ヴィンチから車で45分ぐらいであろうか
幹線道路や高速道路を使って
フィレンツェの南にある
フィレンツェ日本語補習授業校へ
毎週土曜日の午後
少年は通っている。
遥々通うお稽古事のような日本語学校は
私たち親が連れて行く。
大抵は、イタリア人のお父さんと日本人のお母さん
というパターンが95パーセント。
逆もいれば、日本人同士というパターンもいる。
授業は三時間、3~6時まで。
三~六歳までの幼稚部は、二時間。
幼稚部、小学部、中学部、上級部と構成され
18歳で卒業し、卒業証書が受領される。
この卒業証書は、スキルとみなされ
その後の活動を始めるのにプラスになるそうだ。
フィレンツェ日本語補習授業校は
政府からも認定されているので
補助も受けていれば
国民同様に教科書が与えられる。
トスカーナ日本人会下にあるため
ボランティア活動で運営され
授業料も他と比べればかなり安いと聞く。
親の想いから生まれた日本語学校。
親たちがボランティアで運営している。
この何年もの間に拡張した学校も日本人会も
日本人らしく各々に役割を果たし
上手に運営され、毎年スムーズに安全に楽しく
通えているのではないかと私は思う。
学校行事は
運動会や文化祭、学習発表会に卒業式。
日本人会の行事も
新年会、お餅つき大会、遠足など
家族揃って参加のできる企画を催してくれる。
こういった場で
日本人同士、ハーフ同士、日本人妻を持つ夫たち
環境の似たり寄ったりの私たちは
ただただ情報交換だけでなく
気持ちを寄り添い合っていたりもする。
オリジナリティの比較的強い私でもコミュニティの中で
会って笑って乾杯して
一週間に一度、平常の生活から
異空間に飛び込む感じ。
夫は、日本人の母を持つ子が日本語を学ぶことに対し
とても協力的なことから、交代で連れて行っている。
少年も、瞬間的に覚える漢字テスト用の漢字が
その場で100点、後で忘れちゃっても
漢字嫌いにはなってないようだし
お友だちとも三歳の年少さんからずっと一緒。
クラス10人個性的な友たちとの付き合いは慣れている。
マイペースに友たちと付き合っているようだ。
日本と同じ、四月に始業式
少年は、小学六年生となる。
家で日本語を教えることは難しい。
日本語で日常会話をして耳を鍛えていくしかない。
読む・書くのマテリアルや宿題という形
発表などの場、そして同じ年の子と学ぶ刺激は
日本語補習授業校が与えるメリットだと思う。
私は、日本に毎年帰る家も無ければ家族もいない。
日本語補習授業校が、私のミニニッポンであったりもする。
このコミュニティーを上手にコントロールして付き合っていけば
とても画期的なメンバーと出会って
楽しい活動や楽しい時間を過ごせると思う。
Mさん撮影。
先日、子供ではなくママの半世紀祝いの会が
いつもおしゃべりで花を咲かせるローカルカフェの一室で
学校帰り、集まった。
私も久しぶりの食べて飲んでの場だった。
ママたちの手料理を持ち込んで
さらに話が弾む。
あーでもない、こーでもない。
豚の挽肉と生卵を入れムース上に撹拌した豆腐ペーストと
自家栽培のニラとネギとジンジャーシロップを混ぜ込んだ肉団子。
今回は、片栗粉をまぶして揚げて、そのままでもパクリOK。
子供用シンプルトマトソースと
大人用ジンジャースライスとペペロンチーノ入り辛口みたらしソース
を持ち寄りパーティへ。
Polpette Fritte infarinate con Fecola di Patate
Carne macinata di Maiale e Pesto di Tofu con Uova
Erba Cipollina Asiatica, Porri e Sciroppo di Zenzero
Salsa di Pomodoro
Salsa Agrodolce con peperoncini e zenzero
イタリアのミニニッポン
田舎にいればいるほどこういった環境は
家族ともども貴重な存在かもしれない。
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