育ったブドウの

濾されていないピュアな葡萄酒は

天然の味が素朴に味わえる。


その美味しさを絶賛するアネキに

収穫前のブドウを味わいに

ヴィンチの丘を通って、農主のブドウ畑にワイワイ行った。


アネキのサンジョベーゼ好きに

サンジョベーゼとカナイオーロのブドウの粒を食べてもらった。


アネキのトレッビアーノ好きに

トレッビアーノとサンコロンバーノのブドウの粒を食べてもらった。


生のブドウの粒を食べると、ワインの味が想像できる。


それほど純粋なバイオダイナミックワイン。


それが魅力なバイオダイナミックワインなのである。


arcovaleno vicino

あ、雨が近づいてくる!


少年、ブドウ食べてる場合じゃないよ!


ホラ、行くよ!


ずぶ濡れになることを想像しながら

もしくは雨宿り先を考えながら小走りな帰路。


雨は、向こうの丘の上を這って行ったようだった。


家に向かう一本道の我が家のある辺りから

大きな虹が出現していた。


虹のあまりの太さと小さな雨雲の雨が我が家の辺りに見え

私たちは胸が弾んだ。


虹の下に行きたい!と少年。


虹の下には行けないんだよ。


虹の下に行こうとすると消えてしまうんだよ。


アネキが、アネキの母から教わったように、少年に教えた。


各々に虹への想いや記憶を言いながら


想像した虹の出先だった我が家にたどり着いた。


received_1892953197665597
photo by Tamami Azuma


虹の架け橋は移動し

ヴィンチの丘にはキラキラと白ワインを黄金にみせる夕日と共に

私たちは、前回と今回と次回の再会に、乾杯した。




*過去の関連記事はこちら↓*

時の同居人 Camera Doppia

土鍋さんと乾杯 Papero in DONABE

やっぱりトスカーナ! Amica come Sorella



Grazie di aver visitato!

最後まで拝読していただきまして、ありがとうございました。




にほんブログ村 海外生活ブログ ヨーロッパ情報へ


Instagram ≫≫≫ obatamakivincirealmakici






人・人・人・・・

人の体温と汗の湿気とイベントの熱気は

夏のヴィンチをメラメラ上昇させた。


コスプレの方、ご苦労様です。


cosplay per foto

駐車場の大地が足りない!


Navetta
ナヴェッタ(無料送迎バス)を用意し

遠くの畑を急いで刈り込む。


トスカーナのイメージの中にある麦畑の

刈り込んだロール上にまとめた藁の横に車を駐車する。


利用者は、
Navettaがとても作用しているとのこと。


Statua

少年は、三日間行きたがるほど、楽しいそうだ。


我がヴィンチの少年は

お友だちと会えること、連るめること、出し物で遊べること


日本のお祭りのように、飲食屋台が出ていたり

たーくさんのフィギュア系、アニメ系、ゲーム系の屋台が立ち並ぶ。

それを見ているのも楽しいらしい。


Game Center degli anni 80

一日目、村に住むお友達一家から

声をかけていただいて一人で合流。


二日目、うるさい母と入場し、場内別行動ww


三日目、とうとう一人で入場した!


おやつは、綿飴食べるって。


夕飯は、おにぎりとミニトマト持って。


誰かしらいるから、そこで友達と合流するって。


ま、そうだよね!


cosplay

少年がどうしても買いたかったおもちゃがあった!


昨年、お父さんと行った時、お父さんが見つけた

移動屋台のカチカチおもちゃ屋さん。


70
年代、夫が子どもの頃に遊んでたおもちゃなんですって。


夫も嬉しかったようだし、少年も気に入った様子で、購入。

しかし、夏休みの間、二人でやりすぎて、壊れちゃったの。


「一人で買っておいで。好きな色選んできな。」

「うん。」


3ユーロ握り締めて行ったわ。


gioco da anni 70

こういった屋台は

なかなか普段見つけられないようなモノが売っている。


変わったイベントの時に、やっぱり変わった屋台が出ている。


屋台側もイベントのテーマや状況で出展するか決めるようだし


イベント側も、時に屋台の商品をチェックする

こだわりイベントもあったりする。


そんなイベントは、やはりグレードが高いと

ある屋台主は言っていた。


あのカチカチを売ってるオジサン、大繁盛!


で、アチコチ移動して売ってたよww


un banco di Figure

日本のオタクっぽい商品が多い。


私だったら・・・


おにぎりとか焼き鳥とかカップヌードルの屋台があったら

儲かりそうだなぁ・・と一休憩の間妄想する。


street performance

母、何時間も一人でブラブラしてクタクタよ。


ストリートパフォーマンスなどの芸が楽しかった。


コスプレのみなさんがいることで、イベントは盛り上がる。


中世のファンタジーがテーマだから

イタリア人が中世の格好して歩いていても違和感ないの。


ヴィンチ村にもピッタリだし。


ファンタジーとなると映画の世界。


エルフ系、ゾンビ系、エクソシスト系、ケルト系


foto cosplay davanti alla chiesa

親は子どもを引きつれ大変だなよなーと思いきや

大人も好きな人は好きなようで

本気やる気のコスプレ一家。


大人も子どもも楽しめるイベントのようです。


Vinci in piazza

昨年より、少し屋台は減ったように思うが

出し物が充実しているので

その分息抜き空間となっているようだった。


何しろ小さな村ヴィンチ。


夏の暑い時期のイベント。


休み休み一つずつ体験して

熱気の冷めない零時までバッチリ満喫したい。


programma

時間にはキッチリしている少年が

ピッタリ待ち合わせの時間と場所に現れた。


今年も
Vicolo della Pauraヴィーコロ デッラ パウーラ(お化け屋敷)

入れなかった(怖くて!)話などを聞きながら


我が家のオリーブ畑の上に見える〆の花火を見ながら


今年も
Festa dell'Unicornoフェスタ デッルゥニコールノ(ユニコーン祭)

の幕を閉じた。



**********



イタリア七月二十七日金曜日


まんまと月食にあたった夏の夕飯時

ほとんどの人が月食を観察できたのではないかと思う。


バイオダイナミックワイン片手に月食観察

・・乙でございました。


osservare l'eclisse

月食と言われる月の光を残して食べていく地球の影は

割と早かったように感じた。


皆既月食となる手前、もしくはすぐ後頃が

一番見所だったように私は思う。


すでにほんのり赤く染まったお月様が

金の帽子を被っているようだったの!


カトリックの牧師がちょこんと帽子を被っているアレにも見えた。


神秘的だった。


感動的だった。


初めて見た光景。


ずーっと見ていたかった。


美しかった。


私が持ってるバードウォッチング用の双眼鏡で見たら

3Dには見えるけど、肉眼の方が自然体で


何千年も何万年も大地から眺められた月を

丸ごと月食・・皆既月食という姿で眺められたことは

とても貴重な体験であったと思う。


Eclisse totale

お祭りから帰ってきた少年とも

眩しいほどの満月となるまで

地球の影を食べ残していく終わりの月食を

一緒に見ることもできた。


こんなに月を眺めることってなかなかないね。


Uscito dall'ombra della terra

ゆっくり動いているはずなのに

こんなに月の移動を早く感じたことはないかもしれない。


また次回ね、とはなかなか言えないスタンスだが

次回は、どんなワタシでどんな状態で観察しているのか

それはそれで一つの楽しみである。



*過去の関連記事はこちら↓*

ヴィンチ村ファンタジー熱 Festadell'Unicorno

ヴィンチの七月 Eventia Vinci

望へ向けて MiniPomodori e Lentil Tòfu



Grazie di aver visitato!

最後まで拝読していただきまして、ありがとうございました。




にほんブログ村 海外生活ブログ ヨーロッパ情報へ


Instagram ≫≫≫ obatamakivincirealmakici





↑このページのトップヘ