束の間
銀が交じる大地。
冬は冬らしく
春は春らしく
温暖な冬は
一週間冬を迎えた。
一歩遅れて
北の極地から反射してきた寒波は
反射を受けた温暖な土地を震わせた。
この束の間の寒波では
きっと打撃は少ないだろうと信じる。
銀交じりの大地を歩くことはそうもない。
霙となり始めた。
歩いてみよう。
もうすぐ溶けちゃう。
前にヴィンチの銀世界を体験したのは
2009年の12月頃だった記憶。
ミニな少年がニンジンを持って
真っ白な大地に立っている写真がある。
今回もニンジンを持って出た。
毎日眺める風景は
四季折々の風景で
緑、黄、茶、赤、白
と変化する。
そこが面白い。
飽きさせない自然な風景は
まるで土地土地を移動する
旅でもしているかのような気分にさせてくれる。
ある農夫が、言っていた。
あまり旅行に行きたいとは思わないんだよ。
あぁ、私も。
私は、渡伊する前、学生の頃
北欧5カ国周遊の贅沢ツアーをしたことがある。
そして、サンフランシスコの修学旅行。
渡伊して、イタリア各地を周り
ギリシャ、ブルガリア、ルーマニア、ハンガリーの東欧
南ドイツ、南フランス、スイスへ四ヶ月かけて旅し
トルコへ二度も魅了し
イタリアからお隣のスロベニアへ小ヴァカンス
ギリシャ本島へ車で駆け巡り
チューニジアの島でヴァカンス
イタリアから自家用車でフランス、スペイン、ポルトガルの
5000Kmの旅をし
メキシコを一ヶ月ほど歩き
オーストラリアに半年ぐらいのんびりし
キャンピングカーで大自然の中佇んだことがある。
割と短期間の旅行歴は
もしかすると十分かもしれない。
これらの体験が
同じ風景の四季折々の姿と交錯することさえある。
日常でも
旅のワンシーンのようだったり
あそこのあの時と同じ・・と感じるように
交錯が日常的で
同じコトでも同じモノでも
違う見方で見れるテクニックは
旅の体験が大きいのではないかと思う。
少年には、親子で旅行をするより
自分の意思で世界を歩いて欲しい。
少年は、街を歩きたいと言う。
人で織り成す街。
様々な人が様々な色を創り出し
コミュニティーの中で産出していく街。
片田舎で育った私も無性に街を歩きたかった想いを思い出す。
歩いた織り成った街は、再び自然が織り成す大地へ向けた。
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三月三日の上巳の節句、雛祭。
女児のいる友人宅にて会食。
友は、日本の伝統行事らしく
日本食で招いてくれた。
日本食でもマッチするピュア風味の
バイオダイナミックワインで乾杯。
イチゴのお内裏様(庭のミント)とお雛様(庭の桃の莟)を飾った
スノーホワイトケーキ。
白い丘のスノーホワイト(生クリーム)の下は
大地のココアスポンジケーキ!
寒波の後の雛祭にピ~ッタリww
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ありがとうございました。
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